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処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

チラーヂンS静注液200μgの基本情報

先発品(後発品なし)
一般名
製薬会社
薬価・規格
20211円(200μg1mL1管)
添付文書

基本情報

効能・効果
  • 甲状腺機能低下症
  • 粘液水腫性昏睡
注意すべき副作用
狭心症 、 肝機能障害 、 黄疸 、 著しいAST上昇 、 AST上昇 、 著しいALT上昇 、 ALT上昇 、 著しいγ−GTP上昇 、 γ−GTP上昇 、 発熱
用法・用量(主なもの)
  • 1.粘液水腫性昏睡:本剤を日局生理食塩液で希釈し、レボチロキシンナトリウムとして、1日目は50〜400μgを緩徐に静脈内投与し、2日目以降は50〜100μgを1日1回、緩徐に静脈内投与する
    • なお、患者の状態に応じて適宜増減する
  • 2.甲状腺機能低下症(但し、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る):本剤を日局生理食塩液で希釈し、レボチロキシンナトリウムとして、25μgから投与を開始し、50〜150μgを維持用量として、1日1回、緩徐に静脈内投与する
    • なお、患者の状態に応じて適宜増減する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 過敏症
    • 新鮮な心筋梗塞

副作用

主な副作用
AST上昇 、 ALT上昇 、 γ−GTP上昇 、 過敏症状 、 肝機能検査値異常 、 心悸亢進 、 脈拍増加 、 不整脈 、 頭痛 、 眩暈 、 不眠
重大な副作用
狭心症 、 肝機能障害 、 黄疸 、 著しいAST上昇 、 著しいALT上昇 、 著しいγ−GTP上昇 、 発熱 、 倦怠感 、 副腎クリーゼ 、 全身倦怠感 、 血圧低下 、 尿量低下 、 呼吸困難 、 晩期循環不全 、 血清ナトリウム低下 、 ショック 、 うっ血性心不全
上記以外の副作用
振戦 、 神経過敏 、 興奮 、 不安感 、 躁うつ 、 精神症状 、 嘔吐 、 下痢 、 食欲不振 、 筋肉痛 、 月経障害 、 体重減少 、 脱力感 、 皮膚潮紅 、 発汗

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 過敏症
    • 新鮮な心筋梗塞
  • 慎重投与
    • 狭心症
    • 高血圧症
    • 陳旧性心筋梗塞
    • 糖尿病
    • 動脈硬化症
    • 脳下垂体機能不全
    • 副腎皮質機能不全
    • 重篤な心・血管系障害
  • 投与に際する指示
    • 狭心症
    • 高血圧症
    • 陳旧性心筋梗塞
    • 動脈硬化症
    • 脳下垂体機能不全
    • 副腎皮質機能不全
    • 重篤な心・血管系障害
患者の属性に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 新生児(低出生体重児を含む)
    • 高齢者
  • 投与に際する指示
    • 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
  • 慎重投与
    • 低出生体重児(0日〜27日)
    • 早産児
    • 極低出生体重児(0日〜27日)
    • 超早産児
    • 高齢者(65歳〜)
  • 投与に際する指示
    • 高齢者(65歳〜)

