日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

キュビシン静注用350mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ダプトマイシン注射用

製薬会社:MSD

薬価・規格: 13530円(350mg1瓶) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

効能・効果詳しく見る

  • 外傷の二次感染
  • 潰瘍の二次感染
  • 感染性心内膜炎
  • 手術創の二次感染
  • 熱傷の二次感染
  • 敗血症
  • 糜爛の二次感染
  • 深在性皮膚感染症

注意すべき副作用詳しく見る

湿疹発熱下痢血小板数減少Al−P上昇好酸球数増加肝機能検査異常AST上昇ALT上昇CK上昇

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.敗血症、感染性心内膜炎の場合:ダプトマイシンとして1日1回6mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注又は緩徐に静脈内注射する
  • 2.深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染の場合:ダプトマイシンとして1日1回4mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注又は緩徐に静脈内注射する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 肺炎

副作用

主な副作用

湿疹発熱下痢血小板数減少Al−P上昇好酸球数増加肝機能検査異常AST上昇ALT上昇CK上昇CPK上昇

重大な副作用

ショックアナフィラキシー急性汎発性発疹性膿疱症横紋筋融解症筋肉痛脱力感CK値上昇CPK値上昇血中ミオグロビン上昇尿中ミオグロビン上昇好酸球性肺炎低酸素血症性呼吸困難びまん性肺浸潤末梢性ニューロパシー腎不全重篤な腎障害偽膜性大腸炎

上記以外の副作用

貧血蕁麻疹LDH上昇消化不良発疹悪心嘔吐便秘腎障害尿路感染真菌感染カンジダ感染真菌血症血小板増加症好酸球増加症高血糖電解質失調食欲減退不安不眠症浮動性眩暈頭痛錯感覚振戦味覚異常回転性眩暈上室性不整脈高血圧低血圧潮紅消化器痛腹痛鼓腸腹部膨満腹部膨満感黄疸皮膚そう痒症小水疱水疱性皮疹粘膜性小水疱水疱性皮疹非粘膜性小水疱水疱性皮疹四肢痛筋力低下関節痛膣炎無力症注射部位反応悪寒疲労血管性浮腫血中クレアチニン上昇INR増加プロトロンビン時間延長

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 肺炎
  • 慎重投与
    • 腎機能障害
  • 注意
    • 血液透析
    • 腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス<30mL/min
    • CAPD
    • CLcr≧30mL/minの高齢者
    • HMG−CoA還元酵素阻害剤を前治療
    • HMG−CoA還元酵素阻害剤を併用
    • クレアチニンクリアランス≧30mL/min
    • 原因不明のCK<CPK>上昇
    • 連続携行式腹膜透析
  • 投与に際する指示
    • 血液透析
    • 腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス<30mL/min
    • CAPD
    • CLcr≧30mL/minの高齢者
    • クレアチニンクリアランス≧30mL/min
    • 連続携行式腹膜透析

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • CLcr≧30mL/minの高齢者(65歳〜)
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • CLcr≧30mL/minの高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
HMG−CoA還元酵素阻害剤 CK<CPK>が上昇

