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レクシヴァ錠700基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ホスアンプレナビルカルシウム水和物錠

製薬会社:ヴィーブヘルスケア

薬価・規格: 793.9円(700mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)詳しく見る

  • プロテアーゼという酵素を阻害することで、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の標的細胞でのウイルス粒子産生を阻害し感染拡大を抑える薬
プロテアーゼ阻害薬(抗HIV薬)の代表的な商品名
  • ノービア
  • カレトラ
  • プリジスタ プリジスタナイーブ
  • レクシヴァ
  • レイアタッツ
  • プレジコビックス

効能・効果詳しく見る

  • HIV感染症

注意すべき副作用詳しく見る

下痢悪心嘔吐高脂血症発疹皮膚そう痒頭痛腹痛肝機能検査値異常AST上昇

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 次の用法・用量に従い経口投与する
  • 投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用する
  • 1.抗HIV薬の治療経験がない患者:1).ホスアンプレナビルとして1回700mgとリトナビル1回100mgをそれぞれ1日2回併用投与
  • 2).ホスアンプレナビルとして1回1400mgとリトナビル1回100mg又は200mgをそれぞれ1日1回併用投与
  • 3).ホスアンプレナビルとして1回1400mgを1日2回投与
  • 2.HIVプロテアーゼ阻害剤の投与経験がある患者:ホスアンプレナビルとして1回700mgとリトナビル1回100mgをそれぞれ1日2回併用投与

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 重度肝障害
    • リファンピシン投与中
    • チトクロームP450CYP3A4で代謝される薬剤で治療域が狭い薬剤投与中
    • バルデナフィル塩酸塩水和物投与中

副作用

主な副作用

下痢悪心嘔吐高脂血症発疹皮膚そう痒頭痛腹痛肝機能検査値異常AST上昇ALT上昇

重大な副作用

皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群重度又は生命に危険を及ぼすような発疹高血糖糖尿病糖尿病悪化重度発疹全身的症状を伴う中等度発疹粘膜症状を伴う中等度発疹糖尿病性ケトアシドーシス出血傾向皮下血腫出血性関節症出血事象増加横紋筋融解症筋炎筋痛CK上昇CPK上昇

上記以外の副作用

疲労紅斑斑状丘疹性皮疹鼓腸口の錯感覚体脂肪再分布体脂肪蓄積胸部脂肪増加体幹部脂肪増加末梢部脂肪減少顔面脂肪減少野牛肩血清脂質増加血糖増加リパーゼ上昇腎結石症血管浮腫心筋梗塞インスリン抵抗性

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 重度肝障害
    • リファンピシン投与中
    • チトクロームP450CYP3A4で代謝される薬剤で治療域が狭い薬剤投与中
    • バルデナフィル塩酸塩水和物投与中
  • 慎重投与
    • 過敏症
    • 肝炎
    • 肝機能障害
    • 血友病
  • 注意
    • HIV−2感染症
    • 軽度肝機能障害<Child−Pugh分類の合計点数:5〜6>
    • 中等度肝機能障害<Child−Pugh分類の合計点数:7〜9>
    • 抗HIV薬の治療経験がない患者でリトナビルの投与が困難
    • HIVプロテアーゼ阻害剤投与経験のある
  • 投与に際する指示
    • 腎障害
    • 軽度肝機能障害<Child−Pugh分類の合計点数:5〜6>
    • 中等度肝機能障害<Child−Pugh分類の合計点数:7〜9>
    • 抗HIV薬の治療経験がない患者でリトナビルの投与が困難
    • HIVプロテアーゼ阻害剤投与経験のある

