処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
※キーワードをスペースで区切るとAND検索に、半角の「|」で挟むとOR検索になります
ヒベルナ散10%の基本情報
基本情報
抗ヒスタミン作用(体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用)によりアレルギー反応を抑えることで蕁麻疹、花粉症、喘息などによる、皮膚の腫れや痒み、鼻炎(くしゃみや鼻みずなど)、咳などの症状を改善する薬
- アレジオン
- アレグラ
- アレロック
- レスタミン
- ポララミン
- クラリチン
- ザイザル
- デザレックス
- ビラノア
- ルパフィン
- 人工<薬物>冬眠
- 麻酔前投薬
- 血管運動性浮腫
- アレルギー性鼻炎
- 感冒のくしゃみ
- 感冒の咳嗽
- 感冒の鼻汁
- 枯草熱
- 湿疹・皮膚炎のそう痒
- 上気道炎のくしゃみ
- 上気道炎の咳嗽
- 上気道炎の鼻汁
- 振戦麻痺
- 蕁麻疹
- 中毒疹のそう痒
- 動揺病
- パーキンソニズム
- 皮膚疾患のそう痒
- 皮膚そう痒症のそう痒
- 薬疹のそう痒
- プロメタジン塩酸塩として1回5〜25mg(散として0.05〜0.25g)を、1日1〜3回経口投与する
- 振戦麻痺、パーキンソニズムには1日25〜200mg(散として0.25〜2g)を適宜分割経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 下部尿路に閉塞性疾患
- 昏睡状態
- 前立腺肥大
- 閉塞隅角緑内障
- 中枢神経抑制剤の強い影響下
- 慎重投与
- 開放隅角緑内障
- 肝障害
- 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
- 脱水を伴う身体的疲弊
- 禁止
- 乳児
- 幼児・小児
- 相対禁止
- 幼児・小児
- 希望禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 禁止
- 2歳未満の乳幼児(0歳〜1歳)
- 相対禁止
- 2歳以上の幼児(2歳〜6歳)
- 小児(0歳〜14歳)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 抗精神病薬
- Syndrome malin
- 抗うつ剤
- Syndrome malin
- 抗精神病薬
- 悪性症候群
- 抗うつ剤
- 悪性症候群
- 抗精神病薬
- 発熱
- 抗うつ剤
- 発熱
- 抗精神病薬
- 無動緘黙
- 抗うつ剤
- 無動緘黙
- 抗精神病薬
- 意識障害
- 抗うつ剤
- 意識障害
- 抗精神病薬
- 強度筋強剛
- 抗うつ剤
- 強度筋強剛
- 抗精神病薬
- 不随意運動
- 抗うつ剤
- 不随意運動
- 抗精神病薬
- 嚥下困難
- 抗うつ剤
- 嚥下困難
- 抗精神病薬
- 頻脈
- 抗うつ剤
- 頻脈
- 抗精神病薬
- 血圧変動
- 抗うつ剤
- 血圧変動
- 抗精神病薬
- 発汗
- 抗うつ剤
- 発汗
- 抗精神病薬
- 白血球増加
- 抗うつ剤
- 白血球増加
- 抗精神病薬
- 血清CK上昇
- 抗うつ剤
- 血清CK上昇
- 抗精神病薬
- 血清CPK上昇
- 抗うつ剤
- 血清CPK上昇
- 抗精神病薬
- ミオグロビン尿
- 抗うつ剤
- ミオグロビン尿
- 抗精神病薬
- 腎機能低下
- 抗うつ剤
- 腎機能低下
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 腸管麻痺
- フェノチアジン系薬剤
- 腸管麻痺
- 三環系抗うつ剤
- 腸管麻痺
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 食欲不振
- フェノチアジン系薬剤
- 食欲不振
- 三環系抗うつ剤
- 食欲不振
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 悪心
- フェノチアジン系薬剤
- 悪心
- 三環系抗うつ剤
- 悪心
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 嘔吐
- フェノチアジン系薬剤
- 嘔吐
- 三環系抗うつ剤
- 嘔吐
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 著しい便秘
- フェノチアジン系薬剤
- 著しい便秘
- 三環系抗うつ剤
- 著しい便秘
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 腹部の膨満
- フェノチアジン系薬剤
- 腹部の膨満
- 三環系抗うつ剤
- 腹部の膨満
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 腹部の弛緩
- フェノチアジン系薬剤
- 腹部の弛緩
- 三環系抗うつ剤
- 腹部の弛緩
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 腸内容物のうっ滞
- フェノチアジン系薬剤
- 腸内容物のうっ滞
- 三環系抗うつ剤
- 腸内容物のうっ滞
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 麻痺性イレウス
- フェノチアジン系薬剤
- 麻痺性イレウス
- 三環系抗うつ剤
- 麻痺性イレウス
- 中枢抑制剤
- 相互に中枢神経抑制作用を増強
- エタノール摂取
- 相互に中枢神経抑制作用を増強
- 血圧降下剤
- 相互に降圧作用を増強
- アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>
処方理由
添付文書
1.振戦麻痺、パーキンソニズム。
2.麻酔前投薬、人工<薬物>冬眠。
3.感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽、枯草熱、アレルギー性鼻炎。
4.皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、中毒疹)、蕁麻疹、血管運動性浮腫。
5.動揺病。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
