処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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アスルダム配合注2mLの基本情報
基本情報
水溶性ビタミンでビタミンB群の一種であるビタミンB2を主成分とする製剤で、体内にビタミンB2を補充することで、主にビタミンB2欠乏による粘膜症状、皮膚症状、眼症状などを改善する薬
- フラビタン
- ハイボン
- アデラビン
- 授乳婦のビタミンB2の補給
- 消耗性疾患のビタミンB2の補給
- 妊産婦のビタミンB2の補給
- ビタミンB2欠乏の口角炎
- ビタミンB2欠乏の口唇炎
- ビタミンB2欠乏の口内炎
- ビタミンB2欠乏の湿疹・皮膚炎群
- ビタミンB2欠乏のびまん性表層角膜炎
- 慢性肝疾患の肝機能の改善
- ビタミンB2代謝障害の口角炎
- ビタミンB2代謝障害の口唇炎
- ビタミンB2代謝障害の口内炎
- ビタミンB2代謝障害の湿疹・皮膚炎群
- ビタミンB2代謝障害のびまん性表層角膜炎
- 食事からの摂取が不十分のビタミンB2の補給
- 1日1〜2mLを1〜2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 注意
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 低出生体重児(0日〜27日)
- 新生児(0日〜27日)
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
1.慢性肝疾患における肝機能の改善。
2.次記疾患のうちビタミンB2欠乏又はビタミンB2代謝障害が関与すると推定される場合:湿疹・皮膚炎群、口唇炎、口角炎、口内炎、びまん性表層角膜炎。
3.ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等)。
1日1〜2mLを1〜2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
ショック:ショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、急激な血圧低下、呼吸困難等の異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹、蕁麻疹、そう痒[このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
2).消化器:嘔気、嘔吐。
3).注射部:注射部疼痛。
4).その他:胸部不快感、好酸球増多、顔面潮紅、血圧低下、発熱、悪寒[このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う]。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
ショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意する[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
尿を黄変させ、尿検査に影響を与えることがある。
(適用上の注意)
1.静脈内投与時:急速な静脈内注射により、一過性胸部不快感、血圧低下、房室ブロックを起こすことがあるので、静脈内注射をする場合には、補液で希釈して注射するなど、できるだけゆっくり注射する。
2.筋肉内投与時:筋肉内注射にあたっては、組織、神経等への影響を避けるため、次記の点に注意する。
1).筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行う。なお、特に筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わない。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意する。
2).筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意する。
3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。
3.アンプルカット時:本剤は、ワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル頭部のマークを上にして反対側(下の方向)に軽く力を加えてカットする。なお、アンプルカット時の異物混入を避けるため、首部の周りをエタノール綿等で清拭する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、アスルダム配合注1・2mLは通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
遮光。
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