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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ラコールNF配合経腸用半固形剤の基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
10.2円(10g)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 手術後の栄養保持
  • 長期にわたり経口的食事摂取が困難の経管栄養補給
注意すべき副作用
下痢 、 ALT上昇 、 腹部膨満感 、 便秘 、 白血球数増加 、 低ナトリウム血症 、 誤嚥性肺炎 、 AST上昇 、 悪心 、 ショック
用法・用量(主なもの)
  • 標準量として1日1200〜2000g(1200〜2000kcal)を胃瘻より胃内に1日数回に分けて投与する
  • 投与時間は100g当たり2〜3分(300g当たり6〜9分)とし、1回の最大投与量は600gとする
    • また、初めて投与する場合は、投与後によく観察を行い臨床症状に注意しながら増量して数日で標準量に達するようにする
    • なお、年齢、体重、症状により投与量、投与時間を適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • イレウス
    • 過敏症
    • 高度肝障害
    • 高度腎障害
    • 重症糖尿病
    • 先天性アミノ酸代謝異常
    • 糖代謝異常
    • 腸管の機能が残存していない
    • 牛乳蛋白アレルギー
    • 胃の機能が残存していない

副作用

主な副作用
下痢 、 ALT上昇 、 腹部膨満感 、 便秘 、 白血球数増加 、 低ナトリウム血症 、 誤嚥性肺炎 、 AST上昇 、 腹痛 、 嘔吐 、 肝機能検査値異常
重大な副作用
悪心 、 ショック 、 アナフィラキシー 、 血圧低下 、 意識障害 、 呼吸困難 、 チアノーゼ 、 胸内苦悶 、 顔面潮紅 、 そう痒感 、 発汗
上記以外の副作用
皮疹 、 蕁麻疹 、 発熱 、 頭痛 、 カリウム上昇 、 ナトリウム低下 、 クロル低下 、 Al−P上昇 、 LDH上昇 、 γ−GTP上昇 、 LAP上昇 、 尿素窒素上昇 、 中性脂肪上昇 、 クレアチニン上昇 、 カルシウム上昇 、 クロル上昇 、 カルシウム低下 、 総コレステロール低下 、 遊離脂肪酸低下 、 総ビリルビン低下 、 尿酸低下 、 総蛋白低下 、 アルブミン低下 、 血糖値上昇 、 血糖値低下 、 血小板数増加 、 赤血球数減少 、 血色素量低下 、 ヘマトクリット値低下 、 蛋白定性陽性 、 ウロビリノーゲン定性陽性 、 ケトン体定性陽性 、 尿糖定性陽性 、 ナトリウム上昇 、 カリウム低下 、 pH上昇

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • イレウス
    • 過敏症
    • 高度肝障害
    • 高度腎障害
    • 重症糖尿病
    • 先天性アミノ酸代謝異常
    • 糖代謝異常
    • 腸管の機能が残存していない
    • 牛乳蛋白アレルギー
    • 胃の機能が残存していない
  • 慎重投与
    • 意識不明
    • 著しい脱水症状
    • 急性膵炎
    • 口渇を訴えることのできない
    • 高熱
    • 重篤な下痢
    • 短腸症候群
患者の属性に応じた注意事項
  • 注意
    • 妊婦・産婦
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 妊婦・産婦
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 妊娠を希望する婦人
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 妊娠を希望する婦人
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ワルファリン
作用が減弱

処方理由

経腸栄養剤
この薬をファーストチョイスする理由(2017年4月更新)
  • ・甘みが他剤より少なく、飲用しやすい点が良いです。高度の下痢を生じる頻度が他のものと比べて少ない気がします。またパウチのため飲用後の容器の廃棄が容易です。缶はやはり潰しにくい。ただし、味だけでなく栄養も薄いため、高カロリーを要する場合は飲用量がどうしても多くなる。汗をかく夏場はそれでも良いのですが、冬はエンシュア・Hを使っています。(60歳代開業医、一般内科)

  • ・ラコールNFは、コーンスープ味のフレーバーがあり、ポタージュスープのように服用することができるので人気。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・アルミパウチで軽くて持ち運びしやすい。他のものは缶だったりして重い。(50歳代開業医、一般内科)

