日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ゼルボラフ錠240mg基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ベムラフェニブ錠

製薬会社:中外製薬

薬価・規格: 4935.5円(240mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

分子標的薬(BRAF阻害薬)詳しく見る

  • 異常な細胞増殖の因子となる変異型BRAFというキナーゼタンパク質の活性を阻害し抗腫瘍効果をあらわす薬
分子標的薬(BRAF阻害薬)の代表的な商品名
  • ゼルボラフ

効能・効果詳しく見る

  • BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫

注意すべき副作用詳しく見る

関節痛発疹湿疹丘疹筋骨格痛脱毛症疲労光線過敏症皮膚有棘細胞癌ケラトアカントーマ

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ベムラフェニブとして1回960mgを1日2回経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 投与開始前にQTcベースライン値が500msを超える
    • 投与開始前に補正できない電解質異常

副作用

主な副作用

関節痛発疹湿疹丘疹筋骨格痛脱毛症疲労光線過敏症紅斑発熱皮膚過角化

重大な副作用

皮膚有棘細胞癌ケラトアカントーマボーエン病原発性悪性黒色腫重篤な過敏症皮膚粘膜眼症候群Stevens−Johnson症候群多形紅斑紅皮症剥脱性皮膚炎QT間隔延長悪性腫瘍二次発癌扁平上皮癌<皮膚以外>アナフィラキシー中毒性表皮壊死融解症Toxic Epidermal NecrolysisTEN重篤な皮膚障害薬剤性過敏症症候群肝機能障害リンパ節腫脹白血球増加好酸球増多異型リンパ球出現遅発性の重篤な過敏症状肝不全黄疸肝障害急性腎障害

上記以外の副作用

皮膚そう痒症皮膚乾燥日光性角化症脂漏性角化症手足症候群毛孔性角化症皮膚病変毛包炎四肢痛頭痛悪心下痢嘔吐腹痛血中ビリルビン増加Al−P上昇ALT上昇AST上昇ほてり浮腫味覚異常末梢神経障害食欲減退皮膚乳頭腫全身性浮腫末梢性浮腫体重減少皮膚炎ざ瘡ざ瘡様皮膚炎皮膚剥脱メラノサイト性母斑稗粒腫皮膚嚢腫全身性皮疹結節性紅斑掌蹠角皮症皮膚色素沈着障害皮膚肥厚毛質異常蕁麻疹日光皮膚炎毛髪成長異常アレルギー性皮膚炎寝汗多汗症皮膚腫瘤腫瘤皮膚変色せつ顔面腫脹休止期脱毛苔癬様角化症熱傷皮膚刺激皮膚毒性皮膚疼痛疼痛脂肪織炎回転性眩暈ぶどう膜炎眼充血流涙増加眼乾燥結膜炎羞明眼刺激霧視眼痛筋骨格硬直関節炎関節腫脹背部痛筋力低下筋痙縮関節滲出液頚部痛変形性関節症腱痛デュプイトラン拘縮貧血リンパ球減少血小板減少好中球減少好酸球増加症白血球減少呼吸困難咽頭喉頭痛上気道感染鼻咽頭炎副鼻腔炎口内炎逆流性食道炎口唇炎便秘口内乾燥消化不良腹部膨満鼓腸口唇腫脹腹部不快感嚥下障害膵炎γ−GTP増加リンパ浮腫血管炎動悸不眠症浮動性眩暈知覚過敏嗜眠傾眠振戦乳頭痛低カリウム血症脱水高コレステロール血症乳頭腫乾燥症棘細胞腫悪寒アクロコルドンインフルエンザ様疾患カンジダ症胸痛全身健康状態低下眼瞼乳頭腫小結節ヘルペスウイルス感染転倒乳頭腫ウイルス感染膿瘍網膜静脈閉塞顔面神経麻痺

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 投与開始前にQTcベースライン値が500msを超える
    • 投与開始前に補正できない電解質異常
  • 慎重投与
    • QT間隔延長
    • 重度肝機能障害
  • 注意
    • 投与開始前にQTcベースライン値が500msを超える
    • 投与開始前に補正できない電解質異常

