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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

アデホスコーワ腸溶錠20の基本情報

準先発品
一般名
製薬会社
薬価・規格
5.7円(20mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
ATP製剤

体内のエネルギー供給物質であるATP(アデノシン三リン酸)を主な成分とする製剤で、血管拡張作用により血流や組織代謝などを改善することで、心不全によるむくみなどの改善、眼精疲労や胃炎の改善、メニエール病などによるめまいやその随伴症状(耳鳴り、難聴など)などの改善が期待できる薬

ATP製剤
  • アデホス
  • トリノシン
効能・効果
  • 調節性眼精疲労の眼調節機能の安定化
  • 心不全
  • 頭部外傷後遺症の諸症状の改善
  • 慢性胃炎の消化管機能低下
注意すべき副作用
胃腸障害 、 悪心 、 そう痒感 、 食欲不振 、 便秘傾向 、 口内炎 、 全身拍動感 、 頭痛 、 眠気 、 気分が落ち着かない
用法・用量(主なもの)
  • アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回40〜60mgを1日3回経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する

副作用

主な副作用
胃腸障害 、 悪心 、 そう痒感 、 食欲不振 、 便秘傾向 、 口内炎 、 全身拍動感 、 頭痛 、 眠気 、 気分が落ち着かない 、 耳鳴
上記以外の副作用
脱力感 、 過敏症 、 発疹

注意事項

患者の属性に応じた注意事項
  • 希望禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ジピリダモール
ATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇
ジピリダモール
心臓血管に対する作用を増強

処方理由

脳循環代謝改善薬
この薬をファーストチョイスする理由(2018年11月更新)
  • ・耳鼻科領域ではメニエール病を中心とした末梢性めまい疾患に有効であり多用している。また顔面神経麻痺や耳管開放症にも多く処方する。副作用は少なく他の薬剤との相互作用もほとんどないため非常に使いやすい。(40歳代病院勤務医、耳鼻咽喉科)

  • ・副作用があまりない。不整脈疾患など特になければ使用している。眩暈に対して効果を認めることが多く、左記事情からも非常に使いやすい。(20歳代病院勤務医、小児科)

  • ・めまい患者にしばしば処方します。とくに副作用は気にならず、効果もあるようです。(50歳代病院勤務医、脳神経外科)

  • ・これが一番使いやすい。アマンタジンは別の効能で処方している。(60歳代病院勤務医、内科系診療科)

  • ・突発性難聴、顔面神経麻痺、めまいや耳鳴にも使えて幅広い(50歳代病院勤務医、耳鼻咽喉科)

  • ・副作用が少なく、使い慣れている。(50歳代病院勤務医、一般内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.次記疾患に伴う諸症状の改善:頭部外傷後遺症。
2.心不全。
3.調節性眼精疲労における眼調節機能の安定化。
4.消化管機能低下のみられる慢性胃炎。

用法・用量(添付文書全文)

アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回40〜60mgを1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

内服剤(腸溶錠・顆粒)における集計で、総症例1,920例中副作用が報告されたのは35例(1.82%)であり、主な症状は、胃腸障害、悪心、そう痒感などであった。また臨床検査値には一定の変動は認められなかった(再評価及び顆粒の効能追加時における集計)。
1.消化器:(1.0%未満)悪心、食欲不振、胃腸障害、便秘傾向、口内炎。
2.循環器:(1.0%未満)全身拍動感。
3.過敏症:(1.0%未満)そう痒感、(頻度不明)発疹。
4.精神神経系:(1.0%未満)頭痛、眠気、気分が落ち着かない。
5.感覚器:(1.0%未満)耳鳴。
6.その他:(1.0%未満)脱力感。

使用上の注意(添付文書全文)

(相互作用)
併用注意:ジピリダモール[ジピリダモールはATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告があるので、併用にあたっては患者の状態を十分に観察するなど注意する(ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない。
(適用上の注意)
1.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
2.調剤時:本剤の使用にあたり乳鉢等ですりつぶさない。
(保管上の注意)
気密容器、開封後防湿。

処方薬辞典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。