処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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リンデロン−DP軟膏の基本情報
基本情報
抗炎症作用や免疫抑制作用などにより、皮膚炎などにおける湿疹、痒み、赤みなどを和らげる薬
- ロコイド
- リンデロン
- ネリゾナ
- アンテベート
- デルモベート
- ダイアコート
- 悪性リンパ腫
- 肉芽腫症
- 円形脱毛症
- 乾癬
- 菌状息肉症
- 毛孔性紅色粃糠疹
- ケロイド
- 紅斑症
- 紅皮症
- 固定蕁麻疹
- サルコイドーシス
- 湿疹・皮膚炎群
- 掌蹠膿疱症
- 進行性指掌角皮症
- 蕁麻疹様苔癬
- ストロフルス
- ダリエ遠心性環状紅斑
- 中毒疹
- 天疱瘡群
- 肥厚性瘢痕
- ビダール苔癬
- 虫さされ
- 薬疹
- 痒疹群
- 類天疱瘡
- 慢性円板状エリテマトーデス
- 扁平紅色苔癬
- 特発性色素性紫斑
- マヨッキー紫斑
- シャンバーグ病
- ヘイリーヘイリー病
- 遠心性丘疹性紅斑
- 環状肉芽腫
- 紫斑性色素性苔癬様皮膚炎
- 多形滲出性紅斑
- ジューリング疱疹状皮膚炎
- 皮膚アミロイドージス
- 通常、1日1〜数回、適量を塗布する
- なお、症状により適宜増減する
副作用
注意事項
- 禁止
- ウイルス皮膚感染症
- 疥癬
- 過敏症
- けじらみ
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
- 第2度深在性以上の熱傷
- 動物性皮膚疾患
- スピロヘータ皮膚感染症
- 細菌皮膚感染症
- 真菌皮膚感染症
- 第2度深在性以上の凍傷
- 潰瘍<ベーチェット病は除く>
- 原則禁止
- 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎
- 投与に際する指示
- 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 希望禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 高齢者
相互作用
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2020年11月更新)
・リンデロン軟膏が一番使いやすい。顔面では短期決戦なら良く効くし、どの場所でも使いやすい。診断的治療としても重宝している。(70歳代診療所勤務医、一般内科)
・以前に使ってから比較的良好な効果を得られるので、よく処方します。(30歳代病院勤務医、腎臓内科)
・同じクラスであれば効果や副作用に大きな違いがないと考えるため、使い慣れたものを処方している。(60歳代病院勤務医、一般内科)
・一定の効果があり塗布回数や量を適切に守れば副作用の経験がない。(60歳代診療所勤務医、一般内科)
・虫刺されなどのちょっとした炎症によく効くので気に入っています。(50歳代開業医、眼科)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年3月更新)
・効果が良好であること。副作用も比較的少ないこと。(60歳代病院勤務医、循環器内科)
・強度の異なる同名称の薬剤がラインナップしているから。(50歳代診療所勤務医、一般内科)
・眼瞼に塗るのにはこれを使います。もちろん、眼圧もチェックしながらですが。(50歳代開業医、眼科)
・長く使われていて、エビデンスも安全性も確保されているから。(50歳代病院勤務医、呼吸器内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2017年7月更新)
・リンデロンはいろいろ種類があるのでなんとなく親しみがある。(50歳代開業医、産科・婦人科)
・適応が広く、スタッフにも患者さん自身にもなじみが深いので処方しやすい。(30歳代病院勤務医、一般内科)
・VGが使いやすいから。(40歳代病院勤務医、循環器内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2016年3月更新)
・EGFRチロシンキナーゼ阻害薬による皮膚障害に対して頻繁に処方している。(40歳代病院勤務医、呼吸器内科)
・リンデロンは知名度高いから。(40歳代病院勤務医、泌尿器科)
・ワセリンベースで使い心地が良い。(60歳代開業医、小児科)
・亀頭包皮炎で頻用。(30歳代病院勤務医、泌尿器科)
・苔癬化した湿疹など皮膚が厚くなっている皮疹によく使う。(40歳代病院勤務医、精神科)
・どの患者さんに処方しても、効果を実感してもらえるし、副作用も経験していないので。(50歳代開業医、一般内科)
・これしか使ったことがないが、すこしべたつく。(50歳代病院勤務医、消化器内科)
添付文書
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症、紅皮症、薬疹・中毒疹、虫さされ、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑、遠心性丘疹性紅斑)、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーグ病、紫斑性色素性苔癬様皮膚炎)、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、皮膚アミロイドージス、天疱瘡群(ヘイリーヘイリー病を含む)、類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む)、円形脱毛症。
(効能又は効果に関連する注意)
皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
通常、1日1〜数回、適量を塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障(頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障、白内障を起こすことがある。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、後嚢白内障等があらわれることがある〔8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)紅斑。
2). 皮膚:(0.1〜5%未満)一過性皮膚刺激感、(0.1%未満)魚鱗癬様皮膚変化、皮膚乾燥。
3). 皮膚感染症:(頻度不明)皮膚細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎・せつ等)、皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚ウイルス感染症[このような症状があらわれた場合には、適切な抗菌剤、抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、本剤の使用を中止すること(密封法(ODT)の場合に起こりやすい)]。
4). その他の皮膚症状:(0.1〜5%未満)ざ瘡様発疹、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、(0.1%未満)多毛、皮膚色素脱失、(頻度不明)酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほに潮紅、口囲潮紅等、丘疹、膿疱、毛細血管拡張)[長期連用により、このような症状があらわれた場合にはその使用を差し控え、副腎皮質ホルモンを含有しない薬剤に切り替えること]。
5). 下垂体・副腎皮質系:(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制[大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により発現した事象。投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること]。
(禁忌)
2.1. 細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[これらの疾患が増悪するおそれがある]。
2.2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.3. 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある]。
2.4. 潰瘍<ベーチェット病は除く>、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある]。
(重要な基本的注意)
8.1. 皮膚萎縮、ステロイド潮紅等の局所的副作用が発現しやすいので、特に顔面、頸、陰部、間擦部位の皮疹への使用には、適応症、症状の程度を十分考慮すること。
8.2. 大量又は長期にわたる広範囲の使用[特に密封法(ODT)]により、副腎皮質ホルモン剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること〔9.5妊婦、9.7小児等、9.8高齢者の項、11.1.1参照〕。
8.3. 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は、使用を中止すること。
8.4. 症状改善後は、速やかに他のより緩和な局所療法に転換すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては使用しないことが望ましい。また、大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。動物試験(マウス、ウサギ:連日皮下投与)で催奇形作用が報告されている〔8.2参照〕。
(小児等)
長期・大量使用又は密封法(ODT)は避けること(発育障害を来すおそれがある)。
また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること〔8.2参照〕。
(高齢者)
大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること(一般に副作用があらわれやすい)〔8.2参照〕。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
14.1.1. 使用時:化粧下、ひげそり後等に使用することのないよう注意すること。
14.1.2. 使用部位:眼科用として使用しないこと。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
〈乾癬の治療〉乾癬患者に長期・大量使用した場合、治療中あるいは治療中止後に乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬等がみられたとの報告がある。
(取扱い上の注意)
20.1. 高温条件下で軟膏基剤中の低融点物質(液体)が滲出すること(Bleeding現象)がある。
20.3. 遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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