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
クマリン系抗凝血剤
作用を増強
ワルファリンカリウム
作用を増強
交感神経作動薬
作用を増強
エピネフリン
作用を増強
ノルエピネフリン
作用を増強
エフェドリン含有製剤
作用を増強
メチルエフェドリン
作用を増強
交感神経作動薬
冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大
エピネフリン
冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大
ノルエピネフリン
冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大
エフェドリン含有製剤
冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大
メチルエフェドリン
冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大
強心配糖体製剤
甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下
ジゴキシン
甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下
ジギトキシン
甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下
強心配糖体製剤
甲状腺機能低下状態では血清ジゴキシン濃度が上昇
ジゴキシン
甲状腺機能低下状態では血清ジゴキシン濃度が上昇
ジギトキシン
甲状腺機能低下状態では血清ジゴキシン濃度が上昇
血糖降下剤
血糖コントロールの条件が変わる
インスリン製剤
血糖コントロールの条件が変わる
スルホニルウレア系薬剤
血糖コントロールの条件が変わる
コレスチラミン<経口>
本剤の吸収が遅延又は減少
コレスチミド<経口>
本剤の吸収が遅延又は減少
鉄剤<服用>
本剤の吸収が遅延又は減少
アルミニウムを含有する制酸剤<経口>
本剤の吸収が遅延又は減少
炭酸カルシウム<経口>
本剤の吸収が遅延又は減少
炭酸ランタン水和物<服用>
本剤の吸収が遅延又は減少
セベラマー塩酸塩<服用>
本剤の吸収が遅延又は減少
ポリスチレンスルホン酸カルシウム<経口>
本剤の吸収が遅延又は減少
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム<経口>
本剤の吸収が遅延又は減少
フェニトイン
本剤の血中濃度を低下
カルバマゼピン
本剤の血中濃度を低下
フェノバルビタール
本剤の血中濃度を低下
アミオダロン
甲状腺ホルモン値を上昇又は低下
経口エストロゲン
甲状腺ホルモン値を低下
結合型エストロゲン
甲状腺ホルモン値を低下
エストラジオール
甲状腺ホルモン値を低下
エストリオール
甲状腺ホルモン値を低下
飲食物との相互作用
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

処方理由

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添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.粘液水腫性昏睡。
2.甲状腺機能低下症(但し、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る)。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
甲状腺機能低下症:本剤の適用にあたっては、甲状腺機能低下症であって、次のいずれかに該当する患者を対象とする。
1.本剤の適用にあたっては、甲状腺機能低下症であって、吸収不良・経口投与困難等により、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が奏効しない患者を対象とする。
2.本剤の適用にあたっては、甲状腺機能低下症であって、胸腹水・心嚢水等がみられ、早急な改善が必要な患者を対象とする。

用法・用量(添付文書全文)

1.粘液水腫性昏睡:本剤を日局生理食塩液で希釈し、レボチロキシンナトリウムとして、1日目は50〜400μgを緩徐に静脈内投与し、2日目以降は50〜100μgを1日1回、緩徐に静脈内投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減する。
2.甲状腺機能低下症(但し、レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る):本剤を日局生理食塩液で希釈し、レボチロキシンナトリウムとして、25μgから投与を開始し、50〜150μgを維持用量として、1日1回、緩徐に静脈内投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
1.効能共通:
1).本剤1管(1mL)を日局生理食塩液100mLで希釈して投与する。
2).経口投与による治療が可能となった場合には、できるだけ速やかにレボチロキシンナトリウム経口製剤に切り替える。
2.粘液水腫性昏睡:治療開始時の用量は、患者の年齢、合併症、症状等により個別に決定する。粘液水腫性昏睡で通常用量を超える投与が必要な場合は、狭心症等の心疾患の発現リスクが高まる恐れもあることから、患者の状態を観察しながら慎重に投与する(500μgを超えたレボチロキシンナトリウムの静脈内投与に関する報告は少ない)。
3.甲状腺機能低下症:
1).甲状腺機能低下症において、本剤による治療開始時に、甲状腺ホルモン製剤による治療を受けていない場合は、甲状腺ホルモンに対する感受性が増大している可能性があるので、25μgから投与を開始し、その際、患者の年齢、合併症等を踏まえて、25μgより低用量からの投与も考慮し、また、患者の状態を観察しながら、徐々に増量する(なお、T4は半減期が長く、T3に変換された後に作用が発揮されるため、投与開始及び増量後は1週間を目安に観察して増量の要否を検討する)。
2).甲状腺機能低下症において、本剤投与前にレボチロキシンナトリウム経口製剤による治療を受けている場合は、本剤投与前のレボチロキシンナトリウム経口製剤の投与量、本剤の維持用量等を参考に、25μgを超える用量の必要性も考慮して、本剤の開始用量を決定する。

