処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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本草防風通聖散エキス顆粒−Mの基本情報
基本情報
自然由来の生薬(しょうやく)から構成され、日本で独自に発展を遂げた伝統医学である漢方医学による治療などに使われる薬
- 葛根湯(カッコントウ):ツムラ葛根湯、クラシエ葛根湯など
- 大建中湯(ダイケンチュウトウ):ツムラ大建中湯、コタロー大建中湯
- 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ):ツムラ芍薬甘草湯、クラシエ芍薬甘草湯など
- 補中益気湯(ホチュウエッキトウ):ツムラ補中益気湯、クラシエ補中益気湯など
- 六君子湯(リックンシトウ):ツムラ六君子湯、クラシエ六君子湯など
- 抑肝散(ヨクカンサン):ツムラ抑肝散、オースギ抑肝散料など
- 牛車腎気丸(ゴシャジンキガン):ツムラ牛車腎気丸など
- 加味逍遙散(カミショウヨウサン):ツムラ加味逍遙散、クラシエ加味逍遙散料など
- 小青竜湯(ショウセイリュウトウ):ツムラ小青竜湯、クラシエ小青竜湯など
- 麦門冬湯(バクモンドウトウ):ツムラ麦門冬湯、クラシエ麦門冬湯など
- 便秘
- むくみ
- 肥満症
- 高血圧の随伴症状
- 高血圧ののぼせ
- 高血圧の肩こり
- 高血圧の動悸
- 1日7.5gを3回に分割し食前又は食間に経口投与する
- なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 慎重投与
- 悪心
- 嘔吐
- 狭心症
- 下痢
- 甲状腺機能亢進症
- 高度腎障害
- 重症高血圧症
- 食欲不振
- 心筋梗塞
- 軟便
- 排尿障害
- 胃腸虚弱
- 循環器系障害
- 発汗傾向の著しい
- 注意
- 食塩制限
- 希望禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 授乳婦
- 乳児
- 虚弱者(衰弱者を含む)
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 慎重投与
- 乳児(0日〜364日)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- エフェドリン含有製剤
- 不眠
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 不眠
- 甲状腺ホルモン剤
- 不眠
- チロキシン製剤
- 不眠
- リオチロニン
- 不眠
- カテコールアミン製剤
- 不眠
- エピネフリン
- 不眠
- イソプロテレノール
- 不眠
- キサンチン系薬剤
- 不眠
- テオフィリン
- 不眠
- ジプロフィリン
- 不眠
- エフェドリン含有製剤
- 発汗過多
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 発汗過多
- 甲状腺ホルモン剤
- 発汗過多
- チロキシン製剤
- 発汗過多
- リオチロニン
- 発汗過多
- カテコールアミン製剤
- 発汗過多
- エピネフリン
- 発汗過多
- イソプロテレノール
- 発汗過多
- キサンチン系薬剤
- 発汗過多
- テオフィリン
- 発汗過多
- ジプロフィリン
- 発汗過多
- エフェドリン含有製剤
- 頻脈
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 頻脈
- 甲状腺ホルモン剤
- 頻脈
- チロキシン製剤
- 頻脈
- リオチロニン
- 頻脈
- カテコールアミン製剤
- 頻脈
- エピネフリン
- 頻脈
- イソプロテレノール
- 頻脈
- キサンチン系薬剤
- 頻脈
- テオフィリン
- 頻脈
- ジプロフィリン
- 頻脈
- エフェドリン含有製剤
- 動悸
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 動悸
- 甲状腺ホルモン剤
- 動悸
- チロキシン製剤
- 動悸
- リオチロニン
- 動悸
- カテコールアミン製剤
- 動悸
- エピネフリン
- 動悸
- イソプロテレノール
- 動悸
- キサンチン系薬剤
- 動悸
- テオフィリン
- 動悸
- ジプロフィリン
- 動悸
- エフェドリン含有製剤
- 全身脱力感
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 全身脱力感
- 甲状腺ホルモン剤
- 全身脱力感
- チロキシン製剤
- 全身脱力感
- リオチロニン
- 全身脱力感
- カテコールアミン製剤
- 全身脱力感
- エピネフリン
- 全身脱力感
- イソプロテレノール
- 全身脱力感
- キサンチン系薬剤
- 全身脱力感
- テオフィリン
- 全身脱力感
- ジプロフィリン
- 全身脱力感
- エフェドリン含有製剤
- 精神興奮
- モノアミン酸化酵素阻害剤
- 精神興奮
- 甲状腺ホルモン剤
- 精神興奮
- チロキシン製剤
- 精神興奮
- リオチロニン
- 精神興奮
- カテコールアミン製剤
- 精神興奮
- エピネフリン
- 精神興奮
- イソプロテレノール
- 精神興奮
- キサンチン系薬剤
- 精神興奮
- テオフィリン
- 精神興奮
- ジプロフィリン
- 精神興奮
- カンゾウ含有製剤
- 偽アルドステロン症
- グリチルリチン製剤
- 偽アルドステロン症
- カンゾウ含有製剤
- 低カリウム血症
- グリチルリチン製剤
- 低カリウム血症
- カンゾウ含有製剤
- ミオパシー
- グリチルリチン製剤
- ミオパシー
処方理由
添付文書
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧の随伴症状(高血圧の動悸、高血圧の肩こり、高血圧ののぼせ)、肥満症、むくみ、便秘。
1日7.5gを3回に分割し食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
1.重大な副作用
1).間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等が現れた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等が現れた場合には、本剤の服用を中止し、直ちに連絡するよう患者に対し注意を行う。
