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ケトコナゾール外用ポンプスプレー2%「日本臓器」の基本情報
基本情報
真菌(かび)を障害する抗真菌作用により、白癬菌やカンジダなどの感染による症状を改善する薬
- クレナフィン
- ニゾラール
- アスタット
- ラミシール
- ルリコン
- ルコナック
- 足白癬
- 脂漏性皮膚炎
- 体部白癬
- 癜風
- 乳児寄生菌性紅斑
- 股部白癬
- 皮膚カンジダ症の間擦疹
- 皮膚カンジダ症の指間糜爛症
- 白癬、皮膚カンジダ症、癜風に対しては、1日1回患部に噴霧する
- 脂漏性皮膚炎に対しては、1日2回患部に噴霧する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 授乳婦
- 注意
- 乳児
- 注意
- 乳児寄生菌性紅斑(0日〜364日)
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2020年10月更新)
・抗真菌スペクトルが広く、カンジダにも有効性が高いこと。(50歳代開業医、皮膚科)
・使い慣れている。比較的安価。(50歳代病院勤務医、一般外科)
・剤型豊富で効果も十分。(30歳代病院勤務医、一般外科)
・脂漏性皮膚炎に適応がある。(70歳代診療所勤務医、一般内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年2月更新)
・抗菌スペクトルが広く、白癬菌にもカンジダにも効くところ。(50歳代開業医、皮膚科)
・皮膚科専門医に勧められ使用を続けています。クリームも好評で、特に有害事象なく使えているので、継続処方している。(50歳代病院勤務医、一般外科)
・内服、外用、ともに長年使用してきたが、効能と副作用のバランスが良く、満足している。難治性の爪白癬等については専門医へ紹介する。(50歳代病院勤務医、精神科)
・以前より処方しており使い慣れている。脂漏性皮膚炎にも適応がある。(50歳代診療所勤務医、総合診療科)
この薬をファーストチョイスする理由(2017年6月更新)
・踵など、皮膚の厚い部位にもよく浸透すると感じているので。(60歳代病院勤務医、一般内科)
・刺激感が少なく、即効性がある。以前から使っているので副作用も含めて安心感がある。(50歳代病院勤務医、小児科)
・陰部のカンジダによく使っている。(40歳代病院勤務医、小児科)
・1日1回の外用で済み、効果が十分あるので。皮膚発赤などの副作用も少ない。(50歳代病院勤務医、小児科)
・脂漏性皮膚炎の患者が多いので、そのぶん適用のあるニゾラールの使用頻度が高くなる。(50歳代病院勤務医、一般内科)
添付文書
次記の皮膚真菌症の治療。
1.白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬。
2.皮膚カンジダ症:皮膚カンジダ症の指間糜爛症、皮膚カンジダ症の間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)。
3.癜風。
4.脂漏性皮膚炎。
白癬、皮膚カンジダ症、癜風に対しては、1日1回患部に噴霧する。
脂漏性皮膚炎に対しては、1日2回患部に噴霧する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
次のような症状が現れた場合には投与を中止する。
1.皮膚:(頻度不明)皮膚刺激感、皮膚そう痒、接触皮膚炎、紅斑、皮膚水疱、皮膚灼熱感、発疹、皮膚剥脱、皮膚べとつき感、蕁麻疹、皮膚糜爛、皮膚亀裂、皮膚疼痛。
2.全身障害及び投与局所様態:(頻度不明)適用部位反応(出血、不快感、乾燥、炎症、錯感覚、浮腫)。
3.免疫系障害:(頻度不明)過敏症。
4.その他:(頻度不明)尿蛋白陽性。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
本剤を乳児寄生菌性紅斑に使用する場合、アルコール性基剤(エタノール等)が局所刺激作用を有するため、注意して使用する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦、授乳婦及び妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、また、2%ケトコナゾールクリームは、皮膚からはほとんど吸収されないが、経口投与における動物実験で催奇形作用が報告されている]。
(小児等への使用)
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
投与時:
1.眼科用として角膜・結膜に使用しない。
2.著しい糜爛面には使用しない。
3.亀裂、糜爛面には注意して使用する。
4.点鼻用として鼻腔内に使用しない。
5.顔面、頭部等、吸入する可能性のある患部には注意して使用する。
6.誤って経口摂取した場合は、適切な処置を行う。
(取扱い上の注意)
1.小児の手の届かない所に保管する。
2.火気を避けて保管する。
3.合成樹脂を軟化したり、塗料を溶かすことがあるので注意する。
4.安定性試験:40℃、相対湿度75%、6カ月間の加速試験及び25℃、相対湿度60%、24カ月間の長期保存試験の結果、性状及び含量等は規格の範囲内であり、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
5.火気に近づけない。
(保管上の注意)
1〜30℃。
処方薬事典は、日経メディカル Onlineが配信する医療・医薬関係者向けのコンテンツです。一般の方もご覧いただけますが、内容に関するご質問にはお答えできません。服用中の医薬品についてはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。