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ATP腸溶錠20mg「第一三共」の基本情報
基本情報
- 調節性眼精疲労の眼調節機能の安定化
- 心不全
- 頭部外傷後遺症の諸症状の改善
- 慢性胃炎の消化管機能低下
- アデノシン三リン酸二ナトリウム(無水物)として、1回40〜60mgを1日3回経口投与する
- なお、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 希望禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- ジピリダモール
- ATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇
- ジピリダモール
- 心臓血管に対する作用を増強
処方理由
添付文書
1.次記疾患に伴う諸症状の改善:頭部外傷後遺症。
2.心不全。
3.調節性眼精疲労における眼調節機能の安定化。
4.消化管機能低下のみられる慢性胃炎。
アデノシン三リン酸二ナトリウム(無水物)として、1回40〜60mgを1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
(再審査対象外)。
次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行う。
1.消化器:(0.1%未満)悪心、食欲不振、胃腸障害、便秘傾向、口内炎等。
2.循環器:(0.1%未満)全身拍動感。
3.過敏症:(0.1%未満)そう痒感等。
4.精神神経系:(0.1%未満)頭痛、眠気、気分が落ち着かない。
5.感覚器:(0.1%未満)耳鳴。
6.その他:(0.1%未満)脱力感。
(相互作用)
併用注意:ジピリダモール[ジピリダモールはATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告がある(ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
(適用上の注意)
1.服用時:噛まずに服用させる。
2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(保管上の注意)
吸湿注意。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。