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ボーンワックスの基本情報
基本情報
- 手術時の骨髄止血
- 1回(1手術時)約1〜1.5gを軟化しながら、骨の手術部位に塗布する
副作用
注意事項
相互作用
処方理由
添付文書
手術時の骨髄止血。
1回(1手術時)約1〜1.5gを軟化しながら、骨の手術部位に塗布する。
<用法及び用量に関連する使用上の注意>
1.使用直前に開封して、止血部位に細菌の混入が起こらないよう十分注意し、無菌的に手で操作するなどにより、使用に適した軟度にして塗布する。
2.止血が必要な部位に、必要最小限な量を塗布する(破片が適用部位以外のところに落ちた場合は取り除く)。
適用した周囲の隣接組織に異物反応が起こり、マクロファージ、異物巨細胞、多形核白血球、リンパ球などが局部的に集積し、炎症、浮腫が起こり、更にその周囲を肉芽組織ないし線維性結合組織が取り囲むこともあり、また、それが異物性肉芽腫となる場合もあることが報告されている。
(重要な基本的注意)
1.本剤の使用は縫合、結紮等の止血に代わるものでないことに留意する。
2.骨再生の癒合を妨げる可能性があるので、過量に使用しない。また過剰に使用した場合は、手術部位から除去する。
(適用上の注意)
1.使用直前に開封し、汚染や乾燥しすぎることを防ぐ。
2.再滅菌(煮沸)又は再使用しない。
(その他の注意)
1.ウサギによる動物実験で骨に細菌を接種し、ボーンワックスを更に埋め込んだところ細菌が増殖し、網状組織骨の本来持つ細菌除去機能が損なわれたという報告がある。
2.イヌによる動物実験で、胸骨に使用して肺に微小塞栓が生じたという報告がある。
(保管上の注意)
温度の高くなる所に保管しない。
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