処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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乳酸カルシウム〈ハチ〉の基本情報
基本情報
- 発育期のカルシウム補給
- 低カルシウム血症のテタニーの改善
- 産婦の骨軟化症のカルシウム補給
- 妊婦の骨軟化症のカルシウム補給
- 乳酸カルシウム水和物として、1回1gを1日2〜5回経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- 高カルシウム血症
- 重篤な腎不全
- 腎結石
- 慎重投与
- 高カルシウム血症
- 活性型ビタミンD製剤服用中
- 強心配糖体投与中
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 活性型ビタミンD製剤
- 高カルシウム血症
- 強心配糖体製剤
- 強心配糖体の作用を増強
- テトラサイクリン系抗生物質<経口>
- 作用が減弱
- ミノサイクリン<経口>
- 作用が減弱
- ドキシサイクリン<経口>
- 作用が減弱
- テトラサイクリン<経口>
- 作用が減弱
処方理由
添付文書
1.低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー。
2.次記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給:妊婦の骨軟化症・産婦の骨軟化症。
3.発育期におけるカルシウム補給。
乳酸カルシウム水和物として、1回1gを1日2〜5回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
1.長期投与(頻度不明):カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症が現れることがある。
2.その他(頻度不明):便秘が現れることがある。
(禁忌)
1.高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある]。
2.腎結石のある患者[症状を悪化させることがある]。
3.重篤な腎不全のある患者[腎不全を悪化させることがある]。
(慎重投与)
1.活性型ビタミンD製剤服用中の患者[高カルシウム血症が現れやすい]。
2.強心配糖体投与中の患者[強心配糖体の作用を増強する恐れがある]。
3.高カルシウム血症が現れやすい病態の患者。
(重要な基本的注意)
長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。また、高カルシウム血症が現れた場合には投与を中止する。
(相互作用)
併用注意:テトラサイクリン系抗生物質<経口>(ミノサイクリン<経口>、ドキシサイクリン<経口>、テトラサイクリン<経口>等)[併用薬剤の作用が減弱する恐れがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意する(カルシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(保管上の注意)
気密容器。
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