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シサプリド 血中濃度が上昇し不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ピモジド 血中濃度が上昇し不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
塩酸ベプリジル 血中濃度が上昇し生命に危険を及ぼす不整脈
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 血中濃度が上昇
酒石酸エルゴタミン 血中濃度が上昇
マレイン酸エルゴメトリン 血中濃度が上昇
マレイン酸メチルエルゴメトリン 血中濃度が上昇
ミダゾラム 血中濃度が上昇
トリアゾラム 血中濃度が上昇
塩酸バルデナフィル 血中濃度が上昇
リドカイン<全身> 血中濃度が上昇
アミオダロン塩酸塩 血中濃度が上昇
キニジン硫酸塩水和物 血中濃度が上昇
三環系抗うつ剤 血中濃度が上昇
シクロスポリン 血中濃度が上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
シロリムス 血中濃度が上昇
ワルファリン 血中濃度が上昇
シルデナフィル 血中濃度が上昇
タダラフィル 血中濃度が上昇
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 末梢血管攣縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
酒石酸エルゴタミン 末梢血管攣縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
マレイン酸エルゴメトリン 末梢血管攣縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
マレイン酸メチルエルゴメトリン 末梢血管攣縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
ミダゾラム 過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
トリアゾラム 過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象
塩酸バルデナフィル 関連する事象<低血圧・失神・視覚障害・持続勃起症等>の発現が増加
シルデナフィル 関連する事象<低血圧・失神・視覚障害・持続勃起症等>の発現が増加
タダラフィル 関連する事象<低血圧・失神・視覚障害・持続勃起症等>の発現が増加
リファンピシン類 アンプレナビルのCmin及びAUCをそれぞれ92%及び82%低下
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
エファビレンツ アンプレナビルのAUCは13%・Cminは36%低下
ネビラピン アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ25・33・35%低下
ネビラピン Cmax・AUC・Cminはそれぞれ25%・29%・34%上昇
ネビラピン アンプレナビルのAUC及びCminはそれぞれ11%・19%低下
ネビラピン Cmax・AUC・Cminはそれぞれ13%・14%・22%上昇
インジナビル アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ18・33・25%上昇
インジナビル Cmax・AUC・Cminはそれぞれ22%・38%・27%低下
サキナビル アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ37・32・14%低下
サキナビル Cmaxは21%上昇しAUC及びCminはそれぞれ19%・48%低下
ネルフィナビル アンプレナビルのCmaxは14%低下しCminは189%上昇
ネルフィナビル Cmax・AUC・Cminはそれぞれ12%・15%・14%上昇
アタザナビル Cmax・AUCはそれぞれ24%・22%低下
ロピナビル・リトナビル配合剤 アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ58・63・65%低下
ロピナビル・リトナビル配合剤 ロピナビルのCmax・AUC・Cminはそれぞれ30・37・52%上昇
ロピナビル・リトナビル配合剤 アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ13・26・42%低下
