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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ヨンデリス点滴静注用1mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
198632円(1mg1瓶)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 悪性軟部腫瘍
注意すべき副作用
悪心 、 好中球減少 、 白血球減少 、 倦怠感 、 便秘 、 嘔吐 、 血小板減少 、 γ−GTP上昇 、 貧血 、 肝機能障害
用法・用量(主なもの)
  • トラベクテジンとして1回1.2mg/㎡(体表面積)を24時間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する
  • これを1サイクルとして、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 重篤な過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
悪心 、 倦怠感 、 便秘 、 嘔吐 、 γ−GTP上昇 、 発熱 、 筋肉痛 、 CK上昇 、 CPK上昇 、 食欲不振 、 口内炎
重大な副作用
好中球減少 、 白血球減少 、 血小板減少 、 貧血 、 肝機能障害 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 骨髄抑制 、 リンパ球減少 、 発熱性好中球減少症 、 横紋筋融解症 、 脱力感 、 血中ミオグロビン上昇 、 尿中ミオグロビン上昇 、 肺炎 、 うっ血性心不全 、 肝不全 、 過敏症 、 感染症 、 敗血症性ショック 、 心機能障害 、 左室駆出率低下
上記以外の副作用
下痢 、 味覚異常 、 Al−P上昇 、 ビリルビン上昇 、 頭痛 、 疲労 、 浮腫 、 消化不良 、 腹痛 、 浮動性眩暈 、 末梢感覚性神経障害 、 不眠症 、 咳嗽 、 呼吸困難 、 関節痛 、 背部痛 、 潮紅 、 脱毛 、 注射部位反応 、 クレアチニン上昇 、 低カリウム血症 、 脱水 、 アルブミン減少 、 体重減少 、 膵炎 、 錯感覚 、 低血圧 、 注射部位壊死 、 注射部位紅斑 、 注射部位疼痛 、 皮下溢血 、 静脈炎

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 重篤な過敏症
  • 慎重投与
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 骨髄抑制
    • 心機能障害
    • アントラサイクリン系薬剤による治療歴
  • 注意
    • 化学療法未治療
    • 臨床試験に組み入れられた病理組織型以外
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)
  • 注意
    • 生殖可能な年齢(11歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
CYP3A酵素阻害剤
本剤の血漿中濃度が上昇し副作用の頻度及び重症度が増加
ケトコナゾール
本剤の血漿中濃度が上昇し副作用の頻度及び重症度が増加
クラリスロマイシン
本剤の血漿中濃度が上昇し副作用の頻度及び重症度が増加
アプレピタント
本剤の血漿中濃度が上昇し副作用の頻度及び重症度が増加
CYP3A酵素誘導剤
本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
リファンピシン類
本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
フェノバルビタール
本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
飲食物との相互作用
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

悪性軟部腫瘍。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1.本剤の化学療法未治療例における有効性及び安全性は確立していない。
2.臨床試験に組み入れられた病理組織型以外の患者における本剤の有効性及び安全性は確立していない。
3.添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行う。

用法・用量(添付文書全文)

トラベクテジンとして1回1.2mg/㎡(体表面積)を24時間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
2.薬液が漏出した場合、重度組織障害を起こす恐れがあるので、中心静脈から投与する。
3.本剤の投与時には生理食塩液20mLにより溶解してトラベクテジン0.05mg/mLの濃度にした後、必要量を注射筒で抜き取り、500mL以上の生理食塩液で希釈する。
4.本剤の投与にあたっては、次の基準を参考に必要に応じて、休薬又は減量する。
1).本剤投与開始前の臨床検査値が「投与開始基準」の基準値を満たさない場合は、本剤を投与しない又は基準値に回復するまで投与を延期する。
<投与開始基準>
好中球数1500/mm3以上、ヘモグロビン9.0g/dL以上、血小板数10×10の4乗/mm3以上、アルブミン2.5g/dL以上、総ビリルビン1.5mg/dL以下、AST(GOT)施設基準値上限の2.5倍以下、ALT(GPT)施設基準値上限の2.5倍以下、Al−P施設基準値上限の2.5倍以下(原疾患に起因する場合を除く)、CK(CPK)施設基準値上限の2.5倍以下、クレアチニンクリアランス30mL/min以上(計算値はCockcroft−Gault式を用いて算出。実測した場合は、実測値にて本基準を満たす)。
2).「減量基準」に該当する副作用が発現した場合は、1段階ごとに減量する。但し、最低投与量は0.8mg/㎡とする。
<減量基準>
好中球数500/mm3未満が6日間以上持続する、又は好中球数500/mm3未満で発熱・感染を伴う、血小板数2.5×10の4乗/mm3未満、総ビリルビン1.5mg/dLを超える場合は、1段階ごとに減量する(但し、最低投与量は0.8mg/㎡とする)、投与後21日目以降にASTが施設基準値上限の2.5倍を超える(GOTが施設基準値上限の2.5倍を超える)、ALTが施設基準値上限の2.5倍を超える(GPTが施設基準値上限の2.5倍を超える)場合は、1段階ごとに減量する(但し、最低投与量は0.8mg/㎡とする)、Al−Pが施設基準値上限の2.5倍を超える、*非血液毒性<グレード3以上>が発現した場合は、1段階ごとに減量する(但し、最低投与量は0.8mg/㎡とする)。
*:CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)version 4.0に準じる。
<減量の目安>
通常投与量:1.2mg/㎡。
1段階減量:1.0mg/㎡。
2段階減量:0.8mg/㎡。