  • ・今までは栄養剤は甘いイメージだったのですが、ラコールNFはさっぱりした甘さです。甘い味をあまり好まない患者さんもいるので助かります。コーンスープ味が出て幅がさらに広がったと思います。(40歳代診療所勤務医、総合診療科)

経腸成分栄養剤
この薬をファーストチョイスする理由(2015年12月更新)
  • ・バランスに優れているように思います。メジャーな某製剤がいわばフレンチのコースであるのに対し、ラコールは和食のコースのようなイメージ。10年以上前にMRさんから聞いたこのたとえが、上手いキャッチフレーズだなあと思って今でも覚えています。(50代勤務医、一般内科)

  • ・缶ではないので、持ち運びが簡便だし、飲み終わったあとの処理が楽。(40代勤務医、消化器内科)

  • ・内容的には、エネーボの成分が一番であるが、昔ながらの缶入りで大量使用には不向き。ラコールはやや古いが成分的には安定し、パック入りで使いやすい。エレンタールは、成分的には長期使用に耐えられない。(60代勤務医、小児科)

  • ・高カロリーの缶のエンシュアHを処方することもあるが、パウチのラコールの方が看護スタッフには評判が良い。使いかけの保存(もちろんその日に使うが)もしやすい。(50代勤務医、精神科)

  • ・半固形で注入時間が短くて済む。(40代開業医、一般内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。
<効能又は効果に関連する使用上の注意>
経口食により十分な栄養摂取が可能となった場合には、速やかに経口食に切り替える。

用法・用量(添付文書全文)

標準量として1日1200〜2000g(1200〜2000kcal)を胃瘻より胃内に1日数回に分けて投与する。投与時間は100g当たり2〜3分(300g当たり6〜9分)とし、1回の最大投与量は600gとする。また、初めて投与する場合は、投与後によく観察を行い臨床症状に注意しながら増量して数日で標準量に達するようにする。なお、年齢、体重、症状により投与量、投与時間を適宜増減する。
<用法及び用量に関連する使用上の注意>
本剤は、経腸栄養剤であるため、静脈内へは投与しない。

副作用(添付文書全文)

