日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ポリドカスクレロール0.5%注2mLの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
707円(0.5%2mL1管)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 一次性下肢静脈瘤<伏在静脈瘤の本幹を除く>の硬化退縮
注意すべき副作用
瘤内血栓 、 局所色素沈着 、 皮膚色素沈着 、 皮下出血 、 発赤 、 CK上昇 、 中性脂肪上昇 、 CRP上昇 、 白血球減少 、 LDH上昇
用法・用量(主なもの)
  • 直径1mm未満の一次性下肢静脈瘤を対象に、1穿刺あたりポリドカノールとして0.5〜2.5mgを基準として静脈瘤内に1箇所又は2箇所以上投与する
    • なお、1回の総投与量はポリドカノールとして2mg/kg以下とする
  • 1回の処置で治療が終了しない場合、次回の投与は原則として1週間後とする
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • DIC
    • 過敏症
    • 気管支喘息
    • 血栓症
    • 重篤な心疾患
    • ショック
    • 動脈硬化
    • 前ショック状態
    • 多臓器障害
    • 投与部位並びにその周辺に炎症
    • 播種性血管内血液凝固症候群
    • 深部静脈血栓症
    • 投与部位並びにその周辺に潰瘍
    • 糖尿病性細小血管症
    • 動脈性血行障害
    • 歩行の困難
    • 経口避妊薬服用中
    • 抗凝固剤服用中
    • 抗血小板剤服用中
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
皮膚色素沈着 、 皮下出血 、 発赤 、 CK上昇 、 中性脂肪上昇 、 CRP上昇 、 白血球減少 、 LDH上昇 、 γ−GTP上昇 、 静脈炎 、 皮膚水疱
重大な副作用
瘤内血栓 、 局所色素沈着 、 アナフィラキシーショック 、 致死的転帰 、 喘息発作 、 血圧低下 、 意識消失 、 全身性蕁麻疹 、 血管浮腫 、 眼瞼浮腫 、 呼吸困難 、 血栓塞栓症 、 肺塞栓症 、 深部静脈血栓症 、 血栓性静脈炎 、 息切れ 、 胸部不快感 、 下肢疼痛 、 下肢浮腫 、 脳血管障害 、 一過性脳虚血発作 、 心停止 、 循環虚脱 、 動悸 、 心電図異常 、 肺水腫 、 錯乱 、 局所組織障害 、 局所壊死 、 局所潰瘍
上記以外の副作用
皮膚異常感覚 、 皮膚そう痒 、 皮膚浮腫 、 皮膚炎 、 皮膚糜爛 、 皮膚疼痛 、 圧痛 、 湿疹 、 アレルギー性皮膚反応 、 眩暈 、 ショック 、 頭痛 、 片頭痛 、 錯感覚 、 胸痛 、 視覚障害 、 味覚異常 、 DIC 、 播種性血管内血液凝固症候群 、 尿蛋白 、 ヘモグロビン低下 、 Al−P低下 、 総コレステロール上昇 、 プロトロンビン時間短縮 、 痂皮 、 血腫 、 γ−GTP低下 、 総コレステロール低下 、 悪心 、 嘔気 、 多毛症 、 発熱 、 ほてり

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • DIC
    • 過敏症
    • 気管支喘息
    • 血栓症
    • 重篤な心疾患
    • ショック
    • 動脈硬化
    • 前ショック状態
    • 多臓器障害
    • 投与部位並びにその周辺に炎症
    • 播種性血管内血液凝固症候群
    • 深部静脈血栓症
    • 投与部位並びにその周辺に潰瘍
    • 糖尿病性細小血管症
    • 動脈性血行障害
    • 歩行の困難
    • 経口避妊薬服用中
    • 抗凝固剤服用中
    • 抗血小板剤服用中
  • 慎重投与
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 心疾患
    • 発熱
  • 注意
    • 直径8mmを超える一次性下肢静脈瘤
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
経口避妊薬
血栓形成
血液凝固阻止剤
血栓形成が抑制・阻害
抗血小板剤
血栓形成が抑制・阻害
麻酔剤
心臓に対する作用<抗不整脈作用>を増強

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

一次性下肢静脈瘤<伏在静脈瘤の本幹を除く>の硬化退縮。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
直径8mmを超える一次性下肢静脈瘤に対する本剤の有効性及び安全性は確認されていない。

用法・用量(添付文書全文)

