日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

セフジトレンピボキシル錠100mg「CH」の基本情報

後発品(加算対象)
一般名
製薬会社
薬価・規格
31.1円(100mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
セフェム系抗菌薬

細菌の細胞壁合成を阻害し細菌を殺すことで抗菌作用をあらわす薬

セフェム系抗菌薬
  • ケフラール
  • パンスポリン
  • セフゾン
  • フロモックス
  • メイアクト
効能・効果
  • 咽頭炎
  • 外傷の二次感染
  • 顎炎
  • 眼瞼膿瘍
  • 急性気管支炎
  • 喉頭炎
  • 肛門周囲膿瘍
  • 子宮内感染
  • 歯冠周囲炎
  • 子宮付属器炎
  • 歯周組織炎
  • 手術創の二次感染
  • 腎盂腎炎
  • 胆管炎
  • 胆嚢炎
  • 中耳炎
  • 乳腺炎
  • 熱傷の二次感染
  • 肺炎
  • 肺膿瘍
  • 麦粒腫
  • バルトリン腺炎
  • 副鼻腔炎
  • 扁桃炎
  • 扁桃周囲炎
  • 扁桃周囲膿瘍
  • 膀胱炎
  • 瞼板腺炎
  • 慢性膿皮症
  • リンパ管炎
  • リンパ節炎
  • 涙嚢炎
  • 深在性皮膚感染症
  • 表在性皮膚感染症
  • 慢性呼吸器病変の二次感染
注意すべき副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 不快感 、 口内異常感 、 喘鳴 、 眩暈 、 便意 、 耳鳴 、 発汗 、 偽膜性大腸炎
用法・用量(主なもの)
  • セフジトレン ピボキシルとして1回100mg(力価)を1日3回食後に経口投与する
    • なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる場合は、1回200mg(力価)を1日3回食後に経口投与する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 幼児・小児
  • 年齢や性別に応じた注意事項
    • 血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児(0歳〜14歳)

副作用

主な副作用
下痢 、 AST上昇 、 GOT上昇 、 ALT上昇 、 GPT上昇 、 Al−P上昇 、 過敏症 、 発疹 、 蕁麻疹 、 紅斑 、 そう痒
重大な副作用
ショック 、 アナフィラキシー 、 不快感 、 口内異常感 、 喘鳴 、 眩暈 、 便意 、 耳鳴 、 発汗 、 偽膜性大腸炎 、 血便 、 重篤な大腸炎 、 腹痛 、 頻回の下痢 、 中毒性表皮壊死融解症 、 Toxic Epidermal Necrolysis 、 TEN 、 皮膚粘膜眼症候群 、 Stevens−Johnson症候群 、 発熱 、 咳嗽 、 呼吸困難 、 胸部X線像異常 、 好酸球増多 、 間質性肺炎 、 PIE症候群 、 黄疸 、 著しいAST上昇 、 著しいALT上昇 、 著しいAl−P上昇 、 肝機能障害 、 急性腎障害 、 重篤な腎障害 、 無顆粒球症 、 溶血性貧血
上記以外の副作用
リンパ節腫脹 、 関節痛 、 顆粒球減少 、 血小板減少 、 BUN上昇 、 血中クレアチニン上昇 、 蛋白尿 、 軟便 、 嘔気 、 胃不快感 、 腹部膨満感 、 悪心 、 嘔吐 、 菌交代症 、 口内炎 、 カンジダ症 、 ビタミンK欠乏症状 、 低プロトロンビン血症 、 出血傾向 、 ビタミンB群欠乏症状 、 舌炎 、 食欲不振 、 神経炎 、 頭痛 、 浮腫 、 しびれ 、 血清カルニチン低下 、 臨床検査値異常

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児
  • 原則禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • アレルギー
    • 過敏症
    • 気管支喘息
    • 経口摂取の不良
    • 高度腎障害
    • 蕁麻疹
    • 全身状態の悪い
    • 発疹
    • 非経口栄養
  • 注意
    • 高度腎障害
  • 投与に際する指示
    • 高度腎障害
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 幼児・小児
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 禁止
    • 血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児(0歳〜14歳)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 乳幼児(0歳〜6歳)
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

処方理由

セフェム系抗菌薬
この薬をファーストチョイスする理由(2018年10月更新)
  • ・長所はPRSPやBLNARに抗菌力を示すこと。短所は組織移行が悪く中耳炎や副鼻腔炎では高用量が必要なこと、低カルニチン血症・低血糖が気になること。最近はセフェムは余り使わずペニシリンやキノロンが多くなった。(60歳代病院勤務医、小児科)

  • ・呼吸器内科なので、ほぼ同じ世代のセフェムでは肺炎球菌に感受性を残していると考えられるため。BLNARやクレブシエラにもある程度効果が期待できることも利点です。(30歳代開業医、呼吸器内科)

  • ・メイアクトMS錠が他のセフェム系抗生剤と比べて、サイズが小さく飲みやすいです。(60歳代開業医、耳鼻咽喉科)

  • ・小児科に多い細菌性感染症において広範囲に使える薬剤として採用している。(60歳代病院勤務医、小児科)

セフェム系抗菌薬
この薬をファーストチョイスする理由(2017年3月更新)
  • ・ニューキノロン系の抗菌薬などと比べ処方日数は長くなるが、広範囲をカバーしているので外れがない。(40歳代病院勤務医、泌尿器科)

