日経メディカル処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

リンデロン注20mg(2%)基本情報

先発品(後発品なし)

一般名:ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液

製薬会社:シオノギファーマ

薬価・規格: 1375円(20mg1mL1管) 薬価を比較する

添付文書(PDF)

基本情報

薬効分類

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射薬)詳しく見る

  • 抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患などに効果をあらわす薬
副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射薬)の代表的な商品名
  • プレドニン,プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート

効能・効果詳しく見る

  • 出血性ショックの救急
  • 術後のショック
  • 術中のショック

注意すべき副作用詳しく見る

AST上昇ALT上昇Al−P上昇浮腫誘発感染症感染症増悪B型肝炎ウイルス増殖による肝炎続発性副腎皮質機能不全糖尿病消化管潰瘍

用法・用量(主なもの)詳しく見る

  • ベタメタゾンとして1回体重1kgあたり0.5〜4mgを静脈内注射する
    • なお、症状が改善しない場合には、適宜追加投与する

禁忌・原則禁忌

  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 急性心筋梗塞
    • 全身の真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 腎機能低下のある重症感染症
    • 慢性腎不全のある重症感染症

副作用

主な副作用

AST上昇ALT上昇Al−P上昇浮腫月経異常クッシング症候群様症状嘔気多幸症不眠頭痛筋肉痛

重大な副作用

誘発感染症感染症増悪B型肝炎ウイルス増殖による肝炎続発性副腎皮質機能不全糖尿病消化管潰瘍消化管穿孔膵炎精神変調うつ状態骨粗鬆症大腿骨頭無菌性壊死骨頭無菌性壊死上腕骨頭無菌性壊死ミオパシー緑内障後嚢白内障眼圧亢進ショックアナフィラキシー呼吸困難全身潮紅血管浮腫蕁麻疹

上記以外の副作用

関節痛満月様顔貌窒素負平衡血圧上昇低カリウム性アルカローシス中心性漿液性網脈絡膜症網膜障害眼球突出白血球増多ざ瘡皮膚そう痒脂肪織炎発熱疲労感創傷治癒障害しゃっくり

注意事項

病気や症状に応じた注意事項

  • 禁止
    • 過敏症
  • 原則禁止
    • 急性心筋梗塞
    • 全身の真菌症
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 腎機能低下のある重症感染症
    • 慢性腎不全のある重症感染症
  • 慎重投与
    • 肝硬変
    • 感染症
    • 結核性疾患
    • 高血圧症
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 後嚢白内障
    • 脂肪肝
    • 重症筋無力症
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 糖尿病
    • 緑内障
  • 注意
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性

患者の属性に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 妊婦・産婦
    • 新生児(低出生体重児を含む)
  • 慎重投与
    • 高齢者

年齢や性別に応じた注意事項

  • 相対禁止
    • 新生児(0日〜27日)
  • 慎重投与
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用

薬剤名 影響
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
サリチル酸製剤 サリチル酸中毒
アスピリン サリチル酸中毒
アスピリンダイアルミネート サリチル酸中毒
サザピリン サリチル酸中毒
血液凝固阻止剤 作用を減弱
ワルファリンカリウム 作用を減弱
経口糖尿病剤 効果を減弱
ブホルミン塩酸塩 効果を減弱
クロルプロパミド 効果を減弱
アセトヘキサミド 効果を減弱
インスリン製剤 効果を減弱
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
アセタゾラミド 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
シクロスポリン 血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
非脱分極性筋弛緩剤 筋弛緩作用が減弱又は増強
パンクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱又は増強
ベクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱又は増強
塩酸リトドリン 肺水腫

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)もっと見る

    添付文書

    効果・効能(添付文書全文)

    出血性ショックにおける救急、又は術中のショック・術後のショック。

    用法・用量(添付文書全文)

