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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

次没食子酸ビスマスの基本情報

一般名
製薬会社
薬価・規格
13円(1g)
添付文書

基本情報

薬効分類
止瀉薬

腸の粘膜の刺激緩和、抗炎症作用、腸運動抑制作用などにより下痢の症状を改善する薬

止瀉薬
  • ロペミン
  • 次硝酸ビスマス
  • タンニン酸アルブミン タンナルビン
  • アドソルビン
  • フェロベリン
効能・効果
  • 下痢症
  • 痔疾の保護
  • 痔疾の収れん
  • 痔疾の乾燥
  • 皮膚潰瘍の保護
  • 皮膚潰瘍の収れん
  • 皮膚潰瘍の乾燥
  • 皮膚糜爛の保護
  • 皮膚糜爛の収れん
  • 皮膚糜爛の乾燥
注意すべき副作用
嘔気 、 食欲不振 、 間代性痙攣 、 昏迷 、 錯乱 、 運動障害 、 精神神経系障害 、 不安 、 不快感 、 記憶力減退
用法・用量(主なもの)
  • 1.止しゃ剤・整腸剤として使用する場合:次没食子酸ビスマスとして、1日1.5g〜4gを3〜4回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.局所収れん・保護剤として使用する場合:そのまま散布剤として使用するか、5〜10%の散布剤、軟膏又はパスタとして使用する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 重篤な消化管潰瘍
    • 出血性大腸炎
    • 慢性消化管通過障害
    • 重篤な細菌性下痢
    • 細菌性下痢

副作用

主な副作用
嘔気 、 食欲不振 、 粘膜の青色又は青黒色の着色 、 刺激感 、 過敏症状
重大な副作用
間代性痙攣 、 昏迷 、 錯乱 、 運動障害 、 精神神経系障害 、 不安 、 不快感 、 記憶力減退 、 頭痛 、 無力感 、 注意力低下 、 振戦 、 集中力低下

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 重篤な消化管潰瘍
    • 出血性大腸炎
    • 慢性消化管通過障害
    • 重篤な細菌性下痢
  • 原則禁止
    • 細菌性下痢
  • 慎重投与
    • 回腸瘻造設術
    • 過敏症
    • 結腸瘻造設術
    • 消化管憩室
    • 人工肛門造設術
    • 便秘
患者の属性に応じた注意事項
  • 注意
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 幼児・小児
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 妊婦・産婦
    • 授乳婦
    • 幼児・小児
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 注意
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者の止しゃ(65歳〜)
    • 高齢者の整腸(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 小児(0歳〜14歳)
    • 高齢者の止しゃ(65歳〜)
    • 高齢者の整腸(65歳〜)

相互作用

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.止しゃ剤・整腸剤として使用する場合:下痢症。
2.局所収れん・保護剤として使用する場合:次の疾患並びに状態における乾燥・収れん・保護:極めて小範囲の皮膚糜爛及び皮膚潰瘍、痔疾。

用法・用量(添付文書全文)

1.止しゃ剤・整腸剤として使用する場合:次没食子酸ビスマスとして、1日1.5g〜4gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
2.局所収れん・保護剤として使用する場合:そのまま散布剤として使用するか、5〜10%の散布剤、軟膏又はパスタとして使用する。

副作用(添付文書全文)

1.重大な副作用
(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)精神神経系:ビスマス塩類(次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス)1日3〜20gの連続経口投与(1カ月〜数年間)により間代性痙攣、昏迷、錯乱、運動障害等の精神神経系障害(初期症状:不安、不快感、記憶力減退、頭痛、無力感、注意力低下、振戦等)が現れたとの報告がある(これらの報告によれば、症状は投与中止後数週間〜数カ月で回復している)。
(局所収れん・保護剤として使用する場合)精神神経系:ビスマス含有の外用剤の長期連続使用(約10年間)で、頭痛、記憶力減退、集中力低下、振戦、間代性痙攣、昏迷、運動障害等の精神神経系障害が現れたとの報告がある(これらの報告によれば、症状は使用中止後数週間〜数カ月で回復している)。
2.その他の副作用
1).(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)消化器:ときに(5%未満)嘔気、食欲不振が現れることがある。
2).(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)粘膜:歯齦縁、舌、口腔内等に粘膜の青色又は青黒色の着色が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止する。
3).(局所収れん・保護剤として使用する場合)過敏症:刺激感等の過敏症状が現れた場合には使用を中止する。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では症状の悪化、治療期間の延長を来す恐れがある]。
2.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)慢性消化管通過障害又は重篤な消化管潰瘍のある患者[ビスマスの吸収により、血中に移行する量が多くなる恐れがある]。
(原則禁忌)
(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)細菌性下痢患者[治療期間の延長を来す恐れがある]。
(慎重投与)
1.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)便秘の患者[ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなる恐れがある]。
2.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)結腸瘻造設術、回腸瘻造設術、又は人工肛門造設術を受けた患者[ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなる恐れがある]。
3.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)消化管憩室のある患者[ビスマスが吸収されやすいため、血液中に移行する量が多くなる恐れがある]。
4.(局所収れん・保護剤として使用する場合)本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
1.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)精神神経系障害が現れる恐れがあるので長期連用投与を避け、やむをえない場合は、原則として1カ月に20日程度(1週間に5日以内)の投与にとどめる。
2.(局所収れん・保護剤として使用する場合)患部が化膿している場合には、あらかじめ適切な処置を行った後使用する。
(高齢者への投与)
(高齢者の止しゃ剤・高齢者の整腸剤として使用する場合)一般に高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすいので、投与量、投与期間等に注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)妊婦に対する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦には投与量、投与期間等に注意して投与する。
(小児等への投与)
(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)小児に対する安全性は確立していないので、小児には投与量、投与期間等に注意して投与する。
(適用上の注意)
1.(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)浣腸には使用しない。
2.(局所収れん・保護剤として使用する場合)1)広範囲の病変部には使用しない、2)(散布剤):局所収れん・保護剤として使用する場合、誤って吸入しない、(軟膏、パスタ剤):眼には使用しない。
3.配合変化:アルカリ性イオウ化合物及び鉄塩とは配合禁忌である。
(その他の注意)
(止しゃ剤・整腸剤として使用する場合)服用によって便の色が黒くなることがある[ビスマスが黒色の硫化ビスマスになるため]。
(保管上の注意)
遮光、密閉容器。

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