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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

オノンドライシロップ10%の基本情報

先発品(後発品あり)
一般名
製薬会社
薬価・規格
60円(10%1g)
添付文書

基本情報

薬効分類
ロイコトリエン受容体拮抗薬

体内のアレルギー反応などに関わるロイコトリエンの働きを抑えることで、気管支を広げ喘息による咳の発作を予防したり、アレルギー性鼻炎などを治療する薬

ロイコトリエン受容体拮抗薬
  • オノン
  • キプレス シングレア
効能・効果
  • アレルギー性鼻炎
  • 気管支喘息
注意すべき副作用
嘔気 、 下痢 、 眠気 、 AST上昇 、 GOT上昇 、 ALT上昇 、 GPT上昇 、 過敏症 、 蕁麻疹 、 嘔吐
用法・用量(主なもの)
  • 小児にはプランルカスト水和物として1日量7mg/kg(ドライシロップとして70mg/kg)を朝食後及び夕食後の2回に分け、用時懸濁して経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 1日最高用量はプランルカスト水和物として10mg/kg(ドライシロップとして100mg/kg)とする
    • 但し、プランルカスト水和物として成人の通常の用量である450mg/日(ドライシロップとして4.5g/日)を超えない
  • 体重別の標準投与量は、次記の用量を1回量とし、1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する
  • 1.体重12kg以上18kg未満:0.5g(プランルカスト水和物として50mg)
  • 2.体重18kg以上25kg未満:0.7g(プランルカスト水和物として70mg)
  • 3.体重25kg以上35kg未満:1.0g(プランルカスト水和物として100mg)
  • 4.体重35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
嘔気 、 下痢 、 眠気 、 AST上昇 、 GOT上昇 、 ALT上昇 、 GPT上昇 、 過敏症 、 蕁麻疹 、 嘔吐 、 尿潜血
重大な副作用
発疹 、 ショック 、 アナフィラキシー 、 血圧低下 、 意識障害 、 呼吸困難 、 白血球減少 、 発熱 、 咽頭痛 、 全身倦怠感 、 血小板減少 、 紫斑 、 鼻出血 、 歯肉出血 、 出血傾向 、 肝機能障害 、 黄疸 、 著しいAST上昇 、 著しいALT上昇 、 間質性肺炎 、 好酸球性肺炎 、 咳嗽 、 胸部X線異常 、 好酸球増加 、 横紋筋融解症 、 筋肉痛 、 脱力感 、 CK上昇 、 CPK上昇 、 血中ミオグロビン上昇 、 急性腎障害
上記以外の副作用
蛋白尿 、 倦怠感 、 不眠 、 しびれ 、 震え 、 不安 、 味覚異常 、 食欲不振 、 胸やけ 、 腹部膨満感 、 舌炎 、 舌しびれ 、 不整脈 、 頻脈 、 心房細動 、 期外収縮 、 動悸 、 アルカリホスファターゼ上昇 、 関節痛 、 四肢痛 、 こわばり 、 尿量減少 、 排尿障害 、 胸部絞扼感 、 浮腫 、 脱毛 、 生理不順 、 乳房腫脹 、 乳房硬結 、 乳房痛 、 女性化乳房 、 トリグリセリド上昇 、 口渇 、 耳鳴 、 そう痒 、 腹痛 、 胃部不快感 、 ビリルビン上昇 、 頭痛 、 出血 、 多形滲出性紅斑 、 眩暈 、 痙攣 、 興奮 、 便秘 、 口内炎 、 潮紅 、 頻尿 、 BUN上昇 、 咽喉頭異常感 、 好酸球増多 、 尿沈渣陽性

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 注意
    • 長期ステロイド療法
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤
本剤及びこれらの薬剤の血中濃度が上昇
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤
本剤の血中濃度が上昇
イトラコナゾール
本剤の血中濃度が上昇
エリスロマイシン
本剤の血中濃度が上昇

処方理由

ロイコトリエン受容体拮抗薬
この薬をファーストチョイスする理由(2019年9月更新)
  • ・良く効きます。DSなので、体重換算して処方しやすいことと減量のテーパリングがやりやすい。目立った副作用はない。少なくとも私は経験がない。(50歳代開業医、小児科)

  • ・1日2回の内服なので、面倒ではあるが、自分で使用してみて(気管支喘息)これが最も効果があった。(60歳代その他、救急科)

  • ・ロイコトリエン受容体拮抗薬として最初に世に出た薬剤で、気管支喘息などによく投与していました。その後モンテルカストが現れましたが、プランルカストとそれほどの差はないように感じましたので、今まで同様プランルカストを使用しています。(60歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・幼小児でも使いやすい。継続的使用だけでなく、短期的にも使用している。長期的使用ではモンテルカストの方がチュアブル剤があり使用頻度が高い。(60歳代診療所勤務医、小児科)