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 血漿中濃度が低下
ミダゾラム 血漿中濃度が低下
アトルバスタチン 血漿中濃度が低下
シンバスタチン 血漿中濃度が低下
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
リファンピシン類 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
フェニトイン 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
カルバマゼピン 本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱
CYP1A2の基質となる薬剤 血漿中濃度が上昇
カフェイン 血漿中濃度が上昇
テオフィリン 血漿中濃度が上昇
チザニジン 血漿中濃度が上昇
CYP2C9酵素により代謝される薬剤 血漿中濃度が上昇
ワルファリン 血漿中濃度が上昇
P糖蛋白の基質となる薬剤 血漿中濃度が上昇
ジゴキシン 血漿中濃度が上昇
QTを延長する薬剤 QT間隔延長作用を増強
イミプラミン QT間隔延長作用を増強
ピモジド QT間隔延長作用を増強
抗不整脈剤 QT間隔延長作用を増強
キニジン QT間隔延長作用を増強
プロカインアミド QT間隔延長作用を増強
ジソピラミド QT間隔延長作用を増強
ソタロール QT間隔延長作用を増強
イピリムマブ 重度の肝機能障害

飲食物との相互作用

  • カフェインを含むもの<コーヒー、日本茶、紅茶、コーラ、チョコレート など>

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与する(検査にあたっては、承認された体外診断薬を用いる)。
    2.添付文書の【臨床成績】の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行う。
    3.本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

    用法・用量(添付文書全文)

