日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

チエナム筋注用0.5g基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:イミペネム水和物・シラスタチンナトリウム筋注用

製薬会社:MSD

薬価・規格: 1358円(500mg1瓶(溶解液付)) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

カルバペネム系抗菌薬詳しく見る

  • 細菌の細胞壁合成を阻害し殺菌的に抗菌作用をあらわす薬
カルバペネム系抗菌薬の代表的な商品名
  • オラペネム
  • メロペン
  • フィニバックス

効能・効果詳しく見る

  • 外傷の二次感染
  • 関節炎
  • 肝膿瘍
  • 急性気管支炎
  • 子宮内感染
  • 骨髄炎
  • 子宮付属器炎
  • 子宮旁結合織炎
  • 手術創の二次感染
  • 腎盂腎炎
  • 胆管炎
  • 胆嚢炎
  • 熱傷の二次感染
  • 膿胸
  • 肺炎
  • 肺膿瘍
  • バルトリン腺炎
  • 腹膜炎
  • 膀胱炎
  • 慢性呼吸器病変の二次感染
  • 前立腺炎<急性症>
  • 前立腺炎<慢性症>

注意すべき副作用詳しく見る

発疹下痢嘔気嘔吐Al−P上昇BUN上昇赤血球減少ヘモグロビン減少食欲不振疼痛

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • イミペネムとして、1日0.5〜1.0g(力価)を2回に分割し、筋肉内へ注射する
    • なお、年齢・症状に応じて適宜増減する
  • 筋肉内注射に際しては、本剤0.5g(力価)/0.5gに対し添付の日局リドカイン注射液(0.5w/v%)を2mL用い、よく振盪して懸濁する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • アニリド系局所麻酔剤に対し過敏症
    • バルプロ酸ナトリウム投与中

副作用

主な副作用

発疹下痢嘔気嘔吐Al−P上昇BUN上昇赤血球減少ヘモグロビン減少食欲不振疼痛過敏症

重大な副作用

好酸球増多呼吸停止意識障害意識喪失呼吸抑制錯乱不穏中枢神経症状ショックアナフィラキシー不快感口内異常感喘鳴眩暈便意耳鳴発汗呼吸困難全身潮紅浮腫皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群中毒性表皮壊死症Lyell症候群重篤な肝障害劇症肝炎肝炎肝不全黄疸気管支痙攣間質性肺炎PIE症候群喘息発作発熱咳嗽胸部X線異常汎血球減少症骨髄抑制無顆粒球症溶血性貧血重篤な血液障害急性腎障害尿崩症重篤な腎障害偽膜性大腸炎血便重篤な大腸炎腹痛頻回の下痢痙攣

上記以外の副作用

そう痒顆粒球減少好塩基球増多リンパ球増多血小板減少血小板増多ヘマトクリット減少AST上昇ALT上昇LDH上昇γ−GTP上昇尿ウロビリノーゲン上昇硬結乏尿血尿血中アミラーゼ上昇舌変色幻覚譫妄激越ジスキネジー潮紅蕁麻疹紅斑血清クレアチニン上昇頻尿しびれ感振戦菌交代症口内炎カンジダ症ビタミンK欠乏症状低プロトロンビン血症出血傾向ビタミンB群欠乏症状舌炎神経炎頭痛倦怠感胸痛味覚異常血清ナトリウム低下血清カリウム上昇血清カリウム低下

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • アニリド系局所麻酔剤に対し過敏症
    • バルプロ酸ナトリウム投与中
  • 慎重投与
    • アレルギー
    • 過敏症
    • 肝障害
    • 気管支喘息
    • 経口摂取の不良
    • 高度腎障害
    • 蕁麻疹
    • 全身状態の悪い
    • 中枢神経系障害
    • てんかん
    • 発疹
    • 非経口栄養
  • 注意
    • 難治性感染症
    • 重症感染症
    • 腎障害
    • 中枢神経障害
    • クレアチニンクリアランスが20mL/min未満

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
バルプロ酸 血中濃度が低下してんかんの発作が再発
ガンシクロビル 痙攣
ファロペネムナトリウム 血中濃度が上昇

