処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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レボノルゲストレル錠1.5mg「F」の基本情報
基本情報
- 緊急避妊
- 性交後72時間以内にレボノルゲストレルとして1.5mgを1回経口投与する
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 重篤な肝障害
- 慎重投与
- 肝障害
- 心疾患
- 腎疾患
- 注意
- 重度消化管障害
- 消化管吸収不良症候群
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 妊婦・産婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 注意
- 出生児
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 抗痙攣剤
- 本剤の効果が減弱
- フェノバルビタール
- 本剤の効果が減弱
- フェニトイン
- 本剤の効果が減弱
- プリミドン
- 本剤の効果が減弱
- カルバマゼピン
- 本剤の効果が減弱
- HIVプロテアーゼ阻害剤
- 本剤の効果が減弱
- リトナビル
- 本剤の効果が減弱
- 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
- 本剤の効果が減弱
- エファビレンツ
- 本剤の効果が減弱
- リファブチン
- 本剤の効果が減弱
- リファンピシン類
- 本剤の効果が減弱
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
処方理由
添付文書
緊急避妊。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
1.本剤投与により完全に妊娠を阻止することはできない。
2.本剤は、避妊措置に失敗した又は避妊措置を講じなかった性交後に緊急的に用いるものであり、通常の経口避妊薬のように計画的に妊娠を回避するものではない。
性交後72時間以内にレボノルゲストレルとして1.5mgを1回経口投与する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤を投与する際には、できる限り速やかに服用するよう指導する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.精神神経系:(頻度不明)頭痛、傾眠、浮動性眩暈、体位性眩暈、不安。
2.生殖器:(頻度不明)消退出血、不正子宮出血、月経過多、月経遅延。
3.消化器:(頻度不明)悪心、下腹部痛、下痢、腹痛、嘔吐。
4.血液:(頻度不明)貧血。
5.その他:(頻度不明)倦怠感、異常感、口渇、熱感、疲労、末梢性浮腫、乳房圧痛。
(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある女性。
2.重篤な肝障害のある患者[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある]。
3.妊婦。
(慎重投与)
1.肝障害のある患者。
2.心疾患・腎疾患又はその既往歴のある患者[ナトリウム貯留又は体液貯留により症状が増悪することがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤は性交後に妊娠を回避するためのものであり、計画的に避妊する場合は、可能な限り避妊効果の高い経口避妊薬などを用いて避妊する。
2.本剤投与後も妊娠する可能性があるため、適切な避妊手段を指導する。
3.本剤の投与に際しては、妊娠していないことを確認する。また、問診等により、肝機能異常、心疾患、腎疾患及びその既往歴の有無を確認する。
4.本剤投与後には、不正性器出血や妊娠初期の出血を月経と区別できない場合もあることから、月経周期を考慮し適切な時期に再来院するなど指導を行う。
5.重度消化管障害又は消化管吸収不良症候群がある場合、本剤の有効性が期待できない恐れがある。
(相互作用)
併用注意:
1.抗痙攣薬(フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル)、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エファビレンツ)、リファブチン、リファンピシン[本剤の効果が減弱する恐れがある(これらの薬剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる)]。
2.セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’s Wort)[本剤の効果が減弱する恐れがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意する(この食品は肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる)]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦には投与しない[既に成立した妊娠には、本剤の有効性は期待できない]。
2.海外で実施された観察研究において、レボノルゲストレルを緊急避妊に使用したにもかかわらず妊娠に至った場合の児の奇形、流産等の発現割合は、非投与の場合と比較して差は認められなかったとの報告がある。
3.本剤の成分は乳汁中に移行するので、本剤の投与後24時間は授乳を避けるよう指導する。
(過量投与)
過量投与時、悪心、嘔吐又は消退出血が起こる可能性がある。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
(その他の注意)
緊急避妊に使用した場合の報告ではないが、他の黄体ホルモン製剤を使用した妊婦からの出生児において外性器異常の報告がある。
(取扱い上の注意)
1.外箱に入れ直射日光を避けて保管する。
2.外箱を開封後、できる限り速やかに使用する。
3.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40±2℃、相対湿度75±5%、6カ月)の結果、レボノルゲストレル錠1.5mg「F」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
(保管上の注意)
遮光。
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