処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
※キーワードをスペースで区切るとAND検索に、半角の「|」で挟むとOR検索になります
キドミン輸液の基本情報
基本情報
- 手術前後の慢性腎不全時のアミノ酸補給
- 手術前後の急性腎不全時のアミノ酸補給
- 低栄養状態の慢性腎不全時のアミノ酸補給
- 低栄養状態の急性腎不全時のアミノ酸補給
- 低蛋白血症の慢性腎不全時のアミノ酸補給
- 低蛋白血症の急性腎不全時のアミノ酸補給
- 1.慢性腎不全:1).末梢静脈より投与する場合、1日1回200mLを緩徐に点滴静注する
- 投与速度は100mLあたり60分を基準とし、小児、高齢者、重篤な患者には更に緩徐に注入する
- なお、年齢、症状、体重により適宜増減する
- また、透析療法施行時には透析終了90〜60分前より透析回路の静脈側に注入する
- 生体のアミノ酸利用効率上、摂取熱量を1500kcal/日以上とすることが望ましい
- 2).高カロリー輸液法にて投与する場合、1日400mLを中心静脈内に持続点滴注入する
- なお、年齢、症状、体重により適宜増減する
- また、生体のアミノ酸利用効率上、投与窒素1g(本剤:100mL)あたり300kcal以上の非蛋白熱量を投与する
- 2.急性腎不全:1日600mLを高カロリー輸液法にて中心静脈内に持続点滴注入する
- なお、年齢、症状、体重により適宜増減する
- また、生体のアミノ酸利用効率上、投与窒素1g(本剤:100mL)あたり300kcal以上の非蛋白熱量を投与する
副作用
注意事項
- 禁止
- 肝性昏睡
- 高アンモニア血症
- 先天性アミノ酸代謝異常症
- 慎重投与
- 肝障害
- 循環器系機能障害
- 消化管出血
- 心臓機能障害
- 高度電解質異常
- 高度酸・塩基平衡異常
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 幼児・小児
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 幼児・小児
- 高齢者
- 注意
- 小児(0歳〜14歳)
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 小児(0歳〜14歳)
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
添付文書
次記の状態にある急性腎不全時・慢性腎不全時のアミノ酸補給:低蛋白血症、低栄養状態、手術前後。
1.慢性腎不全:
1).末梢静脈より投与する場合、1日1回200mLを緩徐に点滴静注する。投与速度は100mLあたり60分を基準とし、小児、高齢者、重篤な患者には更に緩徐に注入する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。また、透析療法施行時には透析終了90〜60分前より透析回路の静脈側に注入する。生体のアミノ酸利用効率上、摂取熱量を1500kcal/日以上とすることが望ましい。
2).高カロリー輸液法にて投与する場合、1日400mLを中心静脈内に持続点滴注入する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。また、生体のアミノ酸利用効率上、投与窒素1g(本剤:100mL)あたり300kcal以上の非蛋白熱量を投与する。
2.急性腎不全:1日600mLを高カロリー輸液法にて中心静脈内に持続点滴注入する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。また、生体のアミノ酸利用効率上、投与窒素1g(本剤:100mL)あたり300kcal以上の非蛋白熱量を投与する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.腎不全用必須アミノ酸製剤において、これを唯一の窒素源とした場合に高アンモニア血症や意識障害を起こすことが報告されていることに留意し、本剤を投与する場合にも呼名・挨拶への反応性の遅鈍化、自発動作低下あるいは自発発言低下等の異常を認めた場合には直ちに投与を中止する。
2.摂取熱量が不十分な場合等では、本剤の投与により高窒素血症や代謝性アシドーシスを助長する恐れがあるので、十分な観察を行い異常な経過を認めた場合には、投与中止を含め適切な処置をする。
総症例2,964例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告されたのは74例(2.5%)で、発現件数は122件であった(再審査終了時、2007年)。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)[発疹]。
2.消化器:(0.1〜5%未満)悪心・嘔吐。
3.循環器:(頻度不明)[胸部不快感、動悸]。
4.肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・γ−GTP上昇・Al−P上昇・LDH上昇・LAP上昇・総ビリルビン上昇等の肝機能検査値異常、高アンモニア血症。
5.腎臓:(0.1〜5%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇。
6.大量・急速投与:(頻度不明)[アシドーシス]。
7.その他:(0.1〜5%未満)高カリウム血症、(0.1%未満)下肢浮腫、口渇、頭痛、(頻度不明)[悪寒、発熱、熱感、血管痛]。
[]:総合アミノ酸製剤でみられる副作用(第一次再評価結果その15、1979年)。
(禁忌)
1.肝性昏睡又は肝性昏睡の恐れのある患者[アミノ酸インバランスを助長し、肝性昏睡を悪化又は誘発させる恐れがある]。
2.高アンモニア血症の患者[窒素量の過負荷により、高アンモニア血症を悪化させる恐れがある]。
3.先天性アミノ酸代謝異常症の患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化する恐れがある]。
(慎重投与)
1.心臓機能障害、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。
2.肝障害又は消化管出血のある患者[アミノ酸の過剰蓄積あるいは高アンモニア血症を引き起こす恐れがある]。
3.高度電解質異常又は高度酸・塩基平衡異常のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
本剤は経口栄養摂取が不能又は不十分で、非経口的な栄養管理を必要とする場合に投与する。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しており、肝・心等の機能障害を伴うことも多いので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
1.一般に小児等では種々のアミノ酸代謝の未熟性が存在するので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
2.超低出生体重児で高カリウム血症が発症したとの報告があるので、血中カリウム濃度上昇が見られた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
(適用上の注意)
1.調製時:配合変化試験の結果から、次のような製剤を配合する場合は、沈殿等の外観変化を生じることがあるので注意する;1)アルカリ性側で安定化されている製剤<高カロリー輸液等を除く>、2)水に難溶性の製剤<高カロリー輸液等を除く>。
2.投与前:
1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具消毒)。
2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。
3).開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。
3.投与時:
1).酢酸イオン約46mEq/Lが含まれているので、大量投与時又は電解質液を併用する場合には電解質バランスに注意する。
2).ゆっくり静脈内に投与する。
(取扱い上の注意)
1.製品の安定性を保持するため脱酸素剤を封入しているので、ソフトバッグを包んでいる外袋は使用時まで開封しない。
2.温度変動により結晶が析出することがあるが、この場合は常温(15〜25℃)付近で振盪することにより溶解して使用できる。
3.外袋が破損したものや、内容液に着色や振盪で溶解しない結晶が認められるものは使用しない。
4.注射針はゴム栓の○印にまっすぐ刺す(斜めに刺すと注射針が容器頚部を貫通し、液漏れの原因となることがある)。
5.ソフトバッグ製品は、原則として連結管を用いたタンデム方式による投与はできない。
6.包装内に水滴が認められるものや内容液が混濁しているものは使用しない。
7.容器の液目盛りはおよその目安として使用する。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。