日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アザニン錠50mg基本情報

一般名:アザチオプリン錠

製薬会社:田辺三菱製薬

薬価・規格: 130.1円(50mg1錠) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

免疫抑制薬詳しく見る

  • 免疫反応において中心的な役割を担う細胞の働きやその細胞の増殖などを抑え免疫抑制作用をあらわす薬
免疫抑制薬の代表的な商品名
  • プログラフ
  • グラセプター
  • ネオーラル
  • サーティカン
  • セルセプト

効能・効果詳しく見る

  • 腎移植の拒絶反応の抑制
  • 肝移植の拒絶反応の抑制
  • 心移植の拒絶反応の抑制
  • 肺移植の拒絶反応の抑制
  • ステロイド依存性のクローン病の緩解維持
  • ステロイド依存性のクローン病の緩解導入
  • ステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持
  • 治療抵抗性強皮症
  • 治療抵抗性結節性多発動脈炎
  • 治療抵抗性顕微鏡的多発血管炎
  • 治療抵抗性混合性結合組織病
  • 治療抵抗性全身性エリテマトーデス
  • 治療抵抗性全身性血管炎
  • 治療抵抗性多発性筋炎
  • 治療抵抗性皮膚筋炎
  • 治療抵抗性SLE
  • 治療抵抗性難治性リウマチ性疾患
  • 治療抵抗性好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
  • 治療抵抗性高安動脈炎
  • 治療抵抗性多発血管炎性肉芽腫症

注意すべき副作用詳しく見る

血液障害再生不良性貧血貧血汎血球減少巨赤芽球性貧血赤血球形成不全無顆粒球症血小板減少出血ショック様症状

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • 1.移植の場合:成人及び小児において、次記量を1日量として経口投与する
  • しかし、本剤の耐薬量及び有効量は患者によって異なるので、最適の治療効果を得るために用量の注意深い増減が必要である
  • 1).腎移植の場合:初期量としてアザチオプリン2〜3mg/kg相当量
  • 維持量としてアザチオプリン0.5〜1mg/kg相当量
  • 2).肝、心及び肺移植の場合:初期量としてアザチオプリン2〜3mg/kg相当量
  • 維持量としてアザチオプリン1〜2mg/kg相当量
  • 2.ステロイド依存性のクローン病の緩解導入及び緩解維持並びにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持の場合:成人及び小児には、1日量としてアザチオプリン1〜2mg/kg相当量(成人には50〜100mg)を経口投与する
  • 3.全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、高安動脈炎等)、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、及び難治性リウマチ性疾患の場合:成人及び小児には、1日量として1〜2mg/kg相当量を経口投与する
    • なお、症状により適宜増減可能であるが1日量として3mg/kgを超えない

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 白血球数3000/mm3以下
    • フェブキソスタット投与中
    • トピロキソスタット投与中

副作用

主な副作用

発疹血管炎過敏症腎機能障害膵炎食欲不振悪心嘔吐心悸亢進全身倦怠感筋痛

重大な副作用

血液障害再生不良性貧血貧血汎血球減少巨赤芽球性貧血赤血球形成不全無顆粒球症血小板減少出血ショック様症状悪寒戦慄血圧降下肝機能障害黄疸悪性新生物悪性リンパ腫皮膚癌肉腫子宮頚癌急性骨髄性白血病骨髄異形成症候群感染症肺炎敗血症B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎C型肝炎悪化間質性肺炎発熱咳嗽呼吸困難捻髪音胸部X線異常動脈血酸素分圧低下重度下痢下痢重度下痢が再発進行性多巣性白質脳症PML意識障害認知障害麻痺症状片麻痺四肢麻痺言語障害

上記以外の副作用

関節痛脱毛口内炎舌炎眩暈

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
    • 白血球数3000/mm3以下
    • フェブキソスタット投与中
    • トピロキソスタット投与中
  • 慎重投与
    • 肝炎
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 骨髄機能抑制
    • 出血性素因
    • 腎不全
    • 水痘
    • アロプリノール投与中
  • 注意
    • 肝機能障害
    • 腎不全
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • TPMT活性の低い
    • C型肝炎ウイルスキャリア
    • 肝炎ウイルスキャリア
    • HBs抗原陰性
    • TPMTが遺伝的に欠損
    • TPMT活性が遺伝的に欠損している患者にTPMTを阻害する薬剤を併用
  • 投与に際する指示
    • 肝機能障害
    • 腎不全

