処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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〔東洋〕黄連湯エキス細粒の基本情報
基本情報
自然由来の生薬(しょうやく)から構成され、日本で独自に発展を遂げた伝統医学である漢方医学による治療などに使われる薬
- 葛根湯(カッコントウ):ツムラ葛根湯、クラシエ葛根湯など
- 大建中湯(ダイケンチュウトウ):ツムラ大建中湯、コタロー大建中湯
- 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ):ツムラ芍薬甘草湯、クラシエ芍薬甘草湯など
- 補中益気湯(ホチュウエッキトウ):ツムラ補中益気湯、クラシエ補中益気湯など
- 六君子湯(リックンシトウ):ツムラ六君子湯、クラシエ六君子湯など
- 抑肝散(ヨクカンサン):ツムラ抑肝散、オースギ抑肝散料など
- 牛車腎気丸(ゴシャジンキガン):ツムラ牛車腎気丸など
- 加味逍遙散(カミショウヨウサン):ツムラ加味逍遙散、クラシエ加味逍遙散料など
- 小青竜湯(ショウセイリュウトウ):ツムラ小青竜湯、クラシエ小青竜湯など
- 麦門冬湯(バクモンドウトウ):ツムラ麦門冬湯、クラシエ麦門冬湯など
- 急性胃炎
- 口内炎
- 二日酔
- 1日3回1回2.0g(1包)を空腹時経口投与
- 年齢症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- アルドステロン症
- 低カリウム血症
- ミオパシー
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- カンゾウ含有製剤
- 偽アルドステロン症
- グリチルリチン製剤
- 偽アルドステロン症
- ループ利尿剤
- 偽アルドステロン症
- フロセミド
- 偽アルドステロン症
- エタクリン酸
- 偽アルドステロン症
- チアジド系薬剤
- 偽アルドステロン症
- トリクロルメチアジド
- 偽アルドステロン症
- カンゾウ含有製剤
- 低カリウム血症
- グリチルリチン製剤
- 低カリウム血症
- ループ利尿剤
- 低カリウム血症
- フロセミド
- 低カリウム血症
- エタクリン酸
- 低カリウム血症
- チアジド系薬剤
- 低カリウム血症
- トリクロルメチアジド
- 低カリウム血症
- カンゾウ含有製剤
- ミオパシー
- グリチルリチン製剤
- ミオパシー
- ループ利尿剤
- ミオパシー
- フロセミド
- ミオパシー
- エタクリン酸
- ミオパシー
- チアジド系薬剤
- ミオパシー
- トリクロルメチアジド
- ミオパシー
処方理由
添付文書
胃部の停滞感や重圧感、食欲不振のあるものの次の諸症:急性胃炎、二日酔、口内炎。
1日3回1回2.0g(1包)を空腹時経口投与。年齢症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
1.重大な副作用
1).偽アルドステロン症:低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム貯留・体液貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症が現れることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行う。
2).ミオパシー:低カリウム血症の結果としてミオパシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・四肢麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
過敏症:発疹、発赤、そう痒、蕁麻疹等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
(禁忌)
1.アルドステロン症の患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
2.ミオパシーのある患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
3.低カリウム血症のある患者[これらの疾患及び症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与する。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避ける。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止する。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する。
(相互作用)
併用注意:カンゾウ含有製剤、グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤、ループ系利尿剤(フロセミド、エタクリン酸)、チアジド系利尿剤(トリクロルメチアジド)[偽アルドステロン症が現れやすくなり、また、低カリウム血症の結果として、ミオパシーが現れやすくなる(グリチルリチン酸及び利尿剤は、尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(保管上の注意)
薬の品質を保つため、直射日光を避け、できるだけ湿気の少ない涼しいところに保管する。
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