処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
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リンデロン注2mg(0.4%)の基本情報
基本情報
抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる薬
- プレドニン,プレドニゾロン
- メドロール
- デカドロン
- ゼンタコート
- 眼科領域の術後炎症
- 原因不明の発熱
- 卵管整形術後の癒着の防止
- Senear−Usher症候群
- 亜急性甲状腺炎
- 亜急性湿疹
- 悪性リンパ腫
- アトピー皮膚炎
- アナフィラキシーショック
- アレルギー性鼻炎
- 一次性脳炎の頭蓋内圧亢進症状
- 陰茎硬結
- 外傷後関節炎
- 潰瘍性大腸炎
- 潰瘍性慢性膿皮症
- 角膜炎の対症療法
- 花粉症
- 貨幣状湿疹
- 顆粒球減少症
- 眼窩炎性偽腫瘍の対症療法
- 眼窩漏斗尖端部症候群の対症療法
- 眼筋麻痺の対症療法
- 眼瞼炎の対症療法
- 肝硬変
- 関節症性乾癬
- 乾癬
- 乾癬性紅皮症
- 癌末期の全身状態の改善
- 顔面神経麻痺
- 気管支痙攣
- 気管支喘息
- 嗅覚障害
- 急性感音性難聴
- 急性湿疹
- 急性中耳炎
- 急性白血病
- 急性副腎皮質機能不全
- 凝固因子の障害の出血性素因
- 強皮症
- 強膜炎の対症療法
- 菌状息肉症
- 稽留性肢端皮膚炎
- 外科的ショック
- 外科的ショック様状態
- 劇症肝炎
- 結核性胸膜炎
- 結核性髄膜炎
- 血管運動<神経>性鼻炎
- 血清病
- 結節性紅斑
- 視神経の炎症性疾患の対症療法
- 結膜炎の対症療法
- 限局性腸炎
- 口腔外科領域手術後の後療法
- 虹彩毛様体炎の対症療法
- 好酸性肉芽腫
- 甲状腺疾患の悪性眼球突出症
- 甲状腺中毒症
- 甲状腺<中毒性>クリーゼ
- 強直性脊椎炎
- 強直性脊椎炎の四肢関節炎
- 喉頭炎
- 喉頭浮腫
- 紅斑症
- 紅皮症
- 枯草熱
- 昆虫毒
- 再生不良性貧血
- 細網肉腫症
- 自家感作性皮膚炎
- 耳管狭窄症
- 視神経炎の対症療法
- 視束脊髄炎
- 湿疹・皮膚炎群
- 紫斑病
- 耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法
- 若年性関節リウマチ
- 重症感染症
- 重症筋無力症
- 重症消耗性疾患の全身状態の改善
- 重症の虫さされ
- 小児喘息性気管支炎
- 小舞踏病
- 食道拡張術後
- 食道の炎症
- 脂漏性皮膚炎
- 神経皮膚炎
- 進行性壊疽性鼻炎
- 進行性指掌角皮症
- 侵襲後肺水腫
- 尋常性天疱瘡
- 新生児スクレレーマ
- 髄膜白血病
- スチブンス・ジョンソン病
- スチル病
- スプルーの全身状態の改善
- 成年性浮腫性硬化症
- 脊髄炎
- 脊髄蜘網膜炎
- 接触皮膚炎
- 喘息性気管支炎
- 喘息発作重積状態
- 先天性表皮水疱症
- 全身性エリテマトーデス
- 全身性血管炎
- 前立腺癌
- 増殖性天疱瘡
- 蛇毒
- 多発性筋炎
- 多発性硬化症
- 中毒疹
- 直達鏡使用後
- 痛風性関節炎
- 手指の皮膚炎
- デューリング疱疹状皮膚炎
- 天疱瘡群
- 特発性低血糖症
- 難治性口内炎
- 難治性舌炎
- 乳癌の再発転移
- 妊娠性疱疹
- ネフローゼ
- ネフローゼ症候群
- 粘膜皮膚眼症候群
- 脳炎
- 脳脊髄炎
- 脳浮腫
- 膿疱性乾癬
- 肺線維症
- 鼻茸
- 非感染性慢性関節炎
- ビダール苔癬
- 皮膚筋炎
- 皮膚口内炎
- 皮膚細網症
- 皮膚白血病
- びまん性間質性肺炎
- 副腎クリーゼ
- 副腎性器症候群
- 副腎摘除
- 副腎皮質機能不全の外科的侵襲
- 副鼻腔炎
- フックス症候群
- 不妊症の通水療法
- ヘブラ紅色粃糠疹
- 変形性関節症
- 放射線肺臓炎
- 疱疹状膿痂疹
- ホジキン病
- 末梢神経炎
- 慢性骨髄性白血病の急性転化
- 慢性湿疹
- 慢性中耳炎
- 慢性リンパ性白血病
- メニエル症候群
- メニエル病
- 免疫性溶血性貧血
- 網膜血管炎の対症療法
- 網脈絡膜炎の対症療法
- 薬剤アレルギー
- 薬疹
- 輸血による副作用
- ライター症候群
- 落葉状天疱瘡
- 卵管閉塞症の通水療法
- リウマチ性心炎
- リウマチ性脊椎炎
- リウマチ性脊椎炎の四肢関節炎
- リウマチ性多発筋痛
- リウマチ熱
- リップシュッツ急性陰門潰瘍
- リンパ肉腫症
- 類天疱瘡
- レイノー病
- 慢性円板状エリテマトーデス
- 臓器移植
- 陰部湿疹
- 化学物質アレルギー
- 化学物質中毒
- 外耳道湿疹・皮膚炎
- 急性唾液腺炎
- 喉頭ポリープ
- 喉頭結節
- 耳介湿疹・皮膚炎
- 組織移植
- 鼻前庭湿疹・皮膚炎
- 鼻翼周辺湿疹・皮膚炎
- 慢性<反復性>唾液腺炎
- 薬剤中毒
- 肛門湿疹
- 関節リウマチ
- 滲出性中耳炎
- 非感染性滑液包炎
- 非感染性関節周囲炎
- 非感染性腱炎
- 非感染性腱周囲炎
- 非感染性腱鞘炎
- 医原性慢性副腎皮質機能不全
- 下垂体性慢性副腎皮質機能不全
- 活動型肝硬変
- 顔面播種状粟粒性狼瘡<重症例に限る>
- 原発性慢性副腎皮質機能不全
- 固定蕁麻疹<重症例に限る>
- 小児ストロフルス<重症例に限る>
- 掌蹠膿疱症<重症例に限る>
- 尋常性乾癬<重症例>
- 続発性慢性副腎皮質機能不全
- 多形滲出性紅斑<重症例に限る>
- 帯状疱疹<重症例に限る>
- 副腎皮質機能障害による排卵障害
- 毛孔性紅色粃糠疹<重症例に限る>
- 類乾癬<重症例に限る>
- 痒疹群<重症例に限る>
- 蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>
- 蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>
- ベーチェット病<眼症状のない場合>
- 外眼部の炎症性疾患の対症療法
- 前眼部の炎症性疾患の対症療法
- 内眼の炎症性疾患の対症療法
- 眼窩の炎症性疾患の対症療法
- 眼筋の炎症性疾患の対症療法
- 新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制
- 顕微鏡的多発血管炎
- 結節性多発動脈炎
- 乳・幼・小児湿疹
- 難治性腹水を伴う肝硬変
- うっ血性心不全
- 胆汁うっ滞を伴う肝硬変
- 胆汁うっ滞型急性肝炎
- 高安動脈炎
- IgA血管炎<重症例に限る>
- 多発血管炎性肉芽腫症
- ブドウ膜炎の対症療法
- ウェーバークリスチャン病
- ギランバレー症候群
- 開口部びらん性外皮症
- 腐蝕性食道炎
- 〈静脈内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回2〜8mgを3〜6時間毎に静脈内注射する
- 〈点滴静脈内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回2〜10mgを1日1〜2回点滴静脈内注射する
- 〈筋肉内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回2〜8mgを3〜6時間毎に筋肉内注射する
