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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ユリノーム錠50mgの基本情報

先発品(後発品あり)
一般名
製薬会社
薬価・規格
14円(50mg1錠)
添付文書

基本情報

薬効分類
尿酸排泄促進薬

尿細管での尿酸の再吸収を抑え、尿酸の尿への排泄を促進し高尿酸血症を改善する薬

尿酸排泄促進薬
  • ユリノーム
  • ベネシッド
効能・効果
  • 痛風の高尿酸血症の改善
  • 高尿酸血症を伴う高血圧症の高尿酸血症の改善
注意すべき副作用
そう痒感 、 発疹 、 蕁麻疹 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 胃部不快感 、 胃腸障害 、 下痢 、 軟便 、 胸やけ
用法・用量(主なもの)
  • 痛風通常成人1日1回1/2錠または1錠(ベンズブロマロンとして25mgまたは50mg)を経口投与し、その後維持量として1回1錠を1日1〜3回(ベンズブロマロンとして50〜150mg)経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 高尿酸血症を伴う高血圧症通常成人1回1錠を1日1〜3回(ベンズブロマロンとして50〜150mg)経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する

副作用

主な副作用
そう痒感 、 発疹 、 蕁麻疹 、 AST上昇 、 ALT上昇 、 胃部不快感 、 胃腸障害 、 下痢 、 軟便 、 胸やけ 、 過敏症
重大な副作用
重篤な肝障害 、 劇症肝炎 、 黄疸 、 肝障害<重篤症例>
上記以外の副作用
光線過敏症 、 顔面発赤 、 紅斑 、 Al−P上昇 、 胃痛 、 腹痛 、 悪心 、 口内の荒れ 、 浮腫 、 心窩部不快感 、 頭痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 肝機能障害
    • 肝障害
    • 高度腎機能障害
    • 腎結石
  • 注意
    • 尿が酸性
  • 投与に際する指示
    • 尿が酸性
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 授乳婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 小児等(0歳〜14歳)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
クマリン系抗凝血剤
作用を増強
ワルファリン
作用を増強
抗結核剤
本剤の効果が減弱
ピラジナミド
本剤の効果が減弱
サリチル酸製剤
本剤の効果が減弱
アスピリン
本剤の効果が減弱

処方理由

尿酸排泄促進薬
この薬をファーストチョイスする理由(2022年2月更新)
  • ・使い慣れているし、副作用についても対処可能。短所は腎機能低下例には使用しづらいこと。(60歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・フェブキソスタットでなかなか下がらなかった患者がベンズブロマロンに変更して速やかに低下したことがある。(30歳代病院勤務医、脳神経内科)

  • ・プロベネシドより一般的で効果も高いと思うのでベンズブロマロンをよく使う。肝障害はほとんど経験していない。ドチヌラドはまだ出たばかりで使う機会がない。(50歳代診療所勤務医、循環器内科)

  • ・尿酸排泄促進薬はほとんど使用しないが、唯一使用しているのがベンズブロマロン。使用する場合も尿酸合成阻害薬との併用である。(60歳代開業医、泌尿器科)

  • ・現時点ではベンズブロマロンを使っているが、今後はドチヌラドを使ってみたいと思っている。(30歳代病院勤務医、腎臓内科)

尿酸排泄促進薬
この薬をファーストチョイスする理由(2020年7月更新)
  • ・ユリノームはどこの薬局にもおいてある。劇症肝炎には注意が必要だが、使用経験も豊富。ベネシッドも使ったことはあるがずいぶん前で、効き具合も記憶にない。(40歳代診療所勤務医、循環器内科)

  • ・症例は多くないが、以前より使用している。腎機能低下例での減量、尿中pHの調整が必要で、まれに肝機能障害の副作用がある。(60歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・以前は腎機能も考慮しつつ尿酸産生過剰型にはザイロリックを、排泄低下型にはユリノームを使用してきました。しかし、最近はフェブリクでほぼ事足りています。よってユリノームすら、あまり使用していません。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・長年使用しており、安心感がある。効能は高く、重篤な副作用も経験していないため、満足している。(50歳代病院勤務医、精神科)

