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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ヴァンフリタ錠17.7mgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
20059.6円(17.7mg1錠)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 再発又は難治性のFLT3−ITD変異陽性の急性骨髄性白血病
注意すべき副作用
QT間隔延長 、 感染症 、 敗血症 、 敗血症ショック 、 骨髄抑制 、 血小板減少症 、 好中球減少症 、 貧血 、 白血球減少症 、 発熱
用法・用量(主なもの)
  • 通常、成人にはキザルチニブとして1日1回26.5mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回53mgを経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない
  • 7.2. 投与開始前に心電図検査を実施し、QTcF値が450msecを超えている場合には、本剤の投与を開始しないこと
    • また、本剤の投与開始から2週間後までにおいて、QTcF値が450msecを超えた場合には、本剤の増量は行わないこと〔8.1参照〕
  • 7.3. 強いCYP3A阻害剤と併用する場合には、減量基準を参考に、本剤を1段階減量すること
  • 強いCYP3A阻害剤との併用終了後には、本剤を減量前の投与量に戻すこと〔7.4、10.2参照〕
  • 7.4. 本剤投与中に副作用がみられた場合は、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること〔7.3、8.1、8.2、9.1.1−9.1.3参照〕
  • [本剤の減量段階]1). 通常投与量:53mg
  • 2). 1段階減量:26.5mg
  • 3). 2段階減量:17.7mg
  • [本剤の休薬、減量又は中止基準の目安]1). QT間隔延長:①. 480msecを超え500msec以下のQT間隔延長:a.53mg又は26.5mgを投与していた場合は、1段階減量し、QTcF値が450msec以下に回復後は、副作用発現時の用量で再開できる、b.17.7mgを投与していた場合は、休薬し、2週間の休薬後もQTcF値が450msec以下に回復しない場合は、投与を中止する
  • ②. 500msecを超えるQT間隔延長:a.休薬し、QTcF値が450msec以下に回復後は、1段階減量して投与を再開できる(なお、17.7mgを投与していた場合は、回復後に同用量で再開できる)、b.2週間の休薬後もQTcF値が450msec以下に回復しない場合は、投与を中止する
  • ③. 生命を脅かす不整脈の症状を伴うQT間隔延長/生命を脅かす不整脈の兆候を伴うQT間隔延長:投与を中止する
  • 2). グレード3以上の非血液系副作用<QT間隔延長を除く>:①休薬し、グレード1以下に回復後は、1段階減量して投与を再開できる、②グレード2以上の副作用が2週間を超えて継続する場合は、投与を中止する
  • 3). 骨髄抑制(血小板数:100000/mm3未満かつ好中球数:1000/mm3未満):①1段階減量又は休薬し、回復後は、副作用発現時の用量で再開できる、②2週間を超えて継続する場合は、投与を中止する
  • グレードはNCI−CTCAEに準じる
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症

副作用

主な副作用
発熱 、 発疹 、 味覚異常 、 悪心 、 嘔吐 、 下痢 、 腹痛 、 口内炎 、 ALT増加 、 血中ビリルビン増加 、 AST増加
重大な副作用
QT間隔延長 、 感染症 、 敗血症 、 敗血症ショック 、 骨髄抑制 、 血小板減少症 、 好中球減少症 、 貧血 、 白血球減少症 、 発熱性好中球減少症 、 肺炎 、 蜂巣炎 、 上気道感染 、 尿路感染 、 出血 、 頭蓋内出血 、 リンパ球減少症 、 汎血球減少症 、 心筋梗塞 、 急性腎障害 、 間質性肺疾患 、 肺臓炎 、 心室性不整脈 、 Torsade de Pointes
上記以外の副作用
無力症 、 食欲減退 、 低カリウム血症 、 末梢性浮腫 、 急性熱性好中球性皮膚症 、 点状出血 、 消化不良 、 血中ALP増加 、 低マグネシウム血症 、 体重減少 、 鼻出血

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
  • 注意
    • 低カリウム血症
    • 低マグネシウム血症
    • 電解質異常
    • QT間隔延長
    • 重度肝機能障害
    • 不整脈につながる心疾患
    • Child−Pugh分類C
    • QTcF値が450msecを超えている
  • 投与に際する指示
    • QTcF値が450msecを超えている
患者の属性に応じた注意事項
  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 妊娠可能な女性(11歳〜)
    • 小児等(0歳〜14歳)
    • パートナーが妊娠する可能性のある男性