- 母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制に用いる場合、早産が予期される妊娠34週までの妊婦に対し、ベタメタゾンとして1回12mgを24時間毎に計2回、筋肉内注射する
- 〈関節腔内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを関節腔内注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈軟組織内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを軟組織内注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈腱鞘内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを腱鞘内注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈滑液嚢内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを滑液嚢内注入する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈脊髄腔内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを週1〜3回脊髄腔内注入する
- 〈胸腔内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを週1〜3回胸腔内注入する
- 〈卵管腔内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.4〜1mgを卵管腔内注入する
- 〈注腸〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.4〜6mgを直腸内注入する
- 〈結膜下注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.4〜2mgを結膜下注射する
- その際の液量は0.2〜0.5mLとする
- 〈球後注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.8〜4mgを球後注射する
- その際の液量は0.5〜1.0mLとする
- 〈点眼〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.25〜1mg/mL溶液1〜2滴を1日3〜8回点眼する
- 〈ネブライザー〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回ネブライザーで投与する
- 〈鼻腔内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回鼻腔内注入する
- 〈副鼻腔内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回副鼻腔内注入する
- 〈鼻甲介内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを鼻甲介内注射する
- 〈鼻茸内注射〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを鼻茸内注射する
- 〈喉頭・気管注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回喉頭あるいは気管注入する
- 〈中耳腔内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回中耳腔内注入する
- 〈耳管内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回耳管内注入する
- 〈食道注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜2mgを食道注入する
- 〈唾液腺管内注入〉通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.5〜1mgを唾液腺管内注入する
- なお、前記用量は年齢、症状により適宜増減する(母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制を除く)
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制〉本剤投与から出産までの最適期間は投与開始後24時間以上7日間以内である(また、それ以降に本剤を繰り返し投与した際の有効性と安全性は確立されていないので、児の娩出時期を考慮して投与時期を決定すること)
- 7.2. 〈眼科領域〉本剤の投与により、重篤な副作用があらわれることがあるので、原則として、眼科領域で2週間以上の長期投与は避けること
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 感染症のある関節腔内
- 動揺関節の関節腔内
- 感染症のある滑液嚢内
- 感染症のある腱周囲
- 感染症のある腱鞘内
- デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
- 原則禁止
- 急性化膿性眼疾患
- 急性心筋梗塞
- 結核性眼疾患
- 結核性疾患
- 血栓症
- 高血圧症
- 後嚢白内障
- 最近行った内臓の手術創
- 消化性潰瘍
- 真菌性眼疾患
- 精神病
- 全身の真菌症
- 単純疱疹性角膜炎
- 電解質異常
- 有効な抗菌剤の存在しない感染症
- 緑内障
- ウイルス性角膜疾患
- ウイルス性結膜疾患
- 注意
- B型肝炎
- 遺伝性果糖不耐症
- 甲状腺機能低下
- 骨粗鬆症
- 脂肪肝
- 脂肪塞栓症
- 腎不全
- 糖尿病
- 薬物に過敏な喘息
- 食物に過敏な喘息
- 添加物に過敏な喘息
- B型肝炎ウイルスキャリア
- 投与開始前にHBs抗原陰性
- 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 希望禁止
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 注意
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 高齢者
- 相対禁止
- 新生児(0日〜27日)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 生ワクチン
- ワクチン由来の感染を増強又は持続
- デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
- 低ナトリウム血症
- バルビツール酸誘導体
- 本剤の作用が減弱
- フェノバルビタール
- 本剤の作用が減弱
- フェニトイン
- 本剤の作用が減弱
- リファンピシン類
- 本剤の作用が減弱
- サリチル酸製剤
- サリチル酸中毒
- アスピリン
- サリチル酸中毒
- アスピリンダイアルミネート
- サリチル酸中毒
- サザピリン
- サリチル酸中毒
- 血液凝固阻止剤
- 作用を減弱
- ワルファリンカリウム
- 作用を減弱
- 糖尿病用薬
- 効果を減弱
- ビグアナイド系製剤
- 効果を減弱
- スルホニルウレア系薬剤