副作用(添付文書全文)

1.重大な副作用
1).狭心症(頻度不明):過剰投与の恐れがあるので、減量、休薬等適切な処置を行う。
2).肝機能障害、黄疸(頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ−GTP上昇等、発熱、倦怠感等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
3).副腎クリーゼ(頻度不明):全身倦怠感、血圧低下、尿量低下、呼吸困難等の症状が現れた場合には適切な処置を行う。
4).晩期循環不全(頻度不明):低出生体重児や早産児では、晩期循環不全が現れることがある(特に極低出生体重児や超早産児で起こりやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすいので、観察を十分に行い、血圧低下、尿量低下、血清ナトリウム低下等が現れた場合には適切な処置を行う)。
5).ショック(頻度不明):観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
6).うっ血性心不全(頻度不明):過剰投与の恐れがあるので、減量、休薬など適切な処置を行う。
2.その他の副作用:経口剤で発現した副作用
1).(経口剤)過敏症:(頻度不明)過敏症状[発現した場合には投与を中止する]。
2).(経口剤)肝臓:(頻度不明)肝機能検査値異常[AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇等][発現した場合には減量、休薬等適切な処置を行う]。
3).(経口剤)循環器:(頻度不明)心悸亢進、脈拍増加、不整脈[発現した場合には過剰投与の恐れがあるので、減量、休薬等適切な処置を行う]。
4).(経口剤)精神神経系:(頻度不明)頭痛、眩暈、不眠、振戦、神経過敏・興奮・不安感・躁うつ等の精神症状[発現した場合には過剰投与の恐れがあるので、減量、休薬等適切な処置を行う]。
5).(経口剤)消化器:(頻度不明)嘔吐、下痢、食欲不振[発現した場合には過剰投与の恐れがあるので、減量、休薬等適切な処置を行う]。
6).(経口剤)その他:(頻度不明)筋肉痛、月経障害、体重減少、脱力感、皮膚潮紅、発汗、発熱、倦怠感[発現した場合には過剰投与の恐れがあるので、減量、休薬等適切な処置を行う]。

使用上の注意(添付文書全文)

