基本情報

薬効分類

抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)詳しく見る

  • 抗ヒスタミン作用(体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用)によりアレルギー反応を抑え蕁麻疹、花粉症、喘息などによる皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善する薬
抗ヒスタミン薬(内服薬・注射剤・貼付剤)の代表的な商品名
  • アレジオン
  • アレグラ
  • アレロック
  • レスタミン
  • ポララミン
  • クラリチン
  • ザイザル
  • デザレックス
  • ビラノア
  • ルパフィン

効能・効果詳しく見る

  • アトピー性皮膚炎のそう痒
  • アレルギー性鼻炎
  • 湿疹・皮膚炎のそう痒
  • 蕁麻疹
  • 皮膚疾患のそう痒
  • 皮膚そう痒症のそう痒

注意すべき副作用詳しく見る

ショックアナフィラキシー呼吸困難血圧低下意識消失血管浮腫浮腫胸痛潮紅過敏症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • フェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する
  • 7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mgを1日2回、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用

浮腫過敏症頭痛眠気疲労倦怠感眩暈不眠神経過敏悪夢睡眠障害

重大な副作用

ショックアナフィラキシー呼吸困難血圧低下意識消失血管浮腫胸痛潮紅過敏症状肝機能障害黄疸AST上昇ALT上昇γ−GTP上昇Al−P上昇LDH上昇無顆粒球症白血球減少好中球減少

上記以外の副作用

しびれ感嘔気嘔吐口渇腹痛下痢消化不良便秘そう痒蕁麻疹発疹排尿困難頻尿動悸血圧上昇味覚異常月経異常

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム<経口> 本剤の作用を減弱
エリスロマイシン 本剤の血漿中濃度を上昇

処方理由

第二世代抗ヒスタミン薬この薬をファーストチョイスする理由(2018年2月更新)もっと見る

  • ・腎機能、肝機能をそこまで気にしなくて良い。impaired performanceも生じにくい。(60歳代病院勤務医、小児科)
  • ・副作用(眠気)は少ないが、全くないわけではなく、効果は弱い印象。(60歳代開業医、小児科)
  • ・眠気がなく、その他の副作用も少ないが、効果はある程度期待できる(50歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・効果的にはそれほど大きく変わりないと思いますので、眠気の副作用がなく、車の運転制限を要しないフェキソフェナジンを好んで使います。最近はレボセチリジンも効果がよく、思ったより眠気が少ないので処方が増えています。(50歳代開業医、一般内科)
  • ・眠気が少ないのと後発薬が広く出回っているのでフェキソフェナジンを一番よく使っています。効果とのバランスも良いと思っています。新しい薬ではザイザルをよく使っています。(40歳代診療所勤務医、循環器内科)
  • ・眠くなりにくいがあまり効き目がないとの指摘もありますが、患者さんからのリクエストは一番多いです。ビラノアは良く効くようです。(50歳代診療所勤務医、眼科)
  • ・眠気がない。肝臓、腎障害にも使える。ジェネリックもある。(60歳代開業医、皮膚科)

抗ヒスタミン薬この薬をファーストチョイスする理由(2016年7月更新)もっと見る

  • ・効果は他の薬剤より乏しいかもしれない。しかし眠気の副作用はやはり少ないと思われるため、第一選択薬にしている。(40歳代病院勤務医、一般内科)
  • ・眠気の副作用が少ない点が良い。一般薬もあり、宣伝もしているので患者も覚えやすい。(30歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)
  • ・眠気に対して医師の説明義務が外されているのは便利。30mg錠、60mg錠とある点も気に入っている。(30歳代病院勤務医、形成外科)
  • ・実際に自分でも飲んでいますが、確かに眠くなりにくいと感じます。効果もそこそこあって良いです。(50歳代病院勤務医、救急科)
  • ・眠気が少なく、自動車運転についてのしばりがないのが良いです。テレビCMの影響で患者さんの名指しの希望が多いというのもありますが。(50歳代診療所勤務医、放射線科)

第二世代抗ヒスタミン薬この薬をファーストチョイスする理由(2015年1月更新)もっと見る

  • ・止痒効果は特筆すべきというわけではないが眠気という副作用が少ないので第一選択として処方する機会が多い。眠気が多い薬はいくら効果があっても処方しづらい。(40代病院勤務医、皮膚科)
  • ・効果がマイルドであるが、即効性に乏しい印象がある。だが、運転注意の勧告がないのが利点。急性症状に対しては1.5世代のメキタジンを処方することが多いです。(50代病院勤務医、一般内科)
  • ・1日2回投与なので血中濃度が安定しやすい。(30代病院勤務医、消化器内科)
  • ・生後6カ月から適応あり。(40代病院勤務医、小児科)
  • ・OD錠がある点。(30代病院勤務医、一般外科)
  • ・オーソライズド・ジェネリックがあるから。(50代開業医、一般内科)

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。

    用法・用量(添付文書全文)

    フェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する。
    7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mgを1日2回、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口投与する。
    なお、症状により適宜増減する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、Al−P上昇、LDH上昇等の肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
    3).無顆粒球症、白血球減少、好中球減少:無顆粒球症、白血球減少、好中球減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用(頻度不明)
    1).精神神経系:頭痛、眠気、疲労、倦怠感、眩暈、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害、しびれ感。
    2).消化器:嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、下痢、消化不良、便秘。
    3).過敏症:血管浮腫、そう痒、蕁麻疹、潮紅、発疹[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    4).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)[このような異常が現れた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行う]。
    5).腎臓・泌尿器:排尿困難、頻尿。
    6).循環器:動悸、血圧上昇。
    7).その他:呼吸困難、味覚異常、浮腫、胸痛、月経異常。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
    2.本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意する。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤<服用>)[本剤の作用を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与する(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムが本剤を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される)]。
    2.エリスロマイシン[本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある(P糖蛋白の阻害による本剤のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者では腎機能が低下していることが多く、腎臓からも排泄される本剤では血中濃度が上昇する場合があるので、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
    2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
    (臨床検査結果に及ぼす影響)
    本剤は、アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3〜5日前から本剤の投与を中止する。
    (過量投与)
    過量投与に関する報告は限られており、外国での過量服用症例報告には用量が不明な症例が多いが、最も高用量を服用した2例(1800〜3600mg)では、症状はないかあるいは眩暈、眠気及び口渇が報告されているので、過量投与例においては、吸収されずに残っている薬物を通常の方法で除去すること及び、その後の処置は対症的療法、補助的療法を検討する(なお、本剤は血液透析によって除去できない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤は、PTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (取扱い上の注意)
    安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

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