日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ベネクレクスタ錠50mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
3956.6円(50mg1錠)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 再発又は難治性の慢性リンパ性白血病
  • 再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫
注意すべき副作用
骨髄抑制 、 好中球減少 、 貧血 、 血小板減少 、 感染症 、 悪心 、 下痢 、 嘔吐 、 便秘 、 疲労
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人にはベネトクラクスとして、用量漸増期は第1週目に20mg、第2週目に50mg、第3週目に100mg、第4週目に200mg、第5週目に400mgをそれぞれ1日1回、7日間食後に経口投与する
  • その後の維持投与期は、400mgを1日1回、食後に経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. リツキシマブ(遺伝子組換え)の投与が困難な場合を除き、維持投与期の開始からリツキシマブ(遺伝子組換え)と併用投与すること
  • 7.2. リツキシマブ<遺伝子組換え>以外の抗悪性腫瘍剤との併用による有効性及び安全性は確立していない
  • 7.3. 本剤の投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること
    • なお、一定期間休薬後に再開する場合には、腫瘍崩壊症候群のリスク評価を行い、本剤の投与量を決定すること〔1.2、8.1、11.1.1、11.1.2参照〕
  • [副作用発現時の休薬等の目安]1). Grade4の血液毒性<好中球減少・血小板減少及びリンパ球減少を除く>:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)
  • 2). Grade3の好中球減少又はGrade4の好中球減少:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開し、感染を伴う場合、感染が消失した後に再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)
  • 3). Grade3の血小板減少又はGrade4の血小板減少:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)
  • 4). 腫瘍崩壊症候群:腫瘍崩壊症候群が消失するまで休薬し、消失後は休薬前と同じ用量レベル又は1段階低い用量レベルで投与を再開する(2週間以上の休薬を要した場合、休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)
  • 5). Grade3の非血液毒性<腫瘍崩壊症候群を除く>又はGrade4の非血液毒性<腫瘍崩壊症候群を除く>:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)
  • NCI−CTCAE v4.0に基づく
  • [用量レベル]1). 用量レベル5:本剤の1日用量400mg
  • 2). 用量レベル4:本剤の1日用量300mg
  • 3). 用量レベル3:本剤の1日用量200mg
  • 4). 用量レベル2:本剤の1日用量100mg
  • 5). 用量レベル1:本剤の1日用量50mg
  • 6). 用量レベル0:本剤の1日用量20mg
  • 7). 用量レベル−1:本剤の1日用量10mg
  • 7.4. 中程度以上のCYP3A阻害剤と併用する場合には、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、次の基準を参考に、本剤の投与を検討すること〔2.2、10.1、10.2、16.7.2、16.7.7参照〕
  • [CYP3A阻害剤との併用時の用量調節基準]1). 中程度のCYP3A阻害剤:用量漸増期、維持投与期、本剤を半量以下に減量すること
  • 2). 強いCYP3A阻害剤:用量漸増期、本剤を併用しないこと
  • 3). 強いCYP3A阻害剤:維持投与期、本剤を100mg以下に減量すること
  • 7.5. 10mg錠、50mg錠及び100mg錠の各製剤間で生物学的同等性は示されていないため、50mgを投与する際には10mg錠を使用しないこと(また、100mg以上の用量レベルを投与する際には、10mg錠及び50mg錠を使用しないこと)
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 強いCYP3A阻害剤投与中

副作用

主な副作用
悪心 、 下痢 、 嘔吐 、 便秘 、 疲労 、 血中クレアチニン増加
重大な副作用
骨髄抑制 、 好中球減少 、 貧血 、 血小板減少 、 感染症 、 腫瘍崩壊症候群 、 発熱性好中球減少症 、 肺炎 、 敗血症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 強いCYP3A阻害剤投与中
  • 注意
    • 電解質異常
    • 重度肝機能障害<Child−Pugh分類C>
    • クレアチニンクリアランスが80mL/min未満の中腫瘍量
    • 高腫瘍量
    • 中腫瘍量
    • 低腫瘍量
  • 投与に際する指示
    • 電解質異常
    • 重度肝機能障害<Child−Pugh分類C>
    • クレアチニンクリアランスが80mL/min未満の中腫瘍量
    • 高腫瘍量
    • 中腫瘍量
    • 低腫瘍量
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 妊娠可能な女性(11歳〜)