抗パーキンソン剤はフェノチアジン系化合物、ブチロフェノン系化合物等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジー)を通常軽減しない(場合によっては、このような症状を増悪、顕性化させることがある)。
プロメタジン塩酸塩として1回5〜25mg(散として0.05〜0.25g)を、1日1〜3回経口投与する。振戦麻痺、パーキンソニズムには1日25〜200mg(散として0.25〜2g)を適宜分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
再評価結果における安全性評価対象例11,201例(注射を含む)中、副作用は1,354例(12.09%)に認められた。主なものは、眠気、口渇、頭痛等であった。
1.重大な副作用
1).Syndrome malin(悪性症候群)(頻度不明):抗精神病薬との併用及び抗うつ剤との併用において、本剤及び併用薬の減量又は中止により、発熱、無動緘黙、意識障害、強度筋強剛、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には、体冷却、水分補給などの全身管理等の適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)が現れることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下が現れることがある)。
2).乳児突然死症候群(SIDS)、乳児睡眠時無呼吸発作(いずれも頻度不明):小児<特に2歳未満>に投与した場合、乳児突然死症候群(SIDS)及び乳児睡眠時無呼吸発作が現れたとの報告がある。
2.その他の副作用
1).過敏症:(5%以上又は頻度不明)発疹、光線過敏症等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).肝臓:(5%以上又は頻度不明)肝障害[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
3).血液:(5%以上又は頻度不明)白血球減少、顆粒球減少等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
4).精神神経系:(0.1〜5%未満)眠気、眩暈、倦怠感、頭痛、耳鳴、視覚障害、不安感、興奮、神経過敏、不眠、痙攣等。
5).消化器:(0.1〜5%未満)悪心・嘔吐、口渇、食欲不振、下痢、腹痛等。
6).循環器:(0.1〜5%未満)血圧上昇、低血圧、頻脈、起立性低血圧等。
7).その他:(0.1〜5%未満)発汗、咳嗽、振戦。
(禁忌)
1.フェノチアジン系化合物又はその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.昏睡状態の患者[昏睡状態を悪化させる恐れがある]。
3.バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる]。
4.閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
5.前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿困難を悪化させることがある]。
6.2歳未満の乳幼児。
(慎重投与)
1.肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。
2.脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者[Syndrome malin(悪性症候群)が起こりやすい]。
3.開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。
(重要な基本的注意)
1.眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意する。
2.制吐作用を有するため、他の薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化することがあるので注意する。
(相互作用)
併用注意:
1.抗コリン作用を有する薬剤(フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤等)[腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは腹部の弛緩及び腸内容物のうっ滞等)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺が現れた場合には投与を中止する(なお、この悪心・嘔吐は本剤及び他のフェノチアジン系化合物等の制吐作用により不顕性化することもあるので、注意する)(併用により抗コリン作用が強く現れる)]。
2.中枢神経抑制剤[相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので、減量する等慎重に投与する(ともに中枢神経抑制作用を有する)]。
3.アルコール(飲酒)[相互に中枢神経抑制作用を増強することがある(ともに中枢神経抑制作用を有する)]。
4.降圧剤[相互に降圧作用を増強することがあるので、減量する等慎重に投与する(ともに降圧作用を有する)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
1.2歳未満の乳幼児には投与しない[外国で、2歳未満の乳幼児への投与により致死的呼吸抑制が起こったとの報告がある]。
2.2歳以上の幼児、小児に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[小児等に対する安全性は確立していない]。
(過量投与)
1.過量投与時の症状:傾眠、意識消失等の中枢神経抑制、低血圧、口渇、瞳孔散大、呼吸障害、錐体外路症状等であり、その他、幻覚、痙攣等の中枢神経興奮作用が現れることがある。
2.過量投与時の処置:本質的には対症療法かつ補助療法である(アドレナリンは更に血圧低下を引き起こす恐れがあるので使用しない)。
(保管上の注意)
遮光。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。