処方薬事典データ協力:株式会社メドレー
※キーワードをスペースで区切るとAND検索に、半角の「|」で挟むとOR検索になります
テルペラン注射液10mgの基本情報
基本情報
消化管運動を亢進させ、消化管運動の低下などによる吐き気、胸やけ、食欲不振などを改善する薬
- プリンペラン
- ガナトン
- ナウゼリン
- X線検査時のバリウムの通過促進
- 胃炎の悪心
- 胃炎の嘔吐
- 胃炎の消化器機能異常
- 胃炎の食欲不振
- 胃炎の腹部膨満感
- 胃潰瘍の悪心
- 胃潰瘍の嘔吐
- 胃潰瘍の消化器機能異常
- 胃潰瘍の食欲不振
- 胃潰瘍の腹部膨満感
- 開腹術後の悪心
- 開腹術後の嘔吐
- 開腹術後の消化器機能異常
- 開腹術後の食欲不振
- 開腹術後の腹部膨満感
- 気管内挿管時の悪心
- 気管内挿管時の嘔吐
- 気管内挿管時の消化器機能異常
- 気管内挿管時の食欲不振
- 気管内挿管時の腹部膨満感
- 抗結核剤投与時の悪心
- 抗結核剤投与時の嘔吐
- 抗結核剤投与時の消化器機能異常
- 抗結核剤投与時の食欲不振
- 抗結核剤投与時の腹部膨満感
- 抗生物質投与時の悪心
- 抗生物質投与時の嘔吐
- 抗生物質投与時の消化器機能異常
- 抗生物質投与時の食欲不振
- 抗生物質投与時の腹部膨満感
- 十二指腸潰瘍の悪心
- 十二指腸潰瘍の嘔吐
- 十二指腸潰瘍の消化器機能異常
- 十二指腸潰瘍の食欲不振
- 十二指腸潰瘍の腹部膨満感
- 腎炎の悪心
- 腎炎の嘔吐
- 腎炎の消化器機能異常
- 腎炎の食欲不振
- 腎炎の腹部膨満感
- 制癌剤投与時の悪心
- 制癌剤投与時の嘔吐
- 制癌剤投与時の消化器機能異常
- 制癌剤投与時の食欲不振
- 制癌剤投与時の腹部膨満感
- 胆道疾患の悪心
- 胆道疾患の嘔吐
- 胆道疾患の消化器機能異常
- 胆道疾患の食欲不振
- 胆道疾患の腹部膨満感
- 乳幼児嘔吐の悪心
- 乳幼児嘔吐の嘔吐
- 乳幼児嘔吐の消化器機能異常
- 乳幼児嘔吐の食欲不振
- 乳幼児嘔吐の腹部膨満感
- 尿毒症の悪心
- 尿毒症の嘔吐
- 尿毒症の消化器機能異常
- 尿毒症の食欲不振
- 尿毒症の腹部膨満感
- 放射線照射時の悪心
- 放射線照射時の嘔吐
- 放射線照射時の消化器機能異常
- 放射線照射時の食欲不振
- 放射線照射時の腹部膨満感
- 麻酔剤投与時の悪心
- 麻酔剤投与時の嘔吐
- 麻酔剤投与時の消化器機能異常
- 麻酔剤投与時の食欲不振
- 麻酔剤投与時の腹部膨満感
- 胆嚢疾患の悪心
- 胆嚢疾患の嘔吐
- 胆嚢疾患の消化器機能異常
- 胆嚢疾患の食欲不振
- 胆嚢疾患の腹部膨満感
- 胃内挿管時の悪心
- 胃内挿管時の嘔吐
- 胃内挿管時の消化器機能異常
- 胃内挿管時の食欲不振
- 胃内挿管時の腹部膨満感
- メトクロプラミドとして、1回7.67mg(塩酸メトクロプラミドとして10mg)を1日1〜2回筋肉内又は静脈内に注射する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 病気や症状に応じた注意事項
- 褐色細胞腫
- 過敏症
- 消化管器質的閉塞
- 消化管出血
- 消化管穿孔
副作用
注意事項
- 禁止
- 褐色細胞腫
- 過敏症
- 消化管器質的閉塞
- 消化管出血
- 消化管穿孔
- 慎重投与
- 腎障害
- 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
- 脱水を伴う身体的疲弊
- 注意
- 脱水状態の小児
- 発熱時の小児
- 投与に際する指示
- 脱水状態の小児
- 発熱時の小児
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 希望禁止
- 授乳婦
- 慎重投与
- 幼児・小児
- 高齢者
- 注意
- 幼児・小児
- 投与に際する指示
- 幼児・小児
- 高齢者
- 慎重投与
- 高齢者(65歳〜)
- 小児(0歳〜14歳)
- 注意
- 脱水状態の小児(0歳〜14歳)
- 発熱時の小児(0歳〜14歳)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳〜)
- 脱水状態の小児(0歳〜14歳)
- 発熱時の小児(0歳〜14歳)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- フェノチアジン系薬剤
- 内分泌機能異常
- プロクロルペラジン
- 内分泌機能異常
- クロルプロマジン
- 内分泌機能異常
- チエチルペラジン
- 内分泌機能異常
- ブチロフェノン系製剤
- 内分泌機能異常
- ハロペリドール
- 内分泌機能異常
- ラウオルフィア製剤
- 内分泌機能異常
- レセルピン
- 内分泌機能異常
- ベンザミド系薬剤
- 内分泌機能異常
- スルピリド
- 内分泌機能異常
- チアプリド
- 内分泌機能異常
- フェノチアジン系薬剤
- 錐体外路症状
- プロクロルペラジン
- 錐体外路症状
- クロルプロマジン
- 錐体外路症状
- チエチルペラジン
- 錐体外路症状
- ブチロフェノン系製剤
- 錐体外路症状
- ハロペリドール
- 錐体外路症状
- ラウオルフィア製剤
- 錐体外路症状
- レセルピン
- 錐体外路症状
- ベンザミド系薬剤
- 錐体外路症状
- スルピリド
- 錐体外路症状
- チアプリド
- 錐体外路症状
- ジギタリス剤
- ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化
- ジゴキシン
- ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化
- ジギトキシン
- ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化
- カルバマゼピン
- 中毒症状<眠気・悪心・嘔吐・眩暈等>
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 相互に消化管における作用を減弱
- 硫酸アトロピン
- 相互に消化管における作用を減弱
- ブチルスコポラミン臭化物
- 相互に消化管における作用を減弱
処方理由
この薬をファーストチョイスする理由(2020年7月更新)
・制吐薬として使用しています。同種同効薬のナウゼリンと比較した場合、末梢性嘔吐・中枢性嘔吐のいずれにも作用するので薬としての効果が強いと思われます。また内服薬だけでなく注射薬もあるため、速やかに効果を得たいケースでは重宝します。(40歳代病院勤務医、一般内科)
・吐き気止めとして、ナウゼリンよりよく効く気がします。また副作用も少ないように聞いた覚えもありプリンペランを多用しています。(40歳代診療所勤務医、循環器内科)
・嘔気を訴える患者さんによく使用していて、効果のわりには大きな副作用を経験したことはありません。(40歳代病院勤務医、脳神経内科)
・メニエール病や前庭神経炎、良性発作性頭位めまい症等の末梢性めまい症に対する制吐薬として重宝している。(40歳代開業医、耳鼻咽喉科)
この薬をファーストチョイスする理由(2018年11月更新)
・中枢性、末梢性嘔吐、消化管運動調節のいずれにも有効かつ副作用が少ない。(70歳代病院勤務医、循環器内科)
・錐体外路症状は恐いが、注射薬があるので重宝している。内服薬としても、嘔吐症に対しては第1選択。(30歳代診療所勤務医、救急科)
・ホルモン剤開始時に4〜5日いっしょに内服してもらっています。嘔気などの症状はコントロールできることが多いです。(40歳代診療所勤務医、産科・婦人科)
・症状により使い分けているが、制吐剤として使用することを考えると内服も注射剤も利用できる点でメトクロプラミドが使用しやすい。腎機能障害が強い場合には使用量を控えて錐体外路症状が出現しないように注意している。(30歳代病院勤務医、腎臓内科)
この薬をファーストチョイスする理由(2016年8月更新)
・めまいや嘔気を訴える患者を診察する機会が多いのでメトクロプラミドをよく処方する。ただし年齢や他の内服薬を考慮してナウゼリンを選ぶ場合もある。(20歳代病院勤務医、脳神経外科)
・一時的に他の薬剤の佐薬として使うことがほとんどです。(40歳代診療所勤務医、整形外科)
・高用量だと錐体外路症状が心配になるが、妊娠の可能性が否定できない女性でも一応処方できるため。(30歳代病院勤務医、精神科)
・使用しすぎると錐体外路症状が出るとのことで、特に小さい子供では気を付けている。(30歳代病院勤務医、外科系専門科)
この薬をファーストチョイスする理由(2015年3月更新)
・まれに錐体外路症状の発現を見ることがあるが、使用しやすく効果も優れる。(70歳以上開業医、一般内科)
・制吐作用はそれなりに認め、嘔気が強く内服が困難な症例では注射剤も使用できる。(40代病院勤務医、内科系専門科)
・妊娠中でも投与が可能なので。(40代開業医、神経内科)
・トラマドールなどオピオイド系薬の服用初期に来す嘔気、嘔吐の軽減効果があり、プリンペランを処方している。1〜2週間程度の短期間投薬なので腹痛、下痢などの副作用は経験していない。(60代開業医、整形外科)
・自分で内服してみて胃がスーッとした経験は忘れがたい。(50代病院勤務医、産科・婦人科)
添付文書
1.次の場合における消化器機能異常(悪心・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感):胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胆嚢疾患・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤投与時(制癌剤投与時・抗生物質投与時・抗結核剤投与時・麻酔剤投与時)、胃内挿管時・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後。
2.X線検査時のバリウムの通過促進。
メトクロプラミドとして、1回7.67mg(塩酸メトクロプラミドとして10mg)を1日1〜2回筋肉内又は静脈内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない(再審査対象外)。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、喉頭浮腫、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).悪性症候群(Syndrome malin):悪性症候群が現れることがあるので、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇(血清CPK上昇)がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)、なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
3).意識障害:意識障害が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
4).痙攣:痙攣が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