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
強力なCYP3A阻害剤
本剤の副作用の発現が増強
イトラコナゾール
本剤の副作用の発現が増強
クラリスロマイシン
本剤の副作用の発現が増強
ボリコナゾール
本剤の副作用の発現が増強
CYP3A酵素誘導剤
本剤の効果が減弱
リファンピシン類
本剤の効果が減弱
フェニトイン
本剤の効果が減弱
カルバマゼピン
本剤の効果が減弱
QTを延長する薬剤
QT間隔延長を増強
キニジン
QT間隔延長を増強
プロカインアミド
QT間隔延長を増強
オンダンセトロン
QT間隔延長を増強
飲食物との相互作用
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

再発又は難治性のFLT3−ITD変異陽性の急性骨髄性白血病。
(効能又は効果に関連する注意)
十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、FLT3−ITD変異陽性が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断薬を用いること)。
FLT3−ITD変異:FMS様チロシンキナーゼ3−内部縦列重複変異。

用法・用量(添付文書全文)

通常、成人にはキザルチニブとして1日1回26.5mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回53mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 投与開始前に心電図検査を実施し、QTcF値が450msecを超えている場合には、本剤の投与を開始しないこと。また、本剤の投与開始から2週間後までにおいて、QTcF値が450msecを超えた場合には、本剤の増量は行わないこと〔8.1参照〕。
7.3. 強いCYP3A阻害剤と併用する場合には、減量基準を参考に、本剤を1段階減量すること。強いCYP3A阻害剤との併用終了後には、本剤を減量前の投与量に戻すこと〔7.4、10.2参照〕。
7.4. 本剤投与中に副作用がみられた場合は、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること〔7.3、8.1、8.2、9.1.1−9.1.3参照〕。
[本剤の減量段階]
1). 通常投与量:53mg。
2). 1段階減量:26.5mg。
3). 2段階減量:17.7mg。
[本剤の休薬、減量又は中止基準の目安]
1). QT間隔延長:
①. 480msecを超え500msec以下のQT間隔延長:a.53mg又は26.5mgを投与していた場合は、1段階減量し、QTcF値が450msec以下に回復後は、副作用発現時の用量で再開できる、b.17.7mgを投与していた場合は、休薬し、2週間の休薬後もQTcF値が450msec以下に回復しない場合は、投与を中止する。
②. 500msecを超えるQT間隔延長:a.休薬し、QTcF値が450msec以下に回復後は、1段階減量して投与を再開できる(なお、17.7mgを投与していた場合は、回復後に同用量で再開できる)、b.2週間の休薬後もQTcF値が450msec以下に回復しない場合は、投与を中止する。
③. 生命を脅かす不整脈の症状を伴うQT間隔延長/生命を脅かす不整脈の兆候を伴うQT間隔延長:投与を中止する。
2). グレード3以上の非血液系副作用<QT間隔延長を除く>:①休薬し、グレード1以下に回復後は、1段階減量して投与を再開できる、②グレード2以上の副作用が2週間を超えて継続する場合は、投与を中止する。
3). 骨髄抑制(血小板数:100000/mm3未満かつ好中球数:1000/mm3未満):①1段階減量又は休薬し、回復後は、副作用発現時の用量で再開できる、②2週間を超えて継続する場合は、投与を中止する。
グレードはNCI−CTCAEに準じる。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は本剤の休薬、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. QT間隔延長(26.3%)、心室性不整脈(Torsade de Pointesを含む)(頻度不明)〔8.1参照〕。
11.1.2. 感染症:敗血症及び敗血症ショック(5.0%)、肺炎(2.9%)、蜂巣炎(1.8%)、上気道感染(1.4%)、尿路感染(1.1%)等があらわれることがある。
11.1.3. 出血:頭蓋内出血(0.7%)等があらわれることがある〔8.2参照〕。
11.1.4. 骨髄抑制:血小板減少症(34.2%)、好中球減少症(25.9%)、貧血(25.9%)、白血球減少症(18.0%)、発熱性好中球減少症(15.8%)、リンパ球減少症(4.0%)、汎血球減少症(2.5%)等があらわれることがある〔8.2参照〕。
11.1.5. 心筋梗塞(0.4%)。
11.1.6. 急性腎障害(1.4%)。
11.1.7. 間質性肺疾患:肺臓炎(0.7%)等があらわれることがあるので、間質性肺疾患が疑われた場合には、本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚:(5〜10%未満)発疹、(5%未満)急性熱性好中球性皮膚症、点状出血。
2). 精神神経系:(5〜10%未満)味覚異常。
3). 消化器:(10%以上)悪心(31.7%)、嘔吐(18.3%)、下痢(11.5%)、(5〜10%未満)腹痛、口内炎、(5%未満)消化不良。
4). 肝臓:(5〜10%未満)ALT増加、血中ビリルビン増加、AST増加、(5%未満)血中ALP増加。
