処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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カナマイシンカプセル250mg「明治」の基本情報
基本情報
細菌のタンパク質合成を阻害し殺菌的に抗菌作用をあらわす薬
- 硫酸ストレプトマイシン
- 硫酸カナマイシン カナマイシン
- ゲンタシン
- トロビシン
- ハベカシン
- 感染性腸炎
- カナマイシンとして、1日2〜4g(力価)を4回に分割経口投与する
- 小児には体重1kg当り50〜100mg(力価)を4回に分割経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 慎重投与
- 経口摂取の不良
- 腎障害
- 全身状態の悪い
- 腸管潰瘍
- 難聴
- 非経口栄養
- 慎重投与
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 麻酔剤
- 呼吸抑制
- 筋弛緩剤
- 呼吸抑制
- ツボクラリン
- 呼吸抑制
- パンクロニウム臭化物
- 呼吸抑制
- ベクロニウム臭化物
- 呼吸抑制
- トルペリゾン
- 呼吸抑制
- A型ボツリヌス毒素
- 呼吸抑制
処方理由
添付文書
感染性腸炎。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
感染性腸炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。
カナマイシンとして、1日2〜4g(力価)を4回に分割経口投与する。小児には体重1kg当り50〜100mg(力価)を4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告等を参考に集計した(再審査対象外)。
1.神経系:(0.1%未満)難聴(連用時)[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止する]。
2.腎臓:(0.1%未満)腎障害(連用時)[観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止する]。
3.消化器:(0.1〜5%未満)食欲不振、悪心、下痢等の胃腸症状。
4.過敏症:(5%以上又は頻度不明)過敏症状[症状が現れた場合には、投与を中止する]。
5.ビタミン欠乏症:(0.1%未満)ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。
(禁忌)
本剤の成分並びにアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
1.腎障害のある患者[腎障害が増悪する恐れがある]。
2.難聴のある患者[難聴が増悪する恐れがある]。
3.腸管潰瘍のある患者[腸管からの吸収が増加することがある]。
4.高齢者。
5.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので観察を十分に行う]。
(相互作用)
併用注意:麻酔剤、筋弛緩剤(ツボクラリン、パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物、トルペリゾン、A型ボツリヌス毒素等)[呼吸抑制が現れる恐れがあるので、呼吸抑制が現れた場合には、必要に応じ、コリンエステラーゼ阻害剤、カルシウム製剤の投与等の適切な処置を行う(両薬剤ともに神経筋遮断作用を有しており、併用によりその作用が増強される)]。
(高齢者への投与)
高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがあるので、慎重に投与する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
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