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リン酸2カリウム注20mEqキット「テルモ」の基本情報
基本情報
- 電解質補液の電解質補正
- 本剤(1mEq/mL液)を電解質補液の電解質の補正用として、体内の水分、電解質の不足に応じて電解質液に添加して用いる
副作用
注意事項
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
電解質補液の電解質補正。
本剤(1mEq/mL液)を電解質補液の電解質の補正用として、体内の水分、電解質の不足に応じて電解質液に添加して用いる。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献等を参考にした。
急速投与による障害:(頻度不明)テタニー症状、高カリウム血症[投与速度は20mEq/hrを超えない]。
(重要な基本的注意)
1.本剤は電解質の補正用製剤であるため、必ず希釈して使用する。
2.30mEq/L以上の濃度では血管痛が現れることがある。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.適用:本剤は、透析回路等の体外循環回路の高圧条件下で使用しない[高圧条件下では押子を斜めに押す恐れがあり、押子を斜めに押すとガスケットが変形し薬液及び血液がガスケットの部分から漏出する恐れがある]。
2.調製方法:本剤は使用に際して、よく混合されるよう注意する。
3.調製時:
1).カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウムを含む製剤を配合する場合は注意する。
2).マグネシウムイオンと沈殿を生じることがあるので、マグネシウムを含む製剤を配合する場合は注意する。
3).ブリスター包装開封後は速やかに使用する。
4.投与時:ゆっくり静脈内に点滴投与する。
(取扱い上の注意)
1.必ず、専用針を用いて輸液剤に混ぜて使用する。
2.本剤は輸液セットの三方活栓や側管(ト字管等)から直接静注しない。
3.本剤はシリンジポンプでは使用しない。
4.ブリスター包装は使用時まで開封しない。
5.ブリスター包装は開封口から静かに開ける。
6.ブリスター包装から取り出す際、押子を持って無理に引き出さない(ガスケットが変形し、薬液が漏出する恐れがある)。
7.シリンジ及び専用針が破損する恐れがあるため、強い衝撃を避ける。
8.シリンジ及び専用針に破損等の異常が認められるときは使用しない。
9.内容液が漏れている場合や、内容液に混濁や浮遊物等の異常が認められるときは使用しない。
10.開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液は容器とともに速やかに廃棄する。
11.注入前後ともに押子を引かない。
12.シリンジ及び専用針の再滅菌・再使用はしない。
13.専用針は針刺しに留意し、廃棄する。
14.安定性試験:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
(操作方法)
本品は、プレフィルドミックスシリンジ(医療機器届出番号:13B1X00101000008)に薬液を充填したものである。
*PFMS:プレフィルドミックスシリンジの略。
1.シリンジ本体、及びPFMS専用針のキャップを外す。
2.シリンジ本体に、PFMS専用針を装着後、カバーを外す。
3.輸液剤の混注口にまっすぐ穿刺する。
注意:PFMS専用針を穿刺する際、針の途中で止めず根元まで穿刺し、注入孔を混注口内に確実に入れてから、薬液を注入する[途中で止めると薬液が輸液剤内に注入されず外部へ漏れる]。
4.薬液を注入する。
5.薬液注入後、シリンジ本体と共にPFMS専用針を抜く
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