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(前立腺炎<急性症>、前立腺炎<慢性症>)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    急性気管支炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。

    用法・用量(添付文書全文)

    イミペネムとして、1日0.5〜1.0g(力価)を2回に分割し、筋肉内へ注射する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。筋肉内注射に際しては、本剤0.5g(力価)/0.5gに対し添付の日局リドカイン注射液(0.5w/v%)を2mL用い、よく振盪して懸濁する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめる。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    臨床試験(治験):総症例267例中本剤の影響として報告された副作用は7例(2.6%)、13件でみられた。その主なものは発疹1件(0.4%)、下痢4件(1.5%)、嘔気1件(0.4%)、嘔吐1件(0.4%)であった。また、臨床検査値異常としてはAST(GOT)上昇13件、ALT(GPT)上昇15件、Al−P上昇4件、好酸球増多9件等がみられた。
    使用成績調査(再審査終了時):総症例3,382例中、副作用(副作用と判定した臨床検査値異常を含む)は98例(2.90%)、144件に認められた。主なものは、ALT(GPT)上昇16件(0.47%)、AST(GOT)上昇15件(0.44%)、肝機能障害14件(0.41%)、Al−P上昇7件(0.21%)、BUN上昇7件(0.21%)、赤血球減少7件(0.21%)、ヘマトクリット値減少7件(0.21%)、ヘモグロビン減少6件(0.18%)、好酸球増多(症)5件(0.15%)、食欲不振4件(0.12%)、注射部疼痛4件(0.12%)等であった。なお中枢神経系の副作用として全身痙攣1件(0.03%)、痙攣1件(0.03%)が認められた。
    1.重大な副作用:次のような副作用が現れることがあるので、症状が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).痙攣(0.1%未満、点滴用で0.14%)、呼吸停止(頻度不明)、意識障害(頻度不明、点滴用で0.1%未満)、意識喪失(頻度不明)、呼吸抑制(頻度不明)、錯乱(頻度不明)、不穏(頻度不明):中枢神経症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、特に、腎障害や中枢神経障害のある患者に起こりやすいので、投与する場合には注意する。
    2).ショック、アナフィラキシー(ともに頻度不明):初期症状として、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗又は呼吸困難、全身潮紅、浮腫等が現れることがあるので観察を十分に行う。
    3).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(ともに頻度不明)。
    4).重篤な肝障害:劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(頻度不明)等の重篤な肝障害、肝不全(頻度不明)、黄疸(頻度不明、点滴用で0.1%未満)が現れることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行う。
    5).気管支痙攣(頻度不明、点滴用で0.1%未満)、間質性肺炎(頻度不明)、PIE症候群(頻度不明):喘息発作及び誘発等の気管支痙攣、また発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
    6).汎血球減少症(頻度不明、点滴用で0.1%未満)、骨髄抑制(頻度不明、点滴用で0.1%未満)、無顆粒球症(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明):重篤な血液障害が現れることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行う。
    7).急性腎障害、尿崩症(ともに頻度不明):重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を実施するなど観察を十分に行う。
    8).偽膜性大腸炎(頻度不明、点滴用で0.1%未満):血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような症状又は異常が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).過敏症:(0.1〜5%未満)発疹、そう痒、発熱、(0.1%未満)蕁麻疹、潮紅、紅斑。
    2).血液:(0.1〜5%未満)顆粒球減少、好酸球増多、好塩基球増多、リンパ球増多、血小板減少・血小板増多、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少。
    3).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、Al−P上昇、γ−GTP上昇、尿ウロビリノーゲン上昇。
    4).腎臓:(頻度不明)乏尿、血尿、(0.1〜5%未満)BUN上昇、(0.1%未満)血清クレアチニン上昇、頻尿。
    5).消化器:(頻度不明)血中アミラーゼ上昇、舌変色、(0.1〜5%未満)腹痛、下痢、嘔気、嘔吐、食欲不振。
    6).精神神経系:(頻度不明)幻覚、譫妄、激越、ジスキネジー、(0.1%未満)しびれ感、振戦。
    7).菌交代症:(0.1%未満)口内炎、カンジダ症。
    8).ビタミン欠乏症:(0.1%未満)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。
