処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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ロキソプロフェンNa外用ポンプスプレー1%「TCK」の基本情報
基本情報
炎症や痛みなどを引き起こすプロスタグランジンの生成を抑え、関節炎や筋肉痛などを和らげる薬
- モーラス
- ロキソニン
- MS温湿布 MS冷湿布
- ボルタレン
- インテバン
- 筋肉痛の消炎
- 筋肉痛の鎮痛
- 変形性関節症の消炎
- 変形性関節症の鎮痛
- 外傷後の腫脹の消炎
- 外傷後の腫脹の鎮痛
- 外傷後の疼痛の消炎
- 外傷後の疼痛の鎮痛
- 症状により、適量を1日数回患部に噴霧する
副作用
注意事項
- 禁止
- アスピリン喘息
- 過敏症
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
- 慎重投与
- 感染による炎症
- 気管支喘息
- 注意
- 感染による炎症
- 投与に際する指示
- 感染による炎症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
- 注意
- 65歳以上の高齢者(65歳〜)
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2021年6月更新)
・かつてはインドメタシンだったが、最近はロキソニンが多くなった。患者さんが希望してくることもある。市販薬のロキソニンが有名になったからだと思う。(40歳代病院勤務医、呼吸器外科)
・特に大きな副作用などの問題もなく、アセトアミノフェンの次の立ち位置として使用しやすい。古い薬なので副作用、効果もよく知られている。(50歳代病院勤務医、小児科)
・たいていどこの病院でも採用している。使用経験のある患者も多いためアレルギーの有無も確認しやすく処方しやすい。(40歳代病院勤務医、麻酔科)
・長年使用しており、安心感がある。効能は高く、重篤な副作用も経験していないため、満足している。(50歳代病院勤務医、精神科)
・安価で使いやすく、副作用が少ない。また患者からの認知度も高く、安心して使ってもらえる。(40歳代開業医、皮膚科)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年11月更新)
・効能は内服薬で評価されており、かつ接触性皮膚炎や日光過敏などの副作用が少ない。(50歳代開業医、一般内科)
・内服薬も使い慣れており、貼り薬も同様に使用している。効果は比較的良い。(60歳代病院勤務医、一般内科)
・モーラスが多かったが、光線過敏症があり、ロキソプロフェンを処方している。(60歳代開業医、一般内科)
・患者満足度が高い(鎮痛効果が高い)。ロキソニンテープ先発品ははがれにくい。(40歳代診療所勤務医、一般内科)
・自身で何種類か使用して、一番効果を実感できたから。(50歳代、消化器内科)
添付文書
次記疾患並びに症状の消炎・鎮痛:変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・外傷後の疼痛。
症状により、適量を1日数回患部に噴霧する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに使用を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて使用を中止するなど適切な処置を行う。
1).皮膚:(頻度不明)皮膚そう痒、紅斑、接触性皮膚炎、皮疹、皮膚刺激、皮膚色素沈着、皮膚水疱、皮膚腫脹。
2).消化器:(頻度不明)胃不快感、上腹部痛、下痢・軟便。
3).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇。
4).その他:(頻度不明)浮腫。
(禁忌)
1.本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者。
2.アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発することがある]。
(慎重投与)
気管支喘息の患者[病態を悪化させることがある]。
(重要な基本的注意)
1.消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意する。
2.皮膚の感染症を不顕性化する恐れがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用する。
3.慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮する(また、患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に留意する)。
(高齢者への投与)
ロキソプロフェンナトリウム水和物製剤(パップ剤及びテープ剤)の製造販売後調査の結果、65歳以上の高齢者での副作用の発現率は、65歳未満と比較して有意に高かったとの報告がある(主な副作用が貼付部皮膚症状であったことから、特に65歳以上の高齢者に使用する場合は、噴霧部の皮膚の状態に注意する)。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある]。
2.他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
(適用上の注意)
1.使用部位:
1).損傷皮膚、眼及び粘膜に使用しない。
2).湿疹又は発疹の部位に使用しない。
2.使用方法:密封包帯法(ODT)での使用により、全身的投与と同様の副作用が発現する可能性があるので、密封包帯法で使用しない。
(取扱い上の注意)
1.保管方法:
1).使用後はきちんとキャップを締め、なるべく涼しい所に保管する。
2).小児の手の届かない所に保管する。
2.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、3年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
気密容器。
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