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 幼児・小児
  • 注意
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
  • 慎重投与
    • 小児(0歳〜14歳)
  • 注意
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者(65歳〜)
    • 生殖可能な年齢(11歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
免疫抑制剤 感染に対する感受性の上昇
免疫抑制剤 悪性リンパ腫
免疫抑制剤 悪性腫瘍
免疫抑制剤 非ホジキンリンパ腫
免疫抑制剤 カポジ肉腫
生ワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
麻疹ワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
風疹ワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
経口生ポリオワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
BCGワクチン 免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症
フェブキソスタット 骨髄抑制等の副作用を増強
トピロキソスタット 骨髄抑制等の副作用を増強
アロプリノール 骨髄抑制等の副作用を増強
ワルファリン 抗凝血作用が減弱
不活化ワクチン 作用を減弱
B型肝炎ワクチン 作用を減弱
インフルエンザワクチン 作用を減弱
細胞障害作用のある薬剤 骨髄抑制
骨髄抑制を起こす可能性のある薬剤 骨髄抑制
ペニシラミン製剤 骨髄抑制
カプトプリル 骨髄抑制
エナラプリル 骨髄抑制
アミノサリチル酸誘導体 骨髄抑制
メサラジン 骨髄抑制
サラゾスルファピリジン 骨髄抑制
リバビリン 骨髄抑制
メトトレキサート製剤 6−MPのAUCが上昇
TPMTを阻害する薬剤 骨髄抑制が増強
アミノサリチル酸誘導体 骨髄抑制が増強
細胞障害作用のある薬剤 二次性白血病や骨髄異形成症候群の発現リスクが上昇

処方理由

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    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    1.次記の臓器移植における拒絶反応の抑制:腎移植、肝移植、心移植、肺移植。
    2.ステロイド依存性のクローン病の緩解導入及び緩解維持並びにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持。
    3.治療抵抗性の次記リウマチ性疾患:治療抵抗性全身性血管炎(治療抵抗性顕微鏡的多発血管炎、治療抵抗性多発血管炎性肉芽腫症、治療抵抗性結節性多発動脈炎、治療抵抗性好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、治療抵抗性高安動脈炎等)、治療抵抗性全身性エリテマトーデス(治療抵抗性SLE)、治療抵抗性多発性筋炎、治療抵抗性皮膚筋炎、治療抵抗性強皮症、治療抵抗性混合性結合組織病、及び治療抵抗性難治性リウマチ性疾患。
    <効能・効果に関連する使用上の注意>
    1.本剤を臓器移植における拒絶反応の抑制を目的として投与する場合は、副腎皮質ステロイドや他の免疫抑制剤との併用で用いる。
    2.本剤をステロイド依存性のクローン病及びステロイド依存性の潰瘍性大腸炎を有する患者に投与する場合は、他の標準的な治療法では十分に効果が得られない患者に限る。なお、本剤をステロイド依存性のクローン病における緩解導入を目的として投与する場合は、副腎皮質ステロイドとの併用で用いる。
    3.本剤を治療抵抗性リウマチ性疾患に投与する場合は、副腎皮質ステロイド等との併用を考慮する。

    用法・用量(添付文書全文)