副作用(添付文書全文)

<国内臨床試験成績>
国内臨床試験における副作用発現率は98.6%(72/73例)であった。主な副作用は、悪心90.4%(66例)、好中球減少87.7%(64例)、ALT(GPT)上昇71.2%(52例)、白血球減少64.4%(47例)、食欲減退63.0%(46例)、AST(GOT)上昇58.9%(43例)、倦怠感54.8%(40例)、便秘47.9%(35例)、嘔吐39.7%(29例)、血小板減少38.4%(28例)、γ−GTP上昇38.4%(28例)、貧血32.9%(24例)であった(承認時)。
1.重大な副作用:副作用の頻度は、国内臨床試験の成績に基づき記載した。
1).肝不全、肝機能障害:肝不全(頻度不明)及びAST上昇(GOT上昇)(58.9%)、ALT上昇(GPT上昇)(71.2%)等を伴う肝機能障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬又は中止等の適切な処置を行う。
2).骨髄抑制:好中球減少(87.7%)、白血球減少(64.4%)、血小板減少(38.4%)、貧血(32.9%)、リンパ球減少(27.4%)、発熱性好中球減少症(15.1%)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬又は中止等の適切な処置を行う。
3).横紋筋融解症:横紋筋融解症(1.4%)が現れることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
4).重篤な過敏症:過敏症(頻度不明)により死亡に至った例も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を直ちに中止し、適切な処置を行う。
5).感染症:肺炎(1.4%)、敗血症性ショック(頻度不明)等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬又は中止等の適切な処置を行う。
6).心機能障害:うっ血性心不全(1.4%)及び左室駆出率低下(頻度不明)等の心機能障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬又は中止等の適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて減量、休薬等の適切な処置を行う(副作用の頻度は、国内臨床試験の成績に基づき記載した)。
1).消化器:(20%以上)悪心、食欲不振、便秘、嘔吐、(5〜20%未満)口内炎、下痢、味覚異常、(5%未満)消化不良、腹痛、(頻度不明)膵炎。
2).肝臓:(20%以上)γ−GTP上昇、(5〜20%未満)Al−P上昇、ビリルビン上昇。
3).精神神経系:(5〜20%未満)頭痛、(5%未満)浮動性眩暈、末梢感覚性神経障害、不眠症、(頻度不明)錯感覚。
4).呼吸器:(5%未満)咳嗽、呼吸困難。
5).筋骨格系:(5〜20%未満)筋肉痛、CK上昇(CPK上昇)、(5%未満)関節痛、背部痛。
6).循環器:(5%未満)潮紅、(頻度不明)低血圧。
7).皮膚・皮下組織系:(5%未満)脱毛、注射部位反応、(頻度不明)注射部位壊死、注射部位紅斑、注射部位疼痛、皮下溢血。
8).その他:(20%以上)倦怠感、(5〜20%未満)発熱、疲労、浮腫、(5%未満)クレアチニン上昇、低カリウム血症、脱水、アルブミン減少、体重減少、(頻度不明)静脈炎。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。
(禁忌)
1.本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者。
2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。
(慎重投与)
1.骨髄抑制のある患者[骨髄抑制が増強する恐れがある]。
2.感染症を合併している患者[骨髄抑制により、感染症が悪化する恐れがある]。
3.肝機能障害のある患者[血中濃度が上昇する恐れがある]。
4.アントラサイクリン系薬剤による治療歴のある患者又は心機能障害のある患者[心機能障害が発現又は増悪する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う肝機能障害が現れることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬又は中止等の適切な処置を行う。
2.骨髄機能が抑制され、敗血症性ショック等の好中球減少に伴う感染等が現れることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬又は中止等の適切な処置を行う。
3.横紋筋融解症が現れることがあるので、筋肉痛、脱力感等の症状を観察するとともに、本剤投与開始前及び投与中は定期的にCK(CPK)の検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
