基本情報

薬効分類

リファキシミン(高アンモニア血症治療薬)詳しく見る

  • 肝性脳症(肝硬変などの肝障害に起因して意識障害などの精神神経系症状があらわれる合併症)を引き起こす要因のひとつとなるアンモニアを産生する腸内細菌の働きを抑えることで、肝性脳症における高アンモニア血症を改善する薬
リファキシミン(高アンモニア血症治療薬)の代表的な商品名
  • リフキシマ

効能・効果詳しく見る

  • 肝性脳症の高アンモニア血症の改善

注意すべき副作用詳しく見る

便秘下痢過敏症発疹湿疹悪心上腹部痛腹部不快感痔出血Al−P上昇

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • リファキシミンとして1回400mgを1日3回食後に経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

便秘下痢過敏症発疹湿疹悪心上腹部痛腹部不快感痔出血Al−P上昇高ビリルビン血症

重大な副作用

偽膜性大腸炎クロストリジウム・ディフィシル関連下痢症腹痛頻回な下痢

上記以外の副作用

眩暈味覚異常頭蓋内動脈瘤高血圧動悸声帯炎症敗血症背部痛発熱尿中血陽性

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 重度肝機能障害
  • 注意
    • 結核症
    • 肺結核
  • 投与に際する指示
    • 結核症
    • 肺結核

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
シクロスポリン 本剤の血中濃度が上昇し本剤の効果が増強
エチニルエストラジオール 血中濃度を低下
エチニルエストラジオール・ノルゲスチメート 血中濃度を低下

飲食物との相互作用

  • 薬の代謝に影響する食品

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    肝性脳症における高アンモニア血症の改善。

    用法・用量(添付文書全文)

    リファキシミンとして1回400mgを1日3回食後に経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は難吸収性製剤であるが、耐性菌の発現等を防ぐため、治療に際しては効果を十分に確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
    2.国内臨床試験において、本剤の12週間を超える使用経験はないため、12週間を超えて投与する際はその必要性を慎重に判断する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時までの国内臨床試験157例中21例(13.4%)に副作用が認められた。発現した主な副作用は、便秘4例(2.5%)、下痢2例(1.3%)等であった。
    1.重大な副作用
    偽膜性大腸炎(クロストリジウム・ディフィシル関連下痢症)(頻度不明):偽膜性大腸炎(クロストリジウム・ディフィシル関連下痢症)が現れることがあるので、腹痛、頻回な下痢が現れた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次の副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
    1).過敏症:(1%未満)発疹、湿疹。
    2).消化器:(1〜5%未満)便秘、下痢、(1%未満)悪心、腹痛、上腹部痛、腹部不快感、痔出血。
    3).肝臓:(1%未満)Al−P上昇、高ビリルビン血症。
    4).精神神経系:(1%未満)眩暈、味覚異常、肝性脳症悪化、頭蓋内動脈瘤。
    5).循環器:(1%未満)高血圧、動悸。
    6).その他:(1%未満)声帯炎症、敗血症、背部痛、発熱、尿中血陽性。
    発現頻度は国内臨床試験に基づき算出した。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    重度肝機能障害を有する患者[本剤は主に肝で代謝されるため、重度の肝機能障害患者ではAUCが増大することがある]。
    (重要な基本的注意)
    本剤は抗酸菌に対しても抗菌活性を示し、他のリファマイシン系抗菌薬と交差耐性を示す可能性があり、他のリファマイシン系抗菌薬に対する結核菌の耐性化を防ぐため、肺結核及びその他の結核症を合併している肝性脳症患者における高アンモニア血症に対しては、他の治療法を選択する。
    (相互作用)
    本剤はチトクロームP450・3A4(CYP3A4)により代謝され、CYP3A4を誘導する作用があり、本剤は各種トランスポーター[P−糖蛋白(P−gp)、有機アニオン輸送ポリペプチド1A2(OATP1A2)、OATP1B1及びOATP1B3]の基質であり、またこれらに対する阻害作用を有するので、他のCYP3A4に影響を及ぼす薬剤及びP−糖蛋白<P−gp>に影響を及ぼす薬剤、有機アニオン輸送ポリペプチド1A2<OATP1A2>に影響を及ぼす薬剤、OATP1B1に影響を及ぼす薬剤及びOATP1B3に影響を及ぼす薬剤、又はCYP3A4の基質となる薬剤及びP−糖蛋白<P−gp>の基質となる薬剤、有機アニオン輸送ポリペプチド1A2<OATP1A2>の基質となる薬剤、OATP1B1の基質となる薬剤及びOATP1B3の基質となる薬剤と併用する場合には、患者の状態を十分観察し、慎重に投与する。
    併用注意:
    1.シクロスポリン[本剤の血中濃度が上昇し本剤の効果が増強する恐れがある(シクロスポリンのP−gp、CYP3A4、OATP阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する)]。
    2.エチニルエストラジオール含有製剤(エチニルエストラジオール・ノルゲスチメート(国内未承認)等)[これらの薬剤の血中濃度を低下させる恐れがある(本剤のCYP3A4誘導作用により、エチニルエストラジオール及びノルゲスチメートの代謝を促進し、これらの血中濃度を低下させると考えられる)]。
    (高齢者への投与)
    一般的に、高齢者においては生理機能が低下しているため、注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、動物実験(ラット及びウサギ)において、胎盤通過性及び胎仔骨格異常(胎仔不完全骨化、胎仔過剰肋骨の発生頻度増加等)が認められている]。
    2.授乳婦:授乳中の女性には、本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    本剤の投与により、尿が橙赤色となることがある。
    (取扱い上の注意)
    開封後は湿気、光を避けて保存する。
    (保管上の注意)
    気密容器。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 吸入ステロイドは毎日使わなくてもよい? Lancet誌から
    2. ゾフルーザ低感受性、小児例で症状が長引く傾向 インフルエンザ診療Next:トピックス
    3. 「志水太郎 vs AI診断」は志水氏の圧勝 診断エラー学のすすめ
    4. レッスン12◆異常陰影を指摘せよ(難易度 中) 山口哲生の「目指せ!肺癌検診の達人」
    5. その精神科診断は必要か 宮岡等の「精神科医のひとりごと」
    6. 「無診察治療」を巡る訴訟、裁判所の判断は? 日常診療に生かす医療訴訟の教訓
    7. 「安定冠動脈疾患」改め「慢性冠症候群」へ 学会トピック◎欧州心臓病学会会議(ESC2019)
    8. CEA上昇も再発・転移所見なし。どう解釈? AntaaQAピックアップ
    9. 医療崩壊を盾に勤務医を犠牲にするのか シリーズ◎医師の「働き方改革」
    10. バスキアの描く頭部が「ドクロ」や「仮面」に似てい… 日経おとなのOFF presents 医師の絶対教養 美術編
    医師と医学研究者におすすめの英文校正