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インジウムDTPA(111In)注の基本情報
基本情報
- 脳脊髄液腔病変の診断
- 通常、成人にはインジウム−111として18.5〜37MBqを脳脊髄液腔内に投与し、シンチカメラまたはシンチスキャナにより、経時的にシンチグラムをとる
- なお、年齢、体重により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 乳頭浮腫
- 後頭蓋窩腫瘍
- 頭蓋内圧が著明な亢進
- 注意
- 感染症
- 極度に細菌感染抵抗性の低下
- 穿刺部位かぶれ
- 穿刺部位湿疹
- 穿刺部位床ずれ
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 高齢者
- 注意
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 注意
- 小児等(0歳〜14歳)
相互作用
処方理由
添付文書
脳脊髄液腔シンチグラムによる脳脊髄液腔病変の診断。
通常、成人にはインジウム−111として18.5〜37MBqを脳脊髄液腔内に投与し、シンチカメラまたはシンチスキャナにより、経時的にシンチグラムをとる。
なお、年齢、体重により適宜増減する。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
精神神経系:(0.1%未満)髄膜刺激症状(発熱、頭痛、嘔吐、項部硬直等)。
頻度は市販後の副作用頻度調査を含む。
(禁忌)
2.1. 頭蓋内圧が著明な亢進を示しており、乳頭浮腫が認められる患者[脳ヘルニアを起こすおそれがある]。
2.2. 後頭蓋窩腫瘍が疑われる患者(乳頭浮腫の有無にかかわらず)[脳ヘルニアを起こすおそれがある]。
(重要な基本的注意)
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 感染症を有する患者:穿刺部位からの細菌感染のおそれがある。
9.1.2. 穿刺部位湿疹・穿刺部位かぶれ・穿刺部位床ずれなどを有する患者:穿刺部位からの細菌感染のおそれがある。
9.1.3. 極度に細菌感染抵抗性の低下していると思われる患者:穿刺部位からの細菌感染のおそれがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
本剤は脳脊髄液腔内に投与するものであるので、手技及び注射針・注射筒の管理に十分注意すること。
(取扱い上の注意)
本剤は、医療法その他の放射線防護に関する法令、関連する告示及び通知等を遵守し、適正に使用すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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