処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
※キーワードをスペースで区切るとAND検索に、半角の「|」で挟むとOR検索になります
パム静注500mgの基本情報
基本情報
- 有機リン剤の中毒
- プラリドキシムヨウ化物として1回1gを静脈内に徐々に注射する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 慎重投与
- 重症筋無力症
- 腎機能障害
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- アトロピン
- 薬効発現が遅延
処方理由
添付文書
有機リン剤の中毒。
プラリドキシムヨウ化物として1回1gを静脈内に徐々に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
調査症例136例中8例(5.9%)に副作用が認められた(再評価資料)。
主な副作用は嘔気4例(2.9%)、胸内苦悶1例(0.7%)、軽度不快感1例(0.7%)等であった。
次の副作用には頻度が算出できない副作用報告等を含む。
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。
1.消化器:(0.1〜5%未満)嘔気、(頻度不明)口内苦味感。
2.循環器:(0.1〜5%未満)胸内苦悶、不整脈。
3.その他:(0.1〜5%未満)軽度不快感、(頻度不明)下顎疲労感、ヨード過剰症状(鼻咽頭灼熱感、耳下腺痛)。
(慎重投与)
1.重症筋無力症[正常人と異なる反応を示すことがあるので、筋肉症状に十分注意する]。
2.腎機能障害のある患者[本剤は主として腎臓で排泄されるため、慎重に投与する]。
(重要な基本的注意)
本剤を投与中の患者において、実際の血糖値よりも高値を示すことがあるので、血糖測定用試薬及び測定器の血糖測定値に対する影響について、事前に製造販売業者から情報を入手する[本剤を投与中の患者で、実際の血糖値よりも高値を示すことがあり、その偽高値に基づきインスリン等の血糖降下剤を投与することにより、昏睡等の重篤な低血糖症状が現れる恐れがある]。
(相互作用)
併用注意:アトロピン[混注により薬効発現が遅延することがあるので、併用する必要がある場合は混注しない(機序は不明である)]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[類似化合物(プラリドキシム−2−メタンスルホネート)を家兎に大量投与した時に、胎仔へ移行することが認められている]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
血糖測定値に影響することがあるので注意する(本剤の紫外部吸収スペクトルがpHにより変化し、又は、本剤に含まれるヨウ素イオンが測定電極に影響を及ぼすことが、原因として報告されている)。
(適用上の注意)
アンプルカット時:本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプルカット時には、首部の周りをエタノール綿等で清拭した後、アンプル頭部の●マークを上にして反対側(下の方向)に軽く力を加えてカットする。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。