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バリキサドライシロップ5000mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:バルガンシクロビル塩酸塩シロップ用

製薬会社:田辺三菱製薬

薬価・規格: 605.7円(50mg1mL(懸濁後の内用液として)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

サイトメガロウイルス治療薬詳しく見る

  • ウイルスの増殖に必要なDNA複製を阻害し、サイトメガロウイルス感染症を治療する薬
サイトメガロウイルス治療薬の代表的な商品名
  • デノシン
  • バリキサ
  • ホスカビル

効能・効果詳しく見る

  • 悪性腫瘍のサイトメガロウイルス感染症
  • 後天性免疫不全症候群のサイトメガロウイルス感染症
  • 臓器移植のサイトメガロウイルス感染症
  • 造血幹細胞移植のサイトメガロウイルス感染症
  • 臓器移植<造血幹細胞移植を除く>のサイトメガロウイルス感染症の発症抑制

注意すべき副作用詳しく見る

白血球減少感染症汎血球減少上腹部痛発疹下痢悪心嘔吐発熱好中球減少

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.サイトメガロウイルス感染症の場合:1).初期治療:バルガンシクロビルとして1回900mgを1日2回、食後に経口投与する
  • 2).維持治療:バルガンシクロビルとして1回900mgを1日1回、食後に経口投与する
  • 2.臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制の場合:1).バルガンシクロビルとして1回900mgを1日1回、食後に経口投与する
  • 2).小児にはバルガンシクロビルとして次式により算出した投与量を1日1回、食後に経口投与する
    • 但し、1日用量として900mgを超えない
  • 推定糸球体濾過量が150より高値の場合は150を用いる
  • 投与量(mg)=7×体表面積(㎡)×推定糸球体濾過量(mL/min/1.73㎡)

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 血小板数25000/mm3未満
    • 好中球数500/mm3未満
    • 著しい骨髄抑制
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

上腹部痛発疹下痢悪心嘔吐発熱咳嗽副鼻腔炎浮腫そう痒AST上昇

重大な副作用

白血球減少感染症汎血球減少好中球減少貧血血小板減少骨髄抑制再生不良性貧血重篤な出血消化管出血膵炎痙攣精神病性障害幻覚錯乱激越敗血症骨髄障害免疫系障害腎不全深在性血栓性静脈炎昏睡

上記以外の副作用

ALT上昇Al−P上昇LDH上昇肝機能障害黄疸CK上昇CPK上昇糖尿病倦怠感低蛋白血症網膜炎口腔カンジダ症腹痛疲労頭痛皮膚炎鼻咽頭炎不眠症網膜剥離静脈炎精神病低色素性貧血好酸球増多白血球増加症リンパ節症lymphadenopathy脾腫悪寒無力症脱水悪液質下肢浮腫疼痛粘膜障害胸痛腹水腹部腫脹不整脈高血圧低血圧片頭痛頻脈血管拡張湿性咳嗽上気道感染呼吸困難肺炎気管支炎ニューモシスティスカリニ肺炎胸水副鼻腔うっ血過敏症光線過敏性反応蕁麻疹アフタ性口内炎潰瘍性口内炎嚥下障害舌障害食道炎食欲不振食欲減退おくび消化不良口渇胃炎胃腸障害腹部膨満鼓腸放屁便秘便失禁眩暈神経障害異夢傾眠鎮静思考異常異常感覚健忘症緊張亢進歩行異常不安多幸症情緒不安運動失調運動過多振戦譫妄性欲減退ミオクロヌス躁病反応うつ病神経質寝汗脱毛皮膚乾燥斑状丘疹ざ瘡発汗剥脱性皮膚炎頻尿尿路感染血尿肝炎胆管炎関節痛両下肢痙直筋肉痛筋無力症背痛骨痛弱視失明眼痛結膜炎緑内障霧視眼出血視覚障害硝子体混濁味覚倒錯耳痛耳鳴難聴体重減少インポテンス高血糖低血糖乳房痛低カルシウム血症低カリウム血症低ナトリウム血症血中マグネシウム減少蜂巣炎