  • ・モンテルカストより服用錠数も回数も多いが、特に喘息患者さんにプランルカストの方が効果が高いように患者さんの反応を見て思っている。(40歳代診療所勤務医、循環器内科)

  • ・副作用がないので自分自身が長く服用しています。効き方はマイルドで速効性とか強力なものではないけど,安心して使っています。(50歳代病院勤務医、病理科)

  • ・処方した患者さんに特に有害事象と思われるような症状が現れたこともなく、効果も確実ですので、処方し続けています。(50歳代病院勤務医、呼吸器外科)

ロイコトリエン受容体拮抗薬
この薬をファーストチョイスする理由(2017年4月更新)
  • ・比較的薬価が安いためです。また、1日2回ではありますが、効果はしっかりとしています。(50歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・1歳未満の乳児にも使用できるし、患者の体重により投与量を増減できる点が優れている。(50歳代病院勤務医、小児科)

  • ・1000例以上使用していますが、きっちり使った場合、モンテルカストよりもプランルカストの効果の方が少し強い印象を持っています。ただ、最近はコンプライアンスを考えて、新規患者にはモンテルカストを使うことが多くなってきました。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・モンテルカストの方が服薬回数が少なくて済むので、一時期よく使っていた。しかし、喘息の患者さんなどに実際使ってみるとプランルカストの方が、効果があるように思われる。服薬回数も錠数も多いデメリットはあるが。(40歳代診療所勤務医、循環器内科)

  • ・アレルギー性鼻炎の鼻閉に自分自身で使ってみたら、症状の改善を実感したので。(50歳代病院勤務医、一般外科)

ロイコトリエン受容体拮抗薬
この薬をファーストチョイスする理由(2015年11月更新)
  • ・2カプセル分2と投与法が他に比べて面倒であるが、効果は安定しているので用い続けている。(50代診療所勤務医、一般内科)

  • ・2錠分2で済む後発の錠剤が出たため。(40代診療所勤務医、総合診療科)

  • ・古くからある薬ですし、1日2回投与であるため、他の気管支拡張薬と併用しやすい。(50代勤務医、循環器内科)

  • ・プランルカストはモンテルカストに比べて服用数が多く、処方の際に抵抗を感じるのですが、特に喘息においてはプランルカストの方が自覚症状が改善している感触があり、プランルカストを処方しています。徐放剤があるとよいのにといつも思います。(40代診療所勤務医、循環器内科)

  • ・1歳未満にも使えるから。(20代勤務医、小児科)

  • ・用量設定が体重当たりのため、年齢に比して、体格が著しく標準からはずれている小児にも処方しやすい。(30代勤務医、小児科)

  • ・最初に出た抗ロイコトリエン薬で、使い慣れています。一番効果が高いのはアコレートだと思いますが、肝障害が出やすく、長期処方はためらわれます。シングレアは1日1回の服用で済むことが魅力的で、効果にも優れています。(50代勤務医、呼吸器内科)

  • ・成人アトピー性皮膚炎に、劇的な効果を示すことがある。(50代診療所勤務医、皮膚科)

  • ・抗ヒスタミン薬などの効かない蕁麻疹に効くことがあるので、選択肢が増えてよい。(40代勤務医、皮膚科)

  • ・呼吸器疾患に対してではなく、てんかんの発作コントロールに対して用いている。(30代勤務医、神経内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.気管支喘息。
2.アレルギー性鼻炎。

用法・用量(添付文書全文)

小児にはプランルカスト水和物として1日量7mg/kg(ドライシロップとして70mg/kg)を朝食後及び夕食後の2回に分け、用時懸濁して経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。1日最高用量はプランルカスト水和物として10mg/kg(ドライシロップとして100mg/kg)とする。但し、プランルカスト水和物として成人の通常の用量である450mg/日(ドライシロップとして4.5g/日)を超えない。
体重別の標準投与量は、次記の用量を1回量とし、1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する。
1.体重12kg以上18kg未満:0.5g(プランルカスト水和物として50mg)。
2.体重18kg以上25kg未満:0.7g(プランルカスト水和物として70mg)。
3.体重25kg以上35kg未満:1.0g(プランルカスト水和物として100mg)。
4.体重35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)。

副作用(添付文書全文)

