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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

ベトネベート軟膏0.12%の基本情報

準先発品
一般名
製薬会社
薬価・規格
25.3円(0.12%1g)
添付文書

基本情報

薬効分類
副腎皮質ホルモン(ステロイド外用塗布剤・噴霧薬など)

抗炎症作用や免疫抑制作用などにより、皮膚炎などにおける湿疹、痒み、赤みなどを和らげる薬

副腎皮質ホルモン(ステロイド外用塗布剤・噴霧薬など)
  • ロコイド
  • リンデロン
  • ネリゾナ
  • アンテベート
  • デルモベート
  • ダイアコート
効能・効果
  • 悪性リンパ腫の紅皮症
  • 中耳根治手術の術創
  • 内耳開窓術の術創
  • 円形脱毛症
  • 乾癬
  • 毛孔性紅色粃糠疹
  • 結節性紅斑
  • ケロイド
  • 紅斑症
  • 紅皮症
  • 痔核
  • 湿疹・皮膚炎群
  • 掌蹠膿疱症
  • 女子顔面黒皮症
  • 進行性指掌角皮症
  • ストロフルス
  • ダリエ遠心性環状紅斑
  • 中毒疹
  • 天疱瘡群
  • 凍瘡
  • 日光皮膚炎
  • 熱傷
  • 瘢痕
  • ビダール苔癬
  • 皮膚そう痒症
  • 扁平苔癬
  • 放射線皮膚炎
  • 虫さされ
  • 薬疹
  • 痒疹群
  • 類天疱瘡
  • 慢性円板状エリテマトーデス
  • ジベルバラ色粃糠疹
  • 鼓室形成手術の術創
  • 光沢苔癬
  • 多形滲出性紅斑
  • 悪性円形脱毛症
  • ジューリング疱疹状皮膚炎
  • じん麻疹様苔癬
  • 固定じん麻疹
注意すべき副作用
眼圧亢進 、 緑内障 、 後嚢白内障 、 皮膚感染症 、 皮膚真菌症 、 皮膚カンジダ症 、 皮膚白癬 、 皮膚細菌感染症 、 伝染性膿痂疹 、 毛のう炎
用法・用量(主なもの)
  • 通常1日1〜数回適量を患部に塗布する
    • なお、症状により適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • ウイルス皮膚感染症
    • 疥癬
    • 過敏症
    • けじらみ
    • 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
    • 第2度深在性以上の熱傷
    • 動物性皮膚疾患
    • スピロヘータ皮膚感染症
    • 細菌皮膚感染症
    • 真菌皮膚感染症
    • 第2度深在性以上の凍傷
    • 潰瘍<ベーチェット病は除く>
    • 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
皮膚感染症 、 皮膚真菌症 、 皮膚カンジダ症 、 皮膚白癬 、 皮膚細菌感染症 、 伝染性膿痂疹 、 毛のう炎 、 皮膚ウイルス感染症 、 過敏症 、 皮膚刺激感 、 接触性皮膚炎
重大な副作用
眼圧亢進 、 緑内障 、 後嚢白内障
上記以外の副作用
発疹 、 ステロイドざ瘡 、 白色面皰 、 ステロイド酒さ 、 口囲皮膚炎 、 口囲紅斑 、 顔面全体紅斑 、 丘疹 、 毛細血管拡張 、 痂皮 、 鱗屑 、 ステロイド皮膚 、 皮膚萎縮 、 魚鱗癬様皮膚変化 、 紫斑 、 多毛 、 皮膚色素脱失 、 下垂体・副腎皮質系機能抑制 、 急性副腎皮質機能不全 、 中心性漿液性網脈絡膜症

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • ウイルス皮膚感染症
    • 疥癬
    • 過敏症
    • けじらみ
    • 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
    • 第2度深在性以上の熱傷
    • 動物性皮膚疾患
    • スピロヘータ皮膚感染症
    • 細菌皮膚感染症
    • 真菌皮膚感染症
    • 第2度深在性以上の凍傷
    • 潰瘍<ベーチェット病は除く>
  • 原則禁止
    • 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎
  • 投与に際する指示
    • 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦
  • 注意
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 乳児
    • 幼児・小児
    • 高齢者