リファブチン AUCを193%上昇
カルシウム拮抗剤 血中濃度が上昇し作用が増強
アムロジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
ジルチアゼム 血中濃度が上昇し作用が増強
フェロジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
ニカルジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
ニフェジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
ニソルジピン 血中濃度が上昇し作用が増強
ベラパミル 血中濃度が上昇し作用が増強
ジアゼパム 血中濃度が上昇し作用が増強
フルラゼパム 血中濃度が上昇し作用が増強
アルプラゾラム 血中濃度が上昇し作用が増強
クロラゼプ酸二カリウム 血中濃度が上昇し作用が増強
シンバスタチン 血中濃度が上昇しミオパシー及び横紋筋融解症
アトルバスタチン 血中濃度が上昇しミオパシー及び横紋筋融解症
lovastatin 血中濃度が上昇しミオパシー及び横紋筋融解症
シンバスタチン Cmax・AUC・Cminはそれぞれ184・153・73%上昇
アトルバスタチン Cmax・AUC・Cminはそれぞれ184・153・73%上昇
lovastatin Cmax・AUC・Cminはそれぞれ184・153・73%上昇
シンバスタチン アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ18・27・12%低下
アトルバスタチン アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ18・27・12%低下
lovastatin アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ18・27・12%低下
シンバスタチン Cmax・AUCはそれぞれ304%・130%上昇
アトルバスタチン Cmax・AUCはそれぞれ304%・130%上昇
lovastatin Cmax・AUCはそれぞれ304%・130%上昇
シンバスタチン Cminは10%低下
アトルバスタチン Cminは10%低下
lovastatin Cminは10%低下
ケトコナゾール 血中濃度を上昇
イトラコナゾール 血中濃度を上昇
エリスロマイシン 血中濃度を上昇
クラリスロマイシン 血中濃度を上昇
CYP3A4誘導作用を有する抗痙攣薬 アンプレナビルの血中濃度を低下
フェノバルビタール アンプレナビルの血中濃度を低下
フェニトイン アンプレナビルの血中濃度を低下
カルバマゼピン アンプレナビルの血中濃度を低下
デキサメタゾン アンプレナビルの血中濃度を低下
ラルテグラビル アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ27・36・43%低下
ラルテグラビル Cmax・AUC・Cminはそれぞれ29%・37%・38%低下
ラルテグラビル アンプレナビルの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
マラビロク アンプレナビルのCminは36%減少
マラビロク AUCは149%増加
マラビロク アンプレナビルのCminは15%減少
マラビロク AUCは126%増加
テラプレビル アンプレナビルとテラプレビルの血中濃度が低下
シメプレビル 血中濃度が変化
シメプレビル 血中濃度が低下
シメプレビル 当該薬剤の効果が減弱
シメプレビル 血中濃度が上昇し副作用が発現
ドルテグラビル 血漿中濃度がCmaxで24%・Cτで49%低下
塩酸パロキセチン水和物 作用が減弱
塩酸パロキセチン水和物 血中濃度が約60%低下
黄体・卵胞ホルモン剤 リトナビルの血中濃度の上昇
エチニルエストラジオール リトナビルの血中濃度の上昇
ノルエチステロン リトナビルの血中濃度の上昇
黄体・卵胞ホルモン剤 血中濃度の低下
エチニルエストラジオール 血中濃度の低下
ノルエチステロン 血中濃度の低下
黄体・卵胞ホルモン剤 肝トランスアミナーゼの上昇
エチニルエストラジオール 肝トランスアミナーゼの上昇
ノルエチステロン 肝トランスアミナーゼの上昇
黄体・卵胞ホルモン剤 黄体・卵胞ホルモンレベルの変動
エチニルエストラジオール 黄体・卵胞ホルモンレベルの変動
ノルエチステロン 黄体・卵胞ホルモンレベルの変動