5).遅発性ジスキネジー:長期投与により、口周部不随意運動等の不随意運動が現れ、投与中止後も持続することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).錐体外路症状:手指振戦、筋硬直、頚部攣縮・顔部攣縮、眼球回転発作、焦燥感[このような症状が現れた場合には、投与を中止する(なお、これらの症状が強い場合には、抗パーキンソン剤の投与等適切な処置を行う)]。
2).内分泌:無月経、乳汁分泌、女性型乳房[観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止する]。
3).消化器:胃の緊張増加、腹痛、下痢、便秘。
4).循環器:血圧降下、頻脈、不整脈。
5).精神神経系:眠気、頭痛、頭重、興奮、不安。
6).過敏症:発疹、浮腫[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
7).その他:眩暈、倦怠感。
(禁忌)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.褐色細胞腫の疑いのある患者[急激な昇圧発作を起こす恐れがある]。
3.消化管出血、消化管穿孔又は消化管器質的閉塞のある患者[本剤には消化管運動の亢進作用があるため、症状を悪化させる恐れがある]。
(慎重投与)
1.小児。
2.高齢者。
3.腎障害のある患者[高い血中濃度が持続する恐れがある]。
4.脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい]。
(重要な基本的注意)
1.本剤の投与により、内分泌機能異常(プロラクチン値上昇)、錐体外路症状等の副作用が現れることがあるので、本剤の投与に際しては、有効性と安全性を十分考慮の上投与する。
2.眠気、眩暈が現れることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。
3.制吐作用を有するため、他の薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化することがあるので注意する。
(相互作用)
併用注意:
1.フェノチアジン系薬剤(プロクロルペラジン、クロルプロマジン、チエチルペラジン等)、ブチロフェノン系薬剤(ハロペリドール等)、ラウオルフィアアルカロイド薬剤(レセルピン等)、ベンザミド系薬剤(スルピリド、チアプリド等)[内分泌機能異常、錐体外路症状が発現しやすくなる(本剤及びこれらの薬剤は抗ドパミン作用を有するため、併用により抗ドパミン作用が強く現れる)]。
2.ジギタリス剤(ジゴキシン、ジギトキシン等)[ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化する恐れがある(本剤の制吐作用による)]。
3.カルバマゼピン[カルバマゼピンの中毒症状<眠気・悪心・嘔吐・眩暈等>が現れることがある(機序不明)]。
4.抗コリン剤(アトロピン硫酸塩水和物、ブチルスコポラミン臭化物等)[相互に消化管における作用を減弱する恐れがある(本剤は消化管運動を亢進するため、抗コリン剤の消化管運動抑制作用と拮抗する)]。
(高齢者への投与)
副作用(錐体外路症状等)の発現に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与する[本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続する恐れがある]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
2.授乳中の女性への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせる[母乳中に移行することが報告されている]。
(小児等への投与)
過量投与にならないよう注意する(特に脱水状態の小児、発熱時の小児等には注意する)[錐体外路症状が発現しやすい]。
(過量投与)
1.過量投与時の徴候、症状:錐体外路症状、意識障害(昏睡)等が現れることがある。また外国において、本剤の大量投与によりメトヘモグロビン血症が現れたとの報告がある。
2.過量投与時の処置:対症療法及び維持療法を行う。過量投与時の錐体外路症状に対しては、抗パーキンソン剤等を投与する。
(適用上の注意)
1.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、次記の点に注意する。
1).筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行う。筋肉内投与時同一部位への反復注射は行わない。特に低出生体重児、新生児、乳児、小児には注意する。
2).筋肉内投与時神経走行部位を避ける。
3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合には、直ちに針を抜き部位をかえて注射する。
4).筋肉内投与時、注射部位に疼痛、硬結をみることがある。
2.アンプルカット時:本品はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
3.他剤との配合:本剤はアルカリ性注射液と混合すると混濁を生じることがあるので配合しない。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、4年)の結果、本剤は通常の市場流通下において4年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
遮光。
処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。