  • ・値段も安くて良く効きます。日本人の高尿酸血症の多くは尿酸排泄障害で生じていますから、多くの場合ユリノームで十分。(50歳代病院勤務医、呼吸器内科)

尿酸排泄促進薬
この薬をファーストチョイスする理由(2018年11月更新)
  • ・昔から使い慣れているところ、尿酸排泄促進薬のうちで最も効果が高く、1日1回投与で良好な尿酸降下作用を発揮するところ、尿酸クリアランスが低い症例に有効なところなどです。(60歳代病院勤務医、腎臓内科)

  • ・上級医にならって処方し始め数年経過していますが、以前報道されていたような重篤な副作用もなく満足しています。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・安心して使える。以前、肝障害で騒がれたが、自験例ではない。(60歳代診療所勤務医、リウマチ科)

  • ・安価で、効果も認められる。(70歳代開業医、一般内科)

  • ・知名度、採用率、どれを取っても圧倒的な差があります。それだけです。(30歳代診療所勤務医、一般内科)

尿酸排泄促進薬
この薬をファーストチョイスする理由(2015年9月更新)
  • ・尿酸排泄促進薬のうちで最も効果が高い。1日1回投与で良好な尿酸降下作用を発揮する。(50代勤務医、一般内科)

  • ・1日1回でよいことが長所。劇症を含む肝障害を来す場合があることが短所。尿酸クリアランスが低い患者さんでは、ユリノームは有効です。(50代勤務医、内科系専門科)

  • ・尿酸を尿中に排泄させるという仕組みが理解しやすい。尿中尿酸対策を行えば、非常に効果が高い。(60代勤務医、泌尿器科)

  • ・尿路結石産生リスクが高まるので、あまり処方しません。(40代勤務医、泌尿器科)

  • ・基本的に尿酸排泄促進薬は使っていないが、尿酸合成阻害薬のザイロリックが使えない症例で使うとすれば、国産の尿酸排泄促進薬であるユリノームを選んでいる。(60代開業医、循環器内科)

  • ・尿酸排泄低下型の患者にも、最近は尿酸合成阻害薬のフェブリクを処方することが多くなっています。尿酸排泄促進薬は尿アルカリ化剤と併用していますが それらだけでは余り効果が得られないことが多いので。(50代開業医、一般内科)

  • ・以前は、尿酸産生過剰型か尿酸排泄低下型かを鑑別して、排泄低下型には本剤を投与していました。しかし、肝機能障害の危険性が指摘されてからは、「do処方」以外では使わなくなりました。(50代勤務医、一般内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

次記の場合における高尿酸血症の改善:痛風、高尿酸血症を伴う高血圧症。

用法・用量(添付文書全文)