5). その他:(10%以上)無力症、(5〜10%未満)食欲減退、低カリウム血症、発熱、末梢性浮腫、(5%未満)低マグネシウム血症、体重減少、鼻出血。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者についてのみ実施すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を開始すること。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1. QT間隔延長があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び増量前には心電図検査を行い、投与開始後、増量後及び休薬後に投与を再開した後は、定期的に(最初の2週間は週に1回、その後は月に1回を目安に)及び必要に応じて心電図検査を行うこと(また、本剤投与開始前及び投与中は定期的に電解質検査(カリウム、マグネシウム等)を行い、必要に応じて電解質補正(カリウム、マグネシウム等)を行うこと)〔7.2、7.4、9.1.1−9.1.3、11.1.1参照〕。
8.2. 骨髄抑制及び出血があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い、患者の状態を十分に観察すること〔7.4、11.1.3、11.1.4参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. QT間隔延長のある患者:QT間隔延長が悪化するおそれがある〔7.4、8.1参照〕。
9.1.2. 不整脈につながる心疾患又はその既往のある患者:QT間隔延長があらわれるおそれがある〔7.4、8.1参照〕。
9.1.3. 電解質異常(低カリウム血症、低マグネシウム血症等)のある患者:QT間隔延長があらわれるおそれがある〔7.4、8.1参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 重度の肝機能障害のある患者:本剤は重度肝機能障害を合併する患者(Child−Pugh分類C)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の主たる消失経路は肝臓である)〔16.4、16.5参照〕。
(生殖能を有する者)
9.4.1. 妊娠可能な女性:妊娠可能な女性には、本剤投与中及び最終投与後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること〔9.5妊婦の項参照〕。
9.4.2. パートナーが妊娠する可能性のある男性:パートナーが妊娠する可能性のある男性には、本剤投与中及び最終投与後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること〔15.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。生殖発生毒性試験(ラット)において、臨床曝露量の約3倍の曝露に相当する用量で胎仔毒性及び催奇形性が報告されている〔9.4.1参照〕。
(授乳婦)
授乳しないことが望ましい(本剤が乳汁に移行する可能性があり、乳児が乳汁を介して本剤を摂取した場合、乳児に重篤な副作用が発現するおそれがある)〔15.2参照〕。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(相互作用)
本剤は主にCYP3Aにより代謝される〔16.4参照〕。
10.2. 併用注意:
1). 強いCYP3A阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン、ボリコナゾール等)〔7.3、16.7.1参照〕[本剤の副作用の発現が増強されるおそれがあるので、本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
2). CYP3A誘導剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)〔16.7.2参照〕[本剤の効果が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること(これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
3). QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(キニジン、プロカインアミド、オンダンセトロン等)[QT間隔延長を増強するおそれがあるため、患者の状態を十分に観察すること(本剤はIKs阻害作用を有しており、本剤及びこれらの薬剤はいずれもQT間隔を延長させるおそれがあるため、併用により副作用が増強するおそれがある)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
未治療のFLT3−ITD変異陽性の急性骨髄性白血病患者を対象とした化学療法(寛解導入療法としてシタラビン+ダウノルビシン又はシタラビン+イダルビシン、地固め療法として高用量シタラビン)との併用による国際共同試験において、外国人患者で、心室細動、心停止及び突然死が発現したとの報告がある。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
細菌を用いた復帰突然変異試験において、変異原性が報告されている〔9.4.2、9.6授乳婦の項参照〕。
(取扱い上の注意)
本剤は吸湿性を有するので、PTPシートからの取り出し後は速やかに服用すること。
(保険給付上の注意)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付、平成18年厚生労働省告示第107号 一部改正)に基づき、薬価基準収載後1年を経過する月の末日までは、1回14日分を限度として投薬すること。
(保管上の注意)
室温保存。

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