- 効果を減弱
- 速効型食後血糖降下剤
- 効果を減弱
- α−グルコシダーゼ阻害剤
- 効果を減弱
- チアゾリジン系薬剤
- 効果を減弱
- DPP−4阻害剤
- 効果を減弱
- GLP−1アナログ
- 効果を減弱
- SGLT2阻害剤
- 効果を減弱
- インスリン製剤
- 効果を減弱
- 利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く>
- 低カリウム血症
- フロセミド
- 低カリウム血症
- アセタゾラミド
- 低カリウム血症
- トリクロルメチアジド
- 低カリウム血症
- シクロスポリン
- 血中濃度が上昇
- エリスロマイシン
- 本剤の作用が増強
- 非脱分極性筋弛緩剤
- 筋弛緩作用が減弱又は増強
- パンクロニウム臭化物
- 筋弛緩作用が減弱又は増強
- ベクロニウム臭化物
- 筋弛緩作用が減弱又は増強
- 塩酸リトドリン
- 肺水腫
- キノロン系抗菌剤
- 腱障害のリスクを増加
- レボフロキサシン
- 腱障害のリスクを増加
- メシル酸ガレノキサシン
- 腱障害のリスクを増加
- ワクチン
- 神経障害
- 種痘
- 神経障害
- ワクチン
- 抗体反応の欠如
- 種痘
- 抗体反応の欠如
処方理由
添付文書
*印の付されている投与法は次のような条件でのみ使用できる(その事由がなくなった場合は、速やかに他の投与法に切り替えること)。
(1). 静脈内注射及び点滴静脈内注射:経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時。
(2). 筋肉内注射:経口投与不能時。
1). 静脈内注射:
①. 内科・小児科領域:
a. 内分泌疾患:急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、甲状腺中毒症[甲状腺<中毒性>クリーゼ]。
b. リウマチ疾患:*リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)。
c. 膠原病:*エリテマトーデス(全身性エリテマトーデス及び慢性円板状エリテマトーデス)、*全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、*多発性筋炎(皮膚筋炎)。
d. 腎疾患:*ネフローゼ及び*ネフローゼ症候群。
e. 心疾患:*うっ血性心不全。
f. アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息発作重積状態、アナフィラキシーショック、*薬剤アレルギー・*薬剤中毒、その他の*化学物質アレルギー・*化学物質中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病。
g. 重症感染症:重症感染症(化学療法と併用する)。
h. 血液疾患:溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血、凝固因子の障害による出血性素因。
i. 消化器疾患:*限局性腸炎、*潰瘍性大腸炎。
j. 重症消耗性疾患:*重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)。
k. 肝疾患:劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)。
l. 肺疾患:*びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)。
m. 神経疾患:脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、*末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)。
n. 悪性腫瘍:悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、好酸性肉芽腫。
o. その他の内科的疾患:特発性低血糖症。
②. 外科領域:副腎摘除、侵襲後肺水腫、外科的ショック及び外科的ショック様状態、脳浮腫、輸血による副作用、気管支痙攣(術中)。
③. 眼科領域:*内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、*外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合)、*眼科領域の術後炎症。
④. 耳鼻咽喉科領域:*急性中耳炎・*慢性中耳炎、*滲出性中耳炎・*耳管狭窄症、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、口腔外科領域手術後の後療法、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、*喉頭ポリープ・*喉頭結節、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、*嗅覚障害、*急性唾液腺炎・*慢性<反復性>唾液腺炎。
2). 点滴静脈内注射:
①. 内科・小児科領域:
a. 内分泌疾患:急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、甲状腺中毒症[甲状腺<中毒性>クリーゼ]。
b. リウマチ疾患:*リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)。
c. 膠原病:*エリテマトーデス(全身性エリテマトーデス及び慢性円板状エリテマトーデス)、*全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、*多発性筋炎(皮膚筋炎)。
d. 腎疾患:*ネフローゼ及び*ネフローゼ症候群。
e. 心疾患:*うっ血性心不全。
f. アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息発作重積状態、アナフィラキシーショック、*薬剤アレルギー・*薬剤中毒、その他の*化学物質アレルギー・*化学物質中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病。
g. 重症感染症:重症感染症(化学療法と併用する)。
h. 血液疾患:溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血、凝固因子の障害による出血性素因。
i. 消化器疾患:*限局性腸炎、*潰瘍性大腸炎。
j. 重症消耗性疾患:*重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)。
k. 肝疾患:劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、*胆汁うっ滞型急性肝炎。
l. 肺疾患:*びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)。
m. 神経疾患:脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、*末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)。
n. 悪性腫瘍:悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、好酸性肉芽腫。