    9).その他:(0.1〜5%未満)注射部位の疼痛及び硬結、(0.1%未満)頭痛、倦怠感、浮腫、胸痛、味覚異常、血清ナトリウム低下、血清カリウム上昇・血清カリウム低下。
    (注釈)その他の副作用の項に記載の頻度は、原則として点滴用製剤、筋注用製剤各々の調査結果のうち、発現頻度の高い方の値に基づく。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.バルプロ酸ナトリウム投与中の患者[点滴用製剤との併用により、バルプロ酸の血中濃度が低下し、てんかんの発作が再発することがある]。
    3.リドカイン等のアニリド系局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者(添付の懸濁用液はリドカインを含有している)。
    (慎重投与)
    1.カルバペネム系、ペニシリン系又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。
    3.高度腎障害を有する患者[痙攣、意識障害等の中枢神経症状が起こりやすい]。
    4.高齢者。
    5.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。
    6.てんかんの既往歴あるいは中枢神経系障害を有する患者[痙攣、意識障害等の中枢神経症状が起こりやすい]。
    7.肝障害のある患者[肝障害が悪化する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとる。
    1).事前に既往歴等について十分な問診を行う(なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認する)。
    2).投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておく。
    3).投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行い、特に、投与開始直後は注意深く観察する。
    2.痙攣、呼吸停止、意識障害、呼吸抑制等の中枢神経症状が現れることがある(特に、腎障害や中枢神経障害のある患者で起こりやすいので、これらの患者に投与するにあたっては減量等を考慮する)。
    3.重症感染症・難治性感染症の場合には、点滴用製剤を用いる。
    4.腎障害患者への投与:クレアチニンクリアランスが20mL/min未満の患者についての有効性、安全性は試験されていない(血清クレアチニン値そのものは腎機能の正確な指標とはならない)。クレアチニンクリアランスは次の式により算出される。
    クレアチニンクリアランス(男性)=[(体重kg)×(140−年齢)]÷[72×(血清クレアチニン値mg/dL)]。
    クレアチニンクリアランス(女性)=0.85×前記算出値。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:バルプロ酸ナトリウム<デパケン>[点滴用製剤との併用により、バルプロ酸の血中濃度が低下してんかんの発作が再発することがある(機序不明)]。
    2.併用注意:
    1).ガンシクロビル[痙攣の発現が報告されている(機序不明)]。
    2).ファロペネムナトリウム[ファロペネムナトリウムの血中濃度が上昇する恐れがある(動物実験(ラット)において、シラスタチンにより代謝酵素(DHP−1)が阻害され、ファロペネムナトリウムの血中濃度が上昇することが報告されている)]。
    (高齢者への投与)
    本剤は腎排泄型の薬剤であり、生理機能が低下している高齢者では副作用が現れやすいので、患者の状態を観察しながら慎重に投与し、副作用が現れた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。なお、他の抗生物質(セフェム系、アミノグリコシド系等)を投与した高齢者において、ビタミンK欠乏による出血傾向が現れたとの報告がある。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.本剤投与中は授乳を避けさせる[点滴用製剤においてヒト母乳中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していない。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    1.テステープ反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試薬、クリニテストによる尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意する。
    2.直接クームス試験陽性を呈することがある。
    (適用上の注意)
    1.投与経路:静脈内注射が困難な場合にのみ使用する。
    2.投与時:筋肉内注射にあたっては、次記の点に注意する。
    1).筋肉内投与は、やむを得ない場合にのみ必要最小限に行う。
    2).同一部位への反復注射は行わない。
    3).神経走行部位を避ける。
    4).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
    5).筋注用に懸濁した溶液は静脈内への注射は絶対に避ける。
    6).注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
    3.調製方法:懸濁液調製後は速やか(30分以内)に使用する。
    4.調製時:添付リドカイン注射液は、ワンポイントカットアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
    (その他の注意)
    本剤投与患者において、イミペネムが分解され、尿が赤褐色を呈することがある。
    (保管上の注意)
    密封容器。

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