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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ラコールNF配合経腸用液の基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
7円(10mL)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 手術後の栄養保持
  • 長期にわたり経口的食事摂取が困難の経管栄養補給
注意すべき副作用
下痢 、 腹部膨満感 、 腹痛 、 ナトリウム低下 、 嘔吐 、 肝機能検査値異常 、 皮疹 、 蕁麻疹 、 発熱 、 頭痛
用法・用量(主なもの)
  • 標準量として1日1200〜2000mL(1200〜2000kcal)を経鼻チューブ、胃瘻又は腸瘻より胃、十二指腸又は空腸に1日12〜24時間かけて投与する
  • 投与速度は75〜125mL/時間とする
  • 経口摂取可能な場合は1日1回又は数回に分けて経口投与することもできる
    • また、投与開始時は、1日当たり400mL(400kcal)を水で希釈(0.5kcal/mL程度)して、低速度(約100mL/時間以下)で投与し、臨床症状に注意しながら増量して3〜7日で標準量に達するようにする
    • なお、年齢、体重、症状により投与量、投与濃度、投与速度を適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • イレウス
    • 過敏症
    • 高度肝障害
    • 高度腎障害
    • 重症糖尿病
    • 先天性アミノ酸代謝異常
    • 糖代謝異常
    • 腸管の機能が残存していない
    • 牛乳蛋白アレルギー

副作用

主な副作用
下痢 、 腹部膨満感 、 腹痛 、 ナトリウム低下 、 嘔吐 、 肝機能検査値異常 、 皮疹 、 蕁麻疹 、 発熱 、 頭痛 、 AST上昇
重大な副作用
悪心 、 ショック 、 アナフィラキシー様症状 、 血圧低下 、 意識障害 、 呼吸困難 、 チアノーゼ 、 胸内苦悶 、 顔面潮紅 、 そう痒感 、 発汗
上記以外の副作用
ALT上昇 、 Al−P上昇 、 LDH上昇 、 γ−GTP上昇 、 LAP上昇 、 尿素窒素上昇 、 中性脂肪上昇 、 カリウム上昇 、 クレアチニン上昇 、 カルシウム上昇 、 クロル上昇 、 クロル低下 、 カルシウム低下 、 総コレステロール低下 、 遊離脂肪酸低下 、 総ビリルビン低下 、 尿酸低下 、 総蛋白低下 、 アルブミン低下 、 血糖値上昇 、 血糖値低下 、 血小板数増加 、 白血球数増加 、 赤血球数減少 、 血色素量低下 、 ヘマトクリット値低下 、 蛋白定性陽性 、 ウロビリノーゲン定性陽性 、 ケトン体定性陽性 、 尿糖定性陽性 、 ナトリウム上昇 、 カリウム低下 、 pH上昇 、 便秘

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • イレウス
    • 過敏症
    • 高度肝障害
    • 高度腎障害
    • 重症糖尿病
    • 先天性アミノ酸代謝異常
    • 糖代謝異常
    • 腸管の機能が残存していない
    • 牛乳蛋白アレルギー
  • 慎重投与
    • 意識不明
    • 著しい脱水症状
    • 急性膵炎
    • 口渇を訴えることのできない
    • 高熱
    • 重篤な下痢
    • 短腸症候群
患者の属性に応じた注意事項
  • 注意
    • 妊婦・産婦
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 妊婦・産婦
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 高齢者(65歳〜)
    • 妊娠を希望する婦人
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)
    • 妊娠を希望する婦人

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
ワルファリン
作用が減弱

処方理由

経腸栄養剤
この薬をファーストチョイスする理由(2017年4月更新)
  • ・甘みが他剤より少なく、飲用しやすい点が良いです。高度の下痢を生じる頻度が他のものと比べて少ない気がします。またパウチのため飲用後の容器の廃棄が容易です。缶はやはり潰しにくい。ただし、味だけでなく栄養も薄いため、高カロリーを要する場合は飲用量がどうしても多くなる。汗をかく夏場はそれでも良いのですが、冬はエンシュア・Hを使っています。(60歳代開業医、一般内科)