o. その他の内科的疾患:特発性低血糖症。
②. 外科領域:副腎摘除。
③. 皮膚科領域:
※印の付されている効能・効果に対しては、外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること。
*蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>、※*乾癬及び類症[尋常性乾癬<重症例>、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群]、*IgA血管炎<重症例に限る>、*ウェーバークリスチャン病、*粘膜皮膚眼症候群[開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病<眼症状のない場合>、リップシュッツ急性陰門潰瘍]、*天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear−Usher症候群、増殖性天疱瘡)、*デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、※*紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)。
④. 耳鼻咽喉科領域:*急性中耳炎・*慢性中耳炎、*滲出性中耳炎・*耳管狭窄症、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、口腔外科領域手術後の後療法、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、*喉頭ポリープ・*喉頭結節、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、*嗅覚障害、*急性唾液腺炎・*慢性<反復性>唾液腺炎。
3). 筋肉内注射:
①. 内科・小児科領域:
a. 内分泌疾患:慢性副腎皮質機能不全(原発性慢性副腎皮質機能不全、続発性慢性副腎皮質機能不全、下垂体性慢性副腎皮質機能不全、医原性慢性副腎皮質機能不全)、急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、*副腎性器症候群、*亜急性甲状腺炎、*甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、*甲状腺中毒症[甲状腺<中毒性>クリーゼ]。
b. リウマチ疾患:関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、リウマチ性多発筋痛。
c. 膠原病:エリテマトーデス(全身性エリテマトーデス及び慢性円板状エリテマトーデス)、全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)、*強皮症。
d. 腎疾患:*ネフローゼ及び*ネフローゼ症候群。
e. 心疾患:*うっ血性心不全。
f. アレルギー性疾患:気管支喘息(但し、筋肉内注射は他の投与法では不適当な場合に限る)、*喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、*薬剤アレルギー・*薬剤中毒、その他の*化学物質アレルギー・*化学物質中毒(薬疹、中毒疹を含む)、*血清病。
g. 重症感染症:*重症感染症(化学療法と併用する)。
h. 血液疾患:*溶血性貧血(免疫性溶血性貧血又は免疫性機序の疑われるもの)、*白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、*顆粒球減少症(本態性、続発性)、*紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、*再生不良性貧血、*凝固因子の障害による出血性素因。
i. 消化器疾患:*限局性腸炎、*潰瘍性大腸炎。
j. 重症消耗性疾患:*重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)。
k. 肝疾患:*劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、*胆汁うっ滞型急性肝炎、*肝硬変(活動型肝硬変、難治性腹水を伴う肝硬変、胆汁うっ滞を伴う肝硬変)。
l. 神経疾患:*脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、*重症筋無力症、*多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、*末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)、*小舞踏病、*顔面神経麻痺、*脊髄蜘網膜炎。
m. 悪性腫瘍:*悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、*好酸性肉芽腫、*乳癌の再発転移。
n. その他の内科的疾患:*特発性低血糖症、*原因不明の発熱。
②. 外科領域:副腎摘除、*臓器移植・*組織移植、*副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、*蛇毒・*昆虫毒(重症の虫さされを含む)。
③. 整形外科領域:強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)。
④. 産婦人科領域:*卵管整形術後の癒着防止、*副腎皮質機能障害による排卵障害、早産が予期される場合における、母体投与による胎児肺成熟を介した新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制。
⑤. 泌尿器科領域:*前立腺癌(他の療法が無効な場合)、*陰茎硬結。
⑥. 皮膚科領域:
※印の付されている効能・効果に対しては、外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること。
※*湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部湿疹あるいは肛門湿疹、耳介湿疹・皮膚炎及び外耳道湿疹・皮膚炎、鼻前庭湿疹・皮膚炎及び鼻翼周辺湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)、※*痒疹群<重症例に限る>(小児ストロフルス<重症例に限る>、蕁麻疹様苔癬<重症例に限る>、固定蕁麻疹<重症例に限る>(局注が望ましい)を含む)、※*類乾癬<重症例に限る>、※*掌蹠膿疱症<重症例に限る>、※*毛孔性紅色粃糠疹<重症例に限る>、*成年性浮腫性硬化症、*紅斑症[※多形滲出性紅斑<重症例に限る>、結節性紅斑]、*レイノー病、*先天性表皮水疱症、*帯状疱疹<重症例に限る>、*顔面播種状粟粒性狼瘡<重症例に限る>、*潰瘍性慢性膿皮症、*新生児スクレレーマ、*蕁麻疹<慢性例を除く重症例に限る>、※*乾癬及び類症[尋常性乾癬<重症例>、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群]、*IgA血管炎<重症例に限る>、*ウェーバークリスチャン病、*粘膜皮膚眼症候群[開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病<眼症状のない場合>、リップシュッツ急性陰門潰瘍]、*天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear−Usher症候群、増殖性天疱瘡)、*デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)、※*紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)。