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 血小板数25000/mm3未満
    • 好中球数500/mm3未満
    • 著しい骨髄抑制
  • 相対禁止
    • ヘモグロビン濃度8g/dL未満
  • 慎重投与
    • 肝障害
    • 思考異常
    • 腎障害
    • 精神病
    • 白血球減少
    • 薬剤による神経毒性
    • 薬剤による精神病反応
    • 血小板減少<100000/mm3未満>
    • 免疫抑制剤投与中
  • 注意
    • 消化管障害
    • 腎機能低下
    • 腎障害
    • ヘモグロビン濃度8g/dL未満
  • 投与に際する指示
    • 腎機能障害
    • 腎機能低下
    • 腎障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 相対禁止
    • 幼児・小児
  • 慎重投与
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・小児
  • 投与に際する指示
    • 幼児・小児
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 注意
    • 小児のサイトメガロウイルス感染症の発症抑制(0歳〜14歳)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)
    • 小児のサイトメガロウイルス感染症の発症抑制(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
免疫抑制剤 重篤な血小板減少
ジドブジン製剤 活性代謝物のガンシクロビルとの併用によりジドブジンのAUCが17%増加
ジドブジン製剤 ガンシクロビルの血漿中濃度の低下傾向
ジダノシン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用によりジダノシンの血漿中濃度が上昇
ジダノシン ガンシクロビル3g/日の経口投与でジダノシンのAUCが84%増加
ジダノシン ガンシクロビル6g/日の経口投与でジダノシンのAUCが124%増加
ジダノシン ガンシクロビル5mg/kg/日の静脈内投与でAUCが38%増加
ジダノシン ガンシクロビル10mg/kg/日の静脈内投与でAUCが67%増加
イミペネム・シラスタチン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により痙攣
骨髄抑制を起こす可能性のある薬剤 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
腎障害を有する薬剤 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
ジアフェニルスルホン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
ビンクリスチン硫酸塩 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
硫酸ビンブラスチン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
ドキソルビシン塩酸塩 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
ヒドロキシカルバミド 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
フルシトシン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
アムホテリシンB 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
イセチオン酸ペンタミジン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
ヌクレオシドアナログ 活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強
ザルシタビン 活性代謝物のガンシクロビルとの併用でガンシクロビルのAUCが13%増加
スルファメトキサゾール・トリメトプリム ガンシクロビルの腎クリアランスが16%低下し血漿中消失半減期が15%延長
スルファメトキサゾール・トリメトプリム Cminが12%上昇
シクロスポリン 血清クレアチニン濃度が上昇
プロベネシド ガンシクロビルの腎クリアランスが20%低下しその結果曝露量が40%上昇
ミコフェノール酸モフェチル 活性代謝物のガンシクロビルとの併用によりガンシクロビルの血漿中濃度が上昇
ミコフェノール酸モフェチル ミコフェノール酸 モフェチルの代謝物のグルクロン酸抱合体血漿中濃度が上昇