<気管支喘息>
<小児>
ドライシロップ剤の承認時の臨床試験及び市販後調査において、副作用集計の対象となった1,764例中52例(2.9%)に66件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものは嘔気8例(0.5%)、発疹・そう痒等8例(0.5%)、AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能異常6例(0.3%)等であった(再審査終了時)。
1歳未満の小児(乳児)を対象に実施した再審査終了時以降のオノンドライシロップ10%使用実態調査(調査期間:2007年2月〜2008年1月)において副作用集計の対象となった403例中5例(1.2%)に5件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。
<成人(参考)>
カプセル剤の承認時の臨床試験及び市販後調査において、副作用集計の対象となった4,963例中174例(3.5%)に216件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものは発疹・そう痒等30例(0.6%)、腹痛・胃部不快感29例(0.6%)、下痢19例(0.4%)、嘔気15例(0.3%)、AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能異常17例(0.3%)、ビリルビン上昇7例(0.1%)等であった(再審査終了時)。
<アレルギー性鼻炎>
<小児>
ドライシロップ剤の承認時の臨床試験及び製造販売後調査において、副作用集計の対象となった1,426例中40例(2.8%)に53件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものは下痢8例(0.6%)、尿中血陽性7例(0.5%)、尿中蛋白陽性6例(0.4%)等であった(再審査終了時)。
<成人(参考)>
カプセル剤の承認時の臨床試験及び市販後調査において、副作用集計の対象となった4,277例中200例(4.7%)に258件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものは下痢42例(1.0%)、腹痛・胃部不快感35例(0.8%)、発疹・そう痒等24例(0.6%)、眠気17例(0.4%)、嘔気13例(0.3%)、AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能異常8例(0.2%)、ビリルビン上昇8例(0.2%)等であった(再審査終了時)。
1.重大な副作用
1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、発疹等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).白血球減少:白血球減少(頻度不明、初期症状:発熱、咽頭痛、全身倦怠感等)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止する。
3).血小板減少:血小板減少(頻度不明、初期症状:紫斑、鼻出血、歯肉出血等の出血傾向)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止する。
4).肝機能障害:黄疸、著しいAST上昇(著しいGOT上昇)・著しいALT上昇(著しいGPT上昇)等を伴う肝機能障害(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には投与を中止し適切な処置を行う。
5).間質性肺炎、好酸球性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増加等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。
6).横紋筋融解症:横紋筋融解症(頻度不明)が現れることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意する。
2.その他の副作用
1).過敏症:(0.1〜1%未満)発疹、蕁麻疹等、(0.1%未満)多形滲出性紅斑、そう痒等[発現した場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
2).精神神経系:(0.1〜1%未満)眠気、(0.1%未満)眩暈、痙攣、興奮、頭痛、(頻度不明)不眠、しびれ、震え、不安、味覚異常。
3).消化器:(0.1〜1%未満)嘔気、嘔吐、下痢、(0.1%未満)胃部不快感、腹痛、便秘、口内炎、(頻度不明)食欲不振、胸やけ、腹部膨満感、舌炎、舌しびれ。
4).循環器:(0.1%未満)潮紅、(頻度不明)不整脈(頻脈・心房細動・期外収縮等)、動悸。
5).肝臓:(0.1〜1%未満)AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)等、(0.1%未満)ビリルビン上昇、(頻度不明)アルカリホスファターゼ上昇。
6).筋骨格系:(頻度不明)関節痛、筋肉痛、四肢痛、こわばり、CK上昇(CPK上昇)。
7).泌尿器:(0.1〜1%未満)尿潜血、蛋白尿、(0.1%未満)頻尿、BUN上昇、(頻度不明)尿量減少、排尿障害。
8).その他:(0.1%未満)出血、発熱、咽喉頭異常感、好酸球増多、尿沈渣陽性、(頻度不明)胸部絞扼感、浮腫、脱毛、倦怠感、生理不順、乳房腫脹・乳房硬結、乳房痛、女性化乳房、トリグリセリド上昇、口渇、耳鳴。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
1.本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
2.気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。
3.長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行う。
4.本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発の恐れがあるので注意する。
5.本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時にChurg−Strauss症候群様の血管炎を生じたとの報告があり、これらの症状は、おおむね経口ステロイド剤の減量・中止時に生じているので、本剤使用時は、特に好酸球数の推移及びしびれ、四肢脱力、発熱、関節痛、肺浸潤影等の血管炎症状に注意する。
6.他のロイコトリエン拮抗剤を投与した患者で、因果関係は明らかではないがうつ病、自殺念慮、自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので、本剤の投与にあたっては患者の状態を十分に観察する。
7.本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意する。特に、小児の通年性アレルギー性鼻炎については、臨床試験において、本剤群のプラセボ群に対する優越性は示されなかったため、患者の状態を観察し、有益性が認められない場合には漫然と投与しない。
8.小児では一般に自覚症状を訴える能力が劣るので、本剤の投与に際しては、保護者等に対し、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には速やかに主治医に連絡する等の適切な処置をするように注意を与える。
(相互作用)
併用注意:
1.主にCYP3A4によって代謝される薬剤[本剤及びこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある(本剤はin vitro試験でCYP3A4により代謝され、これらの薬剤の代謝を競合的に阻害するとの報告がある)]。
2.CYP3A4を阻害する薬剤(イトラコナゾール、エリスロマイシン等)[本剤の血中濃度が上昇する可能性がある(in vitro、in vivo試験でこれらの薬剤により本剤の代謝が阻害されるとの報告がある)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない(低出生体重児、新生児に対しては使用経験がなく、乳児に対しては使用経験が少ない)。
(保管上の注意)
気密容器。

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