⑦. 眼科領域:*内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、*外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合)、*眼科領域の術後炎症。
⑧. 耳鼻咽喉科領域:*急性中耳炎・*慢性中耳炎、*滲出性中耳炎・*耳管狭窄症、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、口腔外科領域手術後の後療法、血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、*喉頭ポリープ・*喉頭結節、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、*嗅覚障害、*急性唾液腺炎・*慢性<反復性>唾液腺炎。
4). 関節腔内注射:
①. 内科・小児科領域:
リウマチ疾患:関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)。
②. 整形外科領域:強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎、変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)、外傷後関節炎、非感染性慢性関節炎、痛風性関節炎。
5). 軟組織内注射:
①. 整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)。
②. 耳鼻咽喉科領域:耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、難治性口内炎及び難治性舌炎(局所療法で治癒しないもの)。
6). 腱鞘内注射:
整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、腱炎(非感染性腱炎に限る)、腱鞘炎(非感染性腱鞘炎に限る)。
7). 滑液嚢内注入:
整形外科領域:関節周囲炎(非感染性関節周囲炎に限る)、腱周囲炎(非感染性腱周囲炎に限る)、滑液包炎(非感染性滑液包炎に限る)。
8). 脊髄腔内注入:
内科・小児科領域:
①. 血液疾患:髄膜白血病。
②. 結核性疾患(抗結核剤と併用する):結核性髄膜炎。
③. 神経疾患:脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)。
④. 悪性腫瘍:悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)。
9). 胸腔内注入:
内科・小児科領域:
結核性疾患(抗結核剤と併用する):結核性胸膜炎。
10). 卵管腔内注入:
産婦人科領域:卵管閉塞症(不妊症)に対する通水療法、卵管整形術後の癒着防止。
11). 注腸:
内科・小児科領域:
消化器疾患:限局性腸炎、潰瘍性大腸炎。
12). 結膜下注射:
眼科領域:内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合)、眼科領域の術後炎症。
13). 球後注射:
眼科領域:内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合)。
14). 点眼:
眼科領域:内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺の対症療法)、眼科領域の術後炎症。
15). ネブライザー:
①. 内科・小児科領域:
a. アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)。
b. 肺疾患:びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)。
②. 外科領域:侵襲後肺水腫。
③. 耳鼻咽喉科領域:血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、喉頭ポリープ・喉頭結節、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、嗅覚障害。
16). 鼻腔内注入:
耳鼻咽喉科領域:血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、嗅覚障害。
17). 副鼻腔内注入:
耳鼻咽喉科領域:副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
18). 鼻甲介内注射:
耳鼻咽喉科領域:血管運動<神経>性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
19). 鼻茸内注射:
耳鼻咽喉科領域:副鼻腔炎・鼻茸。
20). 喉頭・気管注入:
耳鼻咽喉科領域:進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、喉頭ポリープ・喉頭結節、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
21). 中耳腔内注入:
耳鼻咽喉科領域:急性中耳炎・慢性中耳炎、滲出性中耳炎・耳管狭窄症、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
22). 耳管内注入:
耳鼻咽喉科領域:滲出性中耳炎・耳管狭窄症。
23). 食道注入:
耳鼻咽喉科領域:食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法。
24). 唾液腺管内注入:
耳鼻咽喉科領域:急性唾液腺炎・慢性<反復性>唾液腺炎。
(効能又は効果に関連する注意)
〈母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制〉高次医療施設での周産期管理が可能な状況において投与すること。
〈静脈内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回2〜8mgを3〜6時間毎に静脈内注射する。
〈点滴静脈内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回2〜10mgを1日1〜2回点滴静脈内注射する。
〈筋肉内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回2〜8mgを3〜6時間毎に筋肉内注射する。
母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制に用いる場合、早産が予期される妊娠34週までの妊婦に対し、ベタメタゾンとして1回12mgを24時間毎に計2回、筋肉内注射する。