(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.新鮮な心筋梗塞のある患者[基礎代謝の亢進により心負荷が増大し、病態が悪化することがある]。
(慎重投与)
1.狭心症、陳旧性心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧症等の重篤な心・血管系障害のある患者[基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化する恐れがあるため、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する]。
2.副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者[副腎クリーゼを誘発し、ショック等を起こすことがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)をはかってから投与し、粘液水腫性昏睡等で、本剤の投与が直ちに必要な場合は、副腎皮質ホルモン製剤の併用も考慮する]。
3.糖尿病患者[血糖コントロールの条件が変わることがあるので、投与する際にはこの点に十分配慮する]。
(重要な基本的注意)
血中濃度が急速に上昇し、経口投与と比べて過量投与に伴う副作用発現のリスクが高まる恐れがあることから、臨床症状、血中甲状腺ホルモン濃度等の患者の状態を観察しながら投与する。
(相互作用)
併用注意:
1.クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム等)[クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、併用する場合にはプロトロンビン時間等を測定しながらクマリン系抗凝血剤の用量を調節するなど慎重に投与する(甲状腺ホルモンがビタミンK依存性凝血因子の異化を促進すると考えられている)]。
2.交感神経刺激剤(アドレナリン、ノルアドレナリン、エフェドリン含有製剤・メチルエフェドリン含有製剤)[交感神経刺激剤の作用を増強し、冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大する恐れがあるので、併用する場合には慎重に投与する(甲状腺ホルモンがカテコールアミン類のレセプターの感受性を増大すると考えられている)]。
3.強心配糖体製剤(ジゴキシン、ジギトキシン等)[甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下し、甲状腺機能低下状態では血清ジゴキシン濃度が上昇するとの報告があるため、甲状腺機能亢進状態では通常より多量の、甲状腺機能低下状態では通常より少量の強心配糖体製剤の投与を必要とすることがあるので、併用する場合には強心配糖体製剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与する(強心配糖体製剤の吸収率、分布容積、肝代謝、腎排泄速度等の増減が関与していると考えられている)]。
4.血糖降下剤(インスリン製剤、スルホニル尿素系製剤等)[血糖降下剤を投与している患者において、本剤を投与すると血糖コントロールの条件が変わることがあるので、併用する場合には血糖値その他患者の状態を十分観察しながら両剤の用量を調節するなど慎重に投与する(糖代謝全般に作用し血糖値を変動させると考えられている)]。
5.コレスチラミン<経口>、コレスチミド<経口>、鉄剤<経口>、アルミニウム含有制酸剤<経口>、炭酸カルシウム<経口>、炭酸ランタン水和物<経口>、セベラマー塩酸塩<経口>、ポリスチレンスルホン酸カルシウム<経口>、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム<経口>[同時投与により本剤の吸収が遅延又は減少することがあるので、併用する場合には本剤との投与間隔をできる限りあけるなど慎重に投与する(消化管内で本剤と結合し吸収を抑制すると考えられている)]。
6.フェニトイン製剤、カルバマゼピン、フェノバルビタール[これらの薬剤は本剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与する(これらの薬剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている)]。
7.アミオダロン[アミオダロンは甲状腺ホルモン値を上昇又は低下させる恐れがあるので、併用する場合には甲状腺ホルモン値に注意し、慎重に投与する(アミオダロンが甲状腺ホルモンの脱ヨード化を阻害することが考えられている)]。
8.経口エストロゲン製剤(結合型エストロゲン、エストラジオール、エストリオール等)[経口エストロゲン製剤は甲状腺ホルモン値を低下させる恐れがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与する(経口エストロゲン製剤がサイロキシン結合グロブリンを増加させることが考えられる)]。
(高齢者への投与)
高齢者では通常より低用量から投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与する[一般に高齢者では生理機能が低下しており、本剤を投与すると基礎代謝の亢進による心負荷により、狭心症等を来す恐れがある]。
(小児等への投与)
小児におけるレボチロキシンナトリウムの静脈内投与に関する報告は少ない。低出生体重児、早産児のうち、特に極低出生体重児や超早産児では、晩期循環不全を起こしやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすいので、児の状態(血圧、尿量、血清ナトリウム値等)を観察しながら慎重に投与する。
(過量投与)
1.症状:「副作用」の項を参照。
2.処置:過量投与時、換気維持のための酸素投与、交感神経興奮症状に対するプロプラノロール等のβ−遮断剤の投与、うっ血性心不全に対する強心配糖体の投与、発熱、低血糖及び体液喪失に対する処置等を行う。
(適用上の注意)
1.調製時
1).本剤1管(1mL)を日局生理食塩液100mLで希釈して投与する。
2).析出が認められることがある(日局生理食塩液の温度が低い場合には溶けにくいので、生理食塩液の温度をあらかじめ常温に戻してから使用し、また、希釈時によく混和する)。
3).日局生理食塩液以外の溶解液・輸液・補液及び他剤との混合注射はしない。
4).調製後は直射日光を避け、常温で保存し、2時間以内に投与を完了する。
2.投与時
1).溶液中に析出等の異物が認められる場合は、使用しない。
2).本剤は点滴静注又は静脈内投与のみとし、緩徐に投与する。なお、国内臨床薬理試験では、本剤1管を生理食塩液に混和して100mLとし、その90mL(レボチロキシンナトリウムとして180μg)を約20分かけて静脈内投与された。
3).有効成分が吸着するため、インラインフィルターの使用は避ける。
(保管上の注意)
外箱から開封後は遮光して保存する。

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