直径1mm未満の一次性下肢静脈瘤を対象に、1穿刺あたりポリドカノールとして0.5〜2.5mgを基準として静脈瘤内に1箇所又は2箇所以上投与する。なお、1回の総投与量はポリドカノールとして2mg/kg以下とする。1回の処置で治療が終了しない場合、次回の投与は原則として1週間後とする。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.体重別の1日上限投与量は次を参照する。
体重50kgの1日上限投与量:20.0mL(ポリドカノールとして100mg)。
体重60kgの1日上限投与量:24.0mL(ポリドカノールとして120mg)。
体重70kgの1日上限投与量:28.0mL(ポリドカノールとして140mg)。
2.静脈瘤径別の使用薬剤は静脈瘤径直径1mm未満は本剤を使用し、注入量は必要最小限にとどめる。
3.投与方法:静脈針又は翼状針を静脈瘤内に穿刺して血液の逆流等で瘤内に穿刺されていることを確認し、まず生理食塩液等を注入し瘤内の血液をなるべく除外したのち、本剤をゆっくり注入する。注入後は、直ちに枕子等で圧迫後、弾力包帯又は弾力ストッキングを装着し、投与部位の血管内皮を接着させ、積極的に歩行させるか、屈伸運動を行い、深部静脈血栓形成の防止に努める。
4.投与後処置:弾力包帯又は弾力ストッキングを用い、圧迫は最低1週間行う(圧迫1週間後に下肢検査を行う)血栓切除術は圧迫1週間後の時点で行い、その後弾力ストッキングで約1カ月間圧迫する。

副作用(添付文書全文)