  • ・小さくて飲みやすい。腎機能が悪い人や妊娠の可能性のある女性でも比較的安心して使える。(50歳代病院勤務医、泌尿器科)

  • ・基本的に経口セフェムは投与しなくなってきているが、メイアクトなら倍量処方が可能なため。(30歳代病院勤務医、呼吸器内科)

  • ・小児の急性中耳炎で、アモキシシリンの効果が不十分なときに処方している。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・同種の薬剤と比べて、抗菌作用に差はないと考えている。ただし、本剤は味、匂いなどが優れており、患児のコンプライアンスが良い。(40歳代開業医、一般内科)

  • ・セフェム自体処方頻度は少ないが、使い慣れているので。(50歳代開業医、小児科)

  • ・バイオアベイラビリティが低いし、抗菌力が中途半端なので、実は処方したくない。患者や家族の「抗菌薬処方しろ」オーラに敗けて処方している。セフジトレンの理由は院内採用だから。(50歳代病院勤務医、代謝・内分泌科)

セフェム系抗菌薬
この薬をファーストチョイスする理由(2015年10月更新)
  • ・味が良く、内服が容易!!(60代勤務医、小児科)

  • ・抗菌力が強く、ブロードに効果を発揮するバランスの良い抗菌薬だから。(50代開業医、一般内科)

  • ・経口セフェム系薬の中では、比較的、吸収率が高いから。(30代勤務医、一般内科)

  • ・肺炎治療ガイドライン、中耳炎治療ガイドラインに掲載されているため、処方機会が多いです。(40代勤務医、総合診療科)

  • ・インフルエンザ菌、肺炎球菌に効果が高いので。(60代診療所勤務医、一般内科)

  • ・小児急性中耳炎に処方する機会が多い。(50代勤務医、耳鼻咽喉科)

  • ・小児科ですので、服薬のしやすさと、実際の服用量の少なさを魅力と感じて使っています。ただし発売されてから年数も経っており耐性もできていることから、ゾロを使っても変わりはないかなとも思います。(50代開業医、小児科)

  • ・非常に使いやすい薬剤であるが、ピボキシル基を持つので、注意が必要。(60代勤務医、小児科)

  • ・精神科専門ですが、便秘に対して酸化マグネシウムを投与している患者が多く、その影響を受けにくいセフジトレンを処方することが多いです。(50代勤務医、精神科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、眼瞼膿瘍、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。

用法・用量(添付文書全文)

セフジトレン ピボキシルとして1回100mg(力価)を1日3回食後に経口投与する。なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる場合は、1回200mg(力価)を1日3回食後に経口投与する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
2.高度腎障害のある患者には、投与間隔をあけて使用する。

副作用(添付文書全文)

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2).偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、腹痛、頻回の下痢が現れた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
3).中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
4).発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線像異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
5).黄疸、著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいAl−P上昇等を伴う肝機能障害が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
6).急性腎障害等の重篤な腎障害が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
7).無顆粒球症、溶血性貧血が現れることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、発熱、リンパ節腫脹、関節痛[症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
2).血液:好酸球増多、顆粒球減少、血小板減少[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
3).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、黄疸、Al−P上昇[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
4).腎臓:BUN上昇、血中クレアチニン上昇、蛋白尿。
5).消化器:下痢、軟便、嘔気、胃不快感、腹痛、腹部膨満感、悪心、嘔吐。
6).菌交代症:口内炎、カンジダ症。
7).ビタミン欠乏症:ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。
8).その他:頭痛、眩暈、浮腫、しびれ、血清カルニチン低下。投与期間が長い患者では、臨床検査値異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、好酸球増多等)の発現率が高くなる傾向がみられる[このような患者には、定期的に検査を行うなど注意する]。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(原則禁忌)
セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。
3.高度腎障害のある患者[血中濃度が持続する]。
4.高齢者。
5.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。
(重要な基本的注意)
ショックを起こす恐れがあるので、十分な問診を行う。
(高齢者への投与)
高齢者とそれ以外の成人では副作用に差がみられなかったが、一般に高齢者では生理機能が低下しているので、次の点に注意して、投与間隔を変更するなどして投与する。
1.本剤は腎機能低下患者で排泄に遅延が認められているので、高齢者では血中濃度が高く推移する可能性がある。
2.類薬で、高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れるとの報告がある。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、妊娠後期にピボキシル基を有する抗生物質を投与された妊婦と、その出生児において低カルニチン血症の発現が報告されている]。
(小児等への投与)
1.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
2.小児(特に乳幼児)においてピボキシル基を有する抗生物質(小児用製剤)の投与により、低カルニチン血症に伴う低血糖が現れることがある。血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児であることが判明した場合には投与しない。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
1.テステープ反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試薬による尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意する。
2.直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(その他の注意)
本剤を含むピボキシル基を有する抗生物質(セフジトレン ピボキシル、セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物、セフテラム ピボキシル、テビペネム ピボキシル)の投与により、ピバリン酸(ピボキシル基を有する抗生物質の代謝物)の代謝・排泄に伴う血清カルニチン低下が報告されている。また、小児(特に乳幼児)においては、ピボキシル基を有する抗生物質(小児用製剤)の投与により、低カルニチン血症に伴う低血糖が現れることがあるので、ピボキシル基を有する抗生物質の投与に際してはカルニチンの低下に注意する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温保存、3年)の結果、セフジトレンピボキシル錠100mg「CH」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
気密容器(開封後防湿)。

処方薬辞典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。