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.次記におけるサイトメガロウイルス感染症:後天性免疫不全症候群、臓器移植(造血幹細胞移植も含む)、悪性腫瘍。
    2.臓器移植<造血幹細胞移植を除く>におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.サイトメガロウイルス感染症の場合、本剤の投与による重篤な副作用が報告されているので、サイトメガロウイルス感染が確認された患者において、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    2.臓器移植<造血幹細胞移植除く>におけるサイトメガロウイルス感染症発症抑制の場合、本剤の投与による重篤な副作用が報告されているので、発症リスクの高い患者(サイトメガロウイルス抗体ドナー陽性かつレシピエント陰性等)において治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.サイトメガロウイルス感染症の場合:
    1).初期治療:バルガンシクロビルとして1回900mgを1日2回、食後に経口投与する。
    2).維持治療:バルガンシクロビルとして1回900mgを1日1回、食後に経口投与する。
    2.臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制の場合:
    1).バルガンシクロビルとして1回900mgを1日1回、食後に経口投与する。
    2).小児にはバルガンシクロビルとして次式により算出した投与量を1日1回、食後に経口投与する。但し、1日用量として900mgを超えない。推定糸球体濾過量が150より高値の場合は150を用いる。
    投与量(mg)=7×体表面積(㎡)×推定糸球体濾過量(mL/min/1.73㎡)。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.全効能共通:
    1).過量投与にならないよう定められた投与量を投与する。
    2).本剤投与中、好中球減少<500/mm3未満>、血小板減少<25000/mm3未満>又はヘモグロビン減少<8g/dL未満>等、著しい骨髄抑制が認められた場合は、骨髄機能が回復するまで休薬する。これより軽度の好中球減少<500〜1000/mm3>及び血小板減少<25000〜50000/mm3>の場合は減量する。
    3).本剤は食後に投与する。外国において、本剤を食後に投与した場合、ガンシクロビルの平均AUC0−24hが約30%、平均Cmaxが約14%上昇したとの報告がある。
    4).腎障害のある患者、腎機能低下している患者では、消失半減期が延長されるので、血清クレアチニン及びクレアチニンクリアランスに注意し、本剤の投与量を調整する(参考までに成人における外国での標準的な本剤の減量の目安を次に示す):クレアチニンクリアランス≧60mL/min;初期治療1回900mgを1日2回、維持治療、発症抑制1回900mgを1日1回、クレアチニンクリアランス40〜59mL/min;初期治療1回450mgを1日2回、維持治療、発症抑制1回450mgを1日1回、クレアチニンクリアランス25〜39mL/min;初期治療1回450mgを1日1回、維持治療、発症抑制1回225mgを1日1回、クレアチニンクリアランス10〜24mL/min;初期治療1回225mgを1日1回、維持治療、発症抑制1回125mgを1日1回、クレアチニンクリアランス<10mL/min;初期治療1回200mgを週3回透析後、維持治療、発症抑制1回100mgを週3回透析後。
    推定クレアチニンクリアランスは血清クレアチニン値を用い次の式で算出する。
    男性の場合=[(140−年齢[年])×(体重[kg])]÷[(72)×(血清クレアチニン値[mg/dL])]。
    女性の場合=0.85×男性の値。
    2.サイトメガロウイルス感染症の場合:
    1).サイトメガロウイルス感染症の場合、初期治療について、21日間を超える本剤投与の有効性及び安全性に関する情報は得られていないので、21日間を超える投与は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみに限る。
    2).サイトメガロウイルス感染症の場合、サイトメガロウイルス血症の陰性化を確認した場合には、初期治療を終了する。
    3).サイトメガロウイルス網膜炎の投与期間については、国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にする。
    4).サイトメガロウイルス感染症の場合、維持治療は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ行い、不必要な長期投与は避ける。
    5).サイトメガロウイルス感染症の場合、維持治療中に症状が悪化した場合は、初期治療に戻る等考慮する。
    3.サイトメガロウイルス感染症の発症抑制の場合:
