日経メディカルのロゴ画像

処方薬事典データ協力:株式会社メドレー

オビドレル皮下注シリンジ250μgの基本情報

先発品(後発品なし)

基本情報

効能・効果
  • 視床下部−下垂体機能障害の無排卵の排卵誘発
  • 視床下部−下垂体機能障害の無排卵の黄体化
  • 視床下部−下垂体機能障害の希発排卵の排卵誘発
  • 視床下部−下垂体機能障害の希発排卵の黄体化
  • 生殖補助医療の黄体化
  • 生殖補助医療の卵胞成熟
注意すべき副作用
注射部位紅斑 、 卵巣嚢胞 、 便秘 、 腹水 、 薬疹 、 卵巣腫大 、 注射部位内出血 、 注射部位疼痛 、 注射部位腫脹 、 卵巣過剰刺激症候群
用法・用量(主なもの)
  • コリオゴナドトロピン アルファ(遺伝子組換え)として250μgを単回皮下投与する
禁忌・原則禁忌
  • 病気や症状に応じた注意事項
    • 下垂体腫瘍
    • 過敏症
    • 子宮癌
    • 卵巣過剰刺激症候群
    • 乳癌
    • 卵巣癌
    • 視床下部腫瘍
    • 診断の確定していない不正出血
    • 原因が特定されない卵巣腫大
    • 原因が特定されない卵巣嚢胞
    • 活動性血栓塞栓性疾患
  • 患者の属性に応じた注意事項
    • 妊婦・産婦

副作用

主な副作用
注射部位紅斑 、 卵巣嚢胞 、 便秘 、 腹水 、 薬疹 、 卵巣腫大 、 注射部位内出血 、 注射部位疼痛 、 注射部位腫脹 、 疲労 、 アレルギー反応
重大な副作用
卵巣過剰刺激症候群 、 重度卵巣過剰刺激症候群 、 腹腔内出血 、 急性肺障害 、 卵巣捻転 、 血栓塞栓症 、 血栓性静脈炎 、 心筋梗塞 、 脳血管障害 、 肺塞栓症 、 腎血栓症 、 ショック 、 アナフィラキシー 、 アナフィラキシーショック 、 血管浮腫 、 呼吸困難
上記以外の副作用
頭痛 、 うつ病 、 易刺激性 、 落ち着きのなさ 、 下痢 、 悪心 、 嘔吐 、 腹痛 、 発疹 、 乳房痛

注意事項

病気や症状に応じた注意事項
  • 禁止
    • 下垂体腫瘍
    • 過敏症
    • 子宮癌
    • 卵巣過剰刺激症候群
    • 乳癌
    • 卵巣癌
    • 視床下部腫瘍
    • 診断の確定していない不正出血
    • 原因が特定されない卵巣腫大
    • 原因が特定されない卵巣嚢胞
    • 活動性血栓塞栓性疾患
  • 慎重投与
    • 子宮内膜症
    • 子宮筋腫
    • 乳房レントゲン像に異常
    • 乳房結節
    • 乳癌
    • 乳腺症
    • 乳癌家族素因が強い
    • 未治療の子宮内膜増殖症
  • 注意
    • 下垂体腫瘍
    • 甲状腺機能低下
    • 高プロラクチン血症
    • 副腎機能低下
    • 視床下部腫瘍
    • 血栓塞栓症発現リスクが高い
  • 投与に際する指示
    • 下垂体腫瘍
    • 甲状腺機能低下
    • 高プロラクチン血症
    • 副腎機能低下
    • 視床下部腫瘍
    • 血栓塞栓症発現リスクが高い
患者の属性に応じた注意事項
  • 禁止
    • 妊婦・産婦

相互作用

薬剤との相互作用
薬剤名
影響
調節卵巣刺激に使用する薬剤
卵巣過剰刺激症候群
ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン<hMG>
卵巣過剰刺激症候群
FSH製剤
卵巣過剰刺激症候群

処方理由

この薬に関連した記事(日経メディカル Online内)

添付文書

効果・効能(添付文書全文)