飲食物との相互作用

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    HIV感染症。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は感染初期から多種多様な変異株を生じ、薬剤耐性を発現しやすいことが知られているので、他の抗HIV薬と併用する。
    2.無症候性HIV感染症に関する治療開始については、CD4リンパ球数及び血漿中HIV RNA量が指標とされている。よって、本剤の使用にあたっては、患者のCD4リンパ球数及び血漿中HIV RNA量を確認するとともに、最新のガイドラインを確認する。

    用法・用量(添付文書全文)

    次の用法・用量に従い経口投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用する。
    1.抗HIV薬の治療経験がない患者:
    1).ホスアンプレナビルとして1回700mgとリトナビル1回100mgをそれぞれ1日2回併用投与。
    2).ホスアンプレナビルとして1回1400mgとリトナビル1回100mg又は200mgをそれぞれ1日1回併用投与。
    3).ホスアンプレナビルとして1回1400mgを1日2回投与。
    2.HIVプロテアーゼ阻害剤の投与経験がある患者:ホスアンプレナビルとして1回700mgとリトナビル1回100mgをそれぞれ1日2回併用投与。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.HIVプロテアーゼ阻害剤投与経験のある患者に対する本剤及びリトナビル1日1回併用投与は推奨されない。
    2.抗HIV薬の治療経験がない患者でリトナビルの投与が困難な患者に対しては、リトナビルと併用しない用法・用量(ホスアンプレナビルとして1回1400mgを1日2回)の適用を考慮する。
    3.ホスアンプレナビルとリトナビルの併用投与において、「用法・用量」で定められた用量よりも高用量の投与により、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)する可能性があるため、「用法・用量」で定められた用量を超えて投与しない。
    4.軽度又は中等度の肝機能障害患者に対し、本剤を投与する場合には、次の用法・用量にて注意して投与する。
    1).軽度肝機能障害<Child−Pugh分類の合計点数:5〜6>患者:(1)ホスアンプレナビルとして1回700mgを1日2回投与、(2)ホスアンプレナビルとして1回700mgを1日2回とリトナビル1回100mgを1日1回併用投与。
    2).中等度肝機能障害<Child−Pugh分類の合計点数:7〜9>患者:ホスアンプレナビルとして1回700mgを1日2回投与。
    5.本剤と他の抗HIV薬との併用療法において、因果関係が特定されない重篤な副作用が発現し、治療の継続が困難であると判断された場合には、本剤若しくは併用している他の抗HIV薬の一部を減量又は休薬するのではなく、原則として本剤及び併用している他の抗HIV薬の投与をすべて一旦中止する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    HIV感染症を対象とした海外臨床試験において、700例中246例(35.1%)に中等度又は重度の副作用が認められ、その主なものは下痢53例(7.6%)、悪心37例(5.3%)、嘔吐28例(4.0%)であった。なお、アバカビル硫酸塩錠を併用した試験においては、主な副作用として薬物過敏症が報告されていた。なお、副作用の頻度については、日本人における臨床試験成績は得られていないため、HIV感染症を対象とした海外臨床試験成績に基づき分類した。また、前記の海外臨床試験では認められていないが、HIVプロテアーゼ阻害剤を含むレジメンで報告されている副作用については頻度不明とした*。使用成績調査364例中、159例(43.68%)に副作用が報告された。その主なものは、下痢38例(10.44%)、高脂血症31例(8.52%)、高トリグリセリド血症25例(6.87%)、発疹18例(4.95%)、悪心13例(3.57%)であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用
    1).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群):Stevens−Johnson症候群等の重度又は生命に危険を及ぼすような発疹が現れたとの報告がある(1%未満)。重度発疹、及び全身的症状を伴う中等度発疹又は粘膜症状を伴う中等度発疹が現れた場合は、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行う。
    2).高血糖、糖尿病:糖尿病・糖尿病悪化(0.82%*)、高血糖(0.55%*)及び糖尿病性ケトアシドーシス(頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合は、インスリン又は経口糖尿病薬の投与開始や用量調節など適切な処置を行う(HIVプロテアーゼ阻害剤にて治療中の患者において、糖尿病、糖尿病の悪化、高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが現れたとの報告がある)。
    3).出血傾向:皮下血腫、出血性関節症等の出血事象増加(頻度不明)が現れることがあるので、本剤投与中は出血事象の増加に注意し、このような症状が現れた場合は、血液凝固因子を投与するなど適切な処置を行う(HIVプロテアーゼ阻害剤にて治療中の血友病の患者において、皮下血腫、出血性関節症等の出血事象の増加が現れたとの報告がある)。
    4).横紋筋融解症、筋炎、筋痛、CK(CPK)上昇:横紋筋融解症、筋炎(いずれも頻度不明)、CK上昇(CPK上昇)(0.27%*)及び筋痛(1%未満)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合は、投与を中止するなど適切な処置を行う(HIVプロテアーゼ阻害剤にて治療中の患者(特にHIV逆転写酵素阻害剤を併用している患者)において、横紋筋融解症、筋炎、筋痛、CK上昇(CPK上昇)が現れたとの報告がある)。
