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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ヨウ化ナトリウムカプセル−1号の基本情報

一般名
製薬会社
薬価・規格
3300円(37MBq1カプセル)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 甲状腺癌の治療
  • 甲状腺機能亢進症の治療
  • 甲状腺癌転移巣の発見
  • 甲状腺癌転移巣の治療
注意すべき副作用
過敏症 、 発疹 、 白血球減少 、 ヘモグロビン減少 、 血小板減少 、 喉頭浮腫
用法・用量(主なもの)
  • 1.バセドー病の治療:投与量は、1)甲状腺131−I摂取率、2)推定甲状腺重量、3)有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30〜70Gy)を算定し、経口投与する
  • 2.中毒性結節性甲状腺腫の治療:結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する
  • 3.甲状腺癌及び転移巣の治療:本品を1回あたり1.11〜7.4GBq経口投与する
  • 一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する
  • 4.甲状腺癌転移巣のシンチグラム:本品18.5〜370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る
禁忌・原則禁忌
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用
過敏症 、 発疹 、 白血球減少 、 ヘモグロビン減少 、 血小板減少 、 喉頭浮腫

注意事項

患者の属性に応じた注意事項
  • 原則禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
  • 注意
    • 幼児・小児
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 若年者

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ヨウ素
治療あるいは検査に影響
ヨウ素造影剤
治療あるいは検査に影響
ルゴール液
治療あるいは検査に影響
ヨードチンキ
治療あるいは検査に影響
甲状腺ホルモン剤
治療あるいは検査に影響
抗甲状腺剤
治療あるいは検査に影響
飲食物との相互作用
  • ヨウ素を含むもの<昆布、ひじき、わかめ、海苔、たら など>

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.甲状腺機能亢進症の治療。
2.甲状腺癌及び甲状腺癌転移巣の治療。
3.シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見。

用法・用量(添付文書全文)

1.バセドー病の治療:投与量は、1)甲状腺131−I摂取率、2)推定甲状腺重量、3)有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30〜70Gy)を算定し、経口投与する。
2.中毒性結節性甲状腺腫の治療:結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。
3.甲状腺癌及び転移巣の治療:本品を1回あたり1.11〜7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。
4.甲状腺癌転移巣のシンチグラム:本品18.5〜370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。

副作用(添付文書全文)

本品は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない(再審査対象外品目)。
その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)発疹。
2.血液:(頻度不明)白血球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少。
3.その他:(頻度不明)喉頭浮腫。

使用上の注意(添付文書全文)

(重要な基本的注意)
1.治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめる。
2.治療後、甲状腺機能低下症が現れることが多いので、その旨を患者に説明しておくことが望ましい。
3.重症甲状腺機能亢進症患者では、一過性の臨床症状の悪化、甲状腺クリーゼの誘発等が現れることがあるので、本品投与の前又は後に抗甲状腺剤治療を行う。また晩発性の副作用として甲状腺機能低下症がみられることが多い。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には、原則として投与しないことが望ましいが、診断又は治療上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与する。授乳中の婦人に投与したときは、授乳を禁止する。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない(現在までのところ、十分な臨床試験成績が得られていない)。
(適用上の注意)
1.前処置:ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及びヨウ素含量の多い飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日〜1週間は禁止する。
2.開封時:本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I−131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意する。
3.投与後:放射性ヨウ素−131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。
<放射性医薬品(ヨウ素−131)を投与された患者の退出・帰宅における放射能量と線量率>
投与量又は体内残留放射能量:500MBq。
患者の体表面から1メートルの点における1センチメートル線量当量率:30μSv/h。
<患者毎の積算線量計算に基づく退出基準に適合する事例>
適用範囲:遠隔転移のない分化型甲状腺癌で甲状腺全摘術後の残存甲状腺破壊(アブレーション)治療*。投与量:1110MBq。
*:実施条件(関連学会が作成した実施要綱に従って実施する場合に限る)。
(その他の注意)
1.晩発性の副作用として、甲状腺癌、白血病、遺伝因子に対する影響が考えられているが、白血病、遺伝因子については現在のところ統計学的に有意な報告はみられない。しかし、甲状腺癌については若年者に対する131−I甲状腺治療は成人に対してより甲状腺癌発生の可能性が高いことが指摘されている。
2.(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品安全性専門委員会の「放射性医薬品副作用事例調査報告」において、まれに血管迷走神経反応、アレルギー反応、その他(嘔気、嘔吐など)が現れることがあると報告されている。
(保管上の注意)
1.冷所。
2.放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存。

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