日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

トロビシン筋注用2gの基本情報

一般名
製薬会社
薬価・規格
2452円(2g1瓶)
添付文書

基本情報

薬効分類
アミノグリコシド系抗菌薬

細菌のタンパク質合成を阻害し殺菌的に抗菌作用をあらわす薬

アミノグリコシド系抗菌薬
  • 硫酸ストレプトマイシン
  • 硫酸カナマイシン カナマイシン
  • ゲンタシン
  • トロビシン
  • ハベカシン
効能・効果
  • 淋菌感染症
注意すべき副作用
皮疹 、 疼痛持続 、 眩暈 、 過敏症 、 蕁麻疹 、 不眠 、 乏尿 、 BUN上昇 、 クレアチニンクリアランス低下 、 悪寒
用法・用量(主なもの)
  • 筋注:スペクチノマイシンとして、2g(力価)を1回臀部筋肉内に注射する
    • また、2g(力価)1回投与にて効果の不十分なときは、4g(力価)を1回追加投与する
  • 4g(力価)投与は左右の臀筋の2箇所に分けてもよい
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
皮疹 、 疼痛持続 、 眩暈 、 過敏症 、 蕁麻疹 、 不眠 、 乏尿 、 BUN上昇 、 クレアチニンクリアランス低下 、 悪寒 、 発熱
重大な副作用
ショック 、 不快感 、 口内異常感 、 喘鳴 、 便意 、 耳鳴 、 アナフィラキシー
上記以外の副作用
ALT上昇 、 Al−P上昇 、 ヘマトクリット値減少 、 ヘモグロビン減少 、 頭重感 、 発赤 、 硬結 、 しびれ感 、 悪心 、 嘔吐 、 胃痛 、 下腹部痛 、 下腹部膨満感 、 倦怠感

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • アトピー性体質
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 幼児・小児
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 注意
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 新生児(0日〜27日)
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

淋菌感染症。

用法・用量(添付文書全文)

筋注:スペクチノマイシンとして、2g(力価)を1回臀部筋肉内に注射する。また、2g(力価)1回投与にて効果の不十分なときは、4g(力価)を1回追加投与する。4g(力価)投与は左右の臀筋の2箇所に分けてもよい。なお、年齢、症状により適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
2.本剤は1回投与後3〜5日間は経過を観察し、効果判定をする(なお、追加投与の必要のある場合は、用法・用量に準ずる)。

副作用(添付文書全文)

調査症例数2,577例中、副作用発現症例は124例(4.81%)であり、副作用発現件数は延べ127件であった。その主なものは、注射部位疼痛112件(4.35%)、皮疹3件(0.12%)、頭重感2件(0.08%)等であった。なお、調査症例2,577例中、1例にショック症状が報告されている。また、臨床検査値の異常は認められなかった(承認時までの調査及び市販後の使用成績調査の集計)。
1.重大な副作用
ショック(0.04%):ショックを起こすことがあり、また、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴等のアナフィラキシーを伴うことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には血圧の維持、体液の補充管理、気道の確保等の適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).注射部位:(0.1〜5%未満)疼痛持続、(0.1%未満)発赤、硬結。
2).過敏症:(0.1〜5%未満)皮疹、(頻度不明)蕁麻疹。
3).神経系:(0.1%未満)頭重感、しびれ感、(頻度不明)眩暈、不眠。
4).消化器:(0.1%未満)悪心・嘔吐、胃痛、下腹部痛、下腹部膨満感。
5).腎臓:(頻度不明)乏尿、BUN上昇、クレアチニンクリアランス低下。
6).その他:(0.1%未満)倦怠感、(頻度不明)悪寒、発熱、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、ヘマトクリット値減少、ヘモグロビン減少。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.アトピー性体質の患者[重症の即時型アレルギー反応が現れる恐れがある]。
2.小児等。
(重要な基本的注意)
1.本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとる。
1).事前に既往歴等について十分な問診を行う(なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認する)。
2).投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておく。
3).投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行い、特に、投与開始直後は注意深く観察する。
2.潜伏状態の梅毒の兆候を遮蔽したり遅延させる可能性があるため、淋疾の治療の際には梅毒の血清学的検査を行う。
3.本剤投与後、ときに淋疾後尿道炎(postgonococcal urethritis)が現れることがあるので、適切な治療を行う。
(高齢者への投与)
高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳婦:本剤投与中は授乳を避けさせることが望ましい[動物実験(ウシ、ヒツジ)で乳汁中に移行することが認められている]。
(小児等への投与)
1.小児等に対する安全性は確立していないので、特に必要とする場合には慎重に投与する。
2.低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意する[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加物としてベンジルアルコールを含有している)]。
(適用上の注意)
1.投与経路:本剤は用法・用量にしたがって、臀部筋肉内注射のみに使用する。
2.投与時:
1).20ゲージの針を使用することが望ましい。
2).懸濁直後及び注射筒に吸引時、強く振盪する。
3).同一部位への反復投与は行わない。
4).神経走行部位を避ける。
5).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。
6).注射部位に壊死をみることがある。
3.アンプルカット時:添付の懸濁用アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
4.調製後の使用:調製した懸濁液は24時間以内に使用する。
(保管上の注意)
密封容器。

処方薬辞典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。