日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ATP腸溶錠20mg「AFP」の基本情報

準先発品

基本情報

薬効分類
ATP製剤

体内のエネルギー供給物質であるATP(アデノシン三リン酸)を主な成分とする製剤で、血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善することで、心不全によるむくみなどの改善、眼精疲労や胃炎の改善、メニエール病などによるめまいやその随伴症状(耳鳴り、難聴など)などの改善が期待できる薬

ATP製剤
  • アデホス
  • トリノシン
効能・効果
  • 調節性眼精疲労の眼調節機能の安定化
  • 心不全
  • 頭部外傷後遺症の諸症状の改善
  • 慢性胃炎の消化管機能低下
注意すべき副作用
悪心 、 食欲不振 、 胃腸障害 、 便秘傾向 、 口内炎 、 全身拍動感 、 過敏症 、 そう痒感 、 頭痛 、 眠気
用法・用量(主なもの)
  • アデノシン三リン酸二ナトリウムとして、1回40〜60mgを1日3回経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する

副作用

主な副作用
悪心 、 食欲不振 、 胃腸障害 、 便秘傾向 、 口内炎 、 全身拍動感 、 過敏症 、 そう痒感 、 頭痛 、 眠気 、 気分が落ち着かない
上記以外の副作用
耳鳴 、 脱力感

注意事項

患者の属性に応じた注意事項
  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ジピリダモール
ATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇
ジピリダモール
心臓血管に対する作用を増強

処方理由

脳循環代謝改善薬
この薬をファーストチョイスする理由(2020年7月更新)
  • ・めまい治療薬としてよく処方して使い慣れているため、第一選択としています。(60歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・耳鳴りで処方されることが多いが、正直特に効いている感じがしない。ただ特に副作用もなく、現状維持ができるので処方している。(60歳代病院勤務医、放射線科)

  • ・めまいの際に処方して改善はすることが多いですが、薬効なのか自然の軽快なのかはわかりません。(40歳代病院勤務医、脳神経内科)

  • ・メニエール病や急性低音障害型感音難聴等の治療に重宝している。(40歳代開業医、耳鼻咽喉科)

  • ・めまいの患者に使用する。大きな副作用なし。(50歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1). 次記疾患に伴う諸症状の改善:頭部外傷後遺症。
2). 心不全。
3). 調節性眼精疲労における眼調節機能の安定化。
4). 消化管機能低下のみられる慢性胃炎。

用法・用量(添付文書全文)

アデノシン三リン酸二ナトリウムとして、1回40〜60mgを1日3回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(0.1%未満)悪心、食欲不振、胃腸障害、便秘傾向、口内炎等。
2). 循環器:(0.1%未満)全身拍動感。
3). 過敏症:(0.1%未満)そう痒感等。
4). 精神神経系:(0.1%未満)頭痛、眠気、気分が落ち着かない。
5). 感覚器:(0.1%未満)耳鳴。
6). その他:(0.1%未満)脱力感。

使用上の注意(添付文書全文)

(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(相互作用)
10.2. 併用注意:
ジピリダモール[ジピリダモールはATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告がある(ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤服用時の注意
かまずに服用させること。
14.2. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(取扱い上の注意)
PTP包装はアルミ袋開封後、バラ包装は開栓後、湿気を避けて保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。

処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。