相互作用

処方理由

外用ステロイド(ストロングクラス)
この薬をファーストチョイスする理由(2020年10月更新)
  • ・この薬を処方してかぶれた患者はいままで経験したことがない。安全性が高い外用剤であると思っている。(60歳代診療所勤務医、皮膚科)

  • ・診療所で採用しているステロイド軟膏がリンデロンです。1週間後にフォローすることが多いですが概ね効いている印象で特に困っていることはありません。(20歳代診療所勤務医)

  • ・ゲンタマイシン含有が必要と考えられるケース以外はゲンタマイシンなしのリンデロンを使用することが多いです(40歳代病院勤務医、脳神経内科)

  • ・抗炎症作用が強く、目立った副作用もないことと、処方機会が多く使い慣れているため、第一選択としています。(60歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・皮膚炎にリンデロン−V、感染性皮膚炎にリンデロン−VG軟膏を処方する。外用薬で、一時的な使用であり、副作用も経験していない。(70歳代開業医、整形外科)

外用ステロイド(ストロングクラス)
この薬をファーストチョイスする理由(2019年2月更新)
  • ・リンデロンが第一選択です。抗菌薬配合を選択する場合も本剤のVGです。効果と患者さんの使用感が主な理由です。(60歳代診療所勤務医、一般内科)

  • ・使い慣れており、有効性、安全性も分かっており、特に問題になる副作用の経験もない(60歳代病院勤務医、循環器内科)

  • ・やはり良く知られており、コンプライアンスがよく、置いていない病院もほとんどない。(40歳代病院勤務医、皮膚科)

  • ・使い慣れている。ゲンタシンは耐性菌が多いので推奨しません。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・症状によって、軟膏、クリームを使い分けています。(40歳代病院勤務医、小児科)

外用ステロイド/strong
この薬をファーストチョイスする理由(2017年7月更新)
  • ・最もポピュラーな外用ステロイドとして、副作用などの予測が立ちやすい。ただし、ストロングクラスなので、実際の臨床では切れ味がいまひとつと感じている。(40歳代診療所勤務医、皮膚科)

  • ・リンデロン−VGとして処方することが多いです。ゲンタマイシンが配合されている安心感からでしょうか。処方の依頼を看護師・患者から受けることもよくあります。(40歳代診療所勤務医、循環器内科)

  • ・リンデロンは昔から使っているため処方機会の多い薬剤ではあるが、効果がいまいちなこともあるので、特に高齢患者の難治例ではベリーストロングクラスから開始することが増えてきている。(50歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・リンデロン−Vクリームは基剤が良いです。塗るとすぐにスッとするので、かゆみが治まった感じがします。(40歳代病院勤務医、その他診療科)

  • ・クリーム、軟膏、ローションなど、程度によって剤型を使い分けられるから。(60歳代開業医、一般内科)

  • ・慣れているため。フルコートは弱いので陰部などに使用している。メサデルムは基剤が固くて使いにくい。ボアラは少し効果が弱い印象。(60歳代開業医、皮膚科)

  • ・体幹部や四肢に塗る場合には、適度な強さだと感じます。これで2週間経っても改善しない場合は、皮膚科にコンサルトしています。(50歳代病院勤務医、一般内科)

外用ステロイド/strong
この薬をファーストチョイスする理由(2016年3月更新)
  • ・これで効果がない場合、皮膚科紹介を検討する基準としています。(50歳代病院勤務医、神経内科)

  • ・リンデロンVGを過剰な肉芽の盛り上がりの際に使用している。有効である。(50歳代病院勤務医、整形外科)

  • ・抗アレルギー作用、抗炎症作用が顕著でアトピー性ないしアレルギー性皮膚炎に有効である。塗布を継続しすぎると皮膚の菲薄化を招くため注意が必要と思われる。(50歳代病院勤務医、神経内科)

  • ・感染遷延防止作用があるくらいの意味でゲンタマイシン含有ベタメタゾン軟膏をよく使います。もはや現状はブドウ球菌に無効であることも心得ております。塗布、時間経過、石鹸洗浄して必要充分に薄く塗布、のサイクルが継続可能な方はステロイド使ってよいと思います。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・採用されているのはフルコートとリンデロンVなのですが、リンデロンの方を処方することが多いです。フルコートは、一度副作用で、(塗り薬ですが)薬剤性のせん妄を経験したことがありますので。ご高齢の認知症のかたでした。エビデンスはないですが、それ以来、何となくフルコートは避けています。(50歳代病院勤務医、精神科)