〈関節腔内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを関節腔内注射する。原則として投与間隔を2週間以上とすること。
〈軟組織内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを軟組織内注射する。原則として投与間隔を2週間以上とすること。
〈腱鞘内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを腱鞘内注射する。原則として投与間隔を2週間以上とすること。
〈滑液嚢内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを滑液嚢内注入する。原則として投与間隔を2週間以上とすること。
〈脊髄腔内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを週1〜3回脊髄腔内注入する。
〈胸腔内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを週1〜3回胸腔内注入する。
〈卵管腔内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.4〜1mgを卵管腔内注入する。
〈注腸〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.4〜6mgを直腸内注入する。
〈結膜下注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.4〜2mgを結膜下注射する。その際の液量は0.2〜0.5mLとする。
〈球後注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.8〜4mgを球後注射する。その際の液量は0.5〜1.0mLとする。
〈点眼〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.25〜1mg/mL溶液1〜2滴を1日3〜8回点眼する。
〈ネブライザー〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回ネブライザーで投与する。
〈鼻腔内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回鼻腔内注入する。
〈副鼻腔内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回副鼻腔内注入する。
〈鼻甲介内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを鼻甲介内注射する。
〈鼻茸内注射〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜5mgを鼻茸内注射する。
〈喉頭・気管注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回喉頭あるいは気管注入する。
〈中耳腔内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回中耳腔内注入する。
〈耳管内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.1〜2mgを1日1〜3回耳管内注入する。
〈食道注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回1〜2mgを食道注入する。
〈唾液腺管内注入〉
通常、成人にはベタメタゾンとして1回0.5〜1mgを唾液腺管内注入する。
なお、前記用量は年齢、症状により適宜増減する(母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制を除く)。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈母体投与による新生児呼吸窮迫症候群の発症抑制〉本剤投与から出産までの最適期間は投与開始後24時間以上7日間以内である(また、それ以降に本剤を繰り返し投与した際の有効性と安全性は確立されていないので、児の娩出時期を考慮して投与時期を決定すること)。
7.2. 〈眼科領域〉本剤の投与により、重篤な副作用があらわれることがあるので、原則として、眼科領域で2週間以上の長期投与は避けること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(0.1%未満*):呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等の症状があらわれることがある。
11.1.2. 誘発感染症、感染症増悪(頻度不明):B型肝炎ウイルス増殖による肝炎があらわれることがある〔8.1.3、8.2、9.1.1、9.1.2、9.1.10参照〕。
11.1.3. 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(頻度不明)〔9.1.3参照〕。
11.1.4. 消化管潰瘍、消化管穿孔(頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.1.5. 膵炎(頻度不明)。
11.1.6. 精神変調、うつ状態、痙攣(頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.1.7. 骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死及び上腕骨頭無菌性壊死等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー(頻度不明)〔9.1.4参照〕。
11.1.8. 緑内障、後嚢白内障(頻度不明):連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがある〔8.3、9.1.1参照〕。
11.1.9. 血栓症(頻度不明)〔9.1.1参照〕。
11.1.10. 喘息発作の増悪(頻度不明):薬物に過敏な喘息、食物に過敏な喘息、添加物に過敏な喘息等の患者には特に注意が必要である。
*)再評価結果を含む。
11.2. その他の副作用
1). 投与部位:(頻度不明)関節の不安定化(関節腔内注射時)[関節の不安定化は投与直後に患部を強く動かすと起こりやすいとされているので、関節腔内投与後は患者をしばらく安静にさせること]、疼痛増悪・腫脹増悪・圧痛増悪(関節腔内注射時)、局所組織萎縮による陥没(筋肉内注射時)。
2). 内分泌系:(頻度不明)月経異常、クッシング症候群様症状。
3). 消化器:(頻度不明)下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進。
4). 精神神経系:(頻度不明)多幸症、不眠、頭痛、めまい。
5). 筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛、関節痛。
6). 脂質・蛋白質代謝:(頻度不明)満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝。
7). 体液・電解質:(頻度不明)浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス。