    *:重大な副作用のうち、使用成績調査にて報告された副作用に関しては、使用成績調査結果に基づき頻度を記載した。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).皮膚:(1%〜10%未満)発疹、皮膚そう痒、(1%未満)紅斑、斑状丘疹性皮疹、(頻度不明)血管浮腫。
    2).精神神経系:(1%〜10%未満)頭痛。
    3).心臓障害:(頻度不明)心筋梗塞。
    4).消化器:(1%〜10%未満)下痢、悪心、嘔吐、腹痛、(1%未満)鼓腸、口の錯感覚。
    5).肝臓:(1%〜10%未満)肝機能検査値異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等)。
    6).代謝・栄養障害:(1%〜10%未満)高脂血症、(1%未満)体脂肪再分布/体脂肪蓄積(胸部脂肪増加、体幹部脂肪増加、末梢部脂肪減少、顔面脂肪減少、野牛肩、血清脂質増加、血糖増加)、リパーゼ上昇、(頻度不明)インスリン抵抗性。
    7).腎及び尿路障害:(1%未満)腎結石症。
    8).全身症状:(1%〜10%未満)疲労。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分あるいはアンプレナビルに対して過敏症の既往歴のある患者。
    2.重度肝障害患者[肝臓の代謝機能の低下により、本剤の活性代謝物であるアンプレナビルの高い血中濃度が持続する恐れがある]。
    3.肝代謝酵素チトクロームP450CYP3A4で代謝される薬剤で治療域が狭い薬剤投与中(ベプリジル塩酸塩水和物、シサプリド、ピモジド、トリアゾラム、ミダゾラム、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン)の患者。
    4.バルデナフィル塩酸塩水和物投与中の患者。
    5.リファンピシン投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.肝機能障害のある患者[肝臓の代謝機能の低下により、高い血中濃度が持続する恐れがある。また、肝炎の患者ではトランスアミナーゼ上昇する危険性があるため、本剤治療前及び治療中は定期的に臨床検査を実施する]。
    2.血友病患者[HIVプロテアーゼ阻害剤で治療中の血友病患者において、皮下血腫、出血性関節症等の出血事象増加がみられたとの報告がある]。
    3.スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者[本剤はスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症が現れる可能性がある]。
    4.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤のHIV−2感染症患者に対する有効性・安全性は確認されていない。
    2.本剤をリトナビルと併用投与する場合には、リトナビルの添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重要な基本的注意、重大な副作用等の【使用上の注意】を必ず確認する。
    3.本剤はHIV感染症治療の経験を有する医師が投与を行う。
    4.本剤の使用に際しては患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用する。
    1).本剤に関する臨床試験実施を含め、更なる有効性・安全性のデータを引き続き収集中である。
    2).本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告する。
    3).本剤による治療が性的接触又は血液汚染等による他者へのHIV感染の危険を減少させることは明らかではない。
    5.抗HIV薬の使用により、体脂肪再分布/体脂肪蓄積が現れることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    6.本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築症候群が報告されている(投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染に対する炎症反応(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等が発現することがあり、また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ぶどう膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮する)。
    (相互作用)
    本剤の活性代謝物であるアンプレナビルは、主としてCYP3A4で代謝される。また、アンプレナビルはCYP3A4の阻害作用を有する。
    1.併用禁忌:
    1).治療域が狭くCYP3A4で代謝される薬剤:
    (1).シサプリド(国内承認整理済)、ピモジド<オーラップ>[これら薬剤の血中濃度が上昇し不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    (2).ベプリジル塩酸塩水和物<ベプリコール>[ベプリジル塩酸塩水和物の血中濃度が上昇し生命に危険を及ぼす不整脈が起こる可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    (3).ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩<ジヒデルゴット等>、エルゴタミン酒石酸塩、エルゴメトリンマレイン酸塩<エルゴメトリン>、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<メテルギン等>[これら薬剤の血中濃度が上昇し、末梢血管攣縮・虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    (4).ミダゾラム<ドルミカム等>、トリアゾラム<ハルシオン等>[これら薬剤の血中濃度が上昇し、過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    2).バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>[バルデナフィル塩酸塩水和物の血中濃度が上昇し、バルデナフィル塩酸塩水和物に関連する事象<低血圧・失神・視覚障害・持続勃起症等>の発現が増加する可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    3).リファンピシン<アプテシン、リファジン、リマクタン等>[リファンピシンはアンプレナビルのCmin及びAUCをそれぞれ92%及び82%低下させるため、本剤の作用が減弱する(リファンピシンはCYP3A4の強力な誘導剤であるため、アンプレナビルの代謝が促進される)]。