    1.移植の場合:
    成人及び小児において、次記量を1日量として経口投与する。しかし、本剤の耐薬量及び有効量は患者によって異なるので、最適の治療効果を得るために用量の注意深い増減が必要である。
    1).腎移植の場合:
    初期量としてアザチオプリン2〜3mg/kg相当量。
    維持量としてアザチオプリン0.5〜1mg/kg相当量。
    2).肝、心及び肺移植の場合:
    初期量としてアザチオプリン2〜3mg/kg相当量。
    維持量としてアザチオプリン1〜2mg/kg相当量。
    2.ステロイド依存性のクローン病の緩解導入及び緩解維持並びにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持の場合:
    成人及び小児には、1日量としてアザチオプリン1〜2mg/kg相当量(成人には50〜100mg)を経口投与する。
    3.全身性血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、高安動脈炎等)、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、及び難治性リウマチ性疾患の場合:
    成人及び小児には、1日量として1〜2mg/kg相当量を経口投与する。なお、症状により適宜増減可能であるが1日量として3mg/kgを超えない。
    <用法・用量に関連する使用上の注意>
    1.肝機能障害又は腎不全のある患者では、投与量を通常投与量の下限とすることが望ましく、臨床検査値(血液検査、肝機能、腎機能検査等)を慎重に観察し、異常を認めた場合更に減量を考慮する。
    2.ステロイド依存性のクローン病及びステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の患者では、2年程度を目安に本剤の投与継続の要否を検討し、なお、臨床的な治療効果は3〜4カ月の投与では現れない場合がある。
    3.本剤を治療抵抗性リウマチ性疾患に投与する場合、本剤の治療効果が認められた際には効果を維持できる最低用量まで減量することを検討する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    1.重大な副作用(頻度不明)
    1).次のような症状が現れることがあるので、投与初期は1〜2週間ごとを目安に、その後も頻回に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は投与を中止し、症状に応じて適切な処置を行う:(1)血液障害:再生不良性貧血、汎血球減少、貧血、巨赤芽球性貧血、赤血球形成不全、無顆粒球症、血小板減少、出血、(2)ショック様症状(悪寒、戦慄、血圧降下等)、(3)肝機能障害、黄疸、(4)悪性新生物(悪性リンパ腫、皮膚癌、肉腫、子宮頚癌、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群等)。
    2).感染症:肺炎、敗血症が現れることがあり、また、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎やC型肝炎悪化が現れることがあるので、投与初期は1〜2週間ごとを目安に、その後も頻回に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は投与中止し、症状に応じて適切な処置を行う。
    3).次のような症状が現れた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与等の適切な処置を行う:間質性肺炎(発熱、咳嗽、呼吸困難、捻髪音、胸部X線異常、動脈血酸素分圧低下等を伴う)。
    4).重度下痢:クローン病又は潰瘍性大腸炎患者への本剤の再投与により重度下痢が再発し、本剤との関連性が疑われた報告がある。本剤投与中に下痢が現れた場合には本剤との関連性も考慮に入れ、必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行う。
    5).進行性多巣性白質脳症(PML):進行性多巣性白質脳症(PML)が現れることがあるので、本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状が現れた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行う。
    2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
    1).皮膚:(頻度不明)発疹、血管炎[このような症状が現れた場合には、過敏症が疑われるため、本剤の投与を中止する]。
    2).腎臓:(頻度不明)腎機能障害[このような症状が現れた場合には、過敏症が疑われるため、本剤の投与を中止する]。
    3).膵臓:(頻度不明)膵炎。
    4).消化器:(頻度不明)食欲不振、悪心、嘔吐[投与初期にこのような症状が現れた場合には、食後に投与することにより軽減することがある]、下痢。
    5).循環器:(頻度不明)心悸亢進。
    6).全身症状:(頻度不明)全身倦怠感、筋痛、関節痛、発熱、悪寒[このような症状が現れた場合には、過敏症が疑われるため、本剤の投与を中止する]。
    7).その他:(頻度不明)脱毛、口内炎、舌炎、*眩暈[*:このような症状が現れた場合には、過敏症が疑われるため、本剤の投与を中止する]。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (警告)