8). 眼:(頻度不明)中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出。
9). 血液:(頻度不明)白血球増多。
10). 皮膚:(頻度不明)発疹、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎。
11). その他:(頻度不明)発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減及び精子運動性増減、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・皮膚脆弱化・結合組織菲薄化・結合組織脆弱化、しゃっくり。
(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.2. 感染症のある関節腔内、感染症のある滑液嚢内、感染症のある腱鞘内又は感染症のある腱周囲[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪することがある]。
2.3. 動揺関節の関節腔内[関節症状が増悪することがある]。
2.4. デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>の患者〔10.1参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1. 〈効能共通〉本剤の投与により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化管潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤な副作用があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては次の注意が必要である。
8.1.1. 〈効能共通〉投与に際しては、特に適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を投与しないこと。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行うこと。
8.1.2. 〈効能共通〉投与中は副作用の発現に対し、常に十分な配慮と観察を行い、また、患者をストレスから避けるようにし、事故、手術等の場合には増量するなど適切な処置を行うこと。
8.1.3. 〈効能共通〉特に、本剤投与中に水痘又は麻疹に感染すると、致命的な経過をたどることがあるので、次の注意が必要である〔11.1.2参照〕。
・ 〈効能共通〉本剤投与前に水痘又は麻疹の既往や予防接種の有無を確認すること。
・ 〈効能共通〉水痘又は麻疹の既往のない患者においては、水痘又は麻疹への感染を極力防ぐよう常に十分な配慮と観察を行うこと。水痘又は麻疹への感染が疑われる場合や感染した場合には、直ちに受診するよう指導し、適切な処置を講ずること。
・ 〈効能共通〉水痘又は麻疹の既往や予防接種を受けたことがある患者であっても、本剤投与中は、水痘又は麻疹を発症する可能性があるので留意すること。
8.1.4. 〈効能共通〉連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと(離脱症状があらわれた場合には、直ちに再投与又は増量すること)。
8.2. 〈効能共通〉本剤の長期あるいは大量投与中の患者、又は投与中止後6ヵ月以内の患者では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強又は持続させるおそれがあるので、これらの患者には生ワクチンを接種しないこと〔11.1.2参照〕。
8.3. 〈効能共通〉連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい〔9.1.1、11.1.8参照〕。
8.4. 〈強皮症〉強皮症患者における強皮症腎クリーゼの発現率は、副腎皮質ホルモン剤投与患者で高いとの報告があるので、本剤を強皮症患者に投与する場合は、血圧及び腎機能を慎重にモニターし、強皮症腎クリーゼの徴候や症状の出現に注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 次の患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き投与しないこと。
(1). 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者:免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある〔11.1.2参照〕。
(2). 消化性潰瘍の患者:肉芽組織増殖抑制作用により、潰瘍治癒(組織修復)が障害されることがある〔11.1.4参照〕。
(3). 精神病の患者:大脳辺縁系の神経伝達物質に影響を与え、症状が増悪することがある〔11.1.6参照〕。
(4). 結核性疾患の患者:免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある〔11.1.2参照〕。
(5). 単純疱疹性角膜炎の患者:免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある〔11.1.2参照〕。
(6). 後嚢白内障の患者:症状が増悪することがある〔8.3、11.1.8参照〕。
(7). 緑内障の患者:眼圧の亢進により、緑内障が増悪することがある〔8.3、11.1.8参照〕。
(8). 高血圧症の患者:電解質代謝作用により、高血圧症が増悪することがある。
(9). 電解質異常のある患者:電解質代謝作用により、電解質異常が増悪することがある。
(10). 血栓症の患者:血液凝固促進作用により、症状が増悪することがある〔11.1.9参照〕。
(11). 最近行った内臓の手術創のある患者:創傷治癒(組織修復)が障害されることがある。
(12). 急性心筋梗塞を起こした患者:心破裂を起こしたとの報告がある。
(13). ウイルス性結膜疾患・ウイルス性角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患及び急性化膿性眼疾患の患者に対する眼科的投与:免疫機能抑制作用により、症状が増悪することがある〔11.1.2参照〕。
9.1.2. 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>の患者:免疫機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある〔11.1.2参照〕。
9.1.3. 糖尿病の患者:糖新生作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがある〔11.1.3参照〕。
9.1.4. 骨粗鬆症の患者:蛋白異化作用等により、骨粗鬆症が増悪するおそれがある〔11.1.7参照〕。
9.1.5. 甲状腺機能低下のある患者:血中半減期が延長するとの報告があり、副作用があらわれるおそれがある。
9.1.6. 脂肪肝の患者:脂肪分解・再分布作用により、肝臓への脂肪沈着が増大し、脂肪肝が増悪するおそれがある。
9.1.7. 脂肪塞栓症の患者:大量投与により脂肪塞栓症が起こるとの報告があり、症状が増悪するおそれがある。