    2.併用注意:
    1).エファビレンツ[本剤1400mg/リトナビル200mg1日1回とエファビレンツ600mg1日1回を併用した場合、アンプレナビルのAUCは13%・Cminは36%低下したが、リトナビルを300mgに増量すると、アンプレナビルの血中濃度は維持され、また、本剤700mg/リトナビル100mgの1日2回投与とエファビレンツ600mg1日1回を併用した場合、アンプレナビルの血中濃度に著しい変化はなかった(これら薬剤はCYP3A4を誘導するため、本剤の代謝が促進される)]。
    2).ネビラピン:
    (1).ネビラピン[本剤1400mg1日2回とネビラピン200mg1日2回を併用した場合、アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ25・33・35%低下し、ネビラピンのCmax・AUC・Cminはそれぞれ25%・29%・34%上昇した(これら薬剤はCYP3A4を誘導するため、本剤の代謝が促進される)]。
    (2).ネビラピン[本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とネビラピン200mg1日2回を併用した場合、アンプレナビルのAUC及びCminはそれぞれ11%・19%低下し、ネビラピンのCmax・AUC・Cminはそれぞれ13%・14%・22%上昇した;本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とネビラピン200mg1日2回を併用する場合には、用量を調節する必要はない、なお、本剤/リトナビル1日1回投与におけるネビラピンとの併用試験は実施されていない(これら薬剤はCYP3A4を誘導するため、本剤の代謝が促進される)]。
    3).インジナビル[アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ18・33・25%上昇し、インジナビルのCmax・AUC・Cminはそれぞれ22%・38%・27%低下し、なお、本剤及びリトナビルとインジナビルとの併用における推奨用量は確立していない(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    4).サキナビル[アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ37・32・14%低下し、サキナビルのCmaxは21%上昇しAUC及びCminはそれぞれ19%・48%低下し、本剤及びリトナビルとサキナビルとの併用における推奨用量は確立していない(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    5).ネルフィナビル[アンプレナビルのCmaxは14%低下しCminは189%上昇し、ネルフィナビルのCmax・AUC・Cminはそれぞれ12%・15%・14%上昇し、本剤及びリトナビルとネルフィナビルとの併用における推奨用量は確立していない(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    6).アタザナビル[本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とアタザナビル300mg1日1回を併用した場合、アタザナビルのCmax・AUCはそれぞれ24%・22%低下し、なお、本剤及びリトナビルとアタザナビルとの併用における推奨用量は確立していない(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    7).ロピナビル・リトナビル配合剤:
    (1).ロピナビル・リトナビル配合剤[本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とロピナビル・リトナビル(400mg・100mg)1日2回を併用した場合、アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ58・63・65%低下し、ロピナビルのCmax・AUC・Cminはそれぞれ30・37・52%上昇し、なお、本剤及びリトナビルとロピナビル・リトナビルとの併用における推奨用量は確立していない(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    (2).ロピナビル・リトナビル配合剤[本剤1400mg1日2回とロピナビル・リトナビル(533mg・133mg)1日2回を併用した場合、アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ13・26・42%低下し、なお、本剤及びリトナビルとロピナビル・リトナビルとの併用における推奨用量は確立していない(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    8).リファブチン[アンプレナビルは、リファブチンのAUCを193%上昇させるため、本剤とリファブチンを併用する場合には、リファブチンの投与量を少なくとも半量に減量し、また、本剤/リトナビルとリファブチンを併用する場合には、リファブチンの投与量を少なくとも1/4に減量し、患者の臨床症状等を十分に観察する(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    9).