日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

エビスタ錠60mg基本情報

先発品(後発品あり)

一般名:ラロキシフェン塩酸塩錠

製薬会社:日本イーライリリー

薬価・規格: 98.7円(60mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

SERM詳しく見る

  • 閉経後に分泌が減少したエストロゲンによる骨代謝のバランスを調整し、骨量の低下を改善することで骨粗しょう症における骨折などの危険性を低下させる薬
SERMの代表的な商品名
  • エビスタ
  • ビビアント

効能・効果詳しく見る

  • 閉経後骨粗鬆症

注意すべき副作用詳しく見る

血中Al−P減少嘔気皮膚炎皮膚そう痒症膣分泌物乳房緊満下肢痙攣ほてり多汗静脈血栓塞栓症

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 通常、ラロキシフェン塩酸塩として、1日1回60mgを経口投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 肺塞栓症
    • 網膜静脈血栓症
    • 静脈血栓塞栓症
    • 抗リン脂質抗体症候群
    • 深部静脈血栓症
    • 術後回復期
    • 長期安静期
    • 長期不動状態
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

副作用

主な副作用

血中Al−P減少嘔気皮膚炎皮膚そう痒症膣分泌物乳房緊満下肢痙攣ほてり多汗γ−GTP上昇ヘモグロビン減少

重大な副作用

静脈血栓塞栓症深部静脈血栓症肺塞栓症網膜静脈血栓症下肢疼痛下肢浮腫突然の呼吸困難息切れ胸痛急性視力障害肝機能障害著しいAST上昇著しいALT上昇著しいγ−GTP上昇

上記以外の副作用

ヘマトクリット減少血小板数減少血清総蛋白減少血中アルブミン減少血清リン減少血中カルシウム減少腹部膨満おくび良性の子宮内腔液増加感覚減退末梢性浮腫表在性血栓性静脈炎体重増加

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 肺塞栓症
    • 網膜静脈血栓症
    • 静脈血栓塞栓症
    • 抗リン脂質抗体症候群
    • 深部静脈血栓症
    • 術後回復期
    • 長期安静期
    • 長期不動状態
  • 注意
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 経口エストロゲン療法にて顕著な高トリグリセリド血症[>500mg/dL]
    • 冠動脈疾患がある閉経後
    • 冠動脈疾患のリスクが高い閉経後

患者の属性に応じた注意事項

  • 禁止
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦

年齢や性別に応じた注意事項

  • 注意
    • 冠動脈疾患がある閉経後(50歳〜)
    • 冠動脈疾患のリスクが高い閉経後(50歳〜)
    • 経口エストロゲン製剤併用中の閉経後(50歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
陰イオン交換樹脂剤<経口> 本剤の血中濃度が低下
コレスチラミン<経口> 本剤の血中濃度が低下
アンピシリン水和物 本剤の血中濃度が低下
クマリン系抗凝血剤 プロトロンビン時間の減少
ワルファリン プロトロンビン時間の減少
経口エストロゲン 子宮内膜厚増加

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    閉経後骨粗鬆症。

    用法・用量(添付文書全文)