1.視床下部−下垂体機能障害に伴う無排卵又は希発排卵における排卵誘発及び黄体化。
2.生殖補助医療における卵胞成熟及び黄体化。
<効能又は効果に関連する使用上の注意>
本剤の投与にあたっては、患者及びパートナーの検査を十分に行い、本剤の投与の適否を判断する。特に、甲状腺機能低下、副腎機能低下、高プロラクチン血症及び下垂体腫瘍又は視床下部腫瘍等が認められた場合、当該疾患の治療を優先する。なお、排卵誘発及び黄体化の場合、本剤の投与対象は、WHOグループ1又は2(多嚢胞性卵巣症候群を含む)に相当する排卵障害である。

用法・用量(添付文書全文)

コリオゴナドトロピン アルファ(遺伝子組換え)として250μgを単回皮下投与する。
<用法及び用量に関連する使用上の注意>
血清エストラジオール濃度や超音波検査により十分な卵胞の発育を確認した上で投与する。

副作用(添付文書全文)

国内で実施された第3相試験において、54例中21例(38.9%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が発現した。主な副作用は、卵巣過剰刺激症候群が8例(14.8%)、注射部位紅斑が5例(9.3%)、卵巣嚢胞が3例(5.6%)であった。
1.重大な副作用
1).卵巣過剰刺激症候群:調節卵巣刺激後に本剤を投与した患者で、卵巣過剰刺激症候群が発現することがあり、重度卵巣過剰刺激症候群に伴い、腹腔内出血、急性肺障害、卵巣捻転、血栓塞栓症を引き起こすことがあるので、卵巣過剰刺激症候群の兆候が認められたら、適切な処置を行う。また、本剤投与前に卵巣過剰刺激症候群の兆候が認められた場合は、本剤の投与を中止する。
2).血栓塞栓症(頻度不明):血栓塞栓症(血栓性静脈炎、心筋梗塞、脳血管障害、肺塞栓症及び腎血栓症)が発現することがあるため、早期症状に注意し、異常が認められた場合は、本剤の投与を含めた以降の治療を中止する等、適切な処置を行う。
3).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシーショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、血管浮腫、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
1).全身症状:(頻度不明)疲労。
2).免疫系:(頻度不明)アレルギー反応。
3).精神神経系:(頻度不明)頭痛、うつ病、易刺激性、落ち着きのなさ。
4).消化器:(5%未満)便秘、腹水、(頻度不明)下痢、悪心/嘔吐、腹痛。
5).皮膚及び皮下組織:(5%未満)薬疹、(頻度不明)発疹。
6).生殖系及び乳房:(5%以上)卵巣嚢胞、(5%未満)卵巣腫大、(頻度不明)乳房痛。
7).投与部位:(5%以上)注射部位紅斑、(5%未満)注射部位内出血、注射部位疼痛、注射部位腫脹。

使用上の注意(添付文書全文)