    1).臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制の場合、移植後早期より投与を開始し、腎移植患者では200日まで、腎臓以外の臓器移植患者では100日までの投与を目安とする。
    2).小児のサイトメガロウイルス感染症の発症抑制に投与する場合、副作用の発現状況等を考慮し、必要に応じて投与量を調節する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    <臨床試験>
    国内で実施された移植後サイトメガロウイルス感染及び感染症患者を対象とした臨床試験において、初期治療期間(900mgを1日2回投与)における副作用は、38例中、肝機能異常3例(7.9%)、白血球数減少2例(5.3%)、汎血球減少症2例(5.3%)、倦怠感2例(5.3%)、上腹部痛、胃不快感、肺真菌症、好中球数減少、低蛋白血症、発疹各1例(2.6%)であった(効能追加時)。
    外国で実施された後天性免疫不全に伴うサイトメガロウイルス網膜炎患者を対象とした2つの臨床試験で、370例中に初期治療(900mgを1日2回投与)及び維持治療(900mgを1日1回)として本剤が投与された。370例中65%に本剤が9カ月以上投与された(最長投与期間:30カ月)。主な有害事象は下痢(38%)、悪心(25%)、嘔吐(20%)、口腔カンジダ症(20%)、腹痛(13%)、発熱(26%)、疲労(20%)、頭痛(18%)、好中球減少(24%)、貧血(22%)、皮膚炎(18%)、咳嗽(16%)、鼻咽頭炎(10%)、不眠症(14%)、網膜剥離(13%)、副鼻腔炎(10%)等であった(承認時)。
    <使用成績調査>
    後天性免疫不全症候群に伴うサイトメガロウイルス感染症患者を対象とした使用成績調査において211例中47例(22.3%)に副作用が認められた。主な副作用は白血球減少10例(4.7%)、汎血球減少症8例(3.8%)、貧血6例(2.8%)等であった(再審査終了時)。
    臓器移植におけるサイトメガロウイルス感染症患者を対象とした使用成績調査において、680例(固形臓器移植325例、造血幹細胞移植355例)中158例(23.2%)に副作用が認められた(固形臓器移植49例(15.1%)、造血幹細胞移植109例(30.7%))。主な副作用は白血球減少74例(10.9%)、血小板減少40例(5.9%)等であった(再審査終了時)。
    1.重大な副作用:次のような副作用が現れることがあるので、観察を十分行い、異常が認められた場合は、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).白血球減少(6.6%)、骨髄抑制、汎血球減少、再生不良性貧血、好中球減少、貧血、血小板減少(いずれも5%未満)。
    2).血小板減少に伴う重篤な出血(消化管出血を含む)(5%未満)。
    3).腎不全(頻度不明)。
    4).膵炎(5%未満)。
    5).深在性血栓性静脈炎(頻度不明)。
    6).痙攣、精神病性障害、幻覚、錯乱、激越(いずれも5%未満)、昏睡(頻度不明)。
    7).敗血症等の骨髄障害及び免疫系障害に関連する感染症(5%未満)。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れることがあるので、観察を十分行い、異常が認められた場合は、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).血液:(頻度不明)低色素性貧血、好酸球増多、白血球増加症、リンパ節症(lymphadenopathy)、脾腫。
    2).全身症状:(5%未満)発熱(0.1%)、浮腫(0.1%)、(頻度不明)悪寒、疲労、無力症、倦怠感、脱水、悪液質、下肢浮腫、疼痛、粘膜障害、胸痛、腹水、腹部腫脹。
    3).循環器:(頻度不明)不整脈、高血圧、低血圧、片頭痛、静脈炎、頻脈、血管拡張。
    4).呼吸器:(5%未満)咳嗽(0.2%)、(頻度不明)湿性咳嗽、鼻咽頭炎、上気道感染、呼吸困難、肺炎、気管支炎、ニューモシスティスカリニ肺炎、胸水、副鼻腔うっ血。
    5).過敏症:(5%未満)発疹(0.6%)、そう痒(0.2%)、(頻度不明)光線過敏性反応、蕁麻疹。
    6).消化器:(5%未満)下痢(0.3%)、悪心(0.2%)、嘔吐(0.1%)、上腹部痛(0.1%)、(頻度不明)腹痛、口腔カンジダ症、アフタ性口内炎、潰瘍性口内炎、嚥下障害、舌障害、食道炎、食欲不振、食欲減退、おくび、消化不良、口渇、胃炎、胃腸障害、腹部膨満、鼓腸放屁、便秘、便失禁。
    7).精神神経系:(頻度不明)頭痛、不眠症、眩暈、神経障害、異夢、傾眠、鎮静、思考異常、異常感覚、健忘症、緊張亢進、歩行異常、不安、多幸症、情緒不安、運動失調、運動過多、振戦、譫妄、性欲減退、ミオクロヌス、躁病反応、うつ病、神経質、精神病。
    8).皮膚:(頻度不明)皮膚炎、寝汗、脱毛、皮膚乾燥、斑状丘疹、ざ瘡、発汗、剥脱性皮膚炎。
    9).腎臓:(頻度不明)頻尿、尿路感染、血尿。