9.1.8. 重症筋無力症の患者:使用当初、一時症状が増悪するおそれがある。
9.1.9. 遺伝性果糖不耐症の患者:本剤の添加剤D−ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されないため、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。
9.1.10. B型肝炎ウイルスキャリアの患者又はB型肝炎既往感染者:B型肝炎ウイルス増殖による肝炎があらわれることがあるので、本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意し、異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている〔11.1.2参照〕。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 腎不全の患者:薬物の排泄が遅延するため、体内蓄積による副作用があらわれるおそれがある。
(肝機能障害患者)
9.3.1. 肝硬変の患者:代謝酵素活性の低下等により、副作用があらわれやすい。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(新生児に副腎不全を起こすことがあり、また、血圧上昇、心筋壁肥厚を起こすとの報告がある、動物試験(マウス、ラット)で催奇形作用が報告されている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(母乳中へ移行することがある)。
(小児等)
9.7.1. 観察を十分に行うこと。発育抑制があらわれることがある。
9.7.2. 長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状があらわれることがある。
9.7.3. 筋肉内注射はなるべく避けること(特に投与部位の組織萎縮<陥没>を起こしやすい)。
(高齢者)
長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用があらわれやすい。
(相互作用)
本剤は、主にCYP3A4で代謝される。
10.1. 併用禁忌:
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿><ミニリンメルト>〔2.4参照〕[低ナトリウム血症が発現するおそれがある(機序は不明である)]。
10.2. 併用注意:
1). バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)、フェニトイン、リファンピシン[本剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること(バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはCYPを誘導し、本剤の代謝が促進される)]。
2). サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアルミネート、サザピリン等)[併用時に本剤を減量すると、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること(本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する)]。
3). 抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること(本剤は血液凝固促進作用がある)]。
4). 糖尿病用薬(ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP−4阻害剤、GLP−1受容体作動薬、SGLT2阻害剤)、インスリン製剤等[糖尿病用薬、インスリン製剤等の効果を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること(本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を抑制する)]。
5). 利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く>(フロセミド、アセタゾラミド、トリクロルメチアジド等)[低カリウム血症があらわれることがあるので、併用する場合には用量に注意すること(本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある)]。
6). シクロスポリン[他の副腎皮質ホルモン剤の大量投与で、シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること(副腎皮質ホルモン剤はシクロスポリンの代謝を抑制する)]。
7). エリスロマイシン[本剤の作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること(本剤の代謝が抑制される)]。
8). 非脱分極性筋弛緩剤(パンクロニウム臭化物、ベクロニウム臭化物)[筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること(機序は不明である)]。
9). リトドリン塩酸塩[併用により肺水腫があらわれることがある(体内の水分貯留傾向が促進される)]。
10). キノロン系抗菌剤(レボフロキサシン水和物、メシル酸ガレノキサシン水和物等)[腱障害のリスクを増加させるとの報告があるので、これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること(機序は不明である)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 静脈内注射時:血管痛、静脈炎を起こすことがあるので、これを予防するため、注射部位、注射方法等について十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くすること。
14.1.2. 筋肉内注射時:次記の点に注意すること。
・ 筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。
筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わないこと。
特に小児等には注意すること。
・ 筋肉内注射時神経走行部位を避けること。
・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
・ 筋肉内注射時、注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. 副腎皮質ホルモン剤を投与中の患者にワクチン(種痘等)を接種して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
15.1.2. プレドニゾロン経口製剤の投与中に、腸管嚢胞様気腫症、縦隔気腫が発現したとの報告がある。
(取扱い上の注意)
遮光して保存すること。
(保管上の注意)
2〜8℃で保存。
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