    1.臓器移植における本剤の投与は、免疫抑制療法及び移植患者の管理に精通している医師又はその指導のもとで行う。
    2.治療抵抗性リウマチ性疾患に本剤を投与する場合には、緊急時に十分対応できる医療施設において、本剤についての十分な知識と治療抵抗性のリウマチ性疾患治療の経験を持つ医師のもとで行う。
    (禁忌)
    1.本剤の成分又はメルカプトプリンに対し過敏症の既往歴のある患者。
    2.白血球数3000/mm3以下の患者[白血球数が更に減少することがある]。
    3.フェブキソスタット投与中又はトピロキソスタット投与中の患者。
    (慎重投与)
    1.骨髄機能抑制のある患者[骨髄機能を更に抑制する恐れがある]。
    2.感染症を合併している患者[免疫能を低下させ、感染症を増悪させる恐れがある]。
    3.出血性素因のある患者[骨髄機能を抑制し、出血傾向を増悪させる恐れがある]。
    4.肝機能障害又は肝炎の病歴のある患者[肝機能障害の発現・増悪又は骨髄機能抑制が現れる恐れがある]。
    5.腎不全のある患者[骨髄機能抑制が現れる恐れがある]。
    6.水痘患者[致命的全身症状が現れる恐れがある]。
    7.アロプリノール投与中の患者。
    (重要な基本的注意)
    1.骨髄機能抑制、肝機能障害等の重篤な副作用が起こることがあるので、投与初期は1〜2週間ごとを目安に、その後も頻回に臨床検査(血液検査、肝機能、腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量・休薬等の適切な処置を行う。また、使用が長期間にわたると副作用が強く現れることがあるので、投与は慎重に行う。
    2.感染症の発現又は感染症増悪、出血傾向の発現又は出血傾向増悪に十分注意する。
    3.本剤投与中に水痘又は帯状疱疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
    1).本剤投与前に水痘又は帯状疱疹の既往や予防接種の有無を確認する(血清中のウイルス抗体価の測定は、既往歴の確認に有用である)。
    2).水痘又は帯状疱疹の既往のない患者においては、水痘又は帯状疱疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行う。水痘又は帯状疱疹への感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、免疫グロブリンの投与等の適切な処置を行う。
    3).水痘又は帯状疱疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は帯状疱疹を発症する可能性があるので留意する。
    4.小児に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与する。
    5.小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺及び生殖能に対する影響を考慮する。
    6.他の免疫抑制剤と併用する場合には、過度の免疫抑制により感染に対する感受性の上昇、悪性リンパ腫及び他の悪性腫瘍が発現する可能性があるので、有効最低限の免疫抑制を維持するなど十分注意する。また、免疫抑制剤との併用による非ホジキンリンパ腫及びカポジ肉腫は免疫抑制剤の減量若しくは投与中止により、退行(退縮)するとの報告がある。
    7.免疫抑制剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎が現れることがある。また、HBs抗原陰性の患者において、免疫抑制剤の投与開始後にB型肝炎ウイルス再活性化による肝炎を発症した症例が報告されている。また、C型肝炎ウイルスキャリアの患者において、免疫抑制剤の投与開始後にC型肝炎悪化がみられることがある。肝炎ウイルスキャリアの患者に本剤を投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス再活性化やC型肝炎悪化の徴候や症状の発現に注意する。
    (相互作用)
    1.併用禁忌:
    1).生ワクチン(乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCG等)[免疫抑制下で生ワクチンを接種すると発症する恐れがある(免疫抑制下で生ワクチンを接種すると増殖し、病原性を表す可能性がある)]。
    2).フェブキソスタット<フェブリク>、トピロキソスタット<トピロリック、ウリアデック>[骨髄抑制等の副作用を増強する可能性がある(本剤の代謝物6−メルカプトプリン(6−MP)の代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼが阻害されることにより、6−MPの血中濃度が上昇することがアロプリノールで知られている、フェブキソスタット及びトピロキソスタットもキサンチンオキシダーゼ阻害作用を持つことから、同様の可能性がある)]。
    2.併用注意:
    1).アロプリノール[骨髄抑制等の副作用を増強するので、併用する場合には、本剤を通常投与量の1/3〜1/4に減量する(アロプリノールが本剤の代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害し、その結果、6−MPの血中濃度が上昇する)]。