    10).肝臓:(5%未満)AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・Al−P上昇・LDH上昇等の肝機能障害(2.1%)、黄疸(0.1%)、(頻度不明)肝炎、胆管炎。
    11).筋・骨格系:(5%未満)CK上昇(CPK上昇)(0.1%)、(頻度不明)関節痛、両下肢痙直、筋肉痛、筋無力症、背痛、骨痛。
    12).感覚器:(5%未満)副鼻腔炎(0.1%)、(頻度不明)弱視、網膜剥離、網膜炎、失明、眼痛、結膜炎、緑内障、霧視、眼出血、視覚障害、硝子体混濁、味覚倒錯、耳痛、耳鳴、難聴。
    13).その他:(5%未満)糖尿病(0.1%)、(頻度不明)体重減少、インポテンス、高血糖、低血糖、乳房痛、低カルシウム血症、低カリウム血症、低蛋白血症、低ナトリウム血症、血中マグネシウム減少、蜂巣炎。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤及び本剤の活性代謝物であるガンシクロビルの投与により、重篤な白血球減少、重篤な好中球減少、重篤な貧血、重篤な血小板減少、重篤な汎血球減少、重篤な再生不良性貧血及び重篤な骨髄抑制が現れるので、頻回に血液学的検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与する。
    2.本剤の活性代謝物であるガンシクロビルを用いた動物実験において、一時的精子形成機能障害又は不可逆的精子形成機能障害を起こすこと及び妊孕性低下が報告されていること、また、ヒトにおいて精子形成機能障害を起こす恐れがあることを患者に説明し慎重に投与する。
    3.本剤の活性代謝物であるガンシクロビルを用いた動物実験において、催奇形性、遺伝毒性及び発がん性のあることが報告されているので、本剤も催奇形性、遺伝毒性及び発がん性の作用があると考えられることを患者に説明し慎重に投与する。
    (禁忌)
    1.好中球数500/mm3未満又は血小板数25000/mm3未満等、著しい骨髄抑制が認められる患者[本剤の投与により重篤な好中球減少及び重篤な血小板減少が認められている]。
    2.バルガンシクロビル、ガンシクロビル又は本剤の成分、バルガンシクロビル、ガンシクロビルと化学構造が類似する化合物(アシクロビル、バラシクロビル等)に対する過敏症の既往歴のある患者。
    3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[本剤の活性代謝物であるガンシクロビルを用いた動物実験において、催奇形性が認められている]。
    (慎重投与)
    1.薬剤等による白血球減少の既往歴のある患者[本剤の投与により重篤な好中球減少が認められている]。
    2.免疫抑制剤投与中の患者又は血小板減少<100000/mm3未満>のある患者[本剤の投与により重篤な血小板減少が認められている]。
    3.腎障害のある患者[ガンシクロビルの血中半減期の延長とクリアランスの低下の報告がある]。
    4.肝障害のある患者[肝機能障害を悪化させる恐れがある]。
    5.精神病、思考異常の既往歴のある患者、薬剤による精神病反応又は薬剤による神経毒性を呈したことのある患者[精神神経系障害を悪化させる恐れがある]。
    6.高齢者。
    7.小児等。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与による重篤な副作用が報告されていること及び本剤がサイトメガロウイルス感染症を完治させる薬剤でないことを念頭におき、本剤の使用にあたっては患者の精神面も含めて治療の要否を慎重に考える。また、重大な副作用が発現する恐れのあること及びその内容を患者によく説明し同意を得た後投与する。
    2.後天性免疫不全症候群患者においては、ヘモグロビン濃度8g/dL未満の患者における本剤投与の有効性及び安全性に関する情報は得られていないことから、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与を行う。
    3.本剤は、吸収後、速やかに活性代謝物のガンシクロビルに変換される。本剤を投与する場合には、ガンシクロビル点滴静注製剤よりもAUCが高くなることがあるので、ガンシクロビル点滴静注製剤から本剤に変更する場合は、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与する。
    4.本剤の投与中は、血球数、血小板数等の血液学的検査を行う。投与中に重篤な白血球減少、重篤な好中球減少、重篤な貧血、重篤な血小板減少を伴う場合には、造血促進因子を投与するか又は本剤の投与を中止する。
    5.本剤の活性代謝物であるガンシクロビルの投与により腎不全が発現することが報告されているので、血清クレアチニン及びクレアチニンクリアランスを慎重に観察する。
    6.本剤及び本剤の活性代謝物であるガンシクロビルの投与により痙攣、鎮静、眩暈、運動失調、錯乱が報告されているので、本剤投与中の患者には自動車の運転、危険を伴う機械の操作等に従事させない。
