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イブランスカプセル25mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:パルボシクリブカプセル

製薬会社:ファイザー

薬価・規格: 5576.4円(25mg1カプセル) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

サイクリン依存性キナーゼ阻害薬(CDK4/6阻害薬)詳しく見る

  • 細胞分裂の制御を不能にしているサイクリン依存性キナーゼ(CDK)を阻害することで、細胞周期の進行を停止させ抗腫瘍効果をあらわす薬
サイクリン依存性キナーゼ阻害薬(CDK4/6阻害薬)の代表的な商品名
  • イブランス
  • ベージニオ

効能・効果詳しく見る

  • 手術不能又は再発乳癌

注意すべき副作用詳しく見る

好中球減少白血球減少脱毛症疲労口内炎悪心貧血感染症下痢血小板減少

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 内分泌療法剤との併用において、パルボシクリブとして1日1回125mgを3週間連続して食後に経口投与し、その後1週間休薬する
  • これを1サイクルとして投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用

脱毛症疲労口内炎悪心感染症下痢無力症発疹発熱皮膚乾燥流涙増加

重大な副作用

好中球減少白血球減少貧血血小板減少骨髄抑制発熱性好中球減少症間質性肺疾患

上記以外の副作用

霧視眼乾燥食欲減退味覚異常鼻出血嘔吐尿路感染上気道感染口腔ヘルペス歯肉炎AST増加ALT増加腎機能障害血中クレアチニン増加

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 慎重投与
    • 重度肝機能障害
    • 間質性肺疾患
  • 注意
    • 重度肝機能障害
  • 投与に際する指示
    • 重度肝機能障害

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
CYP3A酵素阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
エルビテグラビルを含有する製剤 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
インジナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
テラプレビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
ネルフィナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
サキナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加
強いCYP3A誘導薬 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
リファブチン 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 血中濃度が上昇
ミダゾラム 血中濃度が上昇
フェンタニール 血中濃度が上昇

飲食物との相互作用

  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    手術不能又は再発乳癌。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。
    2.本剤の投与を行う場合には、ホルモン受容体陽性、HER2陰性の患者を対象とする。

    用法・用量(添付文書全文)