  • ・ラコールNFは、コーンスープ味のフレーバーがあり、ポタージュスープのように服用することができるので人気。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・アルミパウチで軽くて持ち運びしやすい。他のものは缶だったりして重い。(50歳代開業医、一般内科)

  • ・今までは栄養剤は甘いイメージだったのですが、ラコールNFはさっぱりした甘さです。甘い味をあまり好まない患者さんもいるので助かります。コーンスープ味が出て幅がさらに広がったと思います。(40歳代診療所勤務医、総合診療科)

経腸成分栄養剤
この薬をファーストチョイスする理由(2015年12月更新)
  • ・バランスに優れているように思います。メジャーな某製剤がいわばフレンチのコースであるのに対し、ラコールは和食のコースのようなイメージ。10年以上前にMRさんから聞いたこのたとえが、上手いキャッチフレーズだなあと思って今でも覚えています。(50代勤務医、一般内科)

  • ・缶ではないので、持ち運びが簡便だし、飲み終わったあとの処理が楽。(40代勤務医、消化器内科)

  • ・内容的には、エネーボの成分が一番であるが、昔ながらの缶入りで大量使用には不向き。ラコールはやや古いが成分的には安定し、パック入りで使いやすい。エレンタールは、成分的には長期使用に耐えられない。(60代勤務医、小児科)

  • ・高カロリーの缶のエンシュアHを処方することもあるが、パウチのラコールの方が看護スタッフには評判が良い。使いかけの保存(もちろんその日に使うが)もしやすい。(50代勤務医、精神科)

  • ・半固形で注入時間が短くて済む。(40代開業医、一般内科)

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
経口食により十分な栄養摂取が可能となった場合には、速やかに経口食に切り替える。

用法・用量(添付文書全文)

標準量として1日1200〜2000mL(1200〜2000kcal)を経鼻チューブ、胃瘻又は腸瘻より胃、十二指腸又は空腸に1日12〜24時間かけて投与する。投与速度は75〜125mL/時間とする。経口摂取可能な場合は1日1回又は数回に分けて経口投与することもできる。また、投与開始時は、1日当たり400mL(400kcal)を水で希釈(0.5kcal/mL程度)して、低速度(約100mL/時間以下)で投与し、臨床症状に注意しながら増量して3〜7日で標準量に達するようにする。なお、年齢、体重、症状により投与量、投与濃度、投与速度を適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤は、経腸栄養剤であるため、静脈内へは投与しない。

副作用(添付文書全文)