    7.消化管障害等が合併した患者に本剤を投与する際には、吸収が低下する恐れがあるため、本剤の使用の適否については十分検討する。
    8.本剤の活性代謝物であるガンシクロビルを用いた動物実験において、催奇形性及び遺伝毒性があることが報告されているので、妊娠の可能性のある女性は投与期間中有効な避妊、男性は投与期間中及び投与後90日間は有効な避妊を行わせる。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.ジドブジン[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用によりジドブジンのAUCが17%増加したとの報告があり、また、併用により有意ではないがガンシクロビルの血漿中濃度の低下傾向がみられたとの報告があり、ガンシクロビル及びジドブジンはいずれも好中球減少、貧血の原因となる可能性があるので、併用する場合は本剤又はジドブジンを減量する(相加的に本剤及び併用薬剤の双方の作用を増強させる)]。
    2.ジダノシン[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用によりジダノシンの血漿中濃度が上昇したとの報告がある(ガンシクロビル3g/日の経口投与でジダノシンのAUCが84%増加、ガンシクロビル6g/日の経口投与でジダノシンのAUCが124%増加、ガンシクロビル5mg/kg/日の静脈内投与でAUCが38%増加、ガンシクロビル10mg/kg/日の静脈内投与でAUCが67%増加)、併用により、本剤の活性代謝物のガンシクロビルの血漿中濃度が臨床的に有意に増加したとの報告はないが、併用する場合はジダノシンの毒性を注意深く観察する(生物学的利用率の増加もしくは代謝の遅延が考えられる)]。
    3.イミペネム・シラスタチンナトリウム[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用により痙攣が報告されている(作用機序不明)]。
    4.骨髄抑制作用のある薬剤及び腎機能障害作用のある薬剤(ジアフェニルスルホン、ビンクリスチン硫酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩、ヒドロキシカルバミド、フルシトシン、アムホテリシンB、ペンタミジンイセチオン酸塩、核酸誘導体等)[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用により毒性が増強する恐れがある(相加的に本剤及び併用薬剤の双方の作用を増強させることが考えられる)]。
    5.ザルシタビン[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用でガンシクロビルのAUCが13%増加したが、他の薬物動態パラメータに変化はみられなかったとの報告があり、また、併用により、ザルシタビンの血漿中消失速度が僅かに減少したものの、臨床的に重要な変化でないと考えられる(作用機序不明)]。
    6.スルファメトキサゾール・トリメトプリム[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとトリメトプリムの併用により、ガンシクロビルの腎クリアランスが16%低下し血漿中消失半減期が15%延長したとの報告があるが、ガンシクロビルのAUC及びCmaxに影響はなく臨床的に有意な変化とは考えられなかった、また、トリメトプリムのCminが12%上昇したとの報告がある(作用機序不明)]。
    7.シクロスポリン[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用により、シクロスポリンの薬物動態に影響を与えたとの報告はないが、血清クレアチニン濃度が上昇するとの報告がある(作用機序不明)]。
    8.プロベネシド[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用により、ガンシクロビルの腎クリアランスが20%低下しその結果曝露量が40%上昇したとの報告がある(腎尿細管での分泌が競合する)]。
    9.ミコフェノール酸 モフェチル[本剤の活性代謝物のガンシクロビルとの併用によりガンシクロビルの血漿中濃度が上昇及びミコフェノール酸 モフェチルの代謝物のグルクロン酸抱合体血漿中濃度が上昇する恐れがあるが、ミコフェノール酸 モフェチルの活性代謝物の薬物動態に実質的な変化はないと考えられ、腎機能障害患者に、ミコフェノール酸 モフェチルと本剤(腎機能障害患者への推奨量)を併用する場合は、患者の症状に注意し慎重に投与する(腎尿細管での分泌が競合する)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者に対する安全性は確立していない。本剤は、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続する恐れがあるので、腎機能障害例への投与(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)を参考にし、用量を調節するなど、慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない(妊娠の可能性のある女性は投与期間中、有効な避妊を行わせる)[本剤の活性代謝物のガンシクロビルの動物実験(ウサギ、静脈内投与)で妊孕性低下及び催奇形性(外形異常等)が報告されている]。