痛風
通常成人1日1回1/2錠または1錠(ベンズブロマロンとして25mgまたは50mg)を経口投与し、その後維持量として1回1錠を1日1〜3回(ベンズブロマロンとして50〜150mg)経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
高尿酸血症を伴う高血圧症
通常成人1回1錠を1日1〜3回(ベンズブロマロンとして50〜150mg)経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 重篤な肝障害(頻度不明):劇症肝炎等の重篤な肝障害、黄疸があらわれることがある〔1.1、1.2、8.2参照〕。
なお、使用実態下における安全性および有効性に関する調査において、肝障害<重篤症例>の発現頻度は0.09%であった[4659例中4例]。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1%以上)そう痒感、発疹、蕁麻疹、(0.1%未満)顔面発赤、紅斑、(頻度不明)光線過敏症。
2). 肝臓:(0.1%以上)AST上昇、ALT上昇、(0.1%未満)Al−P上昇、(頻度不明)黄疸。
3). 消化器:(0.1%以上)胃部不快感、胃腸障害、下痢、軟便、胸やけ、(0.1%未満)胃痛、腹痛、悪心、口内の荒れ。
4). その他:(0.1%未満)浮腫、心窩部不快感、頭痛。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
1.1. 劇症肝炎等の重篤な肝障害が主に投与開始6ヶ月以内に発現し、死亡等の重篤な転帰に至る例も報告されているので、投与開始後少なくとも6ヶ月間は必ず、定期的に肝機能検査を行うこと。また、患者の状態を十分観察し、肝機能検査値異常、黄疸が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.2、11.1.1参照〕。
1.2. 副作用として肝障害が発生する場合があることをあらかじめ患者に説明するとともに、食欲不振、悪心・嘔吐、全身倦怠感、腹痛、下痢、発熱、尿濃染、眼球結膜黄染等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、直ちに受診するよう患者に注意を行うこと〔8.2、11.1.1参照〕。
(禁忌)
2.1. 肝障害のある患者〔8.1、9.3肝機能障害患者の項参照〕。
2.2. 腎結石を伴う患者[尿中尿酸排泄量の増大により、腎結石の症状を悪化させるおそれがある]。
2.3. 高度腎機能障害のある患者〔9.2.1参照〕。
2.4. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。
2.5. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1. 投与開始前に肝機能検査を実施し、肝障害のないことを確認すること〔2.1、9.3肝機能障害患者の項参照〕。
8.2. 本剤の投与にあたっては、重篤な肝障害が主に投与開始6ヶ月以内に発現しているので、投与開始後少なくとも6ヶ月間は必ず定期的な検査を行うこと(また、投与開始後6ヶ月以降も定期的に肝機能検査を行うこと)〔1.1、1.2、11.1.1参照〕。
8.3. 急性痛風発作がおさまるまで、本剤の投与を開始しないこと。
8.4. 本剤の血中尿酸低下作用は著しいため、本剤の投与初期に痛風発作を誘発することがある。
8.5. 尿が酸性の場合、患者に尿酸結石及びこれに由来する血尿、腎仙痛等の症状を起こしやすいので、これを防止するため、水分の摂取による尿量の増加及び尿のアルカリ化をはかること(なお、この場合には、患者の酸・塩基平衡に注意すること)。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(腎機能障害患者)
9.2.1. 高度腎機能障害のある患者:投与しないこと(効果が期待できないことがある)〔2.3参照〕。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:投与しないこと(肝障害を悪化させることがある)〔2.1、8.1参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験で催奇形作用が報告されている)〔2.4参照〕。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(相互作用)
本剤は、主として肝代謝酵素CYP2C9によって代謝される。また、CYP2C9の阻害作用をもつ〔16.4.2参照〕。
10.2. 併用注意:
1). クマリン系抗凝血薬(ワルファリン)[クマリン系抗凝血薬の作用を増強することがあるので、プロトロンビン時間を測定するなど観察を十分に行い、注意すること(本剤は、CYP2C9を阻害するため、CYP2C9によって代謝されるクマリン系抗凝血薬の血中濃度を上昇させるなどの機序が考えられる)]。
2). 抗結核薬(ピラジナミド)[本剤の効果が減弱することがある(ピラジナミドが腎尿細管における尿酸の分泌を抑制することが知られているため、本剤の効果が減弱することが考えられる)]。
3). サリチル酸製剤(アスピリン等)[本剤の効果が減弱することがある(サリチル酸製剤は尿酸の排泄を抑制することが知られているため、本剤の効果が減弱することが考えられる)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)
15.2. 非臨床試験に基づく情報
ラットに長期間経口投与(50mg/kg/day(臨床用量の約17倍)、104週間)したところ、肝細胞癌が発生したとの報告がある。
(取扱い上の注意)
光によって着色するため、アルミピロー包装開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。

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