2).偽アルドステロン症:低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム貯留・体液貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症が現れることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行う。
3).ミオパシー:低カリウム血症の結果としてミオパシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・四肢麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行う。
4).肝機能障害、黄疸:著しいAST上昇(著しいGOT上昇)、著しいALT上昇(著しいGPT上昇)、著しいAl−P上昇、著しいγ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
5).腸間膜静脈硬化症:長期投与により、腸間膜静脈硬化症が現れることがある。繰り返し腹痛、繰り返し下痢、繰り返し便秘、繰り返し腹部膨満等が現れた場合、又は便潜血陽性になった場合には投与を中止し、CT、大腸内視鏡等の検査を実施するとともに、適切な処置を行う(なお、腸管切除術に至った症例も報告されている)。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹、そう痒等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).自律神経系:不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等。
3).消化器:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢等。
4).泌尿器:排尿障害等。
(慎重投与)
1.下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化する恐れがある]。
2.胃腸虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、軟便、下痢等が現れることがある]。
3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化する恐れがある]。
4.病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用が現れやすくなり、その症状が増強される恐れがある]。
5.発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等が現れる恐れがある]。
6.狭心症、心筋梗塞等の循環器系障害のある患者、又はその既往歴のある患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
7.重症高血圧症の患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
8.高度腎障害のある患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
9.排尿障害のある患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
10.甲状腺機能亢進症の患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与する。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避ける。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止する。
3.サンシシ含有製剤の長期投与(多くは5年以上)により、大腸の色調異常、大腸浮腫、大腸糜爛、大腸潰瘍、大腸狭窄を伴う腸間膜静脈硬化症が現れる恐れがあるので、長期投与する場合にあっては、定期的にCT、大腸内視鏡等の検査を行うことが望ましい。
4.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意し、ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意する。
5.ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法・用量に注意する。
(相互作用)
併用注意:
1.マオウ含有製剤、エフェドリン類含有製剤、モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤、甲状腺製剤(チロキシン、リオチロニン)、カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプレナリン)、キサンチン系製剤(テオフィリン、ジプロフィリン)[不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等が現れやすくなるので、減量するなど慎重に投与する(交感神経刺激作用が増強されることが考えられる)]。
2.カンゾウ含有製剤、グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤[偽アルドステロン症が現れやすくなり、また、低カリウム血症の結果として、ミオパシーが現れやすくなる(グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[本剤に含まれるダイオウ(子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用)、ボウショウ(子宮収縮作用)により流早産の危険性がある]。
2.授乳中の婦人には慎重に投与する[本剤に含まれるダイオウ中のアントラキノン誘導体が母乳中に移行し、乳児の下痢を起こすことがある]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(その他の注意)
本剤にはボウショウが含まれているので、治療上食塩制限が必要な患者に継続投与する場合は注意する。
(取扱い上の注意)
本品の品質を保持するため、直射日光を避け、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管し、開封後は湿気に注意して、フタを十分に閉める等、取扱いに注意する。
(保管上の注意)
気密容器。
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