処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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エバステル錠10mgの基本情報
基本情報
抗ヒスタミン作用(体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用)によりアレルギー反応を抑え蕁麻疹、花粉症、喘息などによる皮膚の腫れや痒み、鼻づまり、咳などの症状を改善する薬
- アレジオン
- アレグラ
- アレロック
- レスタミン
- ポララミン
- クラリチン
- ザイザル
- デザレックス
- ビラノア
- ルパフィン
- アレルギー性鼻炎
- 湿疹・皮膚炎
- 蕁麻疹
- 皮膚そう痒症
- 痒疹
- エバスチンとして1回5〜10mgを1日1回経口投与する
- なお、年齢・症状により適宜増減する
- 病気や症状に応じた注意事項
- 過敏症
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 慎重投与
- 肝障害
- 注意
- 長期ステロイド療法
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- エリスロマイシン
- 本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が約2倍に上昇
- イトラコナゾール
- 本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が上昇
- リファンピシン類
- 本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が低下
処方理由
添付文書
1.蕁麻疹。
2.湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症。
3.アレルギー性鼻炎。
エバスチンとして1回5〜10mgを1日1回経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
錠(普通錠)について、承認までの臨床試験1,270例、使用成績調査6,813例及び市販後臨床試験266例の合計8,349例中259例(3.1%)に副作用がみられた。その主なものは、眠気(1.7%)、口渇(0.4%)、倦怠感(0.3%)、胃部不快感(0.2%)等であった(再審査終了時)。
1.重大な副作用(いずれも0.1%未満)
1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、喉頭浮腫等の症状が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇、ビリルビン上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
2.類薬による重大な副作用
類薬(テルフェナジン等)で、QT延長、心室性不整脈(Torsades de Pointesを含む)が現れるとの報告がある。
3.その他の副作用
1).過敏症:(0.1%未満)発疹、浮腫、蕁麻疹[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
2).循環器:(0.1%未満)動悸、(頻度不明)血圧上昇。
3).精神神経系:(0.1〜2%未満)眠気、倦怠感、頭痛、眩暈、(0.1%未満)しびれ感、不眠。
4).消化器:(0.1〜2%未満)口渇、胃部不快感、(0.1%未満)嘔気・嘔吐、腹痛、鼻腔内乾燥・口腔内乾燥、下痢、舌炎。
5).肝臓:(0.1%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、γ−GTP上昇、(頻度不明)Al−P上昇、ビリルビン上昇。
6).泌尿器:(頻度不明)排尿障害、頻尿。
7).その他:(0.1%未満)好酸球増多、胸部圧迫感、ほてり、体重増加、(頻度不明)月経異常、脱毛、味覚異常、BUN上昇、尿糖。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(慎重投与)
肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能異常が現れる恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う機械の操作に注意させる。
2.長期ステロイド療法を受けている患者で本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は、十分な管理下で徐々に行う。
3.本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
(相互作用)
本剤は、主として代謝酵素CYP2J2及びCYP3A4で代謝される。
併用注意:
1.エリスロマイシン[本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が約2倍に上昇することが報告されている(カレバスチンの代謝が抑制されると考えられる)]。
2.イトラコナゾール[本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が上昇することが報告されている(カレバスチンの代謝が抑制されると考えられる)]。
3.リファンピシン[本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が低下することが報告されている(カレバスチンの代謝が促進されると考えられる)]。
(高齢者への投与)
1日1回5mgから投与するなど注意する[一般に高齢者では生理機能が低下している]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児又は幼児に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
本剤はアレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する前は、本剤を投与しない。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(保管上の注意)
気密容器。
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