    通常、ラロキシフェン塩酸塩として、1日1回60mgを経口投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
    11.1. 重大な副作用
    11.1.1. 静脈血栓塞栓症(頻度不明):深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症があらわれることがあるので、下肢疼痛・下肢浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、胸痛、急性視力障害等の症状が認められた場合には投与を中止すること〔2.1、8.1参照〕。
    11.1.2. 肝機能障害(頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ−GTP上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。
    11.2. その他の副作用
    1). 血液:(頻度不明)ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、血小板数減少。
    2). 内分泌・代謝系:(2%未満)血中Al−P減少、(頻度不明)血清総蛋白減少、血中アルブミン減少、血清リン減少、血中カルシウム減少。
    3). 消化器:(2%未満)嘔気、(頻度不明)腹部膨満、おくび。
    4). 肝臓:(頻度不明)γ−GTP上昇。
    5). 皮膚:(2〜5%未満)皮膚炎、皮膚そう痒症。
    6). 生殖器:(2%未満)膣分泌物、(頻度不明)良性の子宮内腔液増加。
    7). 乳房:(2〜5%未満)乳房緊満。
    8). その他:(2〜5%未満)下肢痙攣、ほてり、(2%未満)多汗、(頻度不明)感覚減退、末梢性浮腫、表在性血栓性静脈炎、体重増加。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    2.1. 深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症等の静脈血栓塞栓症のある患者又はその既往歴のある患者[これらの症状が増悪することがある]〔8.1、11.1.1参照〕。
    2.2. 長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)にある患者〔8.2参照〕。
    2.3. 抗リン脂質抗体症候群の患者[静脈血栓塞栓症を起こしやすいとの報告がある]。
    2.4. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦〔9.5妊婦、9.6授乳婦の項参照〕。
    2.5. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (重要な基本的注意)
    8.1. 本剤の服用により、静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症を含む)があらわれることがあるので、患者に対しては、下肢の疼痛・浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、胸痛、急性視力障害等のような症状が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう、あらかじめ説明すること〔2.1、11.1.1参照〕。
    8.2. 静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症を含む)のリスクが上昇するため、長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)に入る3日前には本剤の服用を中止し、完全に歩行可能になるまでは投与を再開しないこと〔2.2参照〕。
    8.3. 患者のカルシウム及び/又はビタミンDの摂取量が十分でない場合は、カルシウム及び/又はビタミンDをそれぞれ補給すること。
    (特定の背景を有する患者に関する注意)
    (合併症・既往歴等のある患者)
    9.1.1. 経口エストロゲン療法にて顕著な高トリグリセリド血症[>500mg/dL]の既往歴のある患者:血清トリグリセリド値のモニターを行うこと(本剤の服用により血清トリグリセリド上昇があらわれることがある)。
    (腎機能障害患者)
    腎機能障害患者:国内臨床試験では除外されている〔16.6.1参照〕。
    (肝機能障害患者)
    肝機能障害患者:国内臨床試験では除外されている〔16.6.2参照〕。
    (妊婦)
    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(妊婦に本剤を投与した場合、胎児に悪影響を及ぼすおそれがあり、ウサギでは、流産及び低頻度で胎仔心奇形(胎仔心室中隔欠損)が認められ、ラットでは、胎仔発達遅延及び胎仔発育異常(胎仔波状肋骨、胎仔腎盂拡張)あるいは分娩遅延又は分娩困難、出生仔生存率低下、身体発育分化の変化、発育分化抑制や下垂体ホルモン変化、出生仔におけるリンパ球組織減少といった所見が認められ、また、高用量では、分娩困難による母動物死亡及び産仔死亡の報告がある)〔2.4参照〕。
    (授乳婦)
    授乳中の女性には投与しないこと(本剤がヒト乳汁中へ移行するかどうかは不明である)〔2.4参照〕。
    (相互作用)
    10.2. 併用注意:
    1). 陰イオン交換樹脂<経口>(コレスチラミン<経口>)〔16.7.1参照〕[本剤の血中濃度が低下する(本剤がコレスチラミンに吸着され、消化管内からの吸収量が低下することが知られており、その他の陰イオン交換樹脂についても同様の可能性が考えられる)]。
    2). クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)[プロトロンビン時間の減少が報告されており、本剤による治療の開始あるいは終了の際、プロトロンビン時間を注意深くモニターする必要がある(機序は不明である)]。
    3). アンピシリン〔16.7.2参照〕[本剤の血中濃度が低下するおそれがある(アンピシリンにより腸内細菌叢が減少することにより本剤の腸肝循環が低下するためと考えられる)]。
    (過量投与)
    13.1. 症状
    1回120mg以上を服用した成人で下肢痙攣、浮動性めまいが報告されている。2歳未満の小児において180mgまで誤って服用したとの報告があり、失調、浮動性めまい、嘔吐、発疹、下痢、振戦、潮紅、Al−P上昇が報告されている。
    13.2. 処置
    過量投与時の特異的解毒剤はない。
    (適用上の注意)
    14.1. 薬剤交付時の注意
    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
    (その他の注意)
    15.1. 臨床使用に基づく情報
    15.1.1. 外国における骨粗鬆症治療(骨折)試験において、本剤投与群はプラセボ群に比べわずかな子宮内膜厚増加を示したとの報告があり、臨床的に意味のある子宮内膜増殖であるとはされていないが、本剤治療中に子宮内膜異常(原因不明の子宮出血・性器出血、子宮内膜増殖等)が認められた場合には症状に応じて詳しい検査を行うこと。
    15.1.2. 外国において、本剤と経口エストロゲン製剤併用中の閉経後女性で子宮内膜厚増加したとの報告がある。
    15.1.3. 本剤投与により、対照群に比べ乳癌のリスクの上昇は認められていないが、本剤治療中に乳房に原因不明の異常が認められた場合には症状に応じて詳しい検査を行うこと。
    15.1.4. 外国で実施された冠動脈疾患がある閉経後女性又は冠動脈疾患のリスクが高い閉経後女性を対象*とした試験において、本剤投与群において脳卒中による死亡率が高かったとの報告がある。脳卒中による死亡率はプラセボ投与群で1.5/1000人/年に対して本剤投与群で2.2/1000人/年であった。
    *:本剤の承認された効能又は効果は閉経後骨粗鬆症である。
    15.2. 非臨床試験に基づく情報
    雌ラット及びマウスにおけるがん原性試験の結果、卵巣腫瘍の発生が認められたとの報告があり、これらの所見は卵胞機能及び性ホルモンバランスの不均衡に起因する変化である可能性が高いと考えられ、げっ歯類に特異的な変化であることが知られている。長期臨床試験において、卵巣機能が低下した閉経後女性における本剤の投与と腫瘍発生との間に明確な関係は示唆されていない。
    (保管上の注意)
    室温保存。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 多国籍都市・上海で「外国人医師」になってみた 友成暁子の「ママドクターが見た中国の医療事情」
    2. 耳介後部の皮疹は播種性帯状疱疹? 隔離すべき? AntaaQAピックアップ
    3. 「クラミジア肺炎」と言うの、やめませんか 倉原優の「こちら呼吸器病棟」
    4. 食欲不振、嘔吐が続く40歳代、患者の人生を変える… カンファで学ぶ臨床推論
    5. 脳動脈瘤、開頭か血管内治療か、どう決める? 柴田靖の「頭痛外来 研修道場」
    6. 60歳代男性。背部痛 日経メディクイズ●救急
    7. “泥沼ピロリ除菌”の背景にA型胃炎あり リポート◎特徴的な逆萎縮の内視鏡所見を探せ!
    8. イニシンク、僅差でエクメットを上回り首位に NMO処方サーベイ
    9. 多剤処方の原因は「他院の医師」…どうする? 日経ヘルスケアon the web
    10. 酸化マグネシウムが断トツ、安さと慣れで頻用 NMO処方サーベイ
    医師と医学研究者におすすめの英文校正