    内分泌療法剤との併用において、パルボシクリブとして1日1回125mgを3週間連続して食後に経口投与し、その後1週間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.併用する内分泌療法剤等について、添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、選択を行う。
    2.本剤の血中濃度が上昇するとの報告があるため、重度肝機能障害患者では、減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意する。
    3.副作用が現れた場合は、次の基準を考慮して、休薬、減量又は投与を中止する。なお、本剤は75mg/日未満に減量しない。
    1).減量して投与を継続する場合の投与量:
    (1).通常投与量:125mg/日。
    (2).一次減量:100mg/日。
    (3).二次減量:75mg/日。
    2).好中球減少症及び血小板減少症に対する用量調節:
    (1).Grade1の好中球減少症及びGrade1の血小板減少症又はGrade2の好中球減少症及びGrade2の血小板減少症:同一投与量を継続する。
    (2).Grade3の好中球減少症及びGrade3の血小板減少症:
    ①.Grade3の好中球減少症:休薬し、1週間以内に血液検査(血球数算定)を行い、Grade2以下に回復後、同一投与量で投与を再開する(Grade3の好中球減少の回復に日数を要する場合(1週間以上)や次サイクルでGrade3の好中球減少が再発する場合は、減量を考慮する)。
    ②.Grade3の血小板減少症:休薬し、1週間以内に血液検査(血球数算定)を行い、Grade2以下に回復後、同一投与量で投与を再開する。
    (3).Grade3の好中球減少症<好中球減少に付随して38.5℃以上の発熱>又はGrade3の好中球減少症<好中球減少に付随して感染症>がある場合:Grade2以下に回復するまで休薬し、回復後、1レベル減量し投与を再開する。
    (4).Grade4の好中球減少症及びGrade4の血小板減少症:Grade2以下に回復するまで休薬し、回復後、1レベル減量し投与を再開する。
    GradeはCTCAE ver.4.0に準ずる。
    3).非血液系の副作用に対する用量調節:
    (1).Grade1の非血液系副作用又はGrade2の非血液系副作用:同一投与量を継続する。
    (2).Grade3以上の非血液系副作用<治療しても症状が継続>する場合:Grade1以下又はGrade2で安全性に問題がない状態に回復するまで休薬し、回復後、1レベル減量し投与を再開する。
    GradeはCTCAE ver.4.0に準ずる。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    HR陽性かつHER2陰性であり、進行乳癌に対して内分泌療法歴のない手術不能又は再発閉経後乳癌患者を対象とした国際共同第3相試験において、本剤が投与された444例(日本人32例を含む)中428例(96.4%)に副作用が認められた。主な副作用は、好中球減少症348例(78.4%)、白血球減少症171例(38.5%)、脱毛症140例(31.5%)、疲労134例(30.2%)、口内炎103例(23.2%)、悪心96例(21.6%)、関節痛87例(19.6%)、貧血85例(19.1%)、感染症85例(19.1%)、ほてり79例(17.8%)、下痢66例(14.9%)、血小板減少症65例(14.6%)、無力症55例(12.4%)、発疹48例(10.8%)等であった(承認時までの集計)。
    HR陽性かつHER2陰性であり、内分泌療法に抵抗性の手術不能又は再発乳癌患者を対象とした国際共同第3相試験において、本剤が投与された345例(日本人27例を含む)中325例(94.2%)に副作用が認められた。主な副作用は、好中球減少症285例(82.6%)、白血球減少症198例(57.4%)、疲労114例(33.0%)、貧血96例(27.8%)、悪心87例(25.2%)、血小板減少症80例(23.2%)、口内炎70例(20.3%)、脱毛症57例(16.5%)、感染症50例(14.5%)、下痢45例(13.0%)、ほてり45例(13.0%)、発疹40例(11.6%)等であった(承認時までの集計)。
    1.重大な副作用
    1).骨髄抑制:好中球減少(80.2%)、白血球減少(46.8%)、貧血(22.9%)、血小板減少(18.4%)、発熱性好中球減少症(1.5%)等が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には休薬、減量等の適切な処置を行う。
    2).間質性肺疾患:間質性肺疾患(頻度不明)が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、必要に応じて、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施するとともに、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような症状が現れた場合には、必要に応じて適切な処置を行う。
    1).皮膚:(20%以上)脱毛症、(20%未満10%以上)発疹、(10%未満)皮膚乾燥。
    2).眼:(10%未満)流涙増加、霧視、眼乾燥。
    3).代謝:(10%未満)食欲減退。
    4).神経系:(10%未満)味覚異常。
    5).呼吸器:(10%未満)鼻出血。
    6).消化器:(20%以上)悪心、口内炎、(20%未満10%以上)下痢、(10%未満)嘔吐。
    7).腎臓:(頻度不明)腎機能障害(血中クレアチニン増加等)。
    8).その他:(20%以上)疲労、(20%未満10%以上)感染症(尿路感染、上気道感染、口腔ヘルペス、歯肉炎等)、(10%未満)無力症、発熱、AST増加(GOT増加)、ALT増加(GPT増加)。
    発現頻度は、2つの国際共同第3相試験に基づく。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。
    2.間質性肺疾患が現れ、死亡に至った症例も報告されているので、初期症状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部X線検査の実施等、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、必要に応じて、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施するとともに、適切な処置を行う。
    (禁忌)
    1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性。
    (慎重投与)
    1.重度肝機能障害のある患者[本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強く現れる恐れがある]。
    2.間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者[間質性肺疾患が増悪する恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.骨髄抑制が現れることがあるので、本剤の投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い、患者の状態を十分に観察する。
    2.間質性肺疾患が現れることがあるので、本剤の投与にあたっては、初期症状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部X線検査の実施等、患者の状態を十分に観察する。また、患者に副作用について説明するとともに、間質性肺疾患の初期症状が発現した場合には、速やかに医療機関を受診するよう説明する。
    (相互作用)
    本剤は、in vitro試験より、主にCYP3A及び硫酸転移酵素(SULT)2A1によって代謝され、CYP3Aに対して時間依存的な阻害作用を示す。また、in vivo試験より、本剤はCYP3Aに対して弱い阻害作用を示す。
    併用注意:
    1.CYP3A阻害剤(コビシスタット、エルビテグラビル、インジナビル、イトラコナゾール、リトナビル、テラプレビル、ボリコナゾール、クラリスロマイシン、グレープフルーツジュース、ネルフィナビル、サキナビル等)[本剤の血中濃度が上昇し副作用の発現頻度及び重症度が増加する恐れがあるので、CYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮する(これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。
    2.強いCYP3A誘導剤(フェニトイン、カルバマゼピン、リファンピシン、リファブチン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ含有食品等)[本剤の血中濃度が低下し本剤の有効性が減弱する恐れがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮する(これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。
    3.CYP3Aの基質となる薬剤(ミダゾラム、フェンタニル等)[CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある(本剤のCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、注意して投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない(また、妊娠可能な女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性患者に対しては、本剤の投与期間中及び治療終了から一定期間は適切な避妊を行うよう指導する)[動物実験(ウサギ)において催奇形性(短指)等が認められており、また、動物実験(ラット及びイヌ)において精巣毒性、遺伝毒性試験において染色体異常誘発性が認められている]。
    2.授乳中の女性には、授乳を中止させる[ヒト乳汁中への移行は不明である]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.ラット及びイヌを用いた反復投与毒性試験において、精子形成上皮における変性精子細胞数増加又は変性精母細胞数増加、精子細胞数減少及び精母細胞数減少もしくはセルトリ細胞空胞化を特徴とする、精細管上皮変性が認められ、ラット及びイヌにおけるこれらの変化は休薬により部分的に回復した。
    2.遺伝毒性試験成績から、本剤は異数性誘発作用が認められるものの、変異原性又は染色体構造異常誘発性は示さなかった。

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