    • 小児等(0歳〜14歳)
    • 生殖可能な年齢の男性(11歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
強力なCYP3A阻害剤
腫瘍崩壊症候群の発現が増強
リトナビル
腫瘍崩壊症候群の発現が増強
クラリスロマイシン
腫瘍崩壊症候群の発現が増強
イトラコナゾール
腫瘍崩壊症候群の発現が増強
ボリコナゾール
腫瘍崩壊症候群の発現が増強
コビシスタットを含有する製剤
腫瘍崩壊症候群の発現が増強
強力なCYP3A阻害剤
本剤の副作用が増強
クラリスロマイシン
本剤の副作用が増強
イトラコナゾール
本剤の副作用が増強
ボリコナゾール
本剤の副作用が増強
CYP3Aを阻害する薬剤<中等度>
本剤の副作用が増強
エリスロマイシン
本剤の副作用が増強
ジルチアゼム
本剤の副作用が増強
フルコナゾール
本剤の副作用が増強
P−糖蛋白質を阻害する薬剤
本剤の副作用が増強
シクロスポリン
本剤の副作用が増強
タクロリムス水和物
本剤の副作用が増強
リファンピシン類
本剤の副作用が増強
強いCYP3A誘導薬
本剤の効果が減弱
中程度のCYP3A誘導剤
本剤の効果が減弱
カルバマゼピン
本剤の効果が減弱
リファンピシン類
本剤の効果が減弱
エファビレンツ
本剤の効果が減弱
アジスロマイシン
本剤の効果が減弱
生ワクチン
原病に基づく症状
ワルファリン
作用が増強
P糖蛋白の基質となる薬剤
副作用が増強
ジゴキシン
副作用が増強
エベロリムス
副作用が増強
シロリムス
副作用が増強
飲食物との相互作用
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • グレープフルーツ

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(再発又は難治性の小リンパ球性リンパ腫を含む)。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人にはベネトクラクスとして、用量漸増期は第1週目に20mg、第2週目に50mg、第3週目に100mg、第4週目に200mg、第5週目に400mgをそれぞれ1日1回、7日間食後に経口投与する。その後の維持投与期は、400mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. リツキシマブ(遺伝子組換え)の投与が困難な場合を除き、維持投与期の開始からリツキシマブ(遺伝子組換え)と併用投与すること。
7.2. リツキシマブ<遺伝子組換え>以外の抗悪性腫瘍剤との併用による有効性及び安全性は確立していない。
7.3. 本剤の投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。なお、一定期間休薬後に再開する場合には、腫瘍崩壊症候群のリスク評価を行い、本剤の投与量を決定すること〔1.2、8.1、11.1.1、11.1.2参照〕。
[副作用発現時の休薬等の目安]
1). Grade4の血液毒性<好中球減少・血小板減少及びリンパ球減少を除く>:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
2). Grade3の好中球減少又はGrade4の好中球減少:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開し、感染を伴う場合、感染が消失した後に再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
3). Grade3の血小板減少又はGrade4の血小板減少:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
4). 腫瘍崩壊症候群:腫瘍崩壊症候群が消失するまで休薬し、消失後は休薬前と同じ用量レベル又は1段階低い用量レベルで投与を再開する(2週間以上の休薬を要した場合、休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
5). Grade3の非血液毒性<腫瘍崩壊症候群を除く>又はGrade4の非血液毒性<腫瘍崩壊症候群を除く>:Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前と同じ用量レベルで投与を再開する(再開した後に再び発現した場合、Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は休薬前より1段階低い用量レベルで投与を再開する)。
NCI−CTCAE v4.0に基づく。
[用量レベル]
1). 用量レベル5:本剤の1日用量400mg。
2). 用量レベル4:本剤の1日用量300mg。
3). 用量レベル3:本剤の1日用量200mg。
4). 用量レベル2:本剤の1日用量100mg。
5). 用量レベル1:本剤の1日用量50mg。
6). 用量レベル0:本剤の1日用量20mg。
7). 用量レベル−1:本剤の1日用量10mg。
7.4. 中程度以上のCYP3A阻害剤と併用する場合には、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、次の基準を参考に、本剤の投与を検討すること〔2.2、10.1、10.2、16.7.2、16.7.7参照〕。
[CYP3A阻害剤との併用時の用量調節基準]
1). 中程度のCYP3A阻害剤:用量漸増期、維持投与期、本剤を半量以下に減量すること。
2). 強いCYP3A阻害剤:用量漸増期、本剤を併用しないこと。
3). 強いCYP3A阻害剤:維持投与期、本剤を100mg以下に減量すること。