    2.授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    1.小児等に投与する必要がある場合には、長期投与による発がん性及び生殖毒性の可能性があることを慎重に考慮し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
    2.低出生体重児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
    (過量投与)
    推奨用量の少なくとも10倍以上の用量を数日間投与された腎障害(クレアチニンクリアランス低下)のある患者で、致命的骨髄抑制(骨髄無形成)がみられた例がある。また、本剤を過量投与した場合、腎毒性が増強される可能性がある。本剤を過量投与した場合は、血中濃度を下げるために血液透析及び水分補給を行うことが勧められる。
    (適用上の注意)
    1.薬剤調製時の注意:
    1).本剤は催奇形性及び発がん性の恐れがあるので、皮膚や粘膜に直接触れないようにし、もし、触れた場合は石鹸と水で十分に洗浄し、眼に入った場合も水で十分に洗浄する。
    2).溶液を調製してから患者へ交付する。
    3).溶液を調製する際は、キャップを外した後、91mLの精製水を瓶に添加し、キャップで施栓する。瓶内の粉末が溶解するまで、よく振り混ぜる。調製した溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2〜8℃)に保存し、調製後49日以内に使用する。
    2.薬剤交付時の注意:患者又は保護者等に対し次の点に注意するよう指導する。
    1).本剤は催奇形性及び発がん性の恐れがあるので、皮膚や粘膜に直接触れないようにし、もし、触れた場合は石鹸と水で十分に洗浄し、眼に入った場合も水で十分に洗浄する。
    2).溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2〜8℃)に保存し、調製後49日以内に使用する。
    (その他の注意)
    1.遺伝毒性:バルガンシクロビル及びその活性代謝物であるガンシクロビルにはマウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験及びマウス細胞を用いた小核試験で遺伝毒性が認められ、更にガンシクロビルにはヒト細胞を用いた姉妹染色体交換試験で遺伝毒性が認められた。これらの結果は、マウスを用いた試験でガンシクロビルにがん原性が認められたことと符合する。バルガンシクロビルもがん原性があると考えられる。
    2.がん原性:バルガンシクロビルの活性代謝物であるガンシクロビルで、マウスに18カ月経口投与したがん原性試験において、20mg/kg/日以上の投与量で雄の包皮腺腫瘍及びハーダー腺腫瘍、雌の生殖器腫瘍及び肝臓腫瘍、雌雄の前胃腫瘍等の腫瘍の発生が増加したとの報告がある。
    3.妊孕性及び催奇形性:バルガンシクロビルは吸収後速やかにガンシクロビルに変換されるため、バルガンシクロビルの生殖毒性試験は実施されていないが、ガンシクロビルで妊孕性低下及び催奇形性が認められているため、バルガンシクロビルにおいても妊孕性低下と催奇形性が認められると考えられる。
    4.精子形成能:動物実験において、バルガンシクロビルの活性代謝物であるガンシクロビルは治療濃度域以下の曝露で精子形成機能障害を起こすことが認められているため、バルガンシクロビルにおいても精子形成機能障害が考えられる。
    5.胎盤通過性:ex vivoヒト胎盤モデルにおいてバルガンシクロビルの活性代謝物であるガンシクロビルは胎盤を透過することが報告されている。ガンシクロビル濃度が1〜10μg/mLにおいて、ガンシクロビルの透過に飽和が認められなかったことから、胎盤通過のメカニズムは主として単純拡散によるものと考えられる。
    6.ヒト骨髄細胞の増殖に対する作用:バルガンシクロビルの活性代謝物であるガンシクロビルのヒト骨髄細胞の増殖に対する作用をin vitroで検討した結果、ガンシクロビルの骨髄毒性は10μmol/L以上で現れており、アシクロビル(ID50≧100μmol/L)より強く、ビダラビン、トリフロロチミジン(ID50=1〜10μmol/L)より弱かった。
    (取扱い上の注意)
    容器のキャップの開け方:キャップを瓶本体に強く押しつけたまま(カチカチ音がしない状態まで)左に回して開ける。

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