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.左心系感染性心内膜炎に対する本剤の有効性は認められていないため、右心系感染性心内膜炎にのみ使用する[左心系感染性心内膜炎に対して、国内での使用経験はなく、海外でも有効性は認められていない]。
    2.本剤は肺炎に使用しない[本剤は肺サーファクタントに結合し、不活性化される]。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.敗血症、感染性心内膜炎の場合:ダプトマイシンとして1日1回6mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注又は緩徐に静脈内注射する。
    2.深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染の場合:ダプトマイシンとして1日1回4mg/kgを24時間ごとに30分かけて点滴静注又は緩徐に静脈内注射する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.本剤は1バイアルにつき7mLの生理食塩液を加えて溶解し、この溶解液の濃度を50mg/mLとして用いる。
    2.ダプトマイシンは主に腎臓で排泄されるため、血液透析又は連続携行式腹膜透析(CAPD)を受けている患者を含む腎機能障害の患者では、次を目安に本剤の用量調節をする。
    1).敗血症、感染性心内膜炎:クレアチニンクリアランス≧30mL/minの場合;1回6mg/kgを24時間ごと。
    2).敗血症、感染性心内膜炎:クレアチニンクリアランス<30mL/minの場合(血液透析又はCAPDを受けている患者を含む);1回6mg/kgを48時間ごと(可能な場合、血液透析日には血液透析後に本剤を投与する、週3回でも可)。
    3).深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染:クレアチニンクリアランス≧30mL/minの場合;1回4mg/kgを24時間ごと。
    4).深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染:クレアチニンクリアランス<30mL/minの場合(血液透析又はCAPDを受けている患者を含む);1回4mg/kgを48時間ごと(可能な場合、血液透析日には血液透析後に本剤を投与する、週3回でも可)。
    3.本剤は、1日2回以上投与しない[海外第1相及び第2相試験において1日2回以上投与した場合、血中クレアチンキナーゼ値上昇(血中クレアチンホスホキナーゼ値上昇)[CK値上昇(CPK値上昇)]した]。
    4.ダプトマイシンはグラム陽性菌に対してのみ抗菌活性を有するため、グラム陰性菌等を含む混合感染と診断された場合、又は混合感染が疑われる場合は本剤と適切な薬剤を併用して治療を行う。
    5.本剤の使用にあたっては、耐性菌の出現等を防ぐため、次のことに注意する。
    1).感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導のもとで行う。
    2).原則として他の抗菌薬及びダプトマイシンに対する感受性を確認する。
    3).投与期間は、感染部位、重症度、患者の症状等を考慮し、適切な時期に、本剤の継続投与が必要か判定し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    国内で実施した実薬対照試験において、安全性解析対象例99例中11例(11.1%)に副作用が認められ、16例(16.2%)に臨床検査値の副作用が認められた。主なものはAST(GOT)上昇7例(7.1%)、ALT(GPT)上昇7例(7.1%)、湿疹2例(2.0%)、発熱2例(2.0%)、下痢2例(2.0%)、血小板数減少2例(2.0%)、Al−P上昇2例(2.0%)、CK(CPK)上昇2例(2.0%)、好酸球数増加2例(2.0%)であった。
    外国で実施した菌血症及び感染性心内膜炎を対象にした実薬対照比較試験において、安全性解析対象例120例中42例(35.0%)に副作用が認められ、主なものは、CK(CPK)上昇6例(5.0%)、軟便4例(3.3%)、消化不良3例(2.5%)、発疹3例(2.5%)、血中リン増加3例(2.5%)であった。
    外国で実施した複雑性皮膚・軟部組織感染症を対象にした2つの実薬対照比較試験及び1つの薬物動態試験において、安全性解析対象例550例中99例(18.0%)に副作用が認められ、主なものは、悪心13例(2.4%)、CK(CPK)上昇12例(2.2%)、嘔吐10例(1.8%)、下痢9例(1.6%)、便秘7例(1.3%)、皮膚炎7例(1.3%)であった。
    1.重大な副作用
    1).ショック・アナフィラキシー(1.0%):ショック・アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):急性汎発性発疹性膿疱症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    3).横紋筋融解症(頻度不明):横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK値上昇(CPK値上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    4).好酸球性肺炎(頻度不明):本剤投与2〜4週後、発熱、低酸素血症性呼吸困難、びまん性肺浸潤を伴う好酸球性肺炎が報告されているので、これらの症状や徴候が現れた場合には、投与を中止し、全身ステロイド療法等の適切な処置を行う。