7.5. 10mg錠、50mg錠及び100mg錠の各製剤間で生物学的同等性は示されていないため、50mgを投与する際には10mg錠を使用しないこと(また、100mg以上の用量レベルを投与する際には、10mg錠及び50mg錠を使用しないこと)。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 腫瘍崩壊症候群(3.0%):異常が認められた場合は、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること〔1.2、7.3、8.1参照〕。
11.1.2. 骨髄抑制:好中球減少(57.5%)、貧血(7.0%)、血小板減少(8.0%)、発熱性好中球減少症(3.5%)等があらわれることがある〔7.3、8.2参照〕。
11.1.3. 感染症(23.0%):肺炎(3.0%)、敗血症(0.5%)等があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(10%以上)悪心(16.5%)、下痢(21.5%)、(10%未満)嘔吐、便秘。
2). 一般・全身障害及び投与部位の状態:(10%未満)疲労。
3). 腎及び尿路障害:(10%未満)血中クレアチニン増加。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
1.1. 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与を開始すること。
1.2. 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあり、特に本剤投与開始及び増量後1〜2日に多く認められているので、本剤の投与開始前及び休薬後の再開前に腫瘍量に基づく腫瘍崩壊症候群のリスク評価を行い、リスクに応じた予防措置を適切に行うこと(また、本剤投与開始前及び投与中は、血液検査(カリウム、カルシウム、リン、尿酸、クレアチニン)を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること)〔7.3、8.1、11.1.1参照〕。
(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 用量漸増期における強いCYP3A阻害剤投与中(リトナビル、クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール、コビシスタット含有製剤)の患者〔7.4、10.1、16.7.2、16.7.7参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるため、次の点に注意すること〔1.2、7.3、11.1.1参照〕。
・ 本剤投与開始前に血液検査(カリウム、カルシウム、リン、尿酸、クレアチニン)を行い、電解質異常のある場合は本剤投与開始に先立ち補正を行うこと。
・ 本剤投与開始前から、高尿酸血症治療剤の投与を行うこと。
・ 本剤投与開始前に、X線(CT検査)等による腫瘍量の評価により、腫瘍崩壊症候群のリスク評価を行い、本剤投与開始前及び用量漸増期には、腫瘍量に応じて、次の[低腫瘍量(全てのリンパ節が5cm未満かつリンパ球絶対数[ALC]25×10の3乗/μL未満)又は中腫瘍量(いずれかのリンパ節が5〜10cm未満又はALC25×10の3乗/μL以上)の場合]及び[高腫瘍量(いずれかのリンパ節が10cm以上、又はいずれかのリンパ節が5cm以上かつALC25×10の3乗/μL以上)の場合]を参考に対応すること(なお、具体的な方法、検査頻度等は患者の状態を考慮して判断すること)。
[低腫瘍量(全てのリンパ節が5cm未満かつリンパ球絶対数[ALC]25×10の3乗/μL未満)又は中腫瘍量(いずれかのリンパ節が5〜10cm未満又はALC25×10の3乗/μL以上)の場合]
1). 低腫瘍量(全てのリンパ節が5cm未満かつリンパ球絶対数[ALC]25×10の3乗/μL未満)又は中腫瘍量(いずれかのリンパ節が5〜10cm未満又はALC25×10の3乗/μL以上)の場合、水分補給は本剤による治療開始の2日前から開始し、用量漸増期を通じて1.5〜2L/日を摂取する(経口摂取困難な場合は補液投与を行うこと)。
2). 低腫瘍量(全てのリンパ節が5cm未満かつリンパ球絶対数[ALC]25×10の3乗/μL未満)又は中腫瘍量(いずれかのリンパ節が5〜10cm未満又はALC25×10の3乗/μL以上)の場合、*血液検査頻度は20mg及び50mgの各初回投与時:投与前、投与6〜8時間後、投与24時間後、その後の各漸増用量の初回投与時:投与前。
*:クレアチニンクリアランスが80mL/min未満の中腫瘍量の患者では、血液検査頻度は20mg及び50mgの各初回投与時:投与前及び投与4、8、12、24時間後、その後の各漸増用量の初回投与時:投与前。
[高腫瘍量(いずれかのリンパ節が10cm以上、又はいずれかのリンパ節が5cm以上かつALC25×10の3乗/μL以上)の場合]
1). 高腫瘍量(いずれかのリンパ節が10cm以上、又はいずれかのリンパ節が5cm以上かつALC25×10の3乗/μL以上)の場合、水分補給は本剤による治療開始の2日前から開始し、用量漸増期を通じて1.5〜2L/日摂取に加え、補液投与(可能であれば150〜200mL/時)を行う(経口摂取困難な場合は補液投与を行うこと)。
2). 高腫瘍量(いずれかのリンパ節が10cm以上、又はいずれかのリンパ節が5cm以上かつALC25×10の3乗/μL以上)の場合、血液検査頻度は20mg及び50mgの各初回投与時:投与前及び投与4、8、12、24時間後、その後の各漸増用量の初回投与時:投与前、投与6〜8時間後、投与24時間後。
・ 本剤投与開始後、2週間以上休薬した後に再開する場合には、本剤投与開始前及び用量漸増期と同様の腫瘍崩壊症候群のリスク評価及び予防措置を行うこと。
・ 維持投与期においては、定期的に血液検査(カリウム、カルシウム、リン、尿酸、クレアチニン)を行うこと。