  • ・リンデロンはどの病院でも取り扱いがあり、処方する機会が多い。ただし、リンデロンVGがメインとなってしまうため、合剤を使用したくない場合などは、メサデルム、プロパデルムを処方する。効果は同等。リドメックスはそれらに比べやや効果は弱い印象。ローションタイプでアルコール刺激があるエクラーなどもそう痒が強い症例には有効な印象。(30歳代病院勤務医、上記以外の内科系専門科)

  • ・軟膏、クリームで品揃えが豊富なため色んなひとのストックがあり受け入れられやすい。(40歳代病院勤務医、一般内科)

  • ・ワセリン基剤の軟膏、クリームなど剤形が様々。(40歳代病院勤務医、消化器外科)

  • ・安定した効果と皮膚科以外のDr.もなじみがある。ゲンタマイシン配合剤や軟膏・クリーム・ローションと剤型が多い。(30歳代病院勤務医、麻酔科)

  • ・病棟や処置室などに置いてある、皮膚科医以外に最もポピュラーな外用ステロイドで、やや過剰だと思う点もあるが、非専門医には最も使いやすい。(30歳代病院勤務医、消化器外科)

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1). 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)。
2). 皮膚そう痒症。
3). 痒疹群(じん麻疹様苔癬、ストロフルス、固定じん麻疹を含む)。
4). 虫さされ。
5). 乾癬。
6). 掌蹠膿疱症。
7). 扁平苔癬。
8). 光沢苔癬。
9). 毛孔性紅色粃糠疹。
10). ジベルバラ色粃糠疹。
11). 紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)。
12). 紅皮症(悪性リンパ腫による紅皮症を含む)。
13). 慢性円板状エリテマトーデス。
14). 薬疹・中毒疹。
15). 円形脱毛症(悪性円形脱毛症を含む)。
16). 熱傷(瘢痕、ケロイドを含む)。
17). 凍瘡。
18). 天疱瘡群。
19). ジューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡を含む)。
20). 痔核。
21). 鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創。
(効能又は効果に関連する注意)
皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。

用法・用量(添付文書全文)

通常1日1〜数回適量を患部に塗布する。
なお、症状により適宜増減する。

副作用(添付文書全文)

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障(いずれも頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際し、あらわれることがある。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、後嚢白内障等があらわれることがある〔8.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚感染症:(頻度不明)皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)、皮膚ウイルス感染症[密封法(ODT)の場合に起こりやすいので、このような症状があらわれた場合には、適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること]。
2). 過敏症:(頻度不明)皮膚刺激感、接触性皮膚炎、発疹。
3). その他の皮膚症状:(頻度不明)ステロイドざ瘡[尋常性ざ瘡に似ているが、白色面皰が多発する傾向がある]、ステロイド酒さすなわち口囲皮膚炎(口囲紅斑、顔面全体紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑を生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)、魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、皮膚色素脱失[長期連用によりあらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には徐々にその使用を差し控え、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替えること]。
4). その他:(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制[大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)によりあらわれることがある。また、大量又は長期にわたる広範囲の使用において、使用中止、密封法(ODT)において、使用中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、使用を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること]、中心性漿液性網脈絡膜症。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
2.1. 細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[感染に伴う症状を悪化させるおそれがある]。
2.2. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。
2.3. 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れるおそれがあり、また、感染するおそれがある]。
2.4. 潰瘍<ベーチェット病は除く>、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがある]。
(重要な基本的注意)
8.1. 大量又は長期にわたる広範囲の使用(特に密封法(ODT))により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがあるので、特別な場合を除き長期大量使用や密封法(ODT)を極力避けること〔9.5妊婦、9.7小児等、9.8高齢者の項、11.1参照〕。
8.2. 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること(動物実験(妊娠ラット)で生存胎仔数低下が報告されている)〔8.1参照〕。
(小児等)
長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害を来すとの報告がある。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること〔8.1参照〕。
(高齢者)
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)に際しては特に注意すること(一般に、副作用があらわれやすい)〔8.1参照〕。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
患者に治療以外の目的(化粧下、ひげそり後など)には使用しないよう注意する(化粧下として連用すると顔が赤くなったり、つっぱったり、皮がむけたりという症状があらわれることがある)。
14.2. 薬剤投与時の注意
眼科用として使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。

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