(警告)
調節卵巣刺激後に本剤を投与した場合、血栓塞栓症等を伴う重篤な卵巣過剰刺激症候群が現れることがある。
(禁忌)
1.本剤の有効成分及び添加物に対する過敏症の既往歴のある患者。
2.視床下部腫瘍、下垂体腫瘍のある患者[症状の悪化の恐れがある]。
3.原因が特定されない卵巣腫大又は原因が特定されない卵巣嚢胞のある患者[症状を悪化させることがある]。
4.診断の確定していない不正出血のある患者[悪性腫瘍の疑いがある]。
5.卵巣癌、子宮癌、乳癌及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕在化を促すことがある]。
6.妊娠又は妊娠している可能性のある婦人。
7.活動性血栓塞栓性疾患の患者[症状の悪化の恐れがある]。
(慎重投与)
1.乳癌の既往歴のある患者[乳癌が再発する恐れがある]。
2.乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者[症状が発現又は増悪する恐れがある]。
3.未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある]。
4.子宮筋腫のある患者[子宮筋腫の発育を促進する恐れがある]。
5.子宮内膜症のある患者[症状が増悪する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師が使用する。本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行う。
2.卵巣過剰刺激症候群:調節卵巣刺激後に本剤を投与した患者で、卵巣過剰刺激症候群が発現することがあるので、調節卵巣刺激中及び本剤投与前は、超音波検査及び血清中エストラジオール測定等により卵巣の反応のモニタリングを行い、卵巣過剰刺激症候群の兆候が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うとともに、卵巣過剰刺激症候群の兆候が認められた場合には、少なくとも4日間は性交を控え、避妊するように指導する。卵巣過剰刺激症候群は、妊娠によって、急速に重症化し、長期化することがあるため、本剤投与後は少なくとも2週間の経過観察を行う。
3.血栓塞栓症:本人及び家族の既往歴等の一般に血栓塞栓症発現リスクが高いと認められる女性においては、ゴナドトロピンによる治療は発現リスクを増加させるので、これらの女性でのゴナドトロピン治療の必要性については、血栓塞栓症発現リスクを考慮して決定する(なお、妊娠自体によっても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意する)。
4.多胎妊娠:排卵誘発を受けた患者では、自然妊娠と比較して多胎妊娠・出産(大部分は双生児)の頻度が高くなることから、調節卵巣刺激実施中及び本剤投与前は経膣超音波検査、血清中エストラジオール測定等にて十分な治療観察を実施する。多胎妊娠が予想される場合には、治療の中止を考慮する。
5.流産:不妊治療を受けている患者では、一般女性と比較して流産率が高い。
6.生殖器官の腫瘍:卵胞発育刺激のための多剤療法を受けた患者で卵巣又は他の生殖器官の良性及び悪性腫瘍の発現が報告されている。しかしながら近年の疫学的調査では、ゴナドトロピンによる治療と腫瘍の発生の因果関係はないことが報告されている。
7.先天異常:生殖補助医療後の先天異常の発生率は自然受胎後に比べわずかに高いとの報告がある。臨床試験及び市販後データからは、ゴナドトロピン製剤の投与を受けた患者の出生児の先天異常のリスクが増加することを示す根拠はない。なお、海外では市販後に鎖肛、無脳症、先天異常、先天性腎障害、細胞遺伝学的異常、胎児奇形、先天性心臓疾患、片側肥大、21トリソミー、22トリソミー、心室中隔欠損症等が報告されている。
8.在宅自己注射:在宅自己注射を行う場合は、患者に投与法及び安全な廃棄方法の指導を行う。
1).自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施したのち、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施する。また、在宅自己注射を行う場合は、投与する際の操作方法を指導する。
2).自己投与適用後、本剤による副作用が疑われる場合には速やかに医療機関へ連絡するよう指導する。
3).在宅自己注射を行う場合は、使用済みの針付きシリンジを再使用しないように患者に注意を促す。
4).在宅自己注射を行う場合は、全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底し、同時に、使用済みの針付きシリンジを廃棄する容器を提供することが望ましい。
5).在宅自己注射を行う前に、本剤の「在宅自己注射説明書」及び添付の「取扱説明書」を必ず読むよう指導する。
(相互作用)
併用注意:調節卵巣刺激に使用する薬剤(ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン<hMG>製剤、ヒト卵胞刺激ホルモン<hFSH>製剤等)[調節卵巣刺激後に本剤を投与した場合、卵巣過剰刺激症候群が現れることがある(卵巣への過剰刺激に伴う過剰な血管作動性物質の分泌により、血管透過性が亢進される)]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦には投与しない(本剤の妊娠中の投与に関する臨床データはない)。本剤の投与中は授乳を避けるよう指導する(母乳中への移行に関するデータはない)。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
本剤投与後、最長10日間は血清中/尿中ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の測定において妊娠検査結果が偽陽性となる可能性があるため注意する。また、甲状腺刺激により甲状腺ホルモンの検査に影響する可能性があるため注意する。
(過量投与)
本剤の過量投与により卵巣過剰刺激症候群が発現する可能性がある。
(適用上の注意)
1.保存:本剤は2〜8℃で保管する。有効期間内であれば25℃以下で、再冷蔵せずに30日間保存可能であるが、この期間(30日間)内に使用しなかった場合は廃棄する。
2.投与時:
投与経路:本剤の投与は皮下注射のみとする。
投与部位:下腹部に注射する。
(保管上の注意)
2〜8℃、遮光保存。

処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。