リドカイン<全身投与>、アミオダロン塩酸塩、キニジン硫酸塩水和物、三環系抗うつ剤、シクロスポリン、タクロリムス、シロリムス[これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性があるので、血中濃度のモニタリングを行うことが望ましい(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    10).ワルファリン[ワルファリンの血中濃度が上昇する可能性があるので、血液凝固能検査のモニタリングを行うことが望ましい(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    11).カルシウム拮抗剤(アムロジピン、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニソルジピン、ベラパミル等)[これら薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強する可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    12).ジアゼパム、フルラゼパム、アルプラゾラム、クロラゼプ酸二カリウム[これら薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強する可能性がある(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    13).シンバスタチン、アトルバスタチン、lovastatin(国内未発売):
    (1).シンバスタチン、アトルバスタチン、lovastatin(国内未発売)[これら薬剤の血中濃度が上昇しミオパシー及び横紋筋融解症を起こす可能性がある(本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とアトルバスタチン10mg1日1回を併用した場合、アトルバスタチンのCmax・AUC・Cminはそれぞれ184・153・73%上昇した)、本剤と20mg/日以上のアトルバスタチンを併用する場合は、アトルバスタチンの副作用の発現に注意し、なお、プラバスタチンやフルバスタチンの代謝にはCYP3A4は関与していないため、HMG−CoA還元酵素阻害剤を併用する場合にはプラバスタチンやフルバスタチンが推奨される(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    (2).シンバスタチン、アトルバスタチン、lovastatin(国内未発売)[これら薬剤の血中濃度が上昇しミオパシー及び横紋筋融解症を起こす可能性がある(本剤1400mg1日2回とアトルバスタチン10mg1日1回を併用した場合、アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ18・27・12%低下し、一方、アトルバスタチンのCmax・AUCはそれぞれ304%・130%上昇し、Cminは10%低下した)、本剤と20mg/日以上のアトルバスタチンを併用する場合は、アトルバスタチンの副作用の発現に注意し、なお、プラバスタチンやフルバスタチンの代謝にはCYP3A4は関与していないため、HMG−CoA還元酵素阻害剤を併用する場合にはプラバスタチンやフルバスタチンが推奨される(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    14).シルデナフィルクエン酸塩、タダラフィル[シルデナフィルクエン酸塩、タダラフィルの血中濃度が上昇し、これら薬剤に関連する事象<低血圧・失神・視覚障害・持続勃起症等>の発現が増加する可能性があるので、併用する場合には、これら薬剤の減量を考慮するとともに、有害事象のモニタリングを行うなど注意する(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    15).ケトコナゾール(経口剤国内未発売)、イトラコナゾール[これら薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があり、特に、高用量のケトコナゾール、イトラコナゾール(>200mg/日)の投与は有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ、十分な観察のもとで投与する(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    16).エリスロマイシン、クラリスロマイシン[これら薬剤の血中濃度を上昇させる可能性があるので、特に、リトナビルはクラリスロマイシンの血中濃度を上昇させるため、腎障害患者において本剤及びリトナビルとクラリスロマイシンを併用する場合は、クラリスロマイシンの用量を減量すべきである(アンプレナビルとこれら薬剤はCYP3A4で代謝されるため、併用により代謝が競合的に阻害される)]。
    17).CYP3A4誘導作用を有する抗痙攣薬(フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピン等)[アンプレナビルの血中濃度を低下させる可能性がある(これら薬剤等はCYP3A4を誘導するため、本剤の代謝が促進される)]。
    18).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[アンプレナビルの代謝が促進され血中濃度が低下する恐れがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意する(これら薬剤等はCYP3A4を誘導するため、本剤の代謝が促進される)]。
    19).デキサメタゾン[アンプレナビルの血中濃度を低下させる可能性がある(これら薬剤等はCYP3A4を誘導するため、本剤の代謝が促進される)]。
    20).ラルテグラビル:
    (1).ラルテグラビル[本剤1400mg1日2回とラルテグラビル400mg1日2回を併用(空腹時投与)した場合、アンプレナビルCmax・AUC・Cminはそれぞれ27・36・43%低下し、ラルテグラビルのCmax・AUC・Cminはそれぞれ29%・37%・38%低下した(機序不明)]。