    5).末梢性ニューロパシー(頻度不明):末梢性ニューロパシーが現れることがあるので、本剤投与中は末梢性ニューロパシーの徴候及び症状に注意し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    6).腎不全(頻度不明):腎不全等の重篤な腎障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    7).偽膜性大腸炎(頻度不明):偽膜性大腸炎は、ダプトマイシンを含むほぼすべての抗菌薬の使用により報告されている。偽膜性大腸炎が疑われたり、確定診断がなされた場合には、本剤の投与中止又は適切な処置を考慮する。
    2.その他の副作用:次のような症状又は異常が現れた場合には、適切な処置を行う。
    1).感染症及び寄生虫症:(頻度不明)尿路感染、真菌感染、カンジダ感染、真菌血症。
    2).血液及びリンパ系障害:(頻度不明)*貧血、血小板増加症、好酸球増加症。
    3).代謝及び栄養障害:(頻度不明)高血糖、電解質失調、食欲減退。
    4).精神障害:(頻度不明)不安、不眠症。
    5).神経系障害:(頻度不明)浮動性眩暈、頭痛、錯感覚、振戦、味覚異常。
    6).耳及び迷路障害:(頻度不明)回転性眩暈。
    7).心臓障害:(頻度不明)上室性不整脈。
    8).血管障害:(頻度不明)高血圧、低血圧、潮紅。
    9).胃腸障害:(2〜10%)下痢、(頻度不明)消化器痛/腹痛、嘔吐、鼓腸/腹部膨満感/腹部膨満、便秘、悪心、消化不良。
    10).肝胆道系障害:(頻度不明)黄疸。
    11).皮膚及び皮下組織障害:(2〜10%)湿疹、(頻度不明)皮膚そう痒症、発疹、*蕁麻疹、小水疱水疱性皮疹(粘膜性小水疱水疱性皮疹又は非粘膜性小水疱水疱性皮疹)。
    12).筋骨格系及び結合組織障害:(頻度不明)四肢痛、筋力低下、筋肉痛、関節痛。
    13).腎及び尿路障害:(頻度不明)腎障害。
    14).生殖系及び乳房障害:(頻度不明)膣炎。
    15).全身障害及び投与局所様態:(2〜10%)発熱、(頻度不明)無力症、注射部位反応、悪寒、疲労、血管性浮腫。
    16).臨床検査:(2〜10%)肝機能検査異常(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇)、血小板数減少、CK上昇(CPK上昇)、好酸球数増加、(頻度不明)血中クレアチニン上昇、INR増加、*LDH上昇、プロトロンビン時間延長、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇。
    *:国内においても認められている(1.0%)。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    腎機能障害がある患者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤投与中に、CK(CPK)上昇が報告されているので、次の点について十分注意する。
    1).CK(CPK)値を投与期間中は定期的に(週1回以上)モニタリングする。腎機能障害がある患者、原因不明のCK<CPK>上昇を発現した患者及びHMG−CoA還元酵素阻害剤を前治療又はHMG−CoA還元酵素阻害剤を併用した患者では、CK(CPK)値を更に頻回にモニタリングする。
    2).CK値が1000U/L<基準値上限の約5倍>を超え原因不明のミオパシー(CPK値が1000U/L<基準値上限の約5倍>を超え原因不明のミオパシー)の徴候又は症状を示す患者、あるいは症状はないがCK値が2000U/L<基準値上限の約10倍>を超える顕著な増加(CPK値が2000U/L<基準値上限の約10倍>を超える顕著な増加)を示した場合は、本剤の投与を中止する。
    2.腎機能障害がある患者では、腎機能を頻回にモニタリングする。
    3.本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとる。
    1).事前に既往歴等について十分な問診を行う(なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認する)。
    2).投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておく。
    3).点滴静注の場合は投与開始から投与終了後まで、また、静脈内注射の場合は投与終了後もしばらくの間、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行い、特に、投与開始直後は注意深く観察する。
    (相互作用)
    併用注意:HMG−CoA還元酵素阻害剤[本剤及びHMG−CoA還元酵素阻害剤を併用した場合CK<CPK>が上昇する可能性があることから、本剤投与中はこれらの薬剤の休薬を考慮する(機序不明)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では一般的に生理機能が低下しているので注意する。CLcr≧30mL/minの高齢者では用量調節は必要ない。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、妊娠ラットにおいて、ダプトマイシンは胎盤を通過することが認められている]。