    ベムラフェニブとして1回960mgを1日2回経口投与する。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.副作用が発現した場合には、1)の規定を参考にして減量・休薬する。但し、有棘細胞癌(皮膚扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、減量・休薬することなく治療の継続を可能とする。また、QT間隔延長が発現した場合には、2)の規定を参考にして減量・休薬する。
    1).減量・休薬の規定:
    (1).NCI−CTCAE*によるGrade判定が、Grade1又は忍容可能なGrade2の場合:減量・休薬不要。
    (2).NCI−CTCAE*によるGrade判定が、忍容不能なGrade2又はGrade3の場合:初回発現は休薬し、Grade1以下又はベースラインまで軽快後、1回720mg(1日2回)で投与を再開(休薬前に1回720mgに減量されていた場合には1回480mgとする)、2回目発現は休薬し、Grade1以下又はベースラインまで軽快後、1回480mg(1日2回)で投与を再開(休薬前に1回480mgに減量されていた場合には本剤の投与を中止する)、3回目発現は投与中止。
    (3).NCI−CTCAE*によるGrade判定が、Grade4の場合:初回発現は原則投与中止するが、治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、休薬し、Grade1以下又はベースラインまで軽快後、1回480mg(1日2回)で投与を再開(休薬前に1回480mgに減量されていた場合には本剤の投与を中止する)、2回目発現は投与中止。
    *:NCI−CTCAE v4.0によりGradeを判定。
    2).QT間隔延長に基づく減量・休薬の規定:
    (1).QTc値が500msを超えかつベースライン値からの延長が60msを超える場合:投与中止。
    (2).QTc値が500msを超えかつベースライン値からの延長が60ms以下の場合:初回発現は休薬し、QTc値が500ms以下まで軽快後、1回720mg(1日2回)で投与を再開(休薬前に1回720mgに減量されていた場合には1回480mgとする)、2回目発現は休薬し、QTc値が500ms以下まで軽快後、1回480mg(1日2回)で投与を再開(休薬前に1回480mgに減量されていた場合には本剤の投与を中止する)、3回目発現は投与中止。
    2.食後に本剤を投与した場合、Cmax増加及びAUC増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けることが望ましい。
    3.他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    <国内臨床試験成績>
    国内第1/2相臨床試験(JO28178試験)における安全性評価対象例11例において、11例(100%)に副作用が認められた。主な副作用は、関節痛10例(90.9%)、発疹(湿疹、丘疹等)10例(90.9%)、筋骨格痛7例(63.6%)、脱毛症7例(63.6%)、疲労6例(54.5%)等であった(承認時)。
    <海外臨床試験成績>
    海外第3相臨床試験(NO25026試験)における安全性評価対象例337例において、329例(97.6%)に副作用が認められた。主な副作用は、発疹(湿疹、丘疹等)178例(52.8%)、関節痛162例(48.1%)、光線過敏症157例(46.6%)、脱毛症153例(45.4%)、疲労146例(43.3%)等であった(承認時)。
    1.重大な副作用:海外臨床試験(NO25026試験:2012年2月1日データカットオフ)及び国内臨床試験(JO28178試験)で認められた発現頻度を示した。前記試験以外で認められた事象については頻度不明とした。
    1).有棘細胞癌:皮膚有棘細胞癌(18.7%)、ケラトアカントーマ(10.6%)、ボーエン病(0.6%)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    2).悪性腫瘍(二次発癌):扁平上皮癌<皮膚以外>(頻度不明)、原発性悪性黒色腫(1.1%)等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    3).アナフィラキシー(頻度不明)、過敏症(0.9%):アナフィラキシーを含む重篤な過敏症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    4).皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(0.3%)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis;TEN)(頻度不明)、多形紅斑(0.3%)、紅皮症(剥脱性皮膚炎等)(0.9%):皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な皮膚障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う。
    5).薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱が認められ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行う(本剤の投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意する)。
    6).QT間隔延長(2.0%):QT間隔延長が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行う。
    7).肝不全(頻度不明)、肝機能障害(2.0%)、黄疸(頻度不明):肝不全、肝機能障害、黄疸等の肝障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    8).急性腎障害(頻度不明):急性腎障害が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて減量、休薬等の適切な処置を行う(海外臨床試験(NO25026試験:2012年2月1日データカットオフ)及び国内臨床試験(JO28178試験)で認められた発現頻度を示した。前記試験以外で認められた事象については頻度不明とした)。
    1).皮膚:(5%以上)発疹(湿疹、丘疹等)(54.0%)、光線過敏症(46.0%)、脱毛症(46.0%)、皮膚過角化(25.9%)、皮膚そう痒症(21.8%)、皮膚乾燥、紅斑、日光性角化症、脂漏性角化症、手足症候群、毛孔性角化症、皮膚病変、毛包炎、(1〜5%未満)ざ瘡様皮膚炎、皮膚剥脱、ざ瘡、メラノサイト性母斑、稗粒腫、皮膚嚢腫、全身性皮疹、結節性紅斑、掌蹠角皮症、皮膚色素沈着障害、皮膚炎、皮膚肥厚、毛質異常、蕁麻疹、日光皮膚炎、毛髪成長異常、アレルギー性皮膚炎、寝汗、多汗症、皮膚腫瘤、皮膚変色、(1%未満)せつ、顔面腫脹、休止期脱毛、苔癬様角化症、熱傷、皮膚刺激、皮膚毒性、皮膚疼痛、脂肪織炎。
    2).耳:(1〜5%未満)回転性眩暈。
    3).眼:(頻度不明)網膜静脈閉塞、(1〜5%未満)ぶどう膜炎、眼充血、流涙増加、眼乾燥、結膜炎、羞明、眼刺激、霧視、(1%未満)眼痛。
    4).筋・骨格:(5%以上)関節痛(49.4%)、筋骨格痛、四肢痛、(1〜5%未満)筋骨格硬直、関節炎、関節腫脹、背部痛、筋力低下、筋痙縮、(1%未満)関節滲出液、頚部痛、変形性関節症、腱痛、デュプイトラン拘縮。
    5).血液・凝固:(1〜5%未満)貧血、リンパ球減少、血小板減少、好中球減少、(1%未満)好酸球増加症、白血球減少。
    6).呼吸器:(1〜5%未満)呼吸困難、咽頭喉頭痛、上気道感染(鼻咽頭炎、副鼻腔炎、上気道感染等)。