8.2. 骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査(血球数算定等)を行うこと〔11.1.2参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重度肝機能障害<Child−Pugh分類C>の患者:減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること(血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある)〔16.6.1参照〕。
(生殖能を有する者)
9.4.1. 妊娠可能な女性:妊娠可能な女性に対しては、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること〔9.5妊婦の項参照〕。
9.4.2. 生殖可能な年齢の男性に本剤を投与する場合には、不妊など性腺に対する影響を考慮すること(動物実験(イヌ)において、本剤1日1回400mg投与した時の臨床曝露量の約0.5倍の曝露に相当する用量で精原細胞を標的とした精巣毒性が認められており、回復性は確認されていない)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(胚・胎仔発生試験(マウス)において、本剤1日1回400mg投与した時の臨床曝露量の約1.2倍の曝露に相当する用量で着床後胚損失率上昇及び胎仔体重減少が報告されている)〔9.4.1参照〕。
(授乳婦)
授乳しないことが望ましい(動物実験(ラット)において乳汁中への移行が認められている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(相互作用)
本剤は主にCYP3Aにより代謝される。また、本剤はP−糖タンパク(P−gp)の基質であり、P−gpを阻害する〔16.4参照〕。
10.1. 併用禁忌:
用量漸増期における強いCYP3A阻害剤(リトナビル<ノービア>、クラリスロマイシン<クラリス>、イトラコナゾール<イトリゾール>、ボリコナゾール<ブイフェンド>、コビシスタット含有製剤<スタリビルド>)〔2.2、7.4、10.2、16.7.2、16.7.7参照〕[腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれがある(これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
10.2. 併用注意:
1). 維持投与期における強いCYP3A阻害剤(クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ボリコナゾール等)〔7.4、10.1、16.7.2、16.7.7参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
2). 中程度のCYP3A阻害剤(エリスロマイシン、ジルチアゼム、フルコナゾール等)〔7.4、16.7.7参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
3). グレープフルーツ含有食品[本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、摂取しないよう注意すること(これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
4). 強いCYP3A誘導剤又は中程度のCYP3A誘導剤(カルバマゼピン、リファンピシン、エファビレンツ等)、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)〔16.7.3、16.7.7参照〕[本剤の効果が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること(これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
5). 生ワクチン又は弱毒生ワクチン[接種した生ワクチンの原病に基づく症状が発現した場合には適切な処置を行うこと(ワクチン接種に対する応答が不明であり、また、生ワクチンによる二次感染が否定できない)]。
6). ワルファリン〔16.7.5参照〕[ワルファリンの作用が増強されるおそれがあるので、プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意すること(機序は不明であるが、ワルファリンの血中濃度が上昇する可能性がある)]。
7). P−gp阻害剤(シクロスポリン、タクロリムス、リファンピシン等)〔16.7.3参照〕[本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(これらの薬剤がP−gpを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
8). 治療域の狭いP−gpの基質となる薬剤(ジゴキシン、エベロリムス、シロリムス等)〔16.7.6参照〕[これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(本剤がP−gpを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
9). アジスロマイシン〔16.7.4参照〕[本剤の効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい(機序は不明であるが、本剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
海外臨床試験において、皮膚有棘細胞癌、扁平上皮癌、基底細胞癌等の二次性悪性腫瘍が発現したとの報告がある。
(保険給付上の注意)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付、平成18年厚生労働省告示第107号 一部改正)に基づき、2020年11月末日までは、1回14日分を限度として投薬すること。
(保管上の注意)
室温保存。

処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。