    2).ワルファリン[抗凝血作用が減弱することがあるので、併用する場合には、凝固能の変動に十分注意しながら投与する(ワルファリンの代謝を促進させることが考えられている)]。
    3).不活化ワクチン(B型肝炎ワクチン、インフルエンザワクチン等)[不活化ワクチンの作用を減弱させるとの報告がある(免疫抑制作用によってワクチンに対する免疫が得られない恐れがある)]。
    4).細胞障害作用のある薬剤又は骨髄抑制作用のある薬剤(ペニシラミン等)[骨髄抑制が起こる恐れがある(各薬剤とも骨髄機能抑制作用が報告されている)]。
    5).カプトプリル、エナラプリル[骨髄抑制が起こる恐れがある(併用により骨髄機能抑制に伴う症状が報告されている)]。
    6).アミノサリチル酸誘導体(メサラジン、サラゾスルファピリジン等)[骨髄抑制が起こる恐れがあるので、併用する場合には、本剤の減量を考慮する(アミノサリチル酸誘導体が本剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼ(TPMT)を阻害するとの報告がある)]。
    7).リバビリン[骨髄抑制が起こる恐れがある(リバビリンはイノシン一リン酸脱水素酵素(IMPDH)を阻害することにより、6−チオグアニンヌクレオチド(6−TGN)の産生が低下し、代謝産物のメチルチオイノシン一リン酸(meTIMP)が蓄積すると考えられる)]。
    8).メトトレキサート[6−MPのAUCが上昇する恐れがあるので、併用する場合には、適切な白血球数を維持するよう用量を調節する(6−MPと高用量のメトトレキサート(20mg/㎡経口)と併用した場合、6−MPのAUCが約31%上昇したとの報告がある)]。
    (高齢者への投与)
    一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(妊娠する可能性のある女性には、本剤が有するリスクを説明し、可能な限り、投与期間中の妊娠を避けさせることが望ましい)[ヒトで胎盤を通過することが報告されており、リンパ球に染色体異常を有する児が出生したとの症例報告、出生した児で先天奇形、血球数減少、免疫担当細胞数減少が認められたとの報告がある。本剤を妊娠期間中に投与された女性(特に副腎皮質ステロイドを併用した場合)において、早産及び低出生体重児の出産が報告されている。両親のいずれかへの本剤投与に引き続き、自然流産が発現したという報告もある。また、動物実験(ウサギ、ラット、マウス)で催奇形性が報告されている]。
    2.パートナーが妊娠する可能性のある男性に投与する場合には、本剤が有するリスクを説明し、可能な限り、投与期間中はパートナーの妊娠を避けさせることが望ましい[細菌を用いた復帰突然変異試験及びマウス、ラットを用いた小核試験において、遺伝毒性が報告されている]。
    3.授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる[授乳婦の投与に関する安全性は確立していない]。
    (小児等への投与)
    低出生体重児、新生児、乳児又は幼児に対する安全性は確立していない(低出生体重児、新生児、乳児に対しては使用経験がなく、幼児に対しては使用経験が少ない)。
    (適用上の注意)
    薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
    (過量投与)
    1.徴候・症状:本剤の長期過量投与による骨髄抑制の結果、感染症、咽頭潰瘍形成、内出血及び出血が発現する。また、本剤7.5gを服用した後、悪心、嘔吐、下痢に引き続き軽度の白血球減少及び軽度の肝機能障害が発現し、回復した症例が報告されている。
    2.治療:過量投与時、胃洗浄・対症療法などの適切な処置を行い、その後、頻回に検査を行うなど患者の状態を注意深く観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行う(なお、本剤は血液透析により一部除去可能ではあるが(8時間の血液透析により約43%除去されることが報告されている)、過量投与に対する血液透析の有用性は不明である)。
    (その他の注意)
    1.動物実験で、悪性リンパ腫(ラット、マウス)、外耳道扁平上皮癌(ラット)が発生したとの報告がある。
    2.長波の紫外線と相乗的に作用して染色体異常を起こすとの報告がある。免疫抑制剤による治療を受けた患者は皮膚癌が発症する可能性が高いため、UVカット素材の衣類の着用やサンスクリーンを使用し、日光の直接照射を避ける。
    3.肝中心静脈閉塞(肝中心静脈閉塞症)、結節性再生性過形成等の所見を認めたとの報告がある。
    4.TPMTが遺伝的に欠損している患者においては、骨髄抑制が現れやすいとの報告がある。
    5.本剤とTPMT活性が遺伝的に欠損している患者にTPMTを阻害する薬剤を併用(アミノサリチル酸誘導体等)する場合には、骨髄抑制が増強される可能性がある。
    6.本剤の活性代謝物である6−MPと細胞毒性のある薬剤を併用した場合、TPMT活性の低い患者では、二次性白血病や骨髄異形成症候群の発現リスクが上昇するとの報告がある。
    7.副腎皮質ステロイド剤を含む免疫抑制治療を受けている臓器移植患者において大腸炎、憩室炎ならびに腸管穿孔等の重篤な消化器症状の発現が報告されている。
    (保管上の注意)
    開封後遮光。

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