承認時までの調査において第3相比較試験(検証的試験)の安全性評価対象56例のうち副作用発現例数は18例(32.1%)、副作用発現件数は27件であった。その内訳は消化器系の副作用が下痢10例(17.9%)、腹部膨満感1例(1.8%)、便秘1例(1.8%)、悪心1例(1.8%)であり、その他の副作用がALT(GPT)増加3例(5.4%)、AST(GOT)増加2例(3.6%)、血中カリウム増加2例(3.6%)、血中ナトリウム減少2例(3.6%)、白血球数増加2例(3.6%)、低ナトリウム血症1例(1.8%)、誤嚥性肺炎1例(1.8%)、血中クロル減少1例(1.8%)であった。
1.重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等が現れた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).消化器:(5%以上)下痢、(0.1〜5%未満)腹部膨満感、便秘、悪心、(頻度不明)*腹痛、*嘔吐、*肝機能検査値異常[*:ラコール配合経腸用液の臨床試験成績に基づく副作用のため頻度不明][観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、過剰投与の恐れがあるので、減量するか、投与時間を長くするか、又は投与を中止するなどの適切な処置を行う]。
2).その他:(0.1〜5%未満)低ナトリウム血症、誤嚥性肺炎、(頻度不明)*皮疹、*蕁麻疹、*発熱、*頭痛[*:ラコール配合経腸用液の臨床試験成績に基づく副作用のため頻度不明][皮疹、蕁麻疹が現れた場合は投与を中止する]。
3.臨床検査値の異常変動
1).血液:(5%以上)ALT上昇(GPT上昇)、(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、カリウム上昇、ナトリウム低下、クロル低下、白血球数増加、(頻度不明)*Al−P上昇、*LDH上昇、*γ−GTP上昇、*LAP上昇、*尿素窒素上昇、*中性脂肪上昇、*クレアチニン上昇、*カルシウム上昇、*クロル上昇、*カルシウム低下、*総コレステロール低下、*遊離脂肪酸低下、*総ビリルビン低下、*尿酸低下、*総蛋白低下、*アルブミン低下、*血糖値上昇と*血糖値低下、*血小板数増加、*赤血球数減少、*血色素量低下、*ヘマトクリット値低下[*:ラコール配合経腸用液の臨床試験成績に基づく副作用のため頻度不明]。
2).尿:(頻度不明)蛋白定性陽性、ウロビリノーゲン定性陽性、ケトン体定性陽性、尿糖定性陽性、ナトリウム低下とナトリウム上昇、クロル低下とクロル上昇、カルシウム低下とカルシウム上昇、カリウム低下とカリウム上昇、pH上昇[ラコール配合経腸用液の臨床試験成績に基づく副作用のため頻度不明]。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.牛乳蛋白アレルギーのある患者[本剤は牛乳由来のカゼインが含まれているため、ショック、アナフィラキシーを引き起こすことがある]。
3.胃の機能が残存していない患者[本剤の投与方法は、胃の貯留能、運動機能を利用する必要がある]。
4.イレウスのある患者[消化管の通過障害がある]。
5.腸管の機能が残存していない患者[水、電解質、栄養素などが吸収されない]。
6.高度肝障害・高度腎障害のある患者[肝性昏睡、高窒素血症などを起こす恐れがある]。
7.重症糖尿病などの糖代謝異常のある患者[高血糖、高ケトン血症などを起こす恐れがある]。
8.先天性アミノ酸代謝異常の患者[アシドーシス、嘔吐、意識障害などのアミノ酸代謝異常の症状が発現する恐れがある]。
(慎重投与)
1.短腸症候群の患者[下痢の増悪を来す恐れがある]。
2.急性膵炎の患者[膵炎が増悪する恐れがある]。
3.水分の補給に注意を要する次記患者[次記の患者では水分バランスを失いやすい]:1)意識不明の患者、2)口渇を訴えることのできない患者、3)高熱を伴う患者、4)重篤な下痢など著しい脱水症状の患者。
(重要な基本的注意)
1.本剤を術後に投与する場合、胃、腸管の運動機能が回復し、水分の摂取が可能になったことを確認する。
2.本剤の臨床試験における13日以上の効果は確認していない。
3.ビタミン、電解質及び微量元素の不足を生じる可能性があるので、必要に応じて補給する[類薬の長期投与中にセレン欠乏症(心機能低下、爪白色変化、筋力低下等)が現れたとの報告がある]。
(相互作用)
併用注意:ワルファリン[ワルファリンの作用が減弱することがある(フィトナジオン(ビタミンK1)がワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオンを18.75μg/300g含有する))]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与量、投与時間に注意して投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
外国において、妊娠前3カ月から妊娠初期3カ月までにビタミンAを10000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果があるので、妊娠3カ月以内又は妊娠を希望する婦人に投与する場合は用法・用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行う(本剤2000g中にビタミンA4140IU(1バッグ300g中に621IU)を含有する)。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
1.投与に際して
1).容器に小さな穴や亀裂などの破損や汚損がある場合、容器からの液漏れ及び膨張並びに異臭など性状の異常が認められる場合は使用しない。
2).開封前に揉んでから使用する(揉んだ際に、容器からの液漏れ等の異常が認められる場合は、使用しない)。
3).胃瘻カテーテルの長さや内径によっては投与が困難なことがあるので注意する(胃瘻カテーテルの長さが短く、内径が大きいほど投与に必要な力は少ない)。
4).投与に際しては、専用の注入器を用いて投与することが望ましい(なお、専用の注入器がやむを得ず使用できない場合は、本剤を清潔な容器に移して使用する)。
5).投与初期には、特に観察を十分に行い、下痢などの副作用が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
2.投与方法
1).投与の開始時に、胃内容物の残存を確認する。
2).投与の終了ごとに少量の水でチューブをフラッシングする。
3).投与の間隔は2時間以上おく。
3.保存等
1).凍結保存や室温を上回る高温下での保存は避ける。
2).開封後は、微生物汚染及び直射日光を避け、できるだけ早めに使い切る。
4.その他
1).本剤を加温する際は、注入器を接続する前に、未開封のまま湯煎(40℃以下)にて短時間で行う(高温で湯煎すると本剤の性状に変化が認められる)。
2).可塑剤としてDEHP[di−(2−ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製のチューブを使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まないチューブを使用することが望ましい。
(取扱い上の注意)
本剤の容器は、使用直前に開封する。

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