    2.授乳中の婦人にやむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[症例報告にて、ヒト母乳中へダプトマイシンが低濃度(0.045μg/mL、乳汁中濃度/血漿中濃度比:0.12%)で移行することが報告された]。
    (小児等への投与)
    1.小児等に対する安全性及び有効性は確立していない(国内での使用経験がない)。
    2.成人と比較して小児、小児と比較して新生児では神経障害及び筋障害のリスクが増大する可能性がある(幼若イヌ及び新生仔イヌを用いた試験により、神経及び筋症状に対する感受性の亢進がみられた)。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    1.遺伝子組換え型トロンボプラスチン試薬を用いた測定において、ダプトマイシンの血漿中の濃度が臨床的に十分高い場合、見かけ上、濃度依存的かつ有意なプロトロンビン時間(PT)延長及び国際標準比(INR)増加がみられることがある。遺伝子組換え型トロンボプラスチン試薬とダプトマイシンの相互作用による見かけ上のPT延長及びINR増加は、ダプトマイシンの血漿中濃度がトラフ付近でPT又はINR検査用の試料を採取することにより可能性を最小限にできる。しかし、トラフ値でも相互作用を引き起こす可能性が十分にある。
    本剤投与中にPT又はINRが異常に高い場合には、次を行うことが望ましい。
    1).2回目以降の本剤投与直前(トラフ時)に採血し、PT又はINRの評価を繰り返す。トラフ時のPT又はINRが予想よりも顕著に高い場合には、他の方法によるPT又はINRの評価を検討する。
    2).PT又はINRの異常高値を引き起こす他の原因について評価する。
    2.本剤とワルファリンを併用する場合には、本剤投与開始後数日間は抗凝血活性をモニタリングする。
    (過量投与)
    本剤の過量投与が疑われた場合は患者の状態を注意深く観察し、必要に応じ支持療法を行うことが望ましい(本剤は、血液透析(4時間で投与量の約15%除去)又は腹膜透析(48時間で約11%除去)により体内から緩やかに除去される)。
    (適用上の注意)
    1.調製方法:
    1).本剤1バイアルにつき7mLの生理食塩液をゆっくりと加えて溶解し、50mg/mLの溶液とする。なお、泡立ちを抑えるため、溶解時又は溶解後のバイアルは激しく振盪しないで、次の手順に従って調製する。
    (1).ゴム栓の中央部に針を刺す。
    (2).生理食塩液7mLをバイアルの内壁をつたわらせながらゆっくりと注入する。
    (3).バイアルをゆっくりと回しながら塊又は粉末を十分に湿らせる。
    (4).溶解するまで約10分間静置する。
    (5).数分間ゆっくりとバイアルを回す。
    (6).完全に溶解したことを確認する。
    2).静脈内注射する場合、50mg/mLの溶液をそのまま使用する。
    3).30分かけて点滴静注する場合、50mg/mLの溶液を更に生理食塩液で希釈し使用する。
    4).調製後は速やかに使用する(なお、やむを得ず保存を必要とする場合でも、調製開始後、室温(25℃)では12時間以内、冷所(2〜8℃)では48時間以内に使用する)。
    2.投与前:不溶物がないことを目視で確認する。
    3.配合適性:
    1).本剤は生理食塩液及び乳酸リンゲル液とは配合可能である。
    2).ブドウ糖を含む希釈液とは配合不適である。
    3).配合適性については限られたデータしかないため、他の薬剤<生理食塩液及び乳酸リンゲル液を除く>を同一の輸液ラインを通して同時に注入しない(他の薬剤を同一の輸液ラインから連続注入する場合には、配合変化を起こさない輸液(生理食塩液又は乳酸リンゲル液)を本剤の投与前後に輸液ライン内に流す)。
    (その他の注意)
    ラット及びイヌにおいて、ダプトマイシン投与により骨格筋に影響がみられたが、心筋及び平滑筋に変化は認められず、この変化は、病理組織学的に骨格筋変性又は骨格筋再生像を呈し、CK上昇(CPK上昇)を伴っていた(線維化及び横紋筋融解症は認められなかった)、病理組織学的変化を含む骨格筋への影響はすべて、ラットにおいて休薬後4週以内及びイヌにおいて休薬後11週以内に完全に回復した。
    ラット及びイヌにおいて、末梢神経変化(軸索の変性像を呈し、機能的な変化を伴うこともあった)がみられ、この変化はミオパシーよりも高用量で認められた(病理組織学的及び機能的な影響はイヌで評価したところ、実質的に休薬後6カ月以内に回復した)。
    7週齢の幼若イヌ(神経及び筋等の発達段階が乳幼児に相当)にダプトマイシンを28日間静脈内投与した試験において、成熟イヌと比較して低い血漿中曝露量(50mg/kg/日:Cmaxの比較で約1/2)から末梢神経変性がみられ、また、成熟イヌと同様の所見に加えて脊髄変性がみられた(これらの所見は28日間の休薬後に回復傾向が認められた)。
    4日齢新生仔イヌにダプトマイシンを28日間(生後4〜31日)静脈内投与した試験において、幼若イヌと比較して低い血漿中曝露量(25mg/kg/日:Cmaxの比較で約1/3)から筋攣縮及び筋硬直がみられた(これらの所見は28日間の休薬後には回復した)。なお、25mg/kg/日投与時の血中濃度は、ヒトの乳児において予想される血中濃度の範囲内であった。
    (保管上の注意)
    2〜8℃。

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