    7).消化器:(5%以上)悪心(26.1%)、下痢(21.3%)、嘔吐、腹痛、(1〜5%未満)口内炎、逆流性食道炎、口唇炎、便秘、口内乾燥、消化不良、腹部膨満、(1%未満)鼓腸、口唇腫脹、腹部不快感、嚥下障害、膵炎。
    8).肝臓:(5%以上)血中ビリルビン増加、Al−P上昇、ALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、(1〜5%未満)γ−GTP増加。
    9).心・血管系:(5%以上)ほてり、(1〜5%未満)リンパ浮腫、(1%未満)血管炎、動悸。
    10).精神神経系:(5%以上)頭痛、味覚異常、末梢神経障害、(頻度不明)顔面神経麻痺、(1〜5%未満)不眠症、浮動性眩暈、知覚過敏、嗜眠、(1%未満)傾眠、振戦。
    11).生殖器:(1〜5%未満)乳頭痛。
    12).代謝:(5%以上)食欲減退、(1〜5%未満)低カリウム血症、脱水、(1%未満)高コレステロール血症。
    13).その他:(5%以上)疲労(43.7%)、皮膚乳頭腫(21.6%)、浮腫(全身性浮腫、末梢性浮腫)、発熱、体重減少、(1〜5%未満)疼痛、乾燥症、棘細胞腫、悪寒、乳頭腫、アクロコルドン、インフルエンザ様疾患、カンジダ症、胸痛、全身健康状態低下、眼瞼乳頭腫、小結節、(1%未満)ヘルペスウイルス感染、腫瘤、転倒、乳頭腫ウイルス感染、膿瘍。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。
    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (慎重投与)
    1.重度肝機能障害のある患者[安全性は確立していない]。
    2.QT間隔延長の恐れ又はその既往歴のある患者[QT間隔延長が起こる恐れがある]。
    (重要な基本的注意)
    1.有棘細胞癌が現れることがあるので、定期的に皮膚の状態を確認する。また、皮膚の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導する。
    2.皮膚以外の部位に扁平上皮癌が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
    3.QT間隔延長が現れることがあるので、本剤の投与開始前には心電図検査及び電解質測定を行い、投与開始前にQTcベースライン値が500msを超える場合又は投与開始前に補正できない電解質異常が認められる場合には投与を避ける。本剤投与期間中は定期的に心電図検査及び電解質測定を行い、異常が認められた場合には、減量、休薬又は投与を中止し、適切な処置を行う。
    4.肝不全、肝機能障害、黄疸等の肝障害又はALT上昇(GPT上昇)、AST上昇(GOT上昇)、ビリルビン上昇等が現れることがあるので、患者の状態に応じて定期的に肝機能検査を行う。
    5.急性腎障害が現れることがあるので、投与開始前及び投与中に定期的に腎機能検査を行う。
    6.光線過敏症が現れることがあるので、外出時には帽子や衣類等による遮光や日焼け止め効果の高いサンスクリーンの使用により、日光やUV光線の照射を避けるよう患者を指導する。
    7.ぶどう膜炎等の重篤な眼障害が報告されているので、定期的に眼の異常の有無を確認する。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導する。
    (相互作用)
    本剤は主にCYP3A4で代謝され、CYP3A4を誘導し、CYP1A2、CYP2C9及びP−糖蛋白(P−gp)を阻害することが示されている。
    併用注意:
    1.CYP3A4の基質となる薬剤(ミダゾラム、アトルバスタチン、シンバスタチン等)[CYP3A4の基質となる薬剤と併用する場合、これらの薬剤の血漿中濃度が低下する可能性がある(CYP3A4の基質となる薬剤との併用により、併用薬剤の代謝が誘導され血漿中濃度が低下する可能性がある)]。
    2.CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)[本剤の血漿中濃度が低下し本剤の有効性が減弱する恐れがあることから、誘導作用のない薬剤への代替を考慮する(CYP3A4誘導剤との併用により、本剤の代謝が誘導され血漿中濃度が低下する可能性がある)]。
    3.CYP1A2の基質となる薬剤(カフェイン、テオフィリン、チザニジン等)[CYP1A2の基質となる薬剤と併用する場合、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(CYP1A2の基質となる薬剤との併用により、併用薬剤の代謝が阻害され血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。
    4.CYP2C9の基質となる薬剤(ワルファリン等)[CYP2C9の基質となる薬剤と併用する場合、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(CYP2C9の基質となる薬剤との併用により、併用薬剤の代謝が阻害され血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。
    5.P−gpの基質となる薬剤(ジゴキシン等)[P−gpの基質となる薬剤と併用する場合、これらの薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(P−gpの基質となる薬剤と併用する場合、本剤のP−gp阻害作用により併用薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。
    6.QT間隔延長を引き起こすことが知られている薬剤(イミプラミン、ピモジド等)、抗不整脈薬(キニジン、プロカインアミド、ジソピラミド、ソタロール等)[QT間隔延長作用を増強する可能性がある(本剤及びこれらの薬剤はいずれもQT間隔を延長させる恐れがあるため、併用により作用が増強する可能性がある)]。
    7.放射線照射[放射線照射の併用又は本剤投与前後の放射線照射により放射線皮膚障害、放射線性肺臓炎等の放射線照射リコール反応、放射線増感作用が現れることがある(放射線毒性を増強させる可能性がある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(妊娠可能な婦人には、本剤投与中及び本剤投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導する)[妊娠ラット及びウサギを用いた胚・胎仔発生に関する試験において、胚・胎仔への影響は認められていないが、最大投与量におけるAUCは臨床曝露量の約1.2倍(ラット)及び約0.5倍(ウサギ)であった]。
    2.授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させる[ヒトの乳汁中への移行は不明であり、授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[使用経験がない]。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (その他の注意)
    1.イヌ39週間毒性試験において、忍容性低下のため早期(投与10日目)に終了した900mg/kg/日の1例に限局的骨髄壊死が報告されており、この時のAUCは臨床曝露量の約0.5倍であった。
    2.海外市販後の自発報告において、RAS遺伝子変異を有する慢性骨髄単球性白血病進行が報告されている。
    3.本剤とイピリムマブを併用投与した海外第1相臨床試験において、重度の肝機能障害が高頻度に発現し、忍容性が認められなかった。
    (保管上の注意)
    吸湿注意(PTP包装のまま保存する)。

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