処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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生理食塩液「ヒカリ」の基本情報
基本情報
水・電解質(イオン)を主な成分とし、電解質の浸透圧が体液とほぼ同じであるため細胞外へ分布し、細胞外液(組織間液、血漿)の量を増やすことができる輸液剤
- 大塚生食注 テルモ生食 など
- ラクテック注 ソルラクト輸液 ハルトマン輸液 など
- ヴィーン輸液 ソルアセト輸液 など
- ビカネイト輸液 ビカーボン輸液
- 気管支粘膜洗浄
- 喀痰の排出促進
- 細胞外液欠乏時
- ナトリウム欠乏時
- クロル欠乏時
- 注射剤の溶解希釈剤
- 創傷面の洗浄
- 創傷面の湿布
- 粘膜の洗浄
- 粘膜の湿布
- 皮膚の洗浄
- 皮膚の湿布
- 医療用器具の洗浄
- 1.注射:20〜1000mLを皮下、静脈内注射又は点滴静注する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 適量をとり注射用医薬品の希釈、溶解に用いる
- 2.外用:皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる
- 含嗽、噴霧吸入に用いる
- 3.その他:医療用器具の洗浄に用いる
副作用
注意事項
- 慎重投与
- 循環器系機能障害
- 腎障害
- 心臓機能障害
- 希望禁止
- 乳児
- 幼児・小児
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 希望禁止
- 乳・幼・小児(0歳〜14歳)
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
1.細胞外液欠乏時、ナトリウム欠乏時、クロル欠乏時。
2.注射剤の溶解希釈剤。
3.皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布、含嗽・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進。
4.医療用器具の洗浄。
1.注射:20〜1000mLを皮下、静脈内注射又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。適量をとり注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。
2.外用:皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる。含嗽、噴霧吸入に用いる。
3.その他:医療用器具の洗浄に用いる。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
大量・急速投与:大量を急速投与すると血清電解質異常、うっ血性心不全、浮腫、アシドーシスを起こすことがある。
(慎重投与)
1.心臓機能障害、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。
2.腎障害のある患者[水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.調製時:注射剤の溶解・希釈液として使用する場合は、生理食塩液が適切であることを確認する。
2.投与前:
1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。
2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。
3).開封後は直ちに使用し、残液は決して使用しない。
3.投与時:
1).ゆっくり静脈内に投与する。
2).皮下注射する場合には神経走行部位をさけるよう注意する。
3).繰り返し皮下注射する場合には、注射部位を左右交互に変更するなど配慮する。なお、乳・幼・小児には皮下注射を連用しないことが望ましい。
(取扱い上の注意)
1.輸液セットの瓶針又は混注の際の注射針は、ゴム栓の刺針部(凹部)に垂直に刺す(斜めに刺すと排出口側壁を刺通し、液漏れの原因となることがある)、また、同一箇所に繰り返し刺さない。
2.内容液に着色又は混濁等の異常が認められる場合は、使用しない。
3.容器の目盛りはおよその目安として使用する。
4.連結管による混合投与の場合は、Y字管連結にして使用する(U字管連結はしない)。
5.プラスチックボトル
1).通気針は不要である(混注量により通気針が必要な場合があり、また、輸液の液量が少なくなると排出速度が低下してくるので、設定の投与速度を維持して使用する場合には通気針を用いる)。
2).プルオフキャップ及び細口開栓型キャップの取り外し方:
(1).プルオフキャップの取り外し方
点滴型(プラスチックボトル)
①.プルオフリングの支柱部が向こう側になるようにボトルを保持する。
②.プルオフリングの上から人差し指を入れ、リングに指をかける。
③.親指でささえ、手前方向へ約45度にゆっくり引くと取り外せる。
(2).細口開栓型キャップの取り外し方
(プラスチックボトル)
①.オーバーキャップを取り外す。
②.つまみ部分をねじると、切り離せる。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。