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テルビナフィン塩酸塩外用液1%「MYK」の基本情報
基本情報
真菌(かび)を障害する抗真菌作用により、白癬菌やカンジダなどの感染による症状を改善する薬
- クレナフィン
- ニゾラール
- アスタット
- ラミシール
- ルリコン
- ルコナック
- 足白癬
- 体部白癬
- 癜風
- 乳児寄生菌性紅斑
- 股部白癬
- 皮膚カンジダ症の間擦疹
- 皮膚カンジダ症の指間糜爛症
- 1日1回患部に塗布する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 乳児
- 注意
- 乳児寄生菌性紅斑(0日〜364日)
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2020年10月更新)
・足白癬のような皮膚の白癬の場合と、爪白癬、カンジダ症とで使い分けています。足白癬のような白癬にはテルビナフィンなのでテルビナフィンを選択しておきます。ちなみに爪白癬にはルリコナゾール、カンジダ症にはケトコナゾールが多いです。(50歳代病院勤務医、皮膚科)
・1日1回塗布でよく使い慣れている。効果も安定していて副作用も許容内。(40歳代開業医、代謝・内分泌内科)
・使用経験が長く、使い慣れている。有効性や安全性も実感している。(60歳代開業医、一般内科)
・後発医薬品があって、効果が確実。(60歳代開業医、循環器内科)
添付文書
次記の皮膚真菌症の治療。
1.白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬。
2.皮膚カンジダ症:皮膚カンジダ症の指間糜爛症、皮膚カンジダ症の間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)。
3.癜風。
1日1回患部に塗布する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
次のような副作用が現れた場合には、使用を中止するなど、適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹、血管浮腫、そう痒症、紅斑。
2.適用部位:(頻度不明)湿疹、皮膚乾燥、疼痛、色素沈着、皮膚灼熱感、接触皮膚炎、発赤、刺激感、鱗屑、落屑、皮膚亀裂。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
本剤を乳児寄生菌性紅斑に使用する場合、アルコール性基剤(エタノール等)が局所刺激作用を有するため、注意して使用する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない]。
(小児等への使用)
低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
1.眼科用として角膜・結膜には使用しない。誤って眼に入った場合は、刺激症状が現れることがあるので、流水で十分に目をすすぐ。
2.亀裂、糜爛面には注意して使用する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装品を用いた長期保存試験(室温、4年間)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、テルビナフィン塩酸塩外用液1%「MYK」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
火気を避けて保存する。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。