成人患者を対象とした第2相試験、第3相比較試験、第3相一般試験(一般外科領域)において、安全性評価対象243例のうち副作用発現例数は67例(27.6%)、副作用発現件数は101件であった。その内訳は下痢49件(20.2%)、腹部膨満感22件(9.1%)、腹痛17件(7.0%)、悪心6件(2.5%)、嘔吐3件(1.2%)など、消化器系が主であった。
また、小児患者を対象とした第3相一般試験(小児外科領域)において、安全性評価対象50例のうち副作用発現例数は21例(42.0%)、副作用発現件数は30件であった。その内訳は下痢17件(34.0%)、嘔吐7件(14.0%)、悪心2件(4.0%)、腹痛1件(2.0%)など、消化器系が主であった(承認時)。
次の副作用には別途市販後に報告された頻度の算出できない副作用を含む。
1.重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等が現れた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).消化器:(5%以上)下痢、腹部膨満感、腹痛、(0.1〜5%未満)悪心、嘔吐、肝機能検査値異常、(頻度不明)便秘[観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、過剰投与の恐れがあるので、減量するか、投与速度又は濃度を下げるか、又は投与を中止するなどの適切な処置を行う]。
2).その他:(0.1〜5%未満)皮疹、蕁麻疹、発熱、頭痛[皮疹、蕁麻疹が現れた場合は投与を中止する]。
3.臨床検査値の異常変動
1).血液:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇、LAP上昇、尿素窒素上昇、中性脂肪上昇、カリウム上昇、クレアチニン上昇、カルシウム上昇、クロル上昇、ナトリウム低下、クロル低下、カルシウム低下、総コレステロール低下、遊離脂肪酸低下、総ビリルビン低下、尿酸低下、総蛋白低下、アルブミン低下、血糖値上昇と血糖値低下、血小板数増加、白血球数増加、赤血球数減少、血色素量低下、ヘマトクリット値低下。
2).尿:(5%以上)ナトリウム低下、(0.1〜5%未満)蛋白定性陽性、ウロビリノーゲン定性陽性、ケトン体定性陽性、尿糖定性陽性、ナトリウム上昇、クロル低下とクロル上昇、カルシウム低下とカルシウム上昇、カリウム低下とカリウム上昇、pH上昇。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.牛乳蛋白アレルギーを有する患者[本剤は牛乳由来のカゼインが含まれているため、ショック、アナフィラキシー様症状を引き起こすことがある]。
3.イレウスのある患者[消化管の通過障害がある]。
4.腸管の機能が残存していない患者[水、電解質、栄養素などが吸収されない]。
5.高度肝障害・高度腎障害のある患者[肝性昏睡、高窒素血症などを起こす恐れがある]。
6.重症糖尿病などの糖代謝異常のある患者[高血糖、高ケトン血症などを起こす恐れがある]。
7.先天性アミノ酸代謝異常の患者[アシドーシス、嘔吐、意識障害などのアミノ酸代謝異常の症状が発現する恐れがある]。
(慎重投与)
1.短腸症候群の患者[下痢の増悪を来す恐れがある]。
2.急性膵炎の患者[膵炎が増悪する恐れがある]。
3.水分の補給に注意を要する次記患者[次記の患者では水分バランスを失いやすい]:1)意識不明の患者、2)口渇を訴えることのできない患者、3)高熱を伴う患者、4)重篤な下痢など著しい脱水症状の患者。
(重要な基本的注意)
1.本剤を術後に投与する場合、胃、腸管の運動機能が回復し、水分の摂取が可能になったことを確認する。
2.本剤の臨床試験における35日以上の効果は確認していない。
3.ビタミン、電解質及び微量元素の不足を生じる可能性があるので、必要に応じて補給する[類薬の長期投与中にセレン欠乏症(心機能低下、爪白色変化、筋力低下等)が現れたとの報告がある]。
(相互作用)
併用注意:ワルファリン[ワルファリンの作用が減弱することがある(フィトナジオン(ビタミンK1)がワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオンを6.25μg/100mL含有する))]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与量、投与濃度、投与速度に注意して投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
外国において、妊娠前3カ月から妊娠初期3カ月までにビタミンAを10000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果があるので、妊娠3カ月以内又は妊娠を希望する婦人に投与する場合は用法・用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行う(本剤2000mL中にビタミンA4140IUを含有する)。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
1.投与に際して:投与初期には、特に観察を十分に行い、下痢などの副作用が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
2.投与方法
1).分割投与の開始時又は持続的投与の数時間ごとに、胃内容物の残存を確認する。
2).経管投与においては、分割投与の終了ごと、あるいは持続的投与の数時間ごとに少量の水でチューブをフラッシングする。
3).開封直前によく振ってから使用する。
4).万一容器等の破損により、製剤に異常が認められた場合には使用しない。
5).本剤を加温する場合は高温(70℃以上)を避け、未開封のまま湯煎にて行う。
3.保存等
1).凍結保存や室温を上回る高温下での保存は避ける。
2).開封後は、微生物汚染及び直射日光を避け、できるだけ早めに使い切る(やむを得ず冷蔵庫内に保存する場合は、24時間以内に使い切る)。
4.その他:可塑剤としてDEHP[di−(2−ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ−(2−エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用することが望ましい。
(取扱い上の注意)
400mL容器のアルミ箔は、使用直前に剥がす。

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