    ベタメタゾンとして1回体重1kgあたり0.5〜4mgを静脈内注射する。なお、症状が改善しない場合には、適宜追加投与する。

    副作用(添付文書全文)簡潔に見る

    承認時における安全性評価対象例245例中、臨床検査値の異常変動を含む副作用は1例(0.4%)に認められた。1例は消化管出血であった。再審査終了時における安全性評価対象例3,164例中、臨床検査値の異常変動を含む副作用は35例(1.11%)に認められた。主なものは、肝機能障害4件等であった。
    1.重大な副作用:次の症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には適切な処置を行う。
    1).ショック、アナフィラキシー(0.1%未満):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等の症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
    2).誘発感染症、感染症の増悪(頻度不明):誘発感染症、感染症増悪が現れることがある。また、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎が現れることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
    3).続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(頻度不明)。
    4).消化管潰瘍、消化管穿孔(頻度不明):消化管潰瘍、消化管穿孔が現れるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行う。
    5).膵炎(頻度不明)。
    6).精神変調、うつ状態(頻度不明)。
    7).骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死及び上腕骨頭無菌性壊死等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー(頻度不明)。
    8).緑内障、後嚢白内障(頻度不明):連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
    2.その他の副作用:次の症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には適切な処置を行う。
    1).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇[異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う]。
    2).内分泌系:(頻度不明)月経異常、クッシング症候群様症状。
    3).消化器:(頻度不明)嘔気。
    4).精神神経系:(頻度不明)多幸症、不眠、頭痛。
    5).筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛、関節痛。
    6).脂質・蛋白質代謝:(頻度不明)満月様顔貌、窒素負平衡。
    7).体液・電解質:(頻度不明)浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス。
    8).眼:(頻度不明)中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出。
    9).血液:(頻度不明)白血球増多。
    10).皮膚:(頻度不明)ざ瘡、皮膚そう痒、脂肪織炎。
    11).その他:(頻度不明)発熱、疲労感、創傷治癒障害、しゃっくり。