4.心機能障害が現れることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心エコー等の心機能検査(左室駆出率(LVEF)の測定を含む)を行うとともに、心機能障害に関連する臨床的な徴候や症状を十分に観察する。
5.生殖可能な年齢の患者に投与する場合には、性腺に対する影響を考慮する。
(相互作用)
本剤は、主にチトクロームP450(CYP)3A4により代謝される。
併用注意:
1.CYP3A阻害剤(ケトコナゾール(ケトコナゾールの注射剤及び経口剤は国内未承認である)、クラリスロマイシン、アプレピタント等)[本剤の血漿中濃度が上昇し副作用の頻度及び重症度が増加する恐れがあるので、CYP3A阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮し、併用が避けられない場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意する(これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる)]。
2.CYP3A誘導剤(リファンピシン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)等)[本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱する恐れがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮する(これらの薬剤等のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない(また、妊娠する可能性のある婦人及びパートナーが妊娠する可能性のある男性には、適切な避妊を行うよう指導する)[ラットで本剤の胎盤及び胎仔への移行が確認されており、胎仔への影響又は催奇形性を示す可能性があり、また、動物試験では精巣への影響及び遺伝毒性が認められている]。
2.授乳中の婦人には本剤の投与期間中は授乳を避けさせる[ヒトで乳汁移行に関するデータはない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[国内における使用経験がない]。
(過量投与)
本剤の過量投与に対する解毒剤は知られていないので、過量投与が行われた場合には、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、対症療法等の適切な処置を行う。
(適用上の注意)
1.調製時:
1).本剤の調製にあたっては、溶解時及び希釈時は生理食塩液を使用する。また、本剤は他の薬剤<生理食塩液を除く>とは混注しない。
2).本剤は細胞毒性を有するため、調製時には手袋を着用することが望ましい。皮膚に本剤、溶解液及び希釈液が付着した場合は、直ちに多量の流水及び石鹸でよく洗い流す。
3).溶解液及び希釈液は調製後速やかに使用し、溶解から30時間以内に投与を終了する。
2.投与経路:必ず中心静脈からの点滴投与とし、末梢静脈、皮下、筋肉内には投与しない。
3.投与時:
1).静脈内投与に際し、薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結・壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように投与する。
2).他の薬剤<生理食塩液を除く>等との配合又は同じ静注ラインでの同時注入は避ける。
4.調製方法
1).無菌的環境下の安全キャビネット内で、20mLの生理食塩液をシリンジで注入し溶解する(溶解液の使用は、1回のみとする)。
2).完全に溶解するまでバイアルを振盪し、溶解液は無色澄明であることを確認する。
3).必要な量の溶解液をバイアルから抜き取り、500mL〜1000mLの生理食塩液の入った点滴バッグに注入する。
(その他の注意)
1.遺伝毒性に関して、細菌を用いた復帰突然変異試験陽性、哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験陽性及びマウスの骨髄細胞を用いた小核試験陽性の結果が報告されている。
2.ラットにトラベクテジン50μg/kg/日以上(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、精巣精上皮変性、精子巨細胞の出現、精巣上体細胞残屑及び雌において若干の性周期遅延が認められている。また、サルにトラベクテジン70μg/kg/日(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、未熟精巣の発生頻度増加が認められている。
3.サルにトラベクテジン25μg/kg/日以上(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、網膜浮腫が認められている。
4.海外で、本剤投与後に白血病、骨髄異形成症候群等の悪性腫瘍が発生したとの報告がある。
(保管上の注意)
2〜8℃に保存する。密封容器。

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