第2相及び第3相試験の総評価症例301例中副作用が報告されたのは146例(48.5%)、212件であった。その主なものは瘤内血栓95件(31.6%)、色素沈着79件(26.2%)であり、その他水疱7件(2.3%)、皮下出血6件(2.0%)、異常感覚6件(2.0%)、そう痒3件(1.0%)、浮腫3件(1.0%)、発赤3件(1.0%)等であった(承認時)。
臨床検査値異常として本剤との因果関係が否定できないものは、CK上昇4/195(2.1%)、中性脂肪上昇4/229(1.7%)、CRP上昇3/198(1.5%)、尿蛋白異常2/219(0.9%)、白血球減少2/244(0.8%)、LDH上昇2/249(0.8%)、γ−GTP上昇2/243(0.8%)低下1/243(0.4%)、ヘモグロビン低下1/244(0.4%)、Al−P低下1/247(0.4%)、総コレステロール上昇1/249(0.4%)低下1/249(0.4%)、プロトロンビン時間短縮1/223(0.4%)であった(承認時)。
使用成績調査及び製造販売後臨床試験における総評価症例2,403例中副作用が報告されたのは347例(14.4%)、503件であった。その主なものは、瘤内血栓172件(7.2%)、色素沈着111件(4.6%)であり、その他、静脈炎22件(0.92%)、疼痛21件(0.87%)、水疱18件(0.75%)等であった(再審査終了時)。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).アナフィラキシー:外国においてアナフィラキシーショックにより致死的転帰をたどることが報告されているので、投与時から観察を十分に行い、喘息発作、血圧低下、意識消失、全身性蕁麻疹、血管浮腫<眼瞼浮腫等>、呼吸困難等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).血栓塞栓症:肺塞栓症、深部静脈血栓症、血栓性静脈炎等の血栓塞栓症が現れることがあるので、投与後の観察を十分に行い、呼吸困難、息切れ、胸部不快感、下肢疼痛・下肢浮腫等の異常が認められた場合には早急に精査の上、血栓溶解剤投与などの適切な処置を行い、次回の投与を中止する。
3).脳血管障害(一過性脳虚血発作等):脳血管障害(一過性脳虚血発作等)が現れることがあるので、投与後の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
4).心停止、循環虚脱:外国において心停止により致死的転帰をたどること及び循環虚脱が報告されているので、投与時から観察を十分に行い、息切れ、動悸、心電図異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
5).肺水腫:肺水腫が現れることがあるので、投与後の観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行い、次回の投与を中止する。
6).錯乱:錯乱が現れることがあるので、投与後の観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行い、次回の投与を中止する。
7).局所組織障害(壊死、潰瘍、瘤内血栓、色素沈着):局所組織障害(局所壊死、局所潰瘍)が現れることがあるので、投与後の局所の観察を十分に行い、異常が認められた場合には次回の投与を中止し、適切な処置を行う(承認時までの臨床試験では、瘤内血栓の発現率は高濃度ほど高く10.2%、局所色素沈着は16.9%であった)。
2.その他の副作用
1).観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う(発現頻度は、承認時までの臨床試験、使用成績調査及び製造販売後臨床試験の結果を合わせて算出した)。
(1).皮膚:(5%以上)瘤内血栓、皮膚色素沈着、(0.1〜5%未満)皮膚水疱、皮下出血、皮膚異常感覚、皮膚そう痒、皮膚浮腫、発赤、静脈炎、皮膚炎、皮膚糜爛、皮膚疼痛、圧痛、湿疹、アレルギー性皮膚反応、(0.1%未満)痂皮、血腫。
(2).血液:(0.1〜5%未満)白血球減少、(0.1%未満)ヘモグロビン低下、プロトロンビン時間短縮。
(3).肝臓:(0.1〜5%未満)中性脂肪上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇、(0.1%未満)γ−GTP低下、Al−P低下、総コレステロール上昇・総コレステロール低下。
(4).腎臓:(0.1%未満)尿蛋白。
(5).その他:(頻度不明)頭痛、片頭痛、錯感覚、胸痛、視覚障害、味覚異常、血圧低下、(0.1〜5%未満)CRP上昇、CK上昇、眩暈、(0.1%未満)悪心、嘔気、多毛症、発熱、ほてり。
2).ポリドカノールによる内視鏡的食道静脈瘤硬化療法でショック及びDIC(播種性血管内血液凝固症候群)の発現が報告されている。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
1.動脈内へ使用しない[切断の必要があるかもしれない重篤な壊死が起こることが外国の使用例で報告されている]。
2.本剤投与により、肺塞栓症、深部静脈血栓症等の重篤な副作用が発現する恐れがあるので、症状等を注意深く観察し、発症が疑われた場合は適切な処置を行う。
3.本剤は下肢静脈瘤硬化療法に十分な知識及び経験のある医師が使用する。
(禁忌)
1.深部静脈血栓症を有する、あるいは血栓症の既往のある患者[既存の深部静脈血栓症の悪化、あるいは血栓形成の恐れがある]。
2.動脈性血行障害を有する患者(動脈硬化又は糖尿病性細小血管症の患者を含む)[末梢血管病変が悪化する恐れがある]。
3.歩行の困難な患者[下肢の運動によって避け得る深部静脈障害を生ずる恐れがある]。
4.多臓器障害あるいはDIC(播種性血管内血液凝固症候群)状態の患者[全身状態が悪いので障害が起こりやすい]。
5.経口避妊薬服用中の患者[血栓形成の恐れがある]。
6.抗凝固剤服用中、抗血小板剤服用中の患者[血栓形成が抑制・阻害される恐れがある]。
7.重篤な心疾患のある患者[障害が悪化する恐れがある]。
8.ショックあるいは前ショック状態にある患者[ショックによる障害を起こしやすい]。
9.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
10.気管支喘息の患者[硬化剤によるアレルギー反応を起こしやすい]。
11.妊婦又は妊娠の疑われる患者。
12.投与部位並びにその周辺に炎症又は投与部位並びにその周辺に潰瘍のある患者[催炎作用により既存炎症の悪化、また潰瘍部よりの出血の恐れがある]。
(慎重投与)
1.心疾患のある患者[用量依存性の血圧降下作用(心拍数減少、心伝導系抑制作用)によると考えられるショックの恐れがある]。
2.重篤な肝障害、重篤な腎障害のある患者[障害が悪化する恐れがある]。
3.発熱のある患者[原疾患があるため、障害を起こしやすい]。
(重要な基本的注意)
1.患者の選択にあたっては、下肢静脈瘤硬化療法の適応患者(一次性下肢静脈瘤患者)であることを確認し、医療上の必要性を十分に勘案した上で本剤投与の是非を判断する。
2.ショック、深部静脈血栓、肺塞栓等の重篤な症状を起こすことがあるので、下肢静脈瘤硬化療法施行に際しては、十分に問診を行うとともに、患者の全身状態を観察し、異常が生じた場合は直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。使用に際しては、救急処置がとれるようにする。また肺塞栓が疑われる場合は、早急に精査の上、血栓溶解剤投与などの処置を行う。
3.脳血管障害(一過性脳虚血発作等)、視覚障害、片頭痛が現れることがあり、外国においてフォーム硬化療法施行によりこれらの事象の発生頻度が高まることが報告されており、その機序の一つとして卵円孔開存症による動静脈(右左)シャントを介した原因物質の体循環への流入に起因する奇異性塞栓症が関与している可能性が報告されているので、重症の脳血管発作、肺高血圧症、前兆のある片頭痛の既往のある患者においてフォーム硬化療法を施行する場合には、施行前に卵円孔開存症の有無等を確認し、また、患者の全身状態を観察し、異常が生じた場合は直ちに投与を中止する等の適切な処置を行う。
(相互作用)
併用注意:麻酔剤[麻酔剤の心臓に対する作用<抗不整脈作用>を増強することがある(本剤は当初、麻酔剤として開発されたものであり、本剤の心拍数減少、心伝導系抑制作用により、相互に心機能抑制作用を増強させることが考えられる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[動物実験(ウサギ)において、器官形成期の投与により胚胎仔死亡率増加及び胎仔体重低下が報告されている]。
2.授乳中の婦人に投与する場合には授乳を中止させる[動物実験(ラット)において、乳汁中への移行が報告されている]。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない[使用経験が少ない]。
(適用上の注意)
アンプルカット時:アンプルカット時に異物混入を避けるためアンプル頭部をエタノール綿等で清拭しカットする。
(その他の注意)
動物実験(ラット、イヌ)で溶血に起因すると考えられる血液学的検査異常が報告されている。
(取扱い上の注意)
1.本剤は、1回使い切りの製剤であり、未使用の残液は廃棄する。
2.本剤は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、ヤスリを用いず、アンプル玉部のマークの反対方向に折り取る。
1).ポイントマークが真正面になるようアンプル胴部を持つ。
2).次に玉部のポイントマーク真上に親指を置いて人差し指を添え、頭部をポイントマークと反対方向に折る。このときカット部分で手指を傷つけないよう十分注意する。

処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。