    使用上の注意(添付文書全文)簡潔に見る

    (禁忌)
    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
    (原則禁忌)
    1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者[免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある]。
    2.腎機能低下のある重症感染症及び慢性腎不全のある重症感染症の患者[免疫機能を抑制するため、これらの症状が悪化することがある]。
    3.急性心筋梗塞を起こした患者[心破裂を起こしたとの報告がある]。
    (慎重投与)
    1.消化性潰瘍の患者[肉芽組織増殖抑制作用により、潰瘍治癒(組織修復)が障害される恐れがある]。
    2.糖尿病の患者[糖新生作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪する恐れがある]。
    3.感染症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪する恐れがある]。
    4.結核性疾患の患者[免疫機能抑制作用により、症状が増悪する恐れがある]。
    5.単純疱疹性角膜炎の患者[免疫機能抑制作用により、症状が増悪する恐れがある]。
    6.骨粗鬆症の患者[蛋白異化作用等により、骨粗鬆症が増悪する恐れがある]。
    7.精神病の患者[大脳辺縁系の神経伝達物質に影響を与え、症状が増悪する恐れがある]。
    8.後嚢白内障の患者[症状が増悪することがある]。
    9.緑内障の患者[眼圧の亢進により、緑内障が増悪する恐れがある]。
    10.高血圧症の患者[電解質代謝作用により、高血圧症が増悪する恐れがある]。
    11.電解質異常のある患者[電解質代謝作用により、電解質異常が増悪する恐れがある]。
    12.甲状腺機能低下のある患者[血中半減期が延長するとの報告があり、副作用が現れる恐れがある]。
    13.肝硬変の患者[代謝酵素活性の低下等により、副作用が現れやすい]。
    14.脂肪肝の患者[脂肪分解・再分布作用により、肝臓への脂肪沈着が増大し、脂肪肝が増悪する恐れがある]。
    15.重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状が増悪することがある]。
    16.高齢者。
    (重要な基本的注意)
    1.本剤の投与により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化管潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤な副作用が現れることがあるので、本剤の投与にあたっては次の注意が必要である。
    1).特に、本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である。
    (1).本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認する。
    (2).水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行う。水痘又は麻疹への感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講ずる。
    (3).水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意する。
    2).ショック状態の患者には、ショック症状が改善すれば、直ちに投与を中止する。
    3).連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(離脱症状が現れた場合には、直ちに再投与又は増量する)。
    2.副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎が現れることがあるので、本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意し、異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行う。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
    3.本剤の長期あるいは大量投与中の患者、又は投与中止後6カ月以内の患者では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強又は持続させる恐れがあるので、これらの患者には生ワクチンを接種しない。
    (相互作用)
    併用注意:
    1.バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)、フェニトイン、リファンピシン[本剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはCYPを誘導し、本剤の代謝が促進される)]。
    2.サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリン等)[併用時に本剤を減量すると、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する)]。
    3.抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤は血液凝固促進作用がある)]。
    4.経口糖尿病用剤(ブホルミン塩酸塩、クロルプロパミド、アセトヘキサミド等)、インスリン製剤[経口糖尿病用剤、インスリン製剤の効果を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を抑制する)]。
    5.利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く>(フロセミド、アセタゾラミド、トリクロルメチアジド等)[低カリウム血症が現れることがあるので、併用する場合には用量に注意する(本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある)]。
    6.シクロスポリン[他の副腎皮質ホルモン剤の大量投与で、シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意する(副腎皮質ホルモン剤はシクロスポリンの代謝を抑制する)]。
    7.エリスロマイシン[本剤の作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には用量に注意する(本剤の代謝が抑制される)]。
    8.非脱分極性筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物)[筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意する(機序は不明)]。
    9.リトドリン塩酸塩[併用により肺水腫が現れることがある(体内の水分貯留傾向が促進される)]。
    (高齢者への投与)
    高齢者に長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用が現れやすいので、慎重に投与する。
    (妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
    妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[新生児に副腎不全を起こすことがあり、また、血圧上昇、心筋壁肥厚を起こすとの報告がある、動物試験で催奇形作用(口蓋裂)が報告されている]。
    (小児等への投与)
    1.低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児の発育抑制が現れることがあるので、観察を十分に行う。
    2.長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状が現れることがある。
    (適用上の注意)
    1.アンプルカット時:アンプルカット時に異物の混入を避けるため、アンプルの首部の周りをエタノール綿等で清拭しカットする。
    2.静脈内注射時:静脈内注射により、血管痛、血栓、静脈炎を起こすことがあるので、これを予防するため、注射部位、注射方法等について十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くする。
    (保管上の注意)
    遮光・凍結を避け冷所保存。

    Information PR

    ログインしていません

    Close UpコンテンツPR

    ログインしていません

    もっと見る

    人気記事ランキング

    1. 1歳10カ月男児。食物アレルギー精査 日経メディクイズ●小児
    2. 経口第3世代セフェムは薬学的に「だいたいうんこ」… 第67回日本化学療法学会より
    3. 診断エラー・カンファレンスの秘訣 診断エラー学のすすめ
    4. SNRI:サインバルタがシェア9割の断トツ人気 NMO処方サーベイ
    5. 「HPVワクチン名誉毀損訴訟」で抱く違和感 弁護医師・田邉昇の『医と法の視点』
    6. 発熱と鎖骨付近の疼痛、見逃しNGの2疾患は? カンファで学ぶ臨床推論
    7. 第二の人生、「働きたいと思える病院」の探し方 キャリアお悩み相談室
    8. 家計にとって子どもは「負債」なのか Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
    9. どうなっている?メソトレキセートの供給不足 米国向け製剤を緊急輸入
    10. 渡航歴あり発熱患者で注意すべき3疾患と検査法 カンファで学ぶ臨床推論
    医師と医学研究者におすすめの英文校正