    (2).ラルテグラビル[アンプレナビルの血中濃度が低下し本剤の効果が減弱する恐れがあるので、ブーストしない本剤とラルテグラビルの併用は推奨されない(本剤とラルテグラビルを併用する場合は、更に低用量のリトナビルも併用する)(機序不明)]。
    21).マラビロク:
    (1).マラビロク[本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とマラビロク300mg1日2回を併用した場合、アンプレナビルのCminは36%減少し、マラビロクのAUCは149%増加したので、本剤/リトナビルとマラビロクを併用する場合には、マラビロクの用量を150mg1日2回に減量する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、マラビロクの代謝が阻害される)]。
    (2).マラビロク[本剤1400mg/リトナビル100mg1日1回とマラビロク300mg1日1回を併用した場合、アンプレナビルのCminは15%減少し、マラビロクのAUCは126%増加したので、本剤/リトナビルとマラビロクを併用する場合には、マラビロクの用量を150mg1日2回に減量する(本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、マラビロクの代謝が阻害される)]。
    22).テラプレビル[本剤/リトナビルとテラプレビルの併用により、定常状態におけるアンプレナビルとテラプレビルの血中濃度が低下する可能性がある(機序不明)]。
    23).シメプレビル[シメプレビルの血中濃度が変化する可能性があり、シメプレビルの血中濃度が低下しシメプレビルの効果が減弱する、もしくはシメプレビルの血中濃度が上昇し副作用が発現する恐れがあるので、本剤とシメプレビルを併用する場合は十分注意する(本剤のCYP3A4阻害作用又は誘導作用により、シメプレビルの代謝が阻害又は促進される)]。
    24).ドルテグラビル[本剤700mg/リトナビル100mg1日2回とドルテグラビル50mg1日1回の併用により、ドルテグラビルの血漿中濃度がCmaxで24%・Cτで49%低下させたとの報告がある(本剤がCYP3A4及びUGT1A1を誘導することにより、ドルテグラビルの代謝が促進される)ため、HIVインテグラーゼ阻害薬に耐性を有する患者では、本剤とドルテグラビルを併用しない(本剤がCYP3A4及びUGT1A1を誘導することにより、ドルテグラビルの代謝が促進される)]。
    25).パロキセチン塩酸塩水和物:
    (1).パロキセチン塩酸塩水和物[パロキセチン塩酸塩水和物の作用が減弱する可能性がある(機序不明)]。
    (2).パロキセチン塩酸塩水和物[本剤及びリトナビルとパロキセチン塩酸塩水和物の併用により、パロキセチンの血中濃度が約60%低下したとの報告がある(機序不明)]。
    26).黄体・卵胞ホルモン剤(エチニルエストラジオール、ノルエチステロン等)[本剤及びリトナビルと黄体・卵胞ホルモン剤の併用により、リトナビルの血中濃度の上昇及び黄体・卵胞ホルモン剤の血中濃度の低下がみられ、肝トランスアミナーゼの上昇や黄体・卵胞ホルモンレベルの変動がみられる可能性があり、また、本剤投与時に避妊する場合は、これらの経口避妊薬とは別の避妊法を行うことが望ましく、なお、本剤及びリトナビルと高用量のエストロゲンやプロゲストゲンを併用した場合のデータは得られておらず、有効性・安全性は確立していない(機序不明)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者における薬物動態は検討されていない。高齢者に対し本剤を投与する場合には、患者の肝、腎、及び心機能の低下、合併症、併用薬等を十分考慮し慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット)でアンプレナビルは乳汁中へ移行するとの報告があり、また、HIVが乳汁へ移行する可能性がある]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (過量投与)
    本剤に対する解毒剤は知られていない(また、アンプレナビルは高い蛋白結合率を有するため、腹膜透析や血液透析により除去できる可能性は低い)過量投与時には、患者を十分観察し、必要な対症療法を実施する。
    (その他の注意)
    1.長期がん原性試験(104週)において、雄マウス(250mg/kg/日以上)で肝細胞腺腫増加及び肝細胞癌増加並びに雌雄ラット(各々、825及び300mg/kg/日以上)で肝細胞腺腫増加及び甲状腺濾胞細胞腺腫増加がみられた。なお、ラットの反復投与試験において、甲状腺濾胞細胞腺腫の発現に関与する肝薬物代謝酵素誘導を示唆する所見がみられた。また、ラットでは対照群に比べ精巣間細胞過形成(825mg/kg/日以上)及び軽度な子宮内膜腺癌増加(2250mg/kg/日)がみられたが、子宮内膜腺癌の発現率は背景値範囲内であった。臨床試験や市販後の使用経験からは、これら所見が臨床的に重要であることを示唆する報告は得られていない。なお、マウス(250〜600mg/kg/日)及びラット(300〜2250mg/kg/日)のがん原性試験における曝露量は、ヒトに本剤1400mg1日2回投与した場合の曝露量の0.3〜0.7倍及び0.7〜1.4倍、本剤1400mg及びリトナビル200mg1日1回投与した場合の曝露量の0.2〜0.3倍及び0.3〜0.7倍、本剤700mg及びリトナビル100mg1日2回投与した場合の曝露量の0.1〜0.3倍及び0.3〜0.6倍に相当する。
    2.イヌの反復投与試験において、流涎、嘔吐、軟便あるいは液状便がみられ、脱水及び電解質喪失が観察された。また、ラット及びイヌにおいて、肝酵素上昇、肝重量増加、肝細胞壊死等が報告されている。
    3.In vitro及びin vivo試験である細菌を用いる復帰突然変異試験、マウスリンフォーマTK試験、ラット小核試験あるいはヒトリンパ球を用いる染色体異常試験において、本薬は遺伝毒性を示さなかった。

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