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ガナトン錠50mgの基本情報
基本情報
消化管運動を亢進させ、消化管運動の低下などによる吐き気、胸やけ、食欲不振などを改善する薬
- プリンペラン
- ガナトン
- ナウゼリン
- 慢性胃炎の悪心
- 慢性胃炎の嘔吐
- 慢性胃炎の消化器症状
- 慢性胃炎の上腹部痛
- 慢性胃炎の食欲不振
- 慢性胃炎の腹部膨満感
- 慢性胃炎の胸やけ
- 通常、成人にはイトプリド塩酸塩として1日150mgを3回に分けて食前に経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜減量する
- 病気や症状に応じた注意事項
- 過敏症
副作用
注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 相対禁止
- 妊婦・産婦
- 注意
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 高齢者
- 注意
- 高齢者(65歳〜)
- 小児等(0歳〜14歳)
相互作用
- 薬剤名
- 影響
- 抗コリン作用を有する薬剤
- 本剤の消化管運動賦活作用<コリン作用>が減弱
- 臭化チキジウム
- 本剤の消化管運動賦活作用<コリン作用>が減弱
- ブチルスコポラミン臭化物
- 本剤の消化管運動賦活作用<コリン作用>が減弱
- チメピジウム臭化物水和物
- 本剤の消化管運動賦活作用<コリン作用>が減弱
処方理由
添付文書
慢性胃炎における消化器症状(腹部膨満感、上腹部痛、食欲不振、胸やけ、悪心、嘔吐)。
通常、成人にはイトプリド塩酸塩として1日150mgを3回に分けて食前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜減量する。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):血圧低下、呼吸困難、喉頭浮腫、蕁麻疹、蒼白、発汗等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹、発赤、そう痒感。
2). 錐体外路症状:(頻度不明)振戦。
3). 内分泌:(0.1〜5%未満)プロラクチン上昇、(頻度不明)女性化乳房。
4). 血液:(0.1〜5%未満)血小板減少、白血球減少。
5). 消化器:(0.1〜5%未満)下痢、便秘、腹痛、唾液増加、(頻度不明)嘔気。
6). 精神神経系:(0.1〜5%未満)頭痛、イライラ感、睡眠障害、めまい。
7). 肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇、(頻度不明)ALT上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇。
8). 腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。
9). その他:(0.1〜5%未満)胸背部痛、疲労感。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1. 本剤はアセチルコリンの作用を増強するので、その点に留意して使用すること。
8.2. 消化器症状の改善がみられない場合、長期にわたって漫然と使用すべきでない。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ラットによる実験で胎仔に移行することが報告されている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ラットによる実験で乳汁中へ移行することが報告されている)〔16.3.3参照〕。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
一般に高齢者では生理機能が低下している。
(相互作用)
10.2. 併用注意:
抗コリン剤(チキジウム臭化物、ブチルスコポラミン臭化物、チメピジウム臭化物水和物等)[本剤の消化管運動賦活作用<コリン作用>が減弱するおそれがある(抗コリン剤の消化管運動抑制作用が、本剤の作用と薬理学